友希那のお願い事を聞いた波跡………友希那は彼女に、何をするつもりなのだろうか-----。
波跡さんにお願い事をした私。初めは彼女の実力を知るために簡単な練習曲の作詞を手伝ってもらった。
別に…彼女の腕を疑っているわけじゃないわ。私とて、いきなり私達Rosariaの次のライブに向けた新曲の作詞を手伝わせるほど大胆なことはしない。頂点のその先へ行くためにも………一切の妥協はしない。それが私達、Rosariaなのだ。
「波跡さん、作詩の進捗は、どうかしら?」
そして今は、私の家に来てもらって作詩をして貰っている。彼女は作詞面以外でもとても自分に厳しく、一度決めた事、成し遂げようと思ったことは万一があってもまげようとしない。
さっきだって-----
『湊さんごめんなさい………5分、湊さんの家に………到着するのが遅れてしまいました………』
『気にすることはないわ波跡さん。ここに来るまで物凄く入り組んでたでしょう?私も、あの道になれるのに子供の頃はとても苦労したわ。だからそんなにおちこまなくt-----』
『本当にごめんなさい湊さん私が湊さんの家までのルートを把握していなっ方から5分遅れてしっまったんです本当にごめんなさい----謝れば済むなんて毛頭思ってませんなので遅れてしっまった分私を りつけてください怒鳴り散らかしてください必要とあらば私を痛めつけて下さい----罰を私にお与え下さいお仕置きしてください----なのでどうかわたしを見捨てないでください----ヒグッウゥッ………!!』
『お、落ち着いて波跡さん!?私は別に、来るのが遅くなったくらいで怒ったりなんてしないわ。だからそんなに深刻そうな感じにとらえないで頂戴…!』
連絡先の交換は、作詞のお願い事をしてから直ぐに交換したため…『到着が5分遅れてしまう』という連絡を事前に受けていたから私はそんなに怒らなっかった(流石に、何の連絡もなしで遅れたら怒るわよ……)。
しかし波跡さん本人は連絡をしたにもかかわらず、遅刻したことに対して----物凄く落ち込み、私に向かってとても重く謝ってきたのだ。
『ウゥ…湊さんは優しいですね。その----先ほどは取り乱してごめんなさい。とても有名なガールズバンドのボーカルさんの家で作詞ができるなんて、思ってもいなかったので………遅れちゃいけない、失礼なことをしちゃいけないって思った矢先----ほんとにごめんなさい!』
『そうだったのね………なら波跡さん?自分が犯した失態をホントに挽回する気があるというのなら、その誠意を貴女の腕前で、私に見せて頂戴?』
『!?----はい!喜んで‼』
----とまあ、そんな感じで誰かが波跡さんの失態をフォローしてあげないと、彼女はたちまち自分を責め、追い詰めてしまうくらい厳しいのだ。
そして、今現在----。進捗を確かめるべく飲み物をもって様子を見に来たのだ。………え?私は今まで何をしていたのか…ですって?それは-----ヒ・ミ・ツ・よ??
「湊さん。えっとですね………一先ず
波跡さんはサラッと笑顔でそう言った。
如何やら順調のようね。私は関心しながら波跡さんに麦茶をわたした。
-----え??
波跡さんはさっき…何て答えたの?
きっと聞き間違いだと思い私は再度波跡さんに聞き返した。
「波跡さん、貴女さっき幾つ仕上げたって………」
「??----四曲仕上げました」
「何時間で………?」
「えっと----二時間です??」
「………………」
聞き間違いでは無かった。
直後----私の心の中が、一瞬だが『嫉妬』で満たされぐちゃぐちゃになりそうになった。
想像以上で、私でさえ作詞を二時間かけて仕上げることなんてできないのに----波跡さんに至っては、一曲を約30分で仕上げたのだ。
しかもそれを累計四曲----次元が違うのもいいところだ。
「想像以上過ぎて………言葉が出てこないわ----文の方も、見せてもらってもいいかしら?」
「は、はい…」
正直言って、見たくはなかった。約30分で一曲----それを一時間。普通ならそんなペースで仕上げれば歌詞の内容の粗さは必須手直しをして漸く一つの曲になるって私は思っている。
しかし彼女は違う。私よりも豊富であろう言葉のデパートリー、それが想像を超える様な制作スピードと組み合わさればどうなるかなんて想像することは容易い事だった。
「………………っ」
----わかってた。内容も私の満足するものだし、何よりこれをライブで演奏しても遜色ないほどの出来………………
「ホントに、何もゆうことのない出来栄え。もう何も言うことのない……………そう思えるくらい----」
----ドンッ‼
「ゆ、友希那…さん!?キャア…っ‼」
「私はあなたのことがスキにナッテシマッタノ♡」
そう言って私は波跡さんさんを突き飛ばし、波跡さんの上に覆いかぶさった。
対する波跡さんは、自分がいまどの様な状況にいるのか…、どうして私にこうされているのか----頭の中で考えてるのだろう----中々理解できず、所謂パニック状態に陥っていた。
パニック状態に陥ってる波跡さん
「ゆ、友希那さん!?----何をするんですか!?」
「ごめんなさい波跡さん。でも………落ち着いて、私の想いを聞いてほしいの」
「友希那さんの----想い??」
波跡さんが、段々落ち着いてきているのがわかる。
想いを伝えるのなら----今。よね?
そう思った私は、波跡さんに自分の想いを
「波跡さん…いえ、ブルーローズ・エンジェル。私はあなたのことがデビューした時からずっと好きだった」
「え………!?」
「貴女のその、恰も青薔薇の庭園で歌っている天使のような歌声、言葉のデパートリーの豊富さ………その他諸々全てに一目惚れしてしまったの♡貴女となら私は、頂点のその先へ羽ばたくことが出来るわ!貴女と一緒に羽ばたきたい!だから----私と付き合って頂戴♡」
い…………言えた。波跡さんに、ブルーローズ・エンジェルに----私の想いを伝えれた!後悔なんてしない。振られたっていい!振られても私には、
でも…………いいえ。
だって----
「嬉しいです、とても!さっきはパニックになってごめんなさい。不束者者ですが----よろしくお願いします!」
だって----彼女もまた、私のことがスキ………なのだから。
「これからは…………恋人同士として、一緒に頂点のその先へ----羽ばたいてゆきましょう♡波跡さん♡」
~END~
いかがでしたか?
話が飛躍してしまいましたが、今回はここまでです。
次回もお楽しみに。
感想、高評価等お待ちしております。