R17.9推奨です。
バーバラちゃん視点です。
ロイさんが騎士団を退団になって何日後、ファルカ団長が連れた遠征団が出発した。
モンド城門では私を含めた沢山の人達が遠征団達を見送ったけどその群衆の中にはロイさんの姿はなかった。
ジンさんはなんでこんな時にもいないんだ!!と怒っていたけど、お姉ちゃんはロイさんの事わかっていないんだね。
私は知っている、今多くの人は遠征団を見送るために出かけたりなどはせずモンド城内の中で過ごしている。
中には冒険者も騎士団の人たちもいる。
つまり、今モンド城内や城外の統治がめちゃくちゃになっているということ。
盗賊団はこれをチャンスと思い盗みを働き、魔物が村を襲っていても村人達を助けることができない。
だからロイさんは自分を犠牲にして、身を粉にして助けているんだ。
ロイさんがこういう祭り事などを苦手としているのはお姉ちゃんやガイアさんは知っているけど、本当はみんなが祭りやイベントを楽しめることがロイさんにとっての幸せで、ロイさんの苦労が下支えとなっているんだ。
私が一番の騎士は誰と聞かれたら、迷わずロイさんを挙げるだろう。
みんなが知らないことを私が知っているんだ、ロイさんのことを全部知っているんだ。
私が、私だけが、伴侶の私だけが癖も武器も洗い方も寝る仕草も排尿も全部、全部、全部、全部知っているんだ。
嗚呼、だけどまだ知らないことがあったや。
あの人の精液はどんな味がするんだろう❤
その日は昼なのに暗い、どんよりとした雲が空一面に浮かんでいた日だった。
私はいつものように教会のお掃除とバルバトス様に祈りを捧げ、ちょっとの休憩でロイさんのことを監視、じゃなくて見守っていた。
見守るというよりも聴守る、かな? フォンテーヌの商人から買った盗聴器を使ってロイさんが今どんな事をしているのかを聞いていた。
盗聴器はロイさんの服に忍び込ませてある、どうやってかを聞かれるとちょっと言いにくい。
決してロイさんの家に侵入して服を物色したとかじゃないんだからね。
そんなことは置いておいて、ロイさんの盗聴器と繋がっているペンダントからの音に集中する。
ヒルチャールの叫ぶ音や爆発する音が聞こえる、ロイさんは退団した後でもモンドのために、私達のために戦っているんだと思った。
ザザザザザザザザザザザザザザザザ
すると急にペンダントから砂嵐が聞こえてきた。
今までこんな事なかったのに一体なにがと冷や汗をかいていたが、
「ロイさーん!!」
と誰かの声が聞こえてきた。
この声は…、アンバー? さっきの砂嵐とアンバーの声で原因が彼女によるものなのかと思っていたけどこの考えはすぐに吹き飛んでいってしまった。
「えいっ!」
とアンバーの言葉と同時にバサッと布に何かが当たったような音が聞こえる。
すると小さな声で
「いい匂い、好き…」
と小さな声で、だけれどもハッキリと聞こえる声が響いてきた。
この女、もしかしてロイさんに抱きついている?
しかも好き?? は?? お前みたいな負け犬が好意を抱いているのか??? 発情期か?????
私はそのペンダントを壊すところだった。
発情ウサギがロイさんに腰を振って、死ねよ、死ねクズ。
ロイさんは私の伴侶、そこらへんのゴミ共と一緒にいてはダメ、話してもダメ、同じ空気を吸ってはダメ。
ましてや、抱きついて匂いを嗅ぐなど処刑に値する。
私はこの雌にお灸を据えてやると思った時にまたペンダントから激しい音が聞こえた。
「グオオオオォォォォォォッッッ!!!」
人間とは思えない叫び声が聞こえ、今度はなんだと思っていたら
「あれは、風魔龍!! ロイさん大変!! 今度の風魔龍はモンドを襲うみたい!!」
雌の声が聞こえて今の状況をハッキリわかった。
「ヴィクトリアさん!! みんな!! たいへ」
ドドドドォォォォォォォォォン
教会が激しく揺れてガラスが割れそうな振動が教会中に伝わる。
「い、一体なにが!?」
ヴィクトリアさんはその場で両足を大きく開き、なんとかその場に立ちとどまっている。
私はなんとか教会の出入り口の方まで歩き続けてドアを引いて開けると風が中へとすごい勢いで入ってきた。
つい腕を顔の前に出して、目を細めた。
その僅かに見える景色には風魔龍のトワリンが翼を大きく羽ばたいていた姿が見えた。
これまで風魔龍はモンドに色々な被害を加えていたがここまで明らかにモンドに敵対するのは初めてのことだった。
すると風魔龍は何処かへと踵を返して飛んでいって、それと同時に暴風も収まってきた。
もしかしたら怪我人が来るかもしれないと思った私は教会の中へと戻り、治療場の整備と準備を始める。
すると今度は大雨がすごい勢いで降ってきて、これも風魔龍のせいなのかなと思ったりなにかもっと不吉なことが起こる前触れなのかなとも思った。
そういえば、あれからペンダントから音が聞こえなくなった。
ロイさんの方で何かがあったのかなと少し心配になりながら作業を続けた。
バンッ!!
すごい大きい開閉音が聞こえ、治療場のドアを開けて様子を確認しようとすると。
「バーバラァ!!! 助けてくれ!!」
と今まで聞いたことのない声が響き渡り、一体誰がどんな怪我をしたというのかという焦りが吹き出したのと同時に目の前にあったドアをその声に応えるように思いっきり開けた。
すると教会の出入り口にはロイさんらしき人とお腹に明らかに人工的な物が突き刺さっている女性がお姫様抱っこの状態でいた。
ロイさんらしき人は私の方へ女性を連れて歩み寄ってきた、小走りで抱えている物を大事そうに扱うように。
「バーバラ、頼む」
と私の目の前でロイさんは私に頼んだ。
あの叫び声は本当にロイさんのものだったのかと私は認識した。
「わかった、早くこっちに連れてきて!!」
私はロイさんにそのまま治療場へと運んだ来てもらい、ヒイナさんを治療台に置いてもらった。
ロイさんは不安な表情をしているから私はロイさんに「大丈夫、絶対に死なせないから」と伝えて少しでも気が和らぐように願う。
そこからはヒイナさんのお腹に刺さった木材を取り除きながら臓器を修復して怪我を治し続けた。
そして治療が終わり、ヒイナさんの呼吸が通常の速度に戻ってなんとか助けることができた。
治療場のドアを開けるとそこにはロイさんが長椅子に座って前のめりで両手を合わせて祈っているような姿があった。
「ロイさん」
声をかけるとロイさんは私に気づいて不安そうな表情で立ち上がって私の目を見つめていた。
「ヒイナさんは一命を取り留めたよ、安心して」
私はロイさんに優しい声で伝えるとロイさんはお尻から長椅子へ重力に従って落ちていきまたさっきの格好へと戻った。
少し違うのは手が神に祈る形じゃなくて顔を押さえるような格好をしていた。
「ありがとう」
ロイさんは顔を抑えながら私に感謝を述べてくれた。
私はロイさんの隣に座って慰めようとしたけどある考えが私の脳裏によぎった。
今のロイさんは珍しくメンタルが弱くなっている。
今ならロイさんを私に依存させることができるんじゃないかと考えた。
もし、ヒイナさんが仮に死んでいたら…。
「雨が…降ってきたな…」
するとロイさんがギシッと体を椅子の背もたれに体重をかけて真上を向いている時に私に言ってきた。
「もう、雨は降っていないよ…?」
ロイさんはついにショックで幻聴が聞こえるようになったのかなと思ったら
「いや、雨だよ…」
ロイさんが上を向きながら頬に水が垂れているのが見えた。
ロイさんのその水は安堵によるものなのか新たな恐怖によるものなのかは私には分からない。
それでもロイさんの涙を見たことは私にとっての初めてだった。
ロイさんの涙もどんな味なんだろう…、ふふっ。
「そうだね、早く帰ろう。ここは冷えるよ」
私はロイさんに言うとロイさんはゆっくりと立ち上がって出口の方へとフラフラと揺れながら歩いていく。
私もロイさんの後を追いかけていった。
外は真っ暗で月明かりが私達を照らしているメルヘンな雰囲気だった。
「あ」
とロイさんは思い付いたかのように一言言い、
「家ない」
とちょっと困ったかのように言った。
騎士団本部のいつものところでいいじゃんと思ったがそういえばロイさんはもう騎士団の人じゃないんだと思い出した。
だけどロイさんなら適当に外で寝たりして一夜を明かすかもしれない。
私はしょうがないなぁという気持ちでロイさんを我が家に誘おうとした時、
「ジンに泊めてもら「じゃあ、わ、私のところで寝る?」
私はロイさんの独り言を言い切る前に言葉を割り込ませた。
お姉ちゃんの名前が聞こえたけど、ダメ。
お姉ちゃんは料理は全然できないしお掃除もできないし仕事ばかりしている人なんだ。
そんな人よりも私のところの方が良い。そうだ、絶対こっちの方が良い。
「頼む」
ロイさんはお姉ちゃんじゃなくて私を選んでくれた。
ロイさんのヒロインは私なんだ。お姉ちゃんでもアンバーでも他の人でもない。
私が、私だけがロイさんの唯一のヒロインだ。
「じゃあ、早く帰ろ!!」
私はロイさんの手を取って、私の家へと引っ張っていってあげた。
今日の我が家にはお父さんは出かけてていない。
私とロイさんの二人だけ、たった二人だけ。
「じゃあ、先に浴びてくる」
ロイさんは私が用意したタオルを持って浴場へと歩いていった。
いまならチャンス、と思った私はロイさんが浴場へ入って1分後にロイさんの服が置いてある洗面所へと入った。
ロイさんが浴びているシャワーの音が私がたてる物音をかき消してくれた。
盗聴器が壊れてしまったからロイさんの服に再び盗聴器を仕込もうとする。
これでどんな雌と話しているかわかるし浮気をしていないかも確認できる。
ロイさんがいつも着ている服をゴソゴソと洗濯カゴの中から探していたら、あるものに目がついた。
漆黒色に染められた下着、秘部を隠す方の下着がいつの間にか私の手の中にあった。
私の息は犬のように荒くなり、目が大きく開いているのが自分でもわかる。
私はそのロイさんの下着をしばらく見つめて、そして意を決して顔へうずめる。
「おぎゅ❤ おっ❤おっ❤ひぐぅぅぅぅぅぅっっっ!!❤❤❤❤」
私の鼻孔を通って脳味噌へ直接匂いが直撃してきた。
目の前がチカチカと白く光って体がビクッと気持ちよくなる。
「あっ!!❤まっ❤❤まっで!❤❤❤❤ イグ!!❤❤ イッじゃう!!!!❤❤❤❤❤」
これ以上嗅いだらもう戻れないような、闇に落ちていってしまうかのような感覚に陥るがもうその麻薬から離れることができなかった。
「イっっっっっっっっ!!!❤❤❤❤❤❤❤」
私は立っていることができずに足が崩れて地面へと伏せた。
目の前が真っ白に染め上げられて口からよだれがダラダラと垂れて、鼻水も花粉症の人のように溢れ出ていた。
今の私の顔はどんなに惨めで汚い表情をしているのかは容易に想像できた。
私は気を失いそうになったが自分の脳味噌に念じてロイさんの下着を洗濯カゴへ戻して洗面所へ出てリビングへ戻った。
本当に危なかった。
もしあんな状況をロイさんに見られていたらどんな目を向けられるだろうか。
私は恐怖と高揚が同時に溢れ出ていた。
「バーバラ、いいぞ」
机に伏していたらロイさんの声が聞こえ、顔を上げるとそこには髪がまだ湿っているロイさんの姿があった。
「っ!!❤❤ う、うん。 じゃあ私も入るね…」
また幸せが襲ってきたがなんとか我慢してロイさんの隣を通って浴場へ行く。
隣を通る時、ロイさんの匂いが私の下腹部をキューと締め付けてきて痛かったが小走りで向かった。
そして浴場では3回くらい幸せの絶頂に達して自分を正常を戻しておいた。
浴場から出て洗面所でパジャマを着替えてロイさんがいるであろうリビングへ向かう。
リビングにはロイさんが寝ていて、机に腕を枕として使いスヤスヤと眠っている。
私はロイさんの方へ足音を立てずに歩いて行き、頭を撫でた。
髪はサラサラではなくちょっと硬い髪質。
だけどそれも心地が良い。
私はロイさんを私の部屋へと運んでベットに寝かせた。
小柄な私でも本気を出せば大人一人分くらいは運べる。
そして私もロイさんを起こさないようにベットに乗る。
ロイさんを起こさないようにズボンを下ろして、下着も取る。
そこには猛々しいモノが元気がない状態でへたり込んでいた。
私はまず口で元気を注入してみた。
ロイさんのやつは大きくて喉が圧迫されるようで苦しかったけどとても美味だった。
一回ミルクを飲んだ後は私はベットの上で立ち上がって私のショーツを脱いだ。
とても恥ずかしかったけどロイさんは人形のように胸を上下に動かしているだけど起きる気配はない。
そして私はロイさんのソレをしっかりと支えて腰を下ろした。
最初は痛くて血が出たりもしたけどしばらく慣れさせたら痛みよりも快楽、幸せな気持ちが上回った。
そしてトランポリンのように何回かバウンドすると…。
気づいたら朝だった。
気絶しちゃったなと少し後悔をしながらロイさんの胸に手を回して頭を擦り付けた。
マーキングという動作というのもあるし愛を感じたかったというのもある。
私はベットから起き上がって服を着替え直した。
ドロドロだったし、昨日のニオイがすごいプンプンと漂っているからすぐに水の中へと浸けておいた。
勿論ロイさんの服と一緒に。
ロイさんのために、妻のようにキッチンでお料理をする。
メインはハッシュドポテトで満足サラダとちっちゃなキノコピザを用意した。
飲み物としてアップルサイダーをグラスに注いでいたら、ロイさんがボサボサな頭を掻きながらこちらへ来ておはようと言ってくれた。
私は新婚のように笑顔で「おはよう」と言って注いだグラスを置く。
ロイさんは席に座って眠そうな目を擦る。
私もロイさんと向かい合う席に座って
「じゃあ、いただきますしよ?」
と言うとロイさんは
「いただきます」
と先に言って食べ始めた。
そんなに私の料理が食べたかったんだと思いながら私もいただきますをしてメインに手をつけた。
「ありがとうな」
我が家の玄関でロイさんは私に言った。
「また来ても良いんだからね」
私はそう言うとロイさんは軽く頷いて後ろを向いて歩いていった。
夜の生活、朝の生活、今のお見送りは正に夫婦のような生活。
私の望んでいた幸せな生活。
今は一日の生活だけれども、もう少ししたら永遠に続く生活に変わる。
まっててねロイさん❤
「バー、バラ?」
横から声が聞こえて向いてみるとそこにはお姉ちゃんは佇んでいた。
驚いたような顔と嫉妬のような顔が交わりあった表情だ。
「あれ〜? お姉ちゃんいたんだ〜」
私はお姉ちゃんを挑発するように言って近寄った。
「いまの…、ロイが…」
「あぁ、ロイさんは私と楽しい夜を過ごしたよ。 ねっとりとした、ジワッとした、とても幸せな一夜を過ごしたの」
そう言いながら私は下腹部を擦って、夢見心地の声で挑発する。
「…クッ!!」
お姉ちゃんは怒りの表情を表して手をギュッと力一杯に握って何処かへ早歩きで去っていった。
誰にも負けない、取らせない、最後に勝つのは私なんだ。
たとえお姉ちゃんにも私は容赦はしない。
だから、最後には私の所に来てね、ロイさん❤
大丈夫…大丈夫…、これは儀式…、ただの愛を確認するための儀式なんだ…(自己暗示)
ただちょっとこういうやつ書いてみたかったんです、ハイ(反省はしていない)