東方歌唱録   作:苦労人ーくろうにん

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人里防衛戦part6


第八十七話

 

和磨

「……………高濃度の魔力を検出。

圭亮、君は風ならば魔術や魔法まで行使出来るの?」

 

圭亮

「わからない。

ただ翔に教えられたことを強くイメージしたら出来たみたいだ」

 

頭を踏みつけたままだった妖怪を開放すると同時に蹴りとばす。

開放された個体は集団のなかに紛れ、妖怪共は低く唸りながらこちらの様子を伺っている。

 

圭亮

「和磨…………どうしよう?」

 

戦闘の経験の少なさもあって和磨に意見を求めてしまった。

和磨は暫く表情を消し、すぐに提案をくれた。

 

和磨

「ここは一旦お互いの仕事をしようか。

僕は翔から『死者を出さない』っていうオーダーを受けててね。

幸いまだ命に関わる負傷をしてる人間は………………」

 

和磨が軽く手を空中に掲げると空中にインターネットのウインドウのようなものが現れ、和磨はそれを見て何かを確認している。

 

和磨

「うん、いないね。

僕はこれから空から援護をしつつ命に関わる負傷をした人を回収するよ。

ちゃんと見てるから圭亮は走り回って敵を殲滅してくれる?」

 

圭亮

「了解、じゃあまずはこの状況を抜けよう」

 

和磨

「そうだね…………じゃぁ」

 

和磨が手を掲げた瞬間、足に力を込める。

その様子を見て、飛びかかる機を伺っていた妖怪共も体を緊張させた…………が。

 

和磨

「走って!」

 

和磨の手から光の弾が散弾の様に飛び出る。

それと同時に妖怪共の方へ走り、すり抜けざまに数匹を斬り付けてまずは裏口の方へ向かって走ることにした。

 

 

 

 

 

走り始めてから10分程。

流石に剣を持ちながらじゃ素早さは落ちるし体力も使うので、流石に走るのは控えることにした。

そういう訳ではや歩き気味に里の中を動き回っている訳だが、今までに2組戦闘してる妖怪と人間を見つけた、その都度人間に加勢し、他の所に加勢に行くように頼んでおいた。

 

残りの妖怪がどれだけいるかはわからないがこれで少しずつでも数を巻き変えせればいいんだけど…………,。

 

和磨

「圭亮!」

 

突然目の前に和磨が着地してきた。

思わず構えた俺に和磨は安心したようにため息をついた。

 

和磨

「良かった………実は少し前に補足しておいた人間達の生体反応が突然危険レベルまで下がったんだよ、それも全員一度に。」

 

え?

つまり……………?

 

圭亮

「妖怪とと戦ってた人達が全員一気に死にかけたってことか?」

 

和磨

「そういうことになるね。

幸い強制転移が間に合ったから命を落とした人は居ないだろうけど………。

それからもう一人、さっきまで大量にいたはずの妖怪たちの反応もないんだ。

今ここにいる生物、またはそれに準じる存在は僕と君だけなんだよ。」

 

圭亮

「なんだよそれ…………?」

 

不気味すぎる、何が起こってるんだ……………。

 

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