東方歌唱録   作:苦労人ーくろうにん

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集めろ!バンドメンバーpart3


第七十八話

恭典

「なるほどなァ。

つまり後はその『べーす』『ぎたー』『きーぼーど』が一人ずつ要る訳だなァ」

 

とりあえず俺の歌声のことも含めてここにいるメンバーに情報共有をする。

 

「今までは奇跡的に被らずに担当する楽器が決まった訳だが。

ここからはまずそんなラッキーは続かないだろう」

 

圭亮

「そうだな、実は混ぜてもらうのはいいけど俺自身楽器は出来ない」

 

恭典

「右に同じ。だぜ。

まず外の世界の楽器なんて見たこともねェ」

 

ふむ、本来ならこうなるのが当たり前な訳だが……………どうしたものか。

 

和磨

「そのために僕がいるんだよ。

とりあえず二人にはこの3つから担当を決めてもらっていいかな?」

 

唸りながら悩んでいる圭亮はとりあえず保留し、まずは恭典に楽器の事を教えることにした。

和磨がスマートフォンを取り出し、動画投稿サイトで演奏動画をみせる。………………幻想郷って電波来てるんだよな、大方八雲 紫の仕業だろうけど。

そしてそこからは圭亮も交えて話し合いをした結果。

 

「では、確認するぞ?

俺がボーカル、紅零がギターA、ここには今はいないが晃がドラム。

そして」

 

恭典

「オレがベースだ」

 

圭亮

「俺がギターBだな」

 

ふむ、後はキーボードだが。

 

和磨

「キーボードは僕に任せてくれないかな?」

 

自信に満ちた表情で名乗り出る和磨、この態度は期待できそうだな。

 

「お前キーボード出来るのか?」

 

和磨

「触った事すらないお?」

 

一閃。

背中から龍牙を抜き放つと同時に和磨の首を撥ねに掛かる。

 

翔子

「待って翔!」

 

翔子が龍牙を抜いたタイミングで俺の右腕を抱くようにしがみつく。

龍牙は、和磨の首に触れるか触れないか位の場所で静止する。

 

恭典

「かかッ!いやァ惜しかったなァ。

よく間に合ったじゃァねェか翔子よォ」

 

圭亮

「……………速い、妖夢ちゃんと同じかそれよりも…………」

 

どうやら恭典は見えていて止めなかったようだ。

 

和磨

「ご、ごめん冗談が過ぎた………。

ただ僕に考えがあるんだけど聞いてくれる?」

 

紅零

「残念チェックメイトだ、クレア」

 

クレア

「ウソッ!?ボク弱すぎっ!?」

 

こちらに興味すら示さない紅零と、クレア、軽く身震いをする和磨と必死にしがみつく翔子を見て怒りが冷めた。

つか翔子胸、当たってる当たってる。

 

「………………言ってみろ」

 

軽くため息をついてから右腕にしがみつく翔子を優しくどかす。

もうちょっとこのままでもいいかと思ったがまぁ俺は紳士だしな。

刀を軽く振るってから背中に吊っている鞘に刀を仕舞う。

次フザケタこと言ったら今度こそ叩き斬ってやろうと決めて和磨の言葉を待つことにした。

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