あぁ、この世界に生まれてきたことは間違いだったみたいだ。
あぁ、いつからだろ、こんな事を考えるようになったのは。
あぁ、もし、俺が死んだら、誰か、悲しんでくれるかな…。
むしろ喜ぶ奴の方が多そうだ。
じいちゃん、ごめんなぁ。
こんな孫でも愛してくれて、ありがとう。
次は、普通の家で、家族が居て、たくさんの人に愛される。そんな世界に、生まれ変わりたいなぁ…。
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俺はいつになったら平和な日々を送れるのだろうか?
今の世はとても乱れている。
天下統一を目指してたくさんの武将達が戦をしている。
なぜ戦わないと平和は取れないのだろうか?
なぜ同じ人が殺し合わなければ行けないのか?
ただ、自分はたくさんの命を守りたいだけなのに。
「よし、囲んだぞ!一斉に襲いかかれ!!」
「「「「「おう!!」」」」」
あぁ、俺はここまでみたいだ。
俺は大切な者を守るために踏ん張るしかない。
「何を手こずっておる!早くそやつを撃たんか!」
「「「「ハッ!!」」」」
あぁ、この草彅流の剣術がこの世に無くなるのは悲しい。
せめて俺さえ生き残れば良かったのに。
そんな気力は残ってない。
あぁ、もし、次の人生があるとすれば平和な生活をしたい。
愛される生活を送ってみたい。
あぁ、別に苦しい生活でも良い、平和さえあれば。
愛さえあれば。
どうか神様。
たくさんの人を殺めてしまった俺でも、最後の願いを叶えてくれないか?
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今、この瞬間に、ただ”愛されること”を望んで人生を送ってきた2人が、死のうとしていた。
そんな2人の思いに反応して、決して交わることの無い二つの世界が一瞬だけ重なった。
その時、奇跡が起こった。
男は死んでしまったが、少年は自殺に失敗してしまった。
その奇跡は2人が望んだ奇跡ではないが、2人を必要とした世界がそうしたかもしれない。
生まれてきて、たった4年しか生きてない少年の魂に、最後まで愛されることを望んだ男の魂が、重なった。
ひとつの体にふたつの魂が入り込んだ事で、相殺することも無く、また、融合することも無く、ふたつの魂はそれぞれの意識を持ち、生きていくことになる。
そんな、珍しい事に巻き込まれた少年の名前をポートガス・D・エースという。
この世界は、もし、エースが幼少期の時に自殺をしてしまうとしたら。もし、その時に異世界の主人公が2つ目の人格として、エースを支えていたらの話。