あれから1年がたった。
エースの中から見ていた世界はとても不思議で、俺が生きてきた世界とは、違うことが分かった。
地球にはあんなバカデカいワニなんか居ねぇ。
話が変わるが、エースに友だちみたいなもんが出来た。
名前はサボって言うらしく、あの身なりからは貴族っぽさがみれた。エースには一応話しておいたが、あまり信じてはくれなかった。
俺は時々エースに変わってもらい、実際に動いたりしていた。エースの身体能力はとても高く動くのが楽しかった。
俺はまだ、エースに本来の仕事は言ってない。暗殺者だと知れば、恐がるかもしれないからね。
それにしても、本当にエースは楽しそうに過ごしていた。
そして、今日もまたエースは山賊の拠点から出ようとした時、遠くの方から雄叫び声が聞こえてきた。
「!!!!コラァ!!!!エースゥ!!!!そこに居るのは分かっている!!!!早くじいちゃんに会いなさい!!!!」
「げっ!ジジイ!」
「!!!!ジ、ジジイとはなんじゃ!!!!いつからそんな口調に!!!!これには愛の鉄拳が必要じゃな!!!!」
「要らねぇよ!!クソジジイ!!」
「!!!!あ、クソも付けた!!コラ!!エース!!!!」
これも、この1年で知った事だが不定期にガープというエースのじいちゃんがやってくるみたいだ。
エースが自殺未遂をして、目が覚めたあと、泣きながらに突進してきたことを覚えている。
その時、沢山ゲンコツをされたが愛されている事は十分に知った。
また、この時エースは俺に人格を渡してくる。理由としては、エースの気配の消した方が荒いのですぐ見つかるようで、俺の場合だと2時間は逃げられる。
それに、この鬼ごっこみたいなのをしだしてから、不思議とガープの気配が分かるようになってきた。
ここは不思議な世界なので、すぐに納得出来た。
結局は、逃げている途中にサボと合流したがじいちゃんに捕まり、2人揃ってゲンコツをされた。
その日の夜、エースはガープに呼ばれた。
「なぁ、エースよ。」
「なんだよ、ジジイ。」
「お前は時々、雰囲気が変わるが…何か隠してないか。」
「………………」
「別に取って食おうとしとる理由ではないわい。ちと、気になっただけだ。」
「………………」
「なぁ、じいちゃんは信用ならんかぁ?」
「チッ、わかったよ…。俺の中には、もう1人の人格がある。」
「そうかぁ。」
「そいつは別に、悪さなんかしてねぇ。」
「………………、エースや、そいつに今変われるか?ちょっとじいちゃんはそいつと話がしたい。」
「……………………、わかった。」
「ありがとなぁ、エース。」
「別にいいけど…じゃあ、変わるぞ!」
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「よぉ、ガープさん…はじめましてか?俺は蒼吉郎って言うもんだ。エースの中に住ましてもらってる。」
「…………たしかに、あの時の気配はお前さんみたいじゃな。さて、お前さんは何用でエースの中にいる。」
そう言うと、ガープは殺気や威圧感と共に飛ばしてきた。
「………あれは俺からエースの中に入ったんじゃない。いつの間にかエースの中にいた。タイミングはアンタも気付いてるかもしれないけど、エースが自殺した日だ。」
「………………」
「別に、エースを傷つけようとは思ってない。ただ、平和に暮らしたいだけだ。」
「………お前さんは、どこ生まれだぁ?」
「俺は日本国って所の陸奥で生まれた。」
「日本国?聞いた事ないな。」
「多分だけど、この世界とは別の世界だと思う。」
「なるほど…………、だいたい分かった。お前を信頼して、頼みたい事がある。エースの事を頼んだ!エースには、平和な生活をして欲しいんじゃ!」
「…………あぁ、わかった。だがこの世界は海賊が沢山いるんだろ?エースが危険な目に会わないように鍛えてくれないか?」
「あぁ、分かった!!」
「なら話は終わったな!俺はエースと変わるよ。」
「あぁ」
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「………、ジジイ!もういいのか?」
「あぁ、十分話すことが出来たわい。」
「それなら良かった。」
「それと、エース。」
「ん?」
「お前をこれから鍛えることにした!」
「えっ!!」
「だから、しばらくはじいちゃんに付き添え!」
「えぇぇ!」
『良かったな!エース!』
「うるせぇぇぇ!!」
「ガッハッハッ!!」
こうして、エースはガープに鍛えられることになった。