異世界へログイン   作:ヒイラギ1028

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とりあえず移転開始です。


終わりと始まり

 

「-----あれ?」

 

目を開けると、そこは自分の部屋---ではなく、真っ白な空間だった。

 

「俺、一体……どうなって……?」

 

……そうだ、オンラインゲームをやってて、ログアウトができなくなって、それで?

 

「ラスボス倒す時―――」

 

―――死んだんだ。相打ちになる形でお互いのHPが0になって……。

 

『ふむ、記憶に混乱は無いみたいだな?』

 

突然声がかけられ―――いや、直接頭に声が聞こえてくる。

 

「だ、誰だよ!?ここは何処何だよ!?」

 

辺りを見るが、白ばかりだ。何処にいるんだ?

 

『私はここにはいないよ。君の頭に直接語りかけている』

 

何だそれ?テレパシーか何かか?

 

『そう思ってくれてかまわないよ』

 

「人の考えを勝手に読み取るんじゃねぇよ」

 

『あぁ、気分を害したのなら謝るよ、すまないね』

 

「お前……何者?」

 

テレパシーとか、人の思考を読み取ったり……人間のできることじゃない。

 

『そうだね、君達のいう『神』とでも思ってくれれば良いよ』

 

「―――神?ふざけてんのか?―――って、言えたらいいんだけどな。

んで?何で俺がこんなところにいるんだ?」

 

『自分が死んだのは覚えているね?』

 

「あぁ、忘れるはずも無い……というか忘れられない」

 

『君が死んだのは―――事故だ』

 

「は?俺は事故なんかで死んでないぞ?ゲームで―――」

 

『違う、君が死ぬという事が事故だったんだ』

 

―――事故?俺は死ぬはずじゃなかったのか?

 

『あぁ、そうだよ……すまないと思っている』

 

「―――まぁ、いいさ。お前だってわざとじゃないんだろ?

間違いなんて誰にでもあるさ……それで人を死なすのはどうかと思うけどな」

 

『お詫びといっては何だが―――』

 

「ん?お詫びなんてあんのか……生き返らせて欲しいんだけどなぁ」

 

『死者蘇生など、この世界ではできないよ。できればそうしている』

 

「だよなぁ……って、『この世界』?」

 

『そうだ、君達の次元とは違う次元……『異世界』とでも言おうか?

お詫びとは、君を異世界に送るということだ』

 

「い、異世界だって?どんな世界に送るんだ?俺が決めるのか?」

 

『いや、転生先は決まっているよ』

 

「決まってるのかよ!?そこは決めさせようぜ!?」

 

それもうお詫びじゃなくね?それで乱世の世界とか終わるんだけど?

 

『魔物や魔法が存在する世界に君を送るよ』

 

魔法かー……ゲームではお世話になったなぁ。

 

「どんな感じに俺は転生をするんだ?」

 

『君のは使い魔となって欲しい』

 

「使い魔?召喚獣みたいな奴か?」

 

召喚獣として呼ばれるのか?ゲームでは呼ぶ側だったけど……

 

『いや、必要なときに呼ぶのではなくずっと傍にいる。』

 

「ふーん……仕えるってのは嫌だけど、分かった」

 

『要望は何かあるかい?』

 

「要望?要望って……どんなの何だ?」

 

『そうだね……『無限の魔力』とか『誰にも負けない力』とか、そんな感じだよ』

 

「じゃあ……俺がやっていたオンラインゲーム……そのキャラクターで行かせて欲しい」

 

『それぐらいなら大丈夫だね。他には?』

 

「装備とか、召喚獣とか、アイテム……持っていけるか?』

 

このぐらいだったら絶対に死なない自信がある。

 

『あぁ、分かった……他には?』

 

「もう大丈夫だ。これ以上考え付かない」

 

『それじゃあ、転生を開始するよ?』

 

「頼む」

 

俺の体が、足元からスゥー……と消えていく。

 

「それじゃあな、神」

 

『あぁ、元気に暮らしてくれよ?』

 

 

俺の体は、完全に消えた。

 

 

 




オープニングだからすごい短いです。
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