がっこうぐらし!RTA強化禁止縛り女装男子ルート   作:ナナシマのゴンベ

2 / 10
本編に入ったので初投稿です。


だいにわ アウトブレイク~くるみ覚醒

 四時間以内に卒業するRTA、はーじまーるよー。

 前回は、アウトブレイクが始まる所さんまででしたね。

 

 それでは、リュックから楽器(アルトサックス)を出して装備しましょう。そのまま廊下に出て、周囲を確認します。

 はい、無事にさっきまで生徒だった物が生徒に噛みついていますね。このバージョンではプレイヤーキャラにも正気度(SAN値)がありますが、アス君の正気度は極めて高いです。

 まあ、頭脳と直感に無振りなおかげで「よく分からないけど何かヤバい事になっている」程度の認識だからなんですけどね。

 

 おっと、こちらに噛みついてくるかれら1体(チュートリアル矛盾塊)がいますね。せっかくなので、ここでアス君のもう一つの初期スキルをお見せしましょう。

 掴みかかるのを「しゃがみ」で回避し「逆立ち」に移行! その勢いのまま踵を矛盾塊の頭部に叩きこみます!

 これぞ、アス君のメインスキル「カポエイラ」です! 普通の「キック」スキルに比べると隙が大きいものの、威力・ふっとばし力に優れ、しかも倒れた状態からも繰り出せます。おまけに、脚力に補正が入る為、ステータス強化を禁止している本チャートには最適なスキルと言えます。

 

 では、教室に戻って要介護(めぐねえ)をパーティに加えましょう。

 

「とーくん、その足……、なに?」

 

レッ!? ……しまった、ゆきちゃんがいるの忘れてたぁああああっ!

 要介護(めぐねえ)なら誤魔化せましたが、直感極振りのゆきちゃんは無理です。あぁ~、ゆきちゃんの正気度が削れる音ぉ~。

 仕方がないので無視します。要介護(めぐねえ)要介護2(ゆきちゃん)を背負うように言いましょう。

 

「な、何が起きているんですか!?」

 

大惨事大戦だ!

 

 はい、要介護2(ゆきちゃん)を背負った要介護(めぐねえ)の手を引いて、廊下に出ました。二人そろって吐き気を催していますが、連れゲロなんてさせている場合ではありません。手を引いて走りましょう。

 要介護(めぐねえ)の筋力は学園生活部2位なので、要介護2(ゆきちゃん)を背負った状態でも問題なく歩けます。まあ、吐き気と混乱のせいで走れないので、積載過多の速度減少(ペナルティ)なしでも遅いんですがね。

 

 おっと、また矛盾塊(ロンリーかれら)が来たので、楽器を叩きつけましょう。アルトサックスは木管楽器なのに金属製なので強度があります。おまけに、武器ではなく楽器なので非殺傷属性です。

 

「うぷっ……」

 

うげ、要介護(めぐねえ)がフリーズしましたね。どうやらクリティカルが出て、大きく吹き飛んだ矛盾塊が柱に頭をぶつけて詩んだようです。しかも、装備が「鳴らないアルトサックス」になっていますね。破損時のクリティカルが出ましたか。

 って、言ってる場合じゃありません。仕方がないので、ゆきちゃんに要介護(めぐねえ)を引っ張るように頼みます。

 

「……う、うんっ!」

 

要介護(めぐねえ)の背中から降りたゆきちゃんと一緒に、要介護(めぐねえ)を引っ張りつつ廊下を走りましょう。

 

 現在地は二階、屋上まで続く中央階段の前です。ここで、女子トイレに向かって声をかけましょう。ここには確定でチョーカー嬢がいるので、静かにして個室から出ないように伝えます。

 え? ゆずっちの居場(ところ)さんはランダムじゃなかったのか? 実は例外があるんです。

 というのも、前回パンク少女にアイスティーを奢りました。これによって尿意を催したTKE姉貴は、確定で中央階段横のトイレを使います。まあ、図書館の奥のトイレなんて普段は使わないから当然ですね。

 これによって、首輪ちゃんの居場所を確定し、外に出て噛まれる事を防止できます。とはいえ、流石に三日目の朝には耐えられなくなって外に出て噛まれますけどね。

 

 さて、チョーカー女史の生存フラグを建てたら、階段を上がっていきましょう。上から来た正しい日本語(かれら複数)をサックスで搔き分けつつ進みます。落下詩させた場合でも経験値は入りますし、好感度も大して下がらないので、なるべく落として進みましょう。

 

 はい、三階に着きましたね。ここから屋上までの階段にかれらはいませんが、廊下には大量のかれらがいます。

 まずはサックスを口に咥えて、手すりを掴みます。そのまま体を捻り、跳躍。手すりを軸に変則回し蹴りを繰り出します! これで、階段付近のかれらは一掃できました。代償として要介護コンビ(めぐねえ&ゆきちゃん)の正気度と好感度は減りますが、ここは致し方の無い犠牲(コラテラルダメージ)と割り切りましょう。

 先に上に行くように伝え、階段を上がろうとするかれら軍団をアルトサックスで叩き落とします。

 

「でっ、でも、とーくんは!?」

「せ、せっ、生徒を置いては行けません!」

 

と口では立派な事を言う二人ですが、体は正直です(震えています)。だいたい、武器も覚悟もないのに、どうやって戦うつもりなんですかねえ?

 なんて正直に言うとゆきちゃんと要介護(めぐねえ)正気度(SAN値)が直葬される為、屋上を確保するように頼みましょう。これで屋上に向かってくれますので、三階にいるかれらを適当に倒しつつ待機します。

 アルトサックス薙ぎ払い、からの飛び回し蹴り! 着地狩りはしゃがみ回避、そのまま両手を軸に回し蹴り! 立ち上がりつつアルトサックス振り上げからのサマーソルト!

 

 おっと、上から扉の閉じる音が聞こえましたね。では、アス君も階段に向かいましょう。まあ、下の階段なんですけどね。

 5段ほど降りたら、手すりを乗り越えて飛び降りましょう。落下地点の矛盾塊を踏み潰しつつ、両手をついて着地の衝撃を抑えます。そのまま両手を軸に前蹴りでかれらを落下させつつ、自分も二階の廊下に落ちましょう。

 再び着地したら、立ち上がりつつ飛び回し蹴りで女子トイレ前のかれらを排除します。その勢いのまま女子トイレに飛び込み、一番手前の個室に入ります。

 

 個室の鍵を閉めたら、上から隣の個室を確認しましょう。誰もいないので、降りて鍵を閉めます。次の個室は……矛盾塊がいるので踏み潰しましょう。

 更に隣の個室を確認したら、要救助者がいました。上からYZMR姉貴に声をかけます。

 

「あ、明日葉!? 大丈夫なの!? 今、外で皆がおかしくなって……、」

 

パニック状態のパンクちゃんを宥めましょう。その為のチョコレートです。甘い苺チョコを選んだので、正気度を回復させる効果もあります。

 なお、ここで苺・抹茶・ホワイト以外のチョコを渡すと好感度が大きく下がります。まあ、トイレで茶色のお菓子を出したら、多少はね?

 アス君も苺チョコを食べてスタミナと正気度を回復します。ここでチョーカーガールの正気度が極端に低いようであれば、コラボアイテム(がば飲みクリームソーダ)を渡しましょう。今回は大丈夫そうですね、というか持ってませんでした。(ガバ)

 

 では、落ち着いた貴依ネキと一緒に外へ出ましょう。正直、夜まで待った方が道中の難易度は下がるのですが、早く行かないと要介護(めぐねえ)の正気度が徐々に減って、着いた頃には発狂してたり、突撃して自滅してたりするんですよね。

 

「ねえ、手……、繋いでもいいかな? ほらっ、途中ではぐれたらマズいし、コケた時の保険にさ!」

 

LEVEL UP

 

おや、このタイミングで信頼イベントが起きましたか。これは嬉しい誤算ですね。「投擲」を取得しましょう。道中で経験値を稼いで取得するつもりでしたが、これでゆずゆず護送の安定度が上がりましたね。

 

 それでは、個室の扉を蹴破って外に出ましょう。

 

LEVEL UP

 

あ、レベル上がりましたね。まあ、レベル(こんなの)幾つあっても嬉しいですからね。

 右手にサックス、左手に首輪ガールを装備して廊下に出ましょう。楽器でかれらの掴み攻撃を払い除けつつ、ダッシュで駆け抜けます。

 

「きゃっ!」

 

おっと、階段を上る途中で、チョーカーJKが矛盾塊に捕まれましたね。サックスからマウスピースを外して「投擲」しましょう。

 「投擲」は現在Lv.1なので、1m以内であれば狙った相手に必ず当たります。目に投げ込んで脳を潰しましょう。

 

 三階の廊下の前に着いたら、かれらの群れ目掛けてきーたんを「投擲」しましょう。ぶつかって落下してきたブーメランサーを抱き止め、その反動で後退しつつ後ろ蹴りを放ちます。これで前後に安全圏ができたので、文句を言う少女を立たせて屋上への階段を駆け上がりましょう。

 

「はっ、はっ!」

 

ドッ!?

後ろから先輩(再臨素材)を背負った少女が追いかけてきました。

 

 アス君

・要救助者は歩ける状態

・武器としてサックス装備

・かれらを頃した経験あり

・戦闘スキルあり

・荷物はリュックのみ(10kg未満)

・二階からスタート

 

 くるみ

・要救助者は歩けない状態

・武器なし

・かれらを頃した経験なし

・戦闘スキルなし

・荷物は先輩(50kg以上)

・校庭からスタート

 

 えー、アス君と貴依ちゃんの正気度が減少していますね。そら(体育着姿の子がかれらを躱しつつ駆け上がる姿を見たら)そう(ありえない者を見る目をする)よ。

 

「「開けて!」」

 

一般人の少女と逸般人の少女に合わせて、屋上組に声をかけましょう。なお、ここで開けてくれなかったらリセです。(1敗)

 無事に開けてくれたので、まずは普通の少女を「投擲」で投げ込みましょう。それから、普通のゴリラが屋上に出たのを確認して、アス君も扉を潜り抜けます。

 

 屋上に着いたら即座に後ろ蹴りで扉を閉めます。そうしたら扉を押さえに……、行く前に倒れましたね。どうやらスタミナが尽きたようです。

 いくら持久力極振りといっても、道中でレベルアップしないと限界があります。まあ、要介護(めぐねえ)たちの護送とチョーカー娘の回収を連続で行ったので、今日やる事は何もありませんからね。

 ちなみに、アス君と一緒に走っていた柚村嬢も倒れています。持久力極振り脚力強化と同じ速度で走ったら当然ですね。なお、くるみネキは平然と先輩(もうすぐ消えます)を介抱しています。なんだコイツ……(畏怖)

 

 はい、矛盾塊(一介のかれら)と化した先輩がくるみ(まだ人間?)を突き飛ばしました。親の覚醒シーンより見た覚醒イベントですね。

 ここで、ちゃんと大丈夫か声をかけましょう。黙っているとワンチャン詩にます。(1敗)

 

「うわぁあああああっ!」

 

 はい、無事にゴリラ(くるみ)が覚醒しましたね。なお、先輩(必要な犠牲)の脂肪は有事に含まないものとします。

 

 今回はここまで。ご視聴ありがとうございました。

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 その人は、いきなり教室に入ってきた。

「……、誰?」

「明日葉さん?」

めぐねえは知ってる人みたい。

「はんなま~。あたしちゃんは明日葉(あしたば) 十流(とおる)! ゆずむーから、ゆっきーが頑張ってるって聞いて差し入れに来たっす!」

! たかえちゃんのお友達なんだ!

明日葉(あしたば) 十流(とおる)……。じゃあ、とーくんだね!」

「誰がクリボーだ」

クリボー? わたしは机の脚を踏んでみる。めぐねえもジャンプしてた。

「いやいや、クッパ王国じゃあなくて、古代エジプトの方なのよさ。閑話休題、これどうぞ」

そう言って、とーくんがリュックの中から出したのは

「がば飲みクリームソーダ! ありがとう!」

「どういたしまして」

良い人だった。でも、なんで男の子なのにスカートはいてるんだろう?

「それで、ゆきっ子。補習の進みはどうだい? もしよければ、当方が微力ながら協力いた……、せねえや」

わたしのプリントを見て、とーくんが顔を顰めた。

「ああ、明日葉さんも補習ギリギリだったものね」

「楽譜さえ読めりゃあ、生きていけると思うんじゃがのお」

「思いません!」

「助けてゆーたん、めぐねえがいじめる~」

「もう、めぐねえじゃなくて佐倉先生!」

 

 なんて、楽しくお勉強してたら、変な音が聞こえてきた。なんだろう……、人の、うなり声? それに、物が倒れる音もする。

「ちょっと見てくる。二人は隠れてて」

そう言って、とーくんが出て行った。

「……ふっ!」

彼の掛け声、それから何かが潰れて、倒れる音。教室に飛び込んだとーくんは、地面に赤い足跡を付けていた。

「とーくん、その足……、なに?」

「話は後! めぐねえ、ゆきちゃん背負って! 走るよ!」

「な、何が起きているんですか!?」

「大惨事大戦だ!」

 

戸惑うめぐねえ、叫ぶとーくん。気づいたら、わたしたちは廊下にいた。

「「うっ……」」

そこには、頭が潰れた人が倒れていた。どこかが嚙まれて、血を流している人たちが立っていた。顔をめぐねえの背中に押し付けて、頭に浮かぶ怖い風景を追い払う。

「うぷっ……」

でも、めぐねえの背中が大きく揺れて、血の匂いや人の悲鳴がして……やっぱり、これは本当だった。

「ゆき! めぐねえ引っ張って!」

弾かれるように顔を上げる。とーくんが、おかしくなった人たちを大きな笛で叩いて追い払っていた。

「……う、うんっ!」

めぐねえの背中から降りて、今度はわたしが引っ張っていく。とーくんと一緒に走って、階段の前に来た。

「トイレにいるなら鍵かけて! 絶対に誰も入れるな!」

「……明日葉?」

たかえちゃんの声、かな? ()()()のうめき声とは違う、ちゃんとした言葉だ。

「よかった……」

でも、嬉しいのはそれだけだった。階段にも()()()がいて、とーくんが笛で叩き落として進んでいく。いつの間にか、わたしがめぐねえに引っ張られてた。

「うぅううっ!」

とーくんが笛に嚙みついた。それから、手すりを使って回し蹴りした。動きはダリオマンみたいでカッコイイのに、なぜだか全然楽しくない。

「上、先に行ってて」

倒れてる人たちを壁にして、近づいてくる()()を笛で叩きながら、とーくんが言った。

「でっ、でも、とーくんは!?」

「せ、せっ、生徒を置いては行けません!」

わたしも、めぐねえも反対する。

「先に、上を安全にしといてほしいんだ。キノコ王国が平和じゃなきゃ、ピーチ姫がクッパに嫁いじゃうからね」

……きっと、彼はピーチ姫(たかえちゃん)を助けに行くつもりだ。わたしは、キノピオ(役立たず)だ。だから、

「うん、あっちは任せて。行こう、めぐねえ!」

また、めぐねえを引っ張って、屋上に行った。

 

 それから、とーくんがたかえちゃんと一緒に屋上に来て、ツインテールの子が男の人を背負って入ってきて……、その人がおかしくなって、ツインテールの子がシャベルで(ころ)して、あっちこっちから煙が上がって。世界は、おかしくなった。

 

 




所持スキル
音楽、カポエイラ、×××××、×××××

取得スキル
投擲

残りポイント:1
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。