異世界へログイン   作:ヒイラギ1028

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ちょっと急いで投稿。おかしいところあるかもしれません。




 

授業も終わり、使い魔として呼び出されての初めての夜が来た。

授業は俺が期待したようなものではなく、使い魔についての説明だった。

魔法とか使うと思ったけど期待はずれだった。

 

それと、この世界では月が二つでてるらしい。これには驚いた。

そして月よりも驚いたことが今ある。現在進行形で。

 

「――でさ、なんで俺とタバサが同室なんだよ?」

 

「部屋に空きがない。しばらく我慢」

 

……まぁ、仕方ないか。

 

「それでタバサ。使い魔っていうのは、どんなことをするんだ?

俺の国でも似たようなことはあるけどさ」

 

「……国?」

 

タバサがそう呟きながら首を傾げた。

 

「あー……そっからか」

 

めんどくさいな、と呟きながら頭を掻く。

 

「あのさ、これから言うことは全部本当のことなんだ。

それを信じろって言うのも無理かもしれないけど、話だけ聞いてくれないか?」

 

タバサは、小さく頷いた。

 

「んじゃ、ちゃっちゃと話すぞ? ――俺は別世界から来た。」

 

「…………」

 

無表情だった。少なくとも驚くか訝しげな顔でみるかのどちらかだと思ったんだけどな。

現実の話がいいだろうか? それともゲーム? 

どちらもおりまぜて説明するか。

 

「ちょっと質問していいか?」

 

「何?」

 

「吸血鬼ってどう思う?」

 

突然の質問に、タバサは少し眉をひそめた。

 

「別になんとも思わない。こちらに危害を加えなければいい」

 

「そっか。それを聞いて安心したよ」

 

よかった。これで吸血鬼を滅ぼすー! なんて言われたら俺死んじゃうよ。

 

「俺さ、吸血鬼なんだよ」

 

俺の一言で、タバサの表情が驚いた。

異世界よりもこっちを驚くんだな。

 

「……信じないわけではないけれど、あなたが吸血鬼だったら

あなたは召喚された時点で焼け死んでるはず。どうして?」

 

「そのどうしてってのは、どうして生きてるかって意味で解釈するぞ。

吸血鬼って言っても俺は完全に吸血鬼じゃない。

半分人間で、半分吸血鬼なんだ。だから日光を浴びても平気」

 

すると、タバサは納得するように頷いた。

 

「……信じるのか?」

 

「あなたが嘘をつく理由がない」

 

まぁ、確かにそうだけどさ。

 

「俺の国や異世界の話はいずれ話すよ。さ、使い魔について説明してくれないか?」

 

タバサは渋々と言った感じで使い魔についての説明を始めた。

……そんなに異世界の話がきになるのだろうか。

 

「使い魔には、主人の目となり、耳となる能力を与えられる」

 

「えーっと、俺の目からみてる景色がタバサからも見えるってこと?」

 

タバサが頷いた。

 

「さっきから何度も試しているけど、できない」

 

「あ、試してたんだ。」

 

まったく気づかなかった。

 

「契約はしてるからできるはずなんだよな?んー……」

 

顎に手をあてて考える。

 

「……わからないな。人間には使えないかもしれないなぁ。

その魔法が魔物や動物専用っていう可能性もある。それは今度考えることにしよう、

ほかに使い魔がやることは?」

 

「次に、使い魔は主人が望むものをもってくる。秘薬の材料などがいい例」

 

「秘薬かー……この世界に合成とか錬金術ってあるのか?」

 

するとタバサが首を横に振った。

 

「聞いたことがない。ただ、錬金と言うものならある」

 

「うん、大体わかった。次は?」

 

「使い魔は主を守る……これが使い魔にとって最も重要な役目。

あなたは剣を持っていたけど、戦える?」

 

「んー……この世界の強さの基準がわからないな。教えてくれ」

 

タバサが頷いて魔法の説明を始めてくれた。

 

 

――――この世界の魔法は、『火』・『水』・『土』・『風』と失われし属性の『虚無』

という五つの属性で成り立っていること。虚無を除いて四系統魔法と呼ぶらしい。

 

それら以外の魔法は『コモン・スペル』と呼ばれ俺を召喚した魔法と契約した魔法が含まれる。

 

それぞれ、人が使える属性は異なっており、親や素質によって千差万別とのこと。

魔法使い――メイジ――としての魔法の力量が上がれば使える属性が増えるらしい。

そして属性が増えていけば使える魔法も増えるとのこと。

 

タバサを例に例えると、タバサは『水』・『風』の魔法をかけあわせて『氷』の魔法が使えるらしい。

 

他にも同じ属性、『水』と『水』を組み合わせれば一つの『水』よりも強力な魔法が使える。

 

「大体の強さの基準はわかったよ。少なくともここの生徒の、一つだけの属性の子には

負けない……かな」

 

「これで使い魔についての説明は終わり。あなたに一つ聞きたいことがある」

 

「ん? 何だ?」

 

「あなたは、どんな魔法が使える?」

 

あ、魔法使えるってばれてる。そりゃああんなふうに跳べばばれちゃうか。

 

「使えるよ。これでも魔法剣士だからな」

 

「魔法剣士……?」

 

俺の一言にタバサが疑問の声をあげた。

 

「剣技と魔法を組み合わせて戦うってことだよ」

 

「魔法衛士隊のようなもの?」

 

「よくわかんないけど、多分そんな感じじゃないか?」

 

「……あなたの出身地を偽らないといけない」

 

「まぁ、異世界なんて信じないだろうからなぁ」

 

「それもあるけど、あなたが魔法を使えることが問題」

 

タバサの言葉に首をかしげる。

 

「どういうことだ?」

 

「ハルケギニアでは、平民が魔法を使えることはありえない。

あなたの出身地は――――」

 

 

そのあと、夜遅くまで俺の出身地などを決めていった。

 

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