とあるオタク女の受難(ガンゲイル・オンライン編)。   作:SUN'S

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第10話

▼月㍉日

 

私はフカ次郎さんとレンさんが来なくて非常に焦ったりしたが無事にセカンド・スクワッド・ジャムに出場できる。ピトフーイ達もいるが、エムさん以外にも引き連れてくるなんて予想外だ。

 

いや、エムさんがレンさんに助力を頼んでいる時点で他の協力者について考えるべきだった。ピトフーイの「楽しく愉快に殺し愛いようね♡」に呆れながらも肯定する。

 

それに、こういう宣戦布告はリーダーに任せよう。レンさんを前に押し出しつつ、ピトフーイを殺すと宣言させる。少し強引だったけど、これでピトフーイはレンさんと戦うまで生き残ってくれるはずだ。

 

もっともピトフーイが私の考えに気づかないこと前提の話だが、あれは普通に分かってるな。それも話に乗った上で死のうとしている。

 

私は、そういうところが苦手なのよ。

 

▼月Δ日

 

試合開始と同時に安全を確保する。

 

エムさんに習ったことを忠実に模倣して、私とフカ次郎さんに指示を送るレンさんはキュートなのに凛々しい。

 

しかし、ふむ、自転車があるな。あっちには車の残骸とショッピングカート、二人を乗せて十分に走ることは出来そうだ。

 

とりあえず、私は楽しく工作するよ。

 

それに二人ともダメージは最小限で進みたいでしょ?と聞けば少し悩んで頷いた。私は好き勝手に動くつもりはないし、レンさんの気持ちは尊重する。

 

そして、二人でピトフーイを殴る。

 

彼女がリタイアするまでボコボコに殴る。そんなことを話しながら完成したジャンクバイクに二人を乗せて、力任せにペダルを漕ぐ。

 

私の騎乗スキルはAプラスだ。たとえジャンク品だろうと乗りこなす。チリンチリンとベルを鳴らしながらカートの中に座るキュートな天使を眺める。

 

その途中で何人かは轢き逃げした。

 

トラップも乗り越え、私は直向きに走った。

 

▼月∃日

 

私と別れたレンさん達はSHINCと共闘戦線を組んでピトフーイのところに、私は周囲のチームを引き付けるために爆走した。

 

さながら範馬勇一郎の如く人間を振り回し、向かってきた敵を地面に叩きつけ、ピトフーイとレンさんの戦いを妨げるものを潰す。

 

そろそろ勝っただろうか?等と考えたりしながらパワードスーツの集団を殲滅する。おっ、おお、私の勝ちで良いのか。

 

誰彼も関係なく殴ったりしていただけなのに、いつの間にか優勝してしまった。つまり、レンさん達もピトフーイ達もいない。

 

まあ、別に良いか。

 

私と戦いたかったらピトフーイが来る。そんなことを考えながらブーイングと称賛の飛び交う優勝台の上で拳を突き上げる。

 

今度はみんなで乱闘しよう。

 

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