100万の命の上に俺は立っている 最初のプレイヤーがもし違う人だったら   作:キラトマト

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銀魂 坂田銀時篇
第一訓 ゲームは一日一時間とか言ってるがやってりゃ時間なんて忘れてる


 銀魂、前回までのあらすじ。

 

「いやいや、俺たち出てくんの今回が初めてだから。あらすじパートいらないからねこれ」

 

 無事天導衆の残党を打ち倒した銀時たちは……。

 

「だーからいらねぇって。つーことで銀魂、始まるよ〜」

 

 だが、その時の銀時は知る由もなかった。まさかあんなことに巻き込まれることになるなんて……。

 

「何不穏なこと言ってくれちゃってんのナレーション? 大丈夫だよね? 銀さんこれ以上トラブルに巻き込まれないよね?」

 

 ────

 

「どうしたんですか銀さん、いつにも増してだらけてませんか?」

 

「そんなのいつものことネ、〇〇にでも連れてってスッキリさせてくといいアル」

 

「神楽ちゃん、女の子がそんなこと言うんじゃありません」

 

 そうやって銀時がだらけていると突然、彼の体が光りだし、粒子となって消えていった。

 

「ちょっと銀さんんんん!?」

 

「銀ちゃんどこ行ったネ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おいおいおいどうなってんだこりゃあ……」

 

「お待ちしていま」

 

「は? 誰あんた? もしかして変態?」

 

 このゲーム恒例のルール説明(12周)を終え、銀時の職業は……。

 

「なんでも屋!? なんだよそれ! は? 万事屋やれってか!?」

 

「では」

 

「っておい! どこ行きやがんだてめぇ!! ……はぁ……ったく、しゃーねぇ、やるっきゃないか……。職業説明……なになに? 全てのものを武器として扱える……。どういうことだ?」

 

 乱れた髪を掻きながら銀時は洞爺湖と持ち手に彫られた木刀を引き抜く。

 

「ん? 勇者は勇者の武器しか使えねぇんじゃ……ってそういうことかぁ、全ての物って」

 

「んじゃとっととアイツらんとこ戻るとしますか」

 

 銀時はミッション内容であるゴブリンを一体倒した後、謎の顔半分男の空間に飛ばされる。

 

「ミッションクリアでござ。では質問をどうぞでござ」

 

「んじゃあ聞くが、てめぇはなにモンだ?」

 

「私は未来人でござ」

 

 質問を終えると彼はすぐに消え去り、元いた世界に……。

 

「戻ってねぇええぇぇええええ!!!!!」

 

「は? なんだよここ! 完っ全にかぶき町でもねぇし江戸でもねぇだろ! どこだよここは!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「っつーことで、しゃあねえから今日はビジホに泊まってるわけだけど……江戸にビジネスホテルなんてなかっただろって? 俺そーゆー野暮なこと嫌いだから」

 

「ってか、どうなってんだよここ……って、そういえば……」

 

『完全攻略まであと11周。周回ごとに1人増えていって最終的に11人でクリアしてくださ』

 

「ま、まさかこれをあと11回繰り返さねぇと行けねぇってことか……!?」

 

「では、次のプレイヤーである新堂衣宇がこの先の路地裏で襲われます。次の周回であなた達が不利にならないためにも、助けに行くことをおすすめします」

 

 またもや頭半分の男が現れ銀時に助言する。

 

「お前、こっちの世界にも現れんのか!? つか、どういうことだよそれ……」

 

「っと、やめてよ……!」

 

「おいおい、まじかよ……」

 

 銀時は木刀を持って先程頭半分男に言われた路地裏に走る。

 

「てめぇら揃いも揃って夜行性ですかこの野郎」

 

「あ? んだテメェ! 俺たちの仕事に手ぇ出すたァ、どういうつもりだあぁん?」

 

「仕事かぁ……そいつが仕事だっつーなら俺がぶっ壊してやんよ!」

 

 カッターを持った男が3人、銀時は瞬く間にして切り伏せる。

 

「あぁすまん、そこの女、コイツら運ぶの手伝っちゃくんねぇか?」

 

「え? はぁ!? なにあなた!?」

 

「いやそれこっちのセリフ。未成年がこんな時間にどういうつもりだ?」

 

「バイト帰りで……そしたら絡まれちゃってさ……」

 

「へぇ〜つかさぁ、泊まるとこねぇんだけど、ちょっとホテル代貸してくんない?」

 

「は、はぁ!? 何言ってんのあなた!? あなたもそういう目的?!」

 

「ちげぇよ、金だけ出してくんねぇかな。普通にお前は帰っていいから」

 

「いや尚更タチ悪いよ!」

 

「絶対返すからさぁ頼むよ」

 

「それ絶対返さない奴のセリフですよね!?」

 

「頼む! この通りっ!」

 

 銀時は土下座をし、衣宇に頼んだ。

 

「もう……そこまでするなら……いいけど」

 

 銀時と衣宇は一緒に不良3人を運び出し、衣宇に助けてくれたお礼と称しホテル代を出してもらった銀時は1人で夜を明かした。

 

「つか、やっぱりバイト探さないとな……」

 

 銀時が支給されたスマホでバイトを探している間、新堂衣宇はというと……。

 

「でさぁ、ちょっと話変わるんだけど昨日変な人に会ってさ、あ」

 

「え、なになに?」

 

「いやそれがさぁ、いや、やっぱなんでもない! 気にしないで」

 

「なによそれぇっ」

 

 同級生は笑いながら衣宇と話していた。そして放課後になり、一緒に帰ろうとしていると……。

 

「あ、ちょっと待って忘れ物したみたい! 凛と楓は先帰っといて!」

 

「いやいや、待っとくよ!」

 

「友達じゃない!」

 

「ありがと! じゃあ!」

 

 衣宇が机の引き出しの中から忘れ物を取り出そうとしていると……。

 

「え、どこここ!? え、ちょっとえ、昨日の助けてくれた人!?」

 

「ん? あぁ、やっぱ来たか。っつーことは強制的ってことなんだなこのクソゲー」

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