どうやら幻想入りしたみたい   作:ベホマラー

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激突! 美鈴VS拓海

「あんたはこの館の者か?」

 

 

「はいこの『紅魔館』の門番を務めさせている紅美鈴です いざ尋常に勝負!」

 

 

「よかろうその前に一つ聞く」

 

 

「なんですか?」

 

 

「本当に門番なの?」

 

 

「なぜそんなことを聞くんですか 立派な門番ですよ」

 

 

「でも前回の話で『また来ましたね・・・』とか言ってなかったっけ」

 

 

(ギクッ・・・)

 

 

「『また』ってことは霊夢と魔理沙はこの屋敷に入ったんじゃないの?」

 

 

 

少しの間なんともいえない空気が流れる もちろん二人とも声を発することができない

しばらくして

 

 

「うぅ~そうですよ~私は二人を侵入させちゃいましたよ~

咲夜さんに怒られますよ~どうせ私は居眠りばかりのダメな門番ですよ~だ ぐすん」

 

 

泣かせてしまったどうしようさっきよりも気まずいんだけど

 

 

 

「まあまあそこまで自分を責めなくても」

 

 

「どうせ私はダメな子ですよ」

 

 

「あなたは立派な門番だと思いますよ?ちゃんと俺を止めようとしたじゃないですか」

 

 

「ひっぐ そうですかね私立派ですかね?」

 

 

「胸を張って堂々としてるべきですよ」

 

 

「そうかな・・・そうですね少し元気がでましたありがとうございます」

 

 

敵をなぐさめたうえにお礼までされた この後戦いにくいんだけど・・・

 

 

 

 

「・・・・・・・・・・・」

 

 

「・・・・・・・・・・・」

 

 

 

ほらやっぱこうなるよ仕方ないもん敵に励まされてもらって今更それでは試合ですなんて出来ないもん

あぁ~もうしょうがないな~

 

 

 

「えっと美鈴さん?」

 

 

「美鈴でいいです なんでしょうか」

 

 

「えっと自己紹介から始めるよ俺は上城拓海だ拓海って呼んでくれ

俺はこれからこの屋敷に侵入しようと思います」

 

 

「はいそうですね」

 

 

「あなたは門番です」

 

 

「はい私は門番です」

 

 

 

なんかやりにくいな~ わかってたことだけど

 

 

 

「ならお互い戦う理由がありますね」

 

 

「はい私は門番としてこの屋敷にこれ以上人を入れさせません」

 

 

「なら俺はここを通りこの屋敷の主を倒し異変をとめる」

 

 

 

再び無言の時間が流れる ただしそれは先ほどとは違い相手を倒すために相手の動きを読みあう時間

 

 

「戦う覚悟はできてます」

 

 

「そうか・・・なら」

 

 

 

 

「「戦闘開始だ!」」

 

 

 

と同時に美鈴が拓海との距離を一瞬で詰め間合いを取らせる隙も与えないほど攻撃を仕掛けていく

拓海はそれを写輪眼で見切りすべて捌いていく

 

 

 

「やりますね拓海さん」

 

 

「いやーびっくりだよ美鈴って強いね手も足もでないや」

 

 

「私の攻撃を全て防いでおいてそれですかちゃんと本気だしてくださいよ」

 

 

「いやーだって美鈴は女性だから殴ったり蹴ったりするのはちょっとね」

 

 

「気にしませんよ私妖怪なので」

 

 

 

こっちが気にするんだって ていうか美鈴も妖怪なのか中国人にしか見えなかった

 

 

 

「今失礼なこと考えませんでした?」

 

 

「カンガエテナイヨ ケッシテ」

 

 

「正直いうと?」

 

 

「すみませんでした」

 

 

「素直でよろしい」

 

 

 

あれ試合ってこんな空気でやるもんだったっけ あ、そういえば

 

 

 

「あのさ美鈴」

 

 

「なんですか?」

 

 

「美鈴はスペルカードでは戦わないの?流れで体術勝負になってるけど」

 

 

「一応持ってますよ けどこっちの方が自分に合うんです」

 

 

「なるほど理解した」

 

 

「では行きますよ ハァーー!」

 

 

美鈴は気合を入れなおし再び攻撃の嵐になる いろんな方向から繰り出される攻撃を拓海は必死でかわす

だが

一瞬の隙を突かれ回し蹴りを喰らってしまう それだけならよかったのだが

 

 

 

「グフッ・・・な、なぜだ回復が思うようにできない」

 

 

「やっと攻撃が当たりましたか」

 

 

おかしいこんなことは今まで無かったはずだが もしや

 

 

 

「美鈴の能力か」

 

 

「その通りです 私は『気を使う程度の能力』をもっています

ですので攻撃が当たった際に拓海さんの気の流れを自分の気で止めました」

 

 

「やっぱ美鈴は強いね・・・」

 

 

「いえいえそれほどでも」

 

 

となると厄介だな攻撃しようにもうかつに近づけないしかといって守りに徹するのもダメだな

拓海が戦略を練ろうとした時拓海の目に衝撃が走る それは美鈴のある構えを見たからだ

 

 

「はぁぁぁぁ・・・・」

 

 

「え、ちょっ、それって・・・」

 

 

美鈴は両腕を自分の顔の前に突き出し手首を合わせその構えを自分の腰付近へもっていき

力を溜め始めた 手と手の間には美鈴の気であろう光が輝いている

これはもうあれしかないな

 

 

 

「かめ○め波ーーーーー!」

 

 

「ですよねーーーーー!」

 

 

 

拓海は先ほどの攻撃で思うように体が動かせず回避に遅れた・・・・・ように美鈴には見えた

 

 

ドッゴオオオオオオン

 

 

大きな爆発音とともに土煙が舞い上がる

 

 

 

「すいません拓海さん 私の勝ちです」

 

 

いまだ晴れぬ煙の中に向かって美鈴は呟く

 

 

「勝ちと決め付けるには早いんじゃないかな?」

 

 

 

美鈴は思わず飛び退くなぜなら倒したと思っていた拓海が自分の背後から話しかけてきたからだ

 

 

「驚きましたよあの状況でよくかわせましたね」

 

 

「こっちにも色々あるんでな」

 

 

「色々というのは私には見えない『何か』の力でですか?」

 

 

「バレたか」

 

 

「ええ拓海さんの前には確実に何かが存在しています 空気中に感じる気の流れでわかりました」

 

 

「バレたなら仕方ない これはスタンドといって同じスタンドを持っている者にしか見えない

・・・・ハズだったんだけどな~まさか見破るとは思わなかったよ」

 

 

「日々の努力のおかげです それでそのスタンドの能力はなんですか?まあ発動させませんけどね!」

 

 

 

美鈴はまた拓海にむかって駆け出す だが決着はすぐにつくこととなる

 

 

 

「残念だけど美鈴にはわからないと思う」

 

 

「?」

 

 

『世界』(ザ・ワールド)!!」

 

 

 

その瞬間 一瞬だけ時は止まり美鈴の動きもわずかに止まった

 

 

 

「今だ!」

 

 

 

拓海は美鈴のあごを蹴り上げた 美鈴は何が起こったのかわからないまま空中に身を投げ出される

だが長年の勘なのか美鈴にはある疑問が浮かんだ そして受身をとろうと体勢を立て直そうとする

 

 

 

「さてとこれで終わりだ」

 

 

 

だが美鈴は気付けば拓海に背中をとられていた そして拓海に服の襟を引っ張られ拓海と一緒に地面に向かって落ちていく

と同時に腹に拓海による強烈なパンチが入る

 

 

「ぐっ・・・」

 

 

「まだまだぁ!」

 

 

拓海は空中で体をひねらせ美鈴に裏拳をかます

美鈴も攻撃を喰らったため上手く体勢を立て直すことができずそのまま地面に落ちていく

 

 

 

「ぐはぁっ」

 

 

「ラストォ!」

 

 

 

 

拓海は裏拳を放った体勢から体を一回転させ迫り来る地面に美鈴をたたきつけるようにして

思い切り足を蹴り落とした

 

 

 

「獅子連弾!!」

 

 

 

「がはっ・・・」

 

 

 

思い切りたたきつけた地面にはいくつものヒビがはいり攻撃をモロに喰らった美鈴は立てないでいた

美鈴は自分の意識が遠のく前に自分の中の心残りを拓海にぶつけた

 

 

「・・・私の完敗です拓海さん」

 

 

「ごめんね美鈴思い切りやっちゃって」

 

 

「いいんです・・・自分から望んだことですから・・・」

 

 

「それでもちょっとやりすぎたから」

 

 

「なら最後に教えてください・・・そのスタンドの能力を・・・」

 

 

「・・・たぶん美鈴が考えてる事と同じだと思うよ」

 

 

 

そういって拓海は気の流れが元に戻ったようで美鈴を回復させる

その温かい力の流れに美鈴は意識を委ねるしかなかった

 

 

 

(そうか・・・あのスタンドの能力は咲夜さんと同じ・・・・・はは勝てっこないや)

 

 

 

圧倒的な力の差を感じながらも清々しい表情で眠りにつく美鈴だった

 

 

 

 

 

(拓海さん・・・優しい人だったな・・・・友達になれるかな・・・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先ほど美鈴を倒した拓海はギギギという重い音とともに扉を開き紅魔館に突入する

そこはなんとも豪勢な造りでカリスマ性溢れる佇まいだった

 

 

 

「でも外装だけじゃなくて内装も真っ赤なのかよ・・・・」

 

 

 

 

この屋敷の主人の趣味がますますわかんなくなってきたぜ

 

 

 

 

「あら 本日はお客様を呼んだ覚えがないのですが」

 

 

 

俺は突然聞こえた声に慌てて振り返るすると誰もいなかったはずの階段の上に

メイド服を着てなんとも大人っぽい雰囲気の人が俺を睨んでいた

 

 

「そりゃそうだ招待された覚えもないからな」

 

 

「ならば早急に帰っていただけると嬉しいのですが?」

 

 

「ここの主を倒してから帰らせてもらうぜ」

 

 

「そう・・・ならば私もあなたを倒して力ずくで帰すのみよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




いかがでしょうか VS美鈴戦でした
美鈴の能力がだいぶ違う気がしますが気にしな~い気にしな~い
あと拓海が美鈴の攻撃を避けれたのはもちろん時を止めたからです

もう一つ原作キャラが所々で意味あり気な言動をしてますが
そこまで深い意味は無いです・・・・・いやもしかしたらあるかも

え?ちゃんと決めろって? ごもっともです


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