2022年7月に発売し、当時プレイしたユーザー含め、話題沸騰のリメイク版に触発されたので、投稿しました(>_<)!!
今回は、メキシカンプロレス、ルチャ・リブレ界伝説の悪(ヒール)、グレート・エイジャのストーリーです!
悪役レスラーらしい暴力性の高い言動や行動にも着目してもらえたら嬉しく思います(^^ゞ
※※ネタバレを大きく含みますので、展開を知りたくない方はご注意を❗❗※※
ラスベガスの超人気プロレスラー・
怪力の巨人、マックス・モーガンとの激闘から約数週間、、高原は、
アメリカから南方へと旅を続けていた。そして現在、彼は情熱の国・メキシコに来ていた。
アメリカとはまた一味違う様な、
賑やかな都市に来ていた。
だが、街を一つ出れば、広大な荒野が広がる、今までに無い様な新鮮な場所であった。また、その街並みも白をベースにした、とてもクリーンなイメージの美しい建物が並んでいた。
こんな綺麗な場所が、この世の中に在ったのかと、感嘆の声を洩らしていた。そんな美しい街なのだが、
一歩裏路地に入ってしまうと雰囲気がガラッと変わり、老朽化した部分が顕になった建物が建ち並ぶ、細い道が続いていた。地元の人間すら、
滅多な事でも無い限り、通ろうともしないその裏路地を、何を思ったのか高原はズンズンとその細い道を奥へと突き進んで行ったのであった!
高原の直感が、この道を進んで行けば、強者との出会いが待っている、、、!そう告げている様な気がしてならなかった!!
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、、そして、その直感は当たったのである!しばらく歩いていると、
前方から、かなりガタイの良い紫色の乱れたロン毛の大男がふてぶてしく肩を切って歩いて来たのだ。
その顔つきも、目つきが鋭く、まるで血走っているかの様な、かなりイカつい印象であった。、、、その雰囲気で瞬時に判断した高原。
コイツは只者では無い、、、と。
だが、その男の風貌、、何処かで見た様な、、、、ダメだ、思い出せない、、。そう考えている間に、大男との距離があと数m程にまで近くなっていた。そして、そのまま通りすぎようとした、その時!突如、大男の太い腕が、細い通路を塞いだのだ!そして、こう言った。
「ア゛ァ゛ァ゛~~!?テメェ、ここらじゃ見ねぇ面だなァァ~~、、テメェ、何人だァゴラァァ~?このオレ様の見たところ、、、東洋人か、、、フンフン、、ハッハァァ~~!分かったぞ、テメェ~日本人だなァァ!?、、、、そうかそうかァァ~~!こいつぁ~何て奇遇なんだァ!、、ケケケケ、、、実はこのオレ様も、こー見えて日本人なんだぜ!!、、しかし、やっぱ、、てんでダメダメだなァァ~~!日本の格闘家なんて、オレ様の足元にも及ばねぇ~雑魚ばっかだからなァァ~~!どいつもこいつも、ちっこくてみみっちくて、ネズミみてェにチョロチョロしやがって!、、、つ~~~い、ウッカリ、プチッと潰してしまいそうだぜェェ~~!ヒャ~ハッハッハッハッハ~~~!!」
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それを聞いた高原は、堪忍袋の緒がキレたのであった。
「テメェ、、、あまり日本人をバカにするんじゃねぇぞ、、ただ図体がデカくて鍛えてりゃイイってモンじゃねぇ、、、見てくれだけで判断する様な野郎に雑魚呼ばわりされる筋合いは、、、何処にもねぇ~~んだよォォ~~~!!」
激しくバチバチにイガみ合う二人は、今にもケンカが始まってもおかしくない状況であった。
だが、思いの外、とても冷静に言葉を交わしていくのであった。
昔の高原なら、即ブチキレて乱闘が始まったのは言うまでも無い。
更に二人はこう交わしていった。
怖い顔つきの大男が、
「ギャハハハハハ!!笑わせんじゃねぇ!いいか?日本の格闘家は、たった二種類しか居ねぇ、、、何だか分かるか?、、、ケケケケ、、、オレ様みてぇな選ばれた日本人と、、テメェみてぇなチョロチョロ這いずり回るしか脳の無ェクソザコ、、、その二種類なんだよォォ~~!!」
高原は、
「オイ、、、オイ!!、、もう、それくらいにしといた方が身の為だぜ?、、、、これ以上、その口を開いてみろ、、、この俺の拳が、テメェの顔面をグチャグチャにしちまうぞ!!」
しかし、そんな事で挑発を止める様な聞き分けの良いタマでは無い。
「ア゛ァ゛ァ゛~~~!?ケケケケケケ、、、面白ェェ、、やってみろよ?、、、このオレ様を前にして、ココまでイキがってくる奴ァ久しぶりだぜェェ~~!、、テメェ、何て名前だァァ?、、、、、、ア゛ァ゛ァ゛?、、高原日勝ゥゥ~~!?ケケケ、、知らねぇなァァ~。だが、テメェみてェな命知らずを、プライドをズタズタに切り裂いて潰しちまうのも楽しいだろうなァ゛ァ゛ァ゛~~~!!ケケケケ、、このオレ様とヤリ合いたくてタマんねぇんだろォ゛ォ゛~~?ウズウズしてんだろォ゛ォ゛~~~!?、、なら、闘ってやらァ゛ァ゛!!
だが、こんな狭ェ所でオッ始めるのもシラけちまうからなァァ~。
ア゛ァ゛?オレ様か?ケケケケ、、、グレート・エイジャだ!
ルチャ・リブレ界伝説のヒール(悪)と言ったら、このオレ様の事だァ゛ァ゛~~!!よ~~く覚えとけゴラァ゛ァ゛~~~!!
、、明日の夜、、、この街のスタジアム『アレナ・メヒコ』へ来い!
そこでテメェを血祭りに上げてやるぜェ゛ェ゛~~!!いいかァァ~!?絶対に来いよ?ノコノコやって来た、その時が、、、テメェの首がカッ切れる時だァ゛ァ゛ァ゛~~~!!
ヒャ~~ハハハハハハァ゛ァ゛~~~!!」
[newpage]
こうして、この大男、グレート・エイジャと闘う事が決まったのであった。
そして、その夜、グレート・エイジャと言う人物の事がどうしても気になった高原は、ネットで検索してみた。すると、そこには、禍々しい脳ミソが飛び出した髑髏の仮面を付けている不気味な風貌の男が居た、、、!コイツは、、、!!
そう、あの時、、ラスベガスで、マックス・モーガンと闘う前に見た、
あのガラの悪いレスラーだ!
、、、、だったら、尚更、絶対に負ける訳にはいかない!!
こんな卑怯な、格闘家の風上にも置けない下衆野郎なんかに、負けてたまるか!と、メラメラと闘志を燃やし、気合いも十二分となってゆく高原日勝であった、、、、!!
翌日の夜、軽くウォーミングアップを済ませ、体調は万全。心身共に頗(すこぶ)る良好であり、いつでも戦闘準備はOKの高原であった。
そして、グレート・エイジャの待ち受けるスタジアムへと足を運ぶのであった!会場の中を見渡すと、
一般の観客に混じって、覆面やマスク、仮面を被ったイカつい男も数人見受けられた。疑問に感じた高原は受付のスタッフに質問してみた。
どうやら彼等は皆、歴としたプロレスラーであり、このメキシコを代表するプロレスである、ルチャ・リブレの選手達なのだと言う。
早い話、メキシコ流のプロレスと言う訳である。そして、ルチャ・リブレの選手は、アステカなどの文化的な影響から神聖視されており、覆面レスラーは人前では決してマスクを脱がないと言われている。
そんな事すら、何も知らないで、
このルチャ・リブレの聖地『アレナ・メヒコ』に来たのか!と言わんばかりに、受付スタッフは些か引き気味であった。しかし高原は、
プロレスにも、色々な歴史や風習が有るんだな~、とアッケラカンとしていて全く気にも留めていなかった!そうこうしている内に、いよいよ、グレート・エイジャとの闘いの刻が近づいてきたのである、、、!
だがしかし、今回の相手は今までのとは違い、相当頭のブッ飛んだイカれ野郎、、、正直、何を仕出かすか分かったモンでは無い。嫌な予感が頭から離れなかったのである。
それでも、今まで何人もの強者・達人と闘ってきた高原も、日本を旅立つあの頃よりも大分強くなって、
レベルアップして来ているのだ!
あの様な、闘いのポリシーを微塵とも感じない、平気で武器を持ち込む様な卑怯な輩なんかに、負けるハズも無いと、自信に満ち溢れていた!!
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、、、そして、いよいよ闘いの刻が来た!リングアナウンサーに促され、自分に渇を入れて、己を鼓舞しながら登場して行った!
そして、、次に登場して来るのが、
あの悪漢、グレート・エイジャだろう。そして、、、突然、会場中を凄まじい爆音で入場曲が鳴り響いていった!それも、ゴリゴリのデスメタル!!野太いデスボイスと、耳をツンざくシャウトが会場全体を瞬く間に支配していった。まるで、これではLIVEである。これぞ、、、
『LIVE A LIVE』とでも言うのだろうか、、、!?、、いやいや、それはあり得ない(笑)!!
そして、そんなデスメタルの爆音の最中、ふてぶてしく肩を切って、
ゆっくりと歩いて来るグレート・エイジャの姿があった。手には、
有刺鉄線を巻き付けたバットを握り締めていた!、、、来たな、、!!
、、、やはりコイツだ。マックスの試合前にTVで見た、あの男で間違いは無かった!脳ミソが飛び出してるオブジェが付いた不気味な髑髏の仮面を深々と被っている、、、、
この男が、ルチャ・リブレ界きっての極悪非道の伝説のヒール(悪)レスラー、グレート・エイジャ当人なのであった、、!
初めてその存在を認知した時からイケ好かない、フザけた奴だと、不快に思っていた為、、また、前日の裏路地の時には、日本人の格闘家をこき下ろす様な暴言まで吐いた事もあり、絶対に許さねぇ、、、と、激しく怒りを顕にしていた高原であった!
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と、その時!!いきなり、その手に持っていた有刺鉄線のバットを高原目掛けてブン投げてきた!
一瞬狼狽えたが、直ぐ様冷静に、直撃寸前で躱(かわ)したのであった。
しかし、、その頬には有刺鉄線で引っ掻いた痛々しい切り傷が出来、
ツーーッと血が伝っていき、ポタポタとマットの上に垂らしていった、、、。
やっぱりこの男は、闘いに対する敬意や尊厳など一切感じない、ただ暴力を楽しんでいるだけの悪漢であろう、、!!
そして、、、
エイジャと対峙したその瞬間から、
既にバチバチ状態でガン飛ばし合っていった。しばらくの沈黙が会場に流れ、やがて、エイジャが口を開いた、、。
「オ~オ~、、これはこれはマサルちゃ~~ん!よく逃げずにやって来たなァァ~~!その度胸だけは大したモンだ。誉めてやるぜェェ~~!だがなァ、、折角登場した早々で悪ィが、、、今すぐテメェの首をカッ切ってやるぜェ゛ェ゛ェ゛~~~!!全身血ダルマになって、不様に、オレ様の足元に転がってろや!ヒャ~~ハッハッハッハッハァ゛ァ゛ァ゛~~~!!」
それを聞いた高原は、
「あぁ、、来てやったぜ。、、そりゃそうだろ。テメェみてぇな、相手の実力も図れねぇ、見た目で判断し、武器に頼る、人種差別する様な下衆野郎に、、これでやっと引導を渡せると考えたら、ワクワクしてしょ~~がねぇからなァァ~~!!
この俺の怒りの鉄拳と蹴りを食らいやがれェェ~~~!!」
と、ハラワタの煮え繰り返る思いで激しく煽っていったのである。
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そして、、、リングアナウンサーが会場を熱気渦巻く歓声に盛り上げていき、その直後、いよいよ、、、
運命のゴングが鳴り響いていった!
高原とエイジャは、互いに凄まじい鬼の形相で睨み付け、ガン飛ばしながら、しばらくの膠着状態が続いた、、、。
そして先に動いたのは、やはり高原であった!
こんな小悪党、、軽々とノシてやると、小手調べの様に、パンチやキックをカマしてゆく。、、が、当然、
相手も難無く躱(かわ)していった。
そんな、余裕をブッこいているエイジャに一泡吹かしてやろうと、高原得意の『烈風正拳突き』怒涛の3連撃を繰り出した!だが、それも次々に躱(かわ)していく、、、そして、ラスト一撃!また躱(かわ)されると思っていたが、幸運にもヒットしたのだ!
しかし、殆んど堪えていないのか、
ニタニタ笑いながら、
「ケケケ、、こんなのがパンチかァ~?ケケ、、、笑わしてくれるなァ゛ァ゛~~!!」と罵っていた。
、、、コイツ、、とことんフザけた野郎だ、、、!なら、コレならどうだ!高原は勢い良く身体を捻り、
回転させた。そして、まるで竜巻の様な連続蹴りを浴びせ、吹き飛ばした!そう、高原の『銅回し回転蹴り』と、ナムの『パンチャマキック』の複合技が炸裂したのだ!!
、、、しかし、その手応えは、それ程感じられなかった、、。
すかさず天高く跳び上がり、、、
ムエタイの大技『スパイラル・ニー』を仕掛けていく!
そして、見事に直撃し、一瞬僅かに怯むも、直ぐ立ち直し、、、
血走った目でガン飛ばしながら、
突然!!高原の頭を両手で乱暴に掴んでいった。そして、何発も、何発も激しい頭突きをブチカマしていったエイジャ、、、!
頭から流血し、そんな高原に顔をグンッと近づけて容赦無く罵倒するエイジャ。
「ケケケケケケ!!テメェの力は、そんなモンかァァ~~!?もっとちゃ~んと頑張んねぇと、本当にその首、カッ切っちまうぞォ゛ォ゛~~!このザ~~~コ!!」
そんな、不遜極まり無いエイジャを睨み付けながら、その油断している顔面にツバを吐きつけ、激しく挑発していった!
「汚ねぇ面を近づけんじゃねぇ!
テメェ、息クセぇんだよ!!」
と、高原。
それにすっかり逆上したエイジャは、高原の頭を慣れた動きで、両足でガッチリ掴んでいった。
そして次の瞬間!!固定した高原の頭を、その凄い脚力でマットに勢い良く叩き落としていったのである!
そう、グレート・エイジャもプロレスラーの端くれ、、凄まじい威力の大技を、ちゃんと持っていたのであった。この大技は『フランケン・シュタイナー』!!
脳天から勢い良くマットに叩き付けられてしまった高原は、頭から血を吹き出し、そして、その出血量も多く、すっかり意識朦朧の重症状態に陥ってしまう、、、。
そんな高原を、情け容赦無く、無情にも、口に大量に含んだ何か液体の様なモノを、思い切り顔面に吹き掛けたのだ!それは、緑色をした霧状の攻撃だった。コレは、プロレスでは反則とされる目潰しの、、『毒霧』を噴射したのである!
突然の出来事に戸惑いを隠せない高原は、視界を奪われ、成す術無し、、、!
すかさずレフェリーが止めに入り、
エイジャに注意する。
だが、そんな事で引き下がる彼では無かった、、、。
「邪魔するな雑魚がァ゛ァ゛!!テメェも首カッ切られたいかァ゛ァ゛ァ゛~~!?ア゛ァ゛ァ゛ァ゛~~~ゴラァ゛ァ゛ァ゛ァ゛~~~~!!!?」と、
非情にも脅していった。
だが、それでも必死に攻撃を当てようと躍起になるのだが、尽(ことごと)く躱(かわ)されていった、、。
[newpage]
そんな時、突然、観客席から罵声が飛び交った!
「卑怯だぞーー、この八百長野郎ォォォ~~~!!」
そして次の瞬間、エイジャの後頭部に飲み物の空き缶が当たってしまったのだ。
それに反応したエイジャは、
「ア゛ァ゛ァ゛~~!?八百長だと?このオレ様の何処が八百長だァ゛ァ゛ァ゛~~ゴラァ゛ァ゛~~~~!?」と、リングの外に出て、
その、罵声を浴びせた観客に駆け寄り、容赦無くボコボコにノシてしまった、、、!そして、その傍らには
小さな子供が一人。そして、
「と、、、父ちゃ~~~んん!!」
と泣き叫ぶ、、、。
どうやら、罵倒した観客の男の息子であろう。まさかの、観客に手を上げる様な、極悪非道のグレート・エイジャであった、、、。
その一部始終を見た高原は、
「オイオイ、、、テメェ、観客に手ェ出してんじゃねぇよ!、、関係無ェ人間を巻き込んでんじゃねぇ~~!!」
その、あまりの非人道的な行いに、
遂に堪忍袋の緒がキレた高原は、、
絶対に、こんな下衆野郎なんかに
負ける事は許されない!と、
激しく憎悪の炎をメラメラと燃やして、気合いも再注入していったのである!!
エイジャから受けた傷も次第に軽減され、身体中を活気が満ち溢れ、
どんどん軽やかになっていった!
先程食らった毒霧の目潰しのダメージですら回復し、どうにか視界も取り戻しつつあった。その、圧倒的な回復力を見たエイジャは、
「ア゛ァ゛ァ゛~~~!?テメェ、、、大した野郎だなァァ。このオレ様にケンカ仕掛けるだけの事はあったっつ~事か、、!!ケケケケ、、少しは楽しめそうじゃねぇかァ゛ァ゛ァ゛~~~!!」と、
感心していた。
[newpage]
だが、そんな余裕をブッこいて、
すっかり油断しているエイジャに、
猛突進していく高原は、目の前で残像を残し、高速で背後に回ってからの、まるで暴風の様な連続蹴りを炸裂させるのだ!
つまりは、森部の『あびせ蹴り』と、ナムの『パンチャマキック』の融合技だ!しかも、それで終わりでは無い!!すかさず、吹き飛ばしたエイジャを決して逃す事無く追撃してゆく。上空に高く跳び上がり、
エイジャ目掛けて跳び蹴りをブチ込んだ!そう、ムエタイの大技『スパイラル・ニー』だ!そして、、
更には、そのスキだらけのガラ空きのドテッ腹に『通打』を叩き込んでいったのだ!!
また更には、ハンの関節技『アームロック』で腕を固めてからの、
顎に手を当て、首関節をキメる『キャメルクラッチ』を仕掛けていったのであった!!その息をつかせぬ怒涛の猛攻に、意気消沈になっているハズだと思っていた高原。
、、、しかし、それが爆弾の導火線に着火する事になろうとは、、
夢にも思っていなかった、、、。
完全にブチキレたガン決まりの充血した赤い血走った目の凄まじい形相で、高原の背後に回り込み、そこから、あのマックス・モーガンの『ジャーマン・スープレックス』に酷似した
大技『バックドロップ』を発動していったのだ!!
忽ち、脳震盪を起こし、フラフラになった高原の上に馬乗りになるエイジャ。そして、乱暴にひたすらブン殴っていったのだ、、、!!
顔面はパンパンに腫れ上がり、血塗れになってしまっていた、、。
そして、エイジャがこう言った。
「ヒャハハハハハァ゛ァ゛ァ゛~~~!!テメェは所詮、てんで大した力も無ェ、タダのクソザコの餓鬼なんだよバ~~~カ!!!!」と、
顔を近づけながら痛烈に見下したのだ。だが、またも調子に乗って顔を近づけて油断したその顔面に、
渾身の力を込めたヘッドバットがエイジャの顔面にメリ込んだ!
まさかの反撃に、とっさに顔を押さえて悶え苦しむエイジャの後頭部に、すかさず高原は延髄蹴りを
クリーンヒットさせた!
、、『窮鼠猫を噛む』、、、追い詰められたネズミは、猫をも噛む。
正に、この今の状況である!
[newpage]
マットに痛々しく転げ回るエイジャに対し、その様をとても冷静に見下している高原。少ししてエイジャは、、、、
「、、、もう絶対に許さねェ゛ェ゛、、殺してやる、、、絶対に、、、コロォ゛ォ゛ォ゛~~~~す!!ウガァ゛ァ゛ァ゛ァ゛~~~~~!!!!」と、
より一段と凄まじい気迫で、奇声を
張り上げながら、天高く飛び上がった!、、、まさかコイツ、、!!
ナムの跳び蹴り『スパイラル・ニー』を出してくるつもりか!?
、、、しかし、そんな訳は無かった。だが、何かヤバそうな技を仕掛けてきている事には変わりは無い。
飛び上がったエイジャは、高原目掛けて、その巨体を最大限に使っての、ド派手なボディプレス攻撃、『トルネードプレス』を仕掛けて来たのだ!その一瞬の出来事に、
すっかり出遅れた高原は、その大技の直撃をモロに食らい、餌食になってしまった、、。意識がブッ跳び、
フラフラで立ち尽くす。
更に間髪入れず、両足でガッチリ頭を挟まれてしまい、そこから勢い良くマットに叩き落とされてしまうのであった、、、。そう、またも
『フランケン・シュタイナー』の餌食になり、やがて、、、遂に高原は
力無くマットに沈んでいってしまったのであった、、、。すかさず
レフェリーのカウントが始まった。
、、、いよいよ俺も、ココまでか、、、ココで、終わりなのか、、、と、何時に無く弱気の高原。レフェリーのカウントも、やけにゆったりと聞こえ、時の流れがとても緩やかになったかの様な錯覚をしていたのだ。そんな中、、今まで闘って来た強者達の期待・思いが、
高原の頭を駆け巡っていった。、、、これが、、所謂(いわゆる)、、走馬灯ってヤツか、、俺は、、、ココで負けるのか、、。
けど、この俺にしちゃあ、結構頑張ってイイ所まで行った方だよな?、、、、もう、、イイよな、、!?と、力無く眠りにつこうとしていた。、、、
だが、今までの達人の強者達は皆、
高原日勝を挙って激励し、称賛していたではないか、、、!!もし、
ココで諦めたりしようモノなら、その者達の思いまで踏みにじる事になってしまう!、、、、そして、高原は一切の迷いを捨て、覚醒した!!
[newpage]
全身をグツグツと煮え滾(たぎ)らせるかの如く、灼熱の闘志を燃やし、
沸き上がるマグマの様な激情を、、、コイツに、、この不遜な男に負ける事は、己にも負ける事に等しいのだと憤慨し、その感情を爆発させていったのであった!!
ドバドバと脳内に溢れるアドレナリンの所為か、今までの大ダメージすらモノともしない気概を見せ、その戦闘スキルも大幅に向上させてゆく高原なのであった!
しかし、それを快く思わないエイジャは、往生際の悪い糞餓鬼に、『死』と言う名のプレゼントをくれてやろうと、、、そう言わんばかりに、、、ゆっくり、、、ゆっくりと、、、夜叉の形相で近づいてきた、、、、!!そして、
「アァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛~~~~~!!!?このオレ様に、、首をカッ切られるのは、、、高原ァ゛ァ゛ァ゛~~~、、、、テメェみてぇな弱っちい、YELLOW MONKEY(日本人)と相場は決まってんだよ!!!!
そろそろ、、、本気(マジ)で殺ってやるよォ゛ォ゛、、、、これで、、、、『THE END』だァ゛ァ゛ァ゛ァ゛~~~~!!ヒャ~~~ッッハッハッハッハッハァ゛ァ゛ァ゛~~~~!!!!」、、、、
そして、後ろのポケットから、鋭いナイフを取り出したグレート・エイジャ、、、だが、その時!!
レフェリーのカウントが「9」を過ぎ、いよいよ「10」に差し掛かろうとしたその矢先、、、ゆっくりと起き上がってきていた高原日勝!
その様を見たエイジャは、
「アァ゛ァ゛ァ゛ァ゛~~~!?、、、本当に、、つくづく往生際の悪い餓鬼だなァ゛ァ゛~~、、、とっとと大人しく、このオレ様に首をカッ切られちまえェ゛ェ゛ェ゛ェ゛~~~~!!△×○?※△×@×○@※×~~~~~!!!!」
あまりに血が頭に昇り過ぎたのか、言葉にならない罵詈雑言を叫び狂いながら、襲い掛かってくるエイジャ!!、、、よし、チャンス到来だぜ!と、言わんばかりに、凄まじい技の応酬に次ぐ応酬、、、!!
[newpage]
破壊されたダムの大量の水が一気に押し寄せるかの激流の如く、、、
超絶ラッシュをブチカマしていったのであった!!
エイジャに猛突進し、眼前で残像を残して姿を消してからの、背後から蹴りを浴びせ、身体が反転した所に、間髪入れず、みぞおちに痛恨の一撃を食らわした!そう、森部の骨法秘技「あびせ蹴り」と「通打」のコンビネーション技を披露したのだ!
そして、激しく悶え、大きくのけ反るエイジャの背後から、マックス十八番の「ジャーマン・スープレックス」をお見舞い!!そして、激流のうねりは尚、留まる事を知らない!
そこから、エイジャお得意の大技「フランケン・シュタイナー」まで、ブチカマしていった!、、、
もう言うまでも無く、その身に直々に食らい、身を持ってラーニングしていた高原なのであった!!
強力なプロレスの大技を2回も続けて食らってしまい、最早、立っているのもギリギリの極限状態のエイジャであった。だが、そんな事など知るかと言わんばかりの、連撃は止まる事は無いのだ。
今度は、関節技の達人・ハンの
『クロスヒールホールド』を仕掛け、ガッチリ足を固め、機動力を
無力化する。そして、続け様に
『アームロック』で腕もキメて封じていき、エイジャの動きを尽く完封していく事に成功した!、、、
、、だが、しかし、何と、、、!!
平然と立ち上がっているエイジャが目の前に居た、、!確かに手応えは
あったハズだが、その凄まじい執念なのだろうか!?プルプルと小刻みに身体を震わせながら、意識朦朧の状態で立ち塞がっていたのである!
そんなエイジャに、
「へへへッ!、、何だテメェ、、、意外とやるじゃねぇか!!テメェみてぇな半端モンの何処に、そんな力が、、熱い心があったんだよ!?」
と、皮肉を込めて吐いていく高原。
[newpage]
意識朦朧状態だが、その顔は、
まるで不動明王を彷彿とさせるかの様な、威圧感満載の形相をしているグレート・エイジャ!
しかし、立っているのがやっとの彼は、自由に手足すら動かせないでいる。そんなエイジャに、トドメを刺すべく、エイジャから会得した、
もう一つの大技も披露する!
天高く跳び上がってからの、、、
全身をフルに活用して、強烈なボディプレスをお見舞いした!
そう、この技は『トルネードプレス』である!!
自分の得意技で、窮地に晒される羽目になろうとは全く予想だにしていなかったエイジャであっただろう。
頭からピュ~~ッッと血を吹きながら、白目をひん剥いて、、、決死の
噛みつき攻撃を仕掛けて来たのだが、、もう、すっかり動きの鈍くなった彼の、噛みつき攻撃を難無く躱(かわ)し、そして、、、遂に、、正真正銘のトドメの一撃を持ってして、、!
マットへと叩き沈めてやると、奮起する高原!!
ラストを飾るのは、高原自慢の『烈風正拳突き』!
渾身の力を振り絞り、それをモロに顔面にクリーンヒットさせた高原!!そして、エイジャの被っている髑髏の仮面が、粉々に砕け散っていったのであった、、、!
そして力無く、
「ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛、、、、、、、」と声を発し、
そのままバタン!とうつ伏せで勢い良くマットの上に沈んでいき、遂にKO(ノックアウト)されたグレート・エイジャであった。
[newpage]
、、、か、、勝った、、、!!
この、グレート・エイジャと言う男、、、タダの卑怯で不遜な暴漢では無かった、、、。
その実力は、あのアメリカのスーパースター、マックス・モーガン以上の怪物なのかもしれない。
だが、そんな怪物に、勝つ事が出来た!!
程無くして、会場のスタッフがエイジャの身体を担架に乗せ、会場から運ばれて行った。その様子を眺めていた高原がふと目にしたのは、
エイジャの右手が担架からダランと出たと思った矢先、ゆっくり親指を立て、下へ向いていた。それが意味するのはつまり、、あの野郎、、、
こんなになっても、まだ挑発しやがるのか、、、そう考えていると、
その右手の親指が180°逆になり、
天を向いていたのだ!
そして、、程無くして力無くダランとぶら下がっていった右手。その様子を見ていた高原は、とっさに
「お、、、俺も行くぜ!」と、
エイジャの後を追って行ったのであった。
会場の中に有る、緊急医務室に運ばれ、意識朦朧のエイジャ。
そして、その横に立つ高原が、
こう言った。
「、、ヘッ、、、この野郎、、アンタは本当にスゲェ奴だったぜ!
アンタみてぇなスゲェ実力の男が、ラスベガスの試合でメイン張れないなんて、信じられねぇぜ。、、、
まぁ、それもそうか。あんな暴れ回って相手をボコボコにしちゃあ、
メインは張らしてくれねぇよ。
、、、ったく!宝の持ち腐れも良いトコだぜ!!この、、大馬鹿野郎がァ~!!」
と、その時、突然カッと目を開き、
胸ぐらを掴んできたエイジャ!
慌てたスタッフが止めようとするが、直ぐにエイジャは、
「ア゛ァ゛ァ゛~~~、、、このオレ様に向かって、、大馬鹿野郎だァ゛ァ゛~~、、、、ケケケ、、お、、面白ぇジョークだ、、、、ぜ、、、、、(ガクッッ)」
そして完全に気絶したエイジャなのであった。
[newpage]
その後、場所を病院に移し、しばらくの時が流れ、、すっかり夜が明けていった。高原も、隣のベッドで横になり、包帯を巻きながら傷を癒していた。しばらくして、ようやく目を覚ましたグレート・エイジャ。
そして、傍らには高原も立っていた。
エイジャが先に口を開く。
「ケケケケケケ、、、高原、、日勝、、、か、、。オレ様の目標が一つ増えたぜ。いつの日か必ず、、、テメェの度肝を抜かす闘いで、、、ブッ倒してやるぜ!!そん時まで、ちゃんと、その首、、、キレイに残しとけよ。このオレ様が、、、高原ァ゛ァ゛~~、、テメェに圧勝した、その時こそ、テメェの首がカッ切れる時だからなァ゛ァ゛ァ゛~~~!!」
、、、信じられない奴だ。あれだけコテンパンにされたのに、全然懲りていない、、!
、、、だが、その顔に以前の様な凶悪染みた表情は全く無く、目が生き生きとしており、熱い闘志に溢れていたのであった、、、!!
「ケッ!ったく、アンタも俺に負けず劣らず往生際が悪ィなぁ~~!!けど、、そうゆう奴ァ、嫌いじゃ無いぜ!、、、アンタ、あんな強ェ奴だったとは思わなかったぜ。
なぁ、エイジャ!、、、ヒール(悪)なんてもう、止めちまえよ!?あんな凄ェ実力を出し惜しみするなんて、勿体無ぇよ!なぁー?良い考えだろ!?」
エイジャは、
「何ィィ~~?テメェ~~、このオレ様をバカにしてんのかァァ~~~!?オレ様は、、、ルチャ・リブレ界きっての極悪ヒールとして売ってんだよ!!それを捨てろってのか!?ア゛ァ゛ァ゛ァ゛~~~~!?、、、、だが、、、それも、、良いかもな。、、、ケケケ、、、あんな大負けして、オレ様のプライドはズタズタにカッ切れちまったぜ、、、!、、分かったよ、高原ァ!!一応、今後のファイトスタイルの候補には入れといてやるよ!!」と語っていたエイジャ。
つくづく口の減らないエイジャに、
やれやれと思いながらも、その熱い思いをぶつけ合っている様にも見えた二人なのであった!!
[newpage]
そして、、、高原は、夜の空港の便にて、また次なる強者を求め、、、
メキシコの地を、、広大なアメリカ大陸に別れを告げ、意気揚々と旅立っていった、、、、!!