「妬ましい?」
「そうよただの人間が私の存在に気付くなんてどんだけ便利なのよその眼 妬ましい」
「あはは・・・」
「んでお前は何しに来たんだぜ?」
「警告よあなたたちが余計な怪我をする前に止めに来たの」
「あややこれはまた随分と」
「舐められたもんだねぇ」
萃香は舐められたのが頭にきたらしく両足に力を込める
それは萃香の立っている場所に亀裂が走るほどのものだった
文も珍しくやる気で軽く口のひきつった文の周りには空気が竜巻の様に渦巻いていた
「落ち着いて二人とも俺たちは戦いに来たわけじゃないでしょ」
「拓海さんの言うとおりですけど」
「舐められっぱなしじゃちょいとねぇ」
「私だって無意味な戦いは避けたいわだから警告しにきたの」
「あんた警告ってずっと言ってるけどなにが危険なのよ」
「まともな理由も無しにただ帰れって言われてもね~」
「一刻を争うほど危険な状態かもしれないのそんな曖昧じゃ納得できないわよ」
「・・・この間欠泉と怨霊が湧き出てきた理由はあいつにあるの
その人物は何者かにより強力な力を手に入れた 幻想郷を地獄に変える程のね」
「あいつじゃ分からないんだぜ」
「大体の予想はついているのだけど候補が多くて絞りきれないのよ」
「ならその予想ってのを聞かせてくれ」
「それは教えられないわ」
「あやや ここまで言っておいてそれはないんじゃないですか?」
「だってこれを教えたらあなたたちは地底に行くのでしょう?」
「そんなの関係ないわそれと地底に行くのは三人だけよ」
「ちょっと紫話が違うじゃないの」
「三人って誰が選ばれるのよ」
紫は扇子を口元に当てながら名前を挙げていく
「決まってるじゃない霊夢と魔理沙それに拓海くんよ」
「聞いてないぞそんなの」
「会議中に言ったじゃないのもう忘れちゃったの?」
「確か霊夢のサポートには文と紫あと萃香だよな」
「魔理沙にはパチュリーとアリスそんで私だよ」
「もしかして紫 サポートってそういう意味だったの?」
「逆になんだと思っていたのかしら?」
まったくあんたは昔からそうなんだから
ちゃんと伝えて欲しかったんだぜ
これはまたいきなりですね
はっはっは変わらないねぇあんたは
そういえば最初からパチュリーいなかったしな
私は気付いてたけどね~
嘘をつくのだけは上手いのね河童って
わいわい・・・・・がやがや・・・・
「妬ましいッ! じゃなかったやかましいッ!うっとしいわよあんたたち!」
「なん・・・・・だと・・・・・」
「拓海もやらなくていいから」
「ごほんっ! とにかくあなたたちを地底には行かせないわ」
「だってよ霊夢」
「拓海がなんとかしてくれるわよ」
「ちょ ここで俺に来るのかよ」
深くため息をつき拓海は説得しにかかる
「えっとまずは自己紹介からだ俺は上城拓海 あんたは?」
「水橋パルスィよ呼び方はなんでもいいわ」
「じゃ遠慮なくパルスィにも複雑な事情があるんだろうけど
俺たちも同じなんだ 調査しにいくだけだからここを通ってもいいよね?」
「調査の途中で敵に襲われたらどうするのよ 妬ましいから別にいいんだけどね」
「あっはは・・・・・まあそのときは」
拓海は一気に呪印開放状態2まで変化する それがまだなにか分からず釘付けになるパルスィ
「捻りつぶすだけさ」
「!?」
先ほどまでとは違い狂気に満ちた声そして人間とは思えない容姿に変化した拓海を見て
パルスィは一瞬で背筋が凍りひざがガクガクと震え声がはっきりと出せなくなる
それは霊夢たちも同じで皆が人間離れした拓海の心配をする
「ちょっと拓海大丈夫なのそれ!?」
「あややややや」
「拓海は羽まで生えるのかぁ」
「これは興味深い力ね」
「ちょっとかっこいいんだぜ」
「あんたって本当は妖怪なのかしら?」
「拓海~こんどうちのラボで調べさせてくれないかな」
「そんな場合じゃないでしょ!」
「妬ましい とはさすがに思えないわね大丈夫なのあなた」
声がかすかに震えながらパルスィも心配してきた
俺は結構好きなんだけどな~呪印状態2 でもこれじゃないと飛べないんだよな~
「安心しろ元々こういう力だ それよりここを通る許可をくれ」
「・・・好きにしなさい 犯人はさとり妖怪のペットの誰かと聞いてるわ」
「さとり妖怪か ちょっと厄介な事になるかもしれないわよ拓海」
「じゃ俺はその妖怪に会って真相を確かめてくるよ霊夢と魔理沙は作戦通り地底の調査をよろしくね」
「わかったわ」
「任せとけなんだぜ」
「情報提供ありがとうパルスィあと怖がらせてごめんな」
拓海は無意識の内にパルスィの頭を撫でていた 呪印状態2のままで
「///////!!」
「あ、ごめんつい」
「も、問題ないわ地底までは案内するからついてきなさい」
「だってさ行くぞ霊夢 魔理沙」
霊夢たちを呼ぶために後ろを振り向くとなにやら輪になって話し始めた
「頭撫でられてたぜ霊夢」
「見れば分かるわよ ああいうのって憧れるものなのアリス?」
「え?ええ、まあ羨ましいかぎりだと思うわ 文だってそうでしょ?」
「私も皆さんも同じ考えだと思いますが別に拓海さんにされても嫌ではないでしょう」
「それは一理あるんだぜ」
「それもそうね まったく」
「「「妬ましいわ!!!」」」
「ちょっと私の妬ましいを取らないでくれるかしら」
(私の妬ましいってなんだよ)
と心の中でツッコミつつ拓海たちは地底へと降り立つ
「私が案内できるのはここまでよ 命だけは落とさないよう気を付けなさい」
「ありがとうパルスィ」
パルスィは案内が終わったのを確認し元来た道を引き返していく
「ここが地底か く~ワクワクが止まらないぜ!」
「少しは落ち着きなさいよ魔理沙」
『あ~聞こえる~?』
「この声は紫ね聞こえてるわよ」
『ならまずは一安心ね早速そこから別方向に分かれて調査を開始して頂戴』
「紫俺は・・・」
『分かってるわ さとり妖怪のとこへ行って真実を確かめるのでしょ
拓海くんは基本自由だから構わないわ たださとり妖怪は強いわよ恐ろしくね』
「肝に銘じとくよ」
「じゃあ私は行くわ二人とも危なくなったらすぐ呼びなさい」
「霊夢もなにかあったらすぐ呼べよ」
「ええもちろんよ」
霊夢は遠くに建物らしきものが見える方向に飛んでいった
「私も調査しに行くんだぜ」
「魔理沙も気を付けてね」
「心配無用!この魔理沙様は誰にも負けはしないんだぜ」
とかなりのフラグ臭漂うセリフを言い湯気が立ち込める方へ飛んでいった
ていうか二人とも速いなあっという間に見えなくなった
「俺も行動開始といきますか」
さあここで二択だどっちに進もうかな
A何も無いただ荒れ果てた土地だけが見える方角
B人骨や動物の骨らしきものが散らばっている怪しい雰囲気漂う道が見える方向
Bめっちゃ怖いじゃないですかでもこういうのってBの方がRPGだとボスのところに
辿り着けるよね いやでも本当に怖いなやっぱAでいいや
「てかこの選択肢は誰が出したんだ?」
『細かい事は気にしないのよ』
「それもそうだね」
拓海は呪印状態を解き変わりに写輪眼を開いてAの方向へ歩いていく
そして歩く事十分後拓海は道は平坦で岩だらけの場所で意外な人物に出会う
「おお私の勘が大当たりさね」
「勇儀がここにいるってことはまさかあんたもこの異変の首謀者なのか?」
「いいや私は異変とは無関係さね んでここは私たち鬼の住処でもあるのさ」
「そうだったのか あえて聞くなぜ俺の前に現れた」
「簡単な理由さあんたと戦ってみたくなったのさ」
「そうかじゃあ手加減はしない本気で来い勇儀」
「それはあんたにも言えることさね拓海」
「というか戦うときまでその杯を持ってるのか?」
「これは私のハンデみたいなものさ」
「あとで言い訳にすんなよ」
「そんな小さい事はしないさ さあ勝負さね拓海
吸血鬼を倒し異変を解決したその実力私にも見せておくれ」
どうも熱中症が怖くて必ず寝る前に水を飲んでいるベホマラーです
次回勇儀姐さんとバトルです怪力自慢の勇儀に拓海はどう立ち向かうのか?お楽しみに