「で、ここは自由部屋なんだ。みんなはバトル・ルームと…あ、兄さんだ。」
「兄さん?てことは…」
「あれが、伝説の…」
自由部屋に来たときは、マリオとカービィの勝負はだいぶ進んでた。すでにストックは一対一で、互いに100%以上のダメージを負ってる。それでも攻め続ける彼らは、まさにファイターの鏡だろう。
「まあ!あれがマリオ様とカービィ様ですね!うわさどおりの強さです!」
「…迫力あるな。」
「…せっかくだから、見てく?もう終わりそうだし。」
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「おりゃ!」
「よっと!」
マリオのファイア掌底とカービィのスマッシュキックが激突し、両者少し後すざる。しかしマリオはすぐに立ち直り、カービィの動揺の隙をを取り、すばやく両手を掴みがっちり捕まえる!
「!しまっ…ぐあ!」
頭突きでやられ、マリオのトレードマークの後ろ投げ、ジャイアントスイングで、大ダメージのカービィがぶっ飛ぶ!
「止めだ!」
カービィに復活の余地も与えず、空中前攻撃のメテオナックルでカービィを終点下の穴へと落とし…
「うわあああ!」
GAME!
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「おお!やったよ兄さん!」
二人を案内してた男…マリオの弟ルイージは、マリオの勝利が確定した瞬間に飛び上がり、はしゃぎ始めた。「やったやったやった!」
「…自分の兄の勝利に、なにうれしがってんだ。」
「だって、嬉しいから…」
「お兄さん思いですね。よかったです。」
「あ、ルイージ。来てたんだ!」
シミュレーターから先に下りたカービィに挨拶され、懸命にびっくりした顔をを帽子で隠そうとするルイージ。
「あ、ああ、カービィ。おはよう。」
「おはよう!この二人は…」
「ああ、新人さんみたいだよ。」
「この二人が?」後に降りたマリオも、帽子で汗を拭きながら、ルイージの後ろの人たちを見る。男と女の二人だ。
男の子は、長身で細い体つきで、真っ黒の全身フードコートをまとった。そのコートの空かれたジッパーから見える、緋色のシャツと蒼いジーンズ、黄色いスニーカーのカジュアルウェア。背中にかかったストラップから、コートよりルビーを柄につけた黒い刃物のようなもの…おそらく武器がぶら下がってた。黒の髪の毛の奥からは、妙に黄金に光ってた。
女性も同じく細く背が高く、白の髪の毛に、真っ白のとんがり帽子、ローブ、スカート、ズボン…銀色の瞳と両手の黒い指なしグローブを除いて全身白黒と言い切ってもいいぐらい。右手には、蒼いサファイアの宝玉を先端につけた白い杖を持ち、右手には蒼い魔法所を持つ。
「ああ、まあね。イベントのために、ここに来た。」
「よろしくね、マリオさん、そして、えっと…」
「カービィです。」白の女性はカービィと拍手。同じくマリオの差し出した手を、黒の男性は強く握る。
「見ました、さっきの勝負。やはり、Mr.ニンテンドーの称号を持つものには相応しいです。」
「いやあ、照れるなぁ。ただいつものやり方で…」
「何いってるんですか!かつて亜空軍と立ち向かった一群を導いた張本人!あのタブーと拳と拳をぶつけ合った英雄様ですよ!」
「いや、あれはあいつに大幅にやられたし…後でルイージたちが助けに来てくれたから…」
「そんなの関係ないよ!最後まであきらめなかったあなたこそが!」
「…………」
「…悪気はないんだ。見逃してくれ、ルイージ。」
「あ、あの…」マリオ兄弟に助け舟を渡したカービィは、「どうせならラウンジ行かない?あそこにもっといろんな人が集まるところだから…」
「あ、そっか!行きたいイキタイ!」
「ったく。子供かお前。」
「あ、じゃ僕案内するから。マリオたちも行く?」
「もちろん!ちょうどリンクたちとカードゲームの約束してたし!」
「あ、そういえば僕もだっけ…」
「ほんじゃ行くよ!」
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「はっは!どうだ、ストレート!」
「…」
「エエエエエエ!」
「あら、ロイラルフラッシュね。またリンクの勝ちね。」
「チクチョウ!なんで勝てないんだ!」
「分かりやすいんだよ、お前の場合。」
ラウンジの中、四人で仲良くポーカーを遊ぶファイターたち。
「スター・フォックス」と言うやとわれ遊撃隊「スターフォックス」のリーダーであり、戦闘機「アーウィン」を高度なテクニックで使いこなせる宇宙パイロット、フォックス・マクラウド、ハイラル王国を守る神秘の力「トライフォース」の「勇気」を率いる勇者、リンク、かつて鳥人族に育てられた宇宙の有名なバウンティハンター 、サムス・アラン、同じくバウンティ・ハンターで超高速レースF-0の一流レーサー、キャプテン・ダグラス・J・ファルコン。
「まぁた騒いでるよ…ファルコンさんもなかなか勝てないね。」
「ヨシ!よしヨッシー!(そうだね!一番ポーカーに向いてない!)」
「ピーカ。ピッカ。(フェイスさえできれば強敵なのに…)」
「プリ…(眠い…)」
「…そうだね。DKはどう思う?」
「…?」ムグムグ
「あ、やっぱりいいや。」
少し離れて、ポーカーゲームを眺めるファイターたち。
ポケモンと言う動物の中で最も代表的といえる電気を放出する事のできるネズミポケモン、ピカチュウ、同じポケモンで歌を使った戦術を得意とする風船ポケモン、プリン、サイという超能力を使いこなす少年、ネス、とある島に住み着きかつて幼いマリオと冒険した半ドラゴン、ヨッシー、同じマリオのライバル(自称)である超強力なゴリラ、ドンキーコング。
バナナを貪るDKを除いて四人で、主にテレパシーを使ってかいわしてたところに…
「あ、みんな!来てたんだ!」
「ああ、マリオ!遅いぞ!」
「ごめん、ちょっと試合しちゃって…」
「ルイージも、早く来いよ!」
「カービィ!ちょっとこれ食べる?」
「あ、それ、お菓子!見せて食べさせて!」
「…?」三人が加わり、初代ベテラン十二人が集まったころ、サムスが新しい二人に気づく。「あら、この子達は?」
「あ、そうだ!」マリオが二人の元へ戻り、両手で肩をポンとたたく。「最近来たんだ。大会に参加する新人二人だ。」
「へ~そうなんだ。名前は?」
「どこから来たの?」
「…あ、そういえば。」マリオは二人に振り向き、「名前聞いてなかったな。」
「あ、そうだったな。俺たちは…」
「私たち…」
一瞬の沈黙。そして…
「…名前、ないんだっけ。」
「そうだったわね。」
「…え?」
マリオを始め、ほかのファイターたちもキョトンとする。ようやく答えたのはカービィだ。
「…あ、それって、ジェネリック過ぎて?ロボットや、ピカチュウのように。」
「ピカピカ!ピカ!(ジェネリックって何だ!このピンク球!)」
「いや、違う。そういえば考える暇もなかったな。」
「考える暇がないって…そんな馬鹿な…」
「ああ、そうだわね。生まれて一週間、決める暇もなかったな。」
「…いやまて。」フォックスが突然問い詰めを始める「生まれて一週間て…そんなことでこの大会にいていいのか?俺たちが知らない奴が入ってきても…」
「ピット君がいたじゃん?」
「アイスクライマーたちも、誰も知らなかったよ?」
「そんなこと言っちゃあ、G&Wさんも…」
「あいつらはまえ活躍したことがあるからいいんだ!でもこいつら、生まれてから一週間て…そんな都合よく…」
「できるけど。」
「私たち、マスターに作られたファイターだから。」
「マスターって…なんでそれで…」
「待って。」フォックスのわめきをさえぎるルイージ。何か思い当たり、恐る恐る聞く。「大会出演の許しが出たってことは…そのマスターって…」
「ああ。その大会の開催者だが?」
「マスターハンド様のことです。」
…
「EEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!」
その声は、ホテル中に響き渡った…
「そうだな。この際、適当に決めるか?」
「ん~と…あ、じゃあ私、白だからビアンカでいい?」
「それだと、俺はネロか…まあいい。それで。」
「勝手に決めるな!」×12
と言うわけで、早速新キャラの「ネロ」と「ビアンカ」が参戦いたしました!
どうぞよろしく。