とあるオタク女の受難(ガンゲイル・オンライン編)。   作:SUN'S

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お久しぶりです。

予防接種して、仕事をして、残業による疲労から回復しました。


第1話

○月%日

 

最近、砂漠に悪質なPKが出るそうだ。

 

私には関係無いのだが、どんなヤツが襲っているのか。それが少し気になった。試しに砂漠に行ってみようか、特に人はいな……。

 

いや、いるな。

 

すごく、ちっこい子だ。そりゃあ、高身長やゴーグルを着けてたら見えないな。なんて思いながら手頃なエネミーを狩ってマネーを貯める。

 

しかし、それにしてもだ。あの子、滅茶苦茶な動きで走ってるのに速い。最低限の装備と、AGI主体のビルドだろうか。

 

よく考えたら私って小さな子供を遠目から見ている変質者なのではないだろうか?と思いつつ、エネミーへの攻撃を繰り返す。最近はBoB優勝者の使っていた光剣を使っている。

 

ただ、まあ、如何せん銃器と違って使い難いのは否定できないのだが、きっとそれは誰かが努力で補って使いこなすと信じよう。

 

私には無理だと実際に試して分かった。

 

○月#日

 

今日も平和に過ごそうと思ったら頭の可笑しな美人と有名なピトフーイに捕まり、用件を聞けば「新しい銃を取ったんでしょ、ちょうだい!」と宣った。

 

私がどれだけドロップするまで苦労したと思っているんだ。そう愚痴を言いながら私は一度も使ってもいないAK74MBを渡す。

 

明らかに変態的な形状の銃を構えるピトフーイを見る。やっぱり、彼女は黙ってれば美人だ。しかし、いつから子持ちになったのだろうか。

 

それとなくピンク色の女の子を見る。

 

うん、小さくて可愛いアバターだ。こういうアバターを作っているヤツは変態だな。ピトフーイも肯定するように何度も頷く。

 

もっともピトフーイが連れている時点で怪しさしかないのだが、変なことされてない?と問うと「だ、だいじょうぶです」と言うだけでピトフーイの後ろに隠れてしまった。

 

こう、なんだろうか。

 

ちょっと弄りたくなるわね。そんなことを考えているとピトフーイに小突かれた。さすがにハラスメント行為になるかと納得し、ピトフーイに感謝したら「じゃあ、別のやつもくれ」と言われた。

 

それはだめだ。私が要らないやつはあげるけど、他のは使って試したいから渡さない。

 

○月₩日

 

ピンクの悪魔ことレンは可愛い。

 

彼女はピトフーイに勧められたP-90を構え、三度目のリロードを終えて発砲する。標的はサソリ型エネミーだ。私はピトフーイの運転する装甲車両(オープンカー)の後ろにいる。

 

正確に言えばサソリのハサミによる攻撃を避け、砂漠を必死に走っているのが私だ。ピトフーイの口車に乗って囮になると言ってしまったせいだ。

 

しかし、この扱いはどうなんだ。

 

私はレンさんの撃つ銃弾の嵐を浴び、サソリからも逃げないといけない。私が何をしたって言うんだ。

 

そんなことをピトフーイに言えば「私に銃をくれなかった!」と爽やかな微笑みを浮かべながらバックミラー越しにサブズアップしてくる。

 

お前も私の苦労を味わえとピトフーイの後ろ髪を掴んで引きずり下ろし、アクセルペダルにリボルバーを投げつけて無理やり走行を続ける。

 

それなのに、それなのにだ。

 

ピトフーイは笑いながら私と一緒に走っている。レンさんは呆れたように溜め息を吐いた瞬間、むき出しになっていた岩石にぶつかった。

 

レンさんが綺麗に空を飛んだ。

 

私も車に引っ張られるように飛んだ。

 

ピトフーイは何故か躓いて転けた。

 

 

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