和磨
「精神を破壊する魔術でもかけたの?さっきからそいつに話しかけてもう30分は経つよ?それにそいつが気を失ってからも話しかけ続けてるし」
翔
「あぁ、すまないこうなっては聞き出せないな。
次のヤツに聞くか?」
気絶したヤツを放り投げて別のヤツに手を伸ばそうとするとまたしても和磨が止めに入った。
和磨
「君が話しかけているうちに全部吐いたよ、それでもやめないから気絶したんだよ?そいつ」
なんと。
それは悪いことしたな、まぁこれで紅魔館には手を出すまい。
和磨
「話をまとめるとそいつらは別の世界で妖怪退治をしていた連中みたいだね。
そいつらがここに飛ばされてレミリア嬢の事を知って意気揚々と退治しに来たと。」
やれやれ、吸血鬼=悪者というイメージから紅魔館を攻撃したんだろうと思われるが、やり方が小汚い上に実力も伴っていないのだから笑い話にもならない。
翔
「ご苦労なことだ。
レミリア嬢?どうするんだ?こいつら」
相変わらずカリスマを崩さないレミリア嬢。
ただ先程とは少し様子が違った。
表情に色を感じない、彼女は本当に先程まで俺のやり過ぎた尋問にドン引きしていた少女と
レミリア
「私の家族に手を出したのだからタダではすまさないわ。
あの娘がどれほど怖いめを見たか、どれほど悔しい思いをしたか、私自らが貴方達の身体に、心に、永遠に刻んであげる…………………」
レミリア嬢の決定が下された瞬間、周りの温度が急激に下がったように感じられた。
肌を刺す冷たい視線は睨まれたものだけではなく、その場にいた者全てに叩きつけられた。
レミリア
「殺しはしないわ、安心なさい。
ただし貴方達はこれから死ぬまで、いいえ、何度輪廻しても吸血鬼に怯えることになるわ。
覚悟していなさい。
咲夜?この無礼な者達を空いてる部屋に閉じ込めておきなさい」
次の瞬間その場から消え失せる咲夜と、ならず者改め受刑者ども。
心の中でとりあえず十字架を切るジェスチャーはしたが内心はざまぁみろの気持ちで満ち満ちている。
翔
「ん?そう言えば紅零はどこだ?」
俺が能力で取り出した椅子にはいつの間にか和磨が座っていた。
和磨
「僕がスキマで美鈴のとこに送っといた。
君がならず者の一人をいじめてるあいだに」
うん、精神攻撃はやってるこちらが楽しくなってしまうから控えめにしとこう。
止まらなくなる。
翔
「そうか。
それとレミリア嬢?あの妖精メイドはどうだ?
かなり傷ついていたし心のケアだって必要になるだろう。
せめて少しでも声を掛けて励ましてやりたいと思うのだが?」
その言葉に咲夜が息を呑むのがわかった。
そしてレミリア嬢が椅子から立ち上がる。
次回でビリビリ門番偏終了の予定です。