とあるオタク女の受難(ガンゲイル・オンライン編)。   作:SUN'S

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第3話

○月>日

 

私の作った規格外な大きさの十字型機関銃を構えるピトフーイを眺めつつ、レンさんに「あれって銃なんですか?」と困惑気味に聞かれ、たぶん私の作ったもので一番の性能と言ったら恐ろしいものを見るような顔をされた。

 

確かに機関銃とロケランを搭載してるけど、本当に見てほしいのは銃身を隠す装甲だ。あれは生半可な銃じゃ壊せない。

 

最低でもパントガン並みのデカさを持ったライフル、それに見合う徹甲弾は必要だ。ピトフーイは細身だからシールドとしても使える。

 

まあ、分かりやすく言えばアレを越える変態的な銃を作るか。ピトフーイを殺して奪うしか彼女を止めることは出来ない。

 

私の言葉に絶句するレンさんから視線を外し、未だにパニッシャーを振り回すピトフーイに横アームを引っ張るように指示する

 

もしもの対策として弾薬庫の側に反重力ユニットを、簡単に言えば擬似的宇宙空間を起こす装置を搭載している。

 

ピトフーイも私の言葉の意味を察したのか、素早くパニッシャーに飛び乗って空を駆ける。GGO内にある宇宙船の素材を、ふんだんに使った一品だ。

 

もちろん、レンさんにも作ってあるよ。

 

○月<日

 

ピトフーイのパニッシャーがエネミーを爆砕し、レンさんのP-90がエネミーを粉砕する。よくよく考えると二人とも変態的な銃だな。

 

それに比べて私の357マグナムは可愛いものだ。

 

私が大好きな次元大介の、最強のガンマンの愛用する回転式拳銃だ。それなのにピトフーイもレンさんも次元大介は知らない。

 

彼ほどカッコいいガンマンはいない。

 

そんなことを考えながらパニッシャーの爆風では飛んできたレンさんを受け止める。

 

レンさんって飛ぶのが好きなのかしら?と聞けば「飛びたくて飛んでる訳じゃないよ!?」と怒られた。あれの製作者は私だが、パニッシャーを使っているのはピトフーイだ。

 

つまり、全部ピトフーイって奴の仕業なんだ。

 

そうレンさんに言ったらピトフーイが「レンちゅわぁん、私じゃなくてソイツが悪いのよ」と言いながら、こっちにパニッシャーを向けてくる。

 

おい、それはやめろ。

 

○月÷日

 

ピトフーイが男を連れてきた。

 

なんでもレンさんと組ませてスクワッド・ジャムに参加させるとのことだ。私に彼を紹介しにきた理由を聞くと「えっ、あんたもレンちゃんと一緒に出るんでしょ?」と言われた。

 

いや、その日は予定がある。

 

そうピトフーイに話すと「そっかぁーっ、レンちゃんは一人だけでこいつと一緒にかぁ…」なんて言いながら彼を見ている。

 

あからさまな違反行為をさせますって態度は止めなさい。もう、私がレンさんや彼と出れば問題ないのよね。私の言葉に御満悦なピトフーイに呆れつつ、無言で佇む彼を見上げる。

 

たぶん、ピトフーイの奴隷だな。

 

いつだったかは忘れたけど。

 

彼女が楽しそうにペットを捕まえたと話していたのを覚えている。巨大なリュックの中身は気になるけど、それはレンさんを加えてから聞こう。

 

しかし、すごい気迫だった。ピトフーイのスキンシップに合わせて変化するところを見るに、彼もピトフーイを、彼女を愛しているんだろう。

 

 

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