がっこうぐらし!RTA強化禁止縛り女装男子ルート   作:ナナシマのゴンベ

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今月最初の初投稿です。


だいななわ シャワー~夜の読書

 説明ばかりしていたRTA、はーじまーるよー。

 前回は、厨房と購買から物を盗んできた所さんまででしたね。

 

「盗む……。確かに、お金払ってないものね」

 

現在、アス君とりーさんは更衣室で服を脱いでいます。残念ながら、声は聞こえますが姿は見えません。これは全年齢版だからではなく、単に間仕切りがあるからです。R-18版なら二人で一つのシャワー室を使えるから時短になるんですけどね。

 閑話休題。りーさんの正気度を保つ為に、お金を払う事を提案しましょう。まあ、現金は災害用の自販機を使うのに必要なので、小切手でも使いましょうかね。

 

「小切手? ……ああ、映画とかでお金持ちが、好きな金額を書きたまえ、ってやるアレね」

 

……まあ、間違いではありませんね。

 

「でも、とーるさんの言いたいのは借用書だと思うのだけど……」

 

そうとも言います。

 

「そうとしか言わないわよ。あ! それなら家計簿も書きましょう!」

 

家計簿は良いですね。物資が枯渇しない限り、りーさんの正気度を維持できます。また、単純に何が幾つあるかも把握できるので、遠足や肝試しで見に行く場所を絞る事ができますからね。

 賛成しつつ押し付けましょう。アス君の知力では役に立ちませんからね。

 

「ええ、任せて」

 

LEVEL UP

 

レベルアップしました。地道に好感度を稼いだ甲斐がありましたね。なお、レベルアップしたにも関わらず握手が行われないのは、単に手を握れる場所にいないからです。

 うーん、驚くほど順調ですね。正気度が足りているりーさんは有能、はっきり分かんだね。行動が軒並み自主的である事を考えれば、正気度が高く見えるだけ、ではなく実際に高いとみて間違いないでしょう。

 ……ん? りーさんが順調なら、ケアすべきは要介護(めぐねえ)だったか? いえ、要介護(めぐねえ)は夜の見張りで好感度を稼ぐからロスではありませんね。あのイベントを起こすわけですし、見張りをスキップするわけにもいきません。

 

 生徒会室では、佐倉慈(ようかいご)が料理の続きをしていますね。流石は独身の社会人、作り置きが手慣れています。

 それでは、夕食にしましょう。メニューは以下の通りです。

 

・主食:カレーライス(具材は細かく切ってある)

・サラダ:浅漬けの端材で作ったサラダ

・デザート:購買のロールケーキ

・ドリンク:ホットミルク

 

………………、マジか。二日目の夕飯としては、今までにない充実ぶりですね。

 

「「「「「いただきます!」」」」」

 

くるみとアス君を含めた全員が、すごい勢いで食べ進めていきます。肉を細切れにした事で、戦闘要員でもフラッシュバックが発生しなかったようですね。更に、カレーの香りで食欲を増進させて、昼にポテトチップスしか食べてなかったゴリラ・チョーカー・アス君の満腹度が大きく回復しました。

 では、一服したところで見張りの件を切り出しましょう。

 

「そうね……、悪いけど、私は参加できないわ。ガスが止まる前に、もう少し料理しておきたいのよ」

「あー……。水と電気は龍征貯金の設備があるけど、ガスはないもんな。私も手伝うよ」

「わたしも手伝う!」

 

りーさん、たかえ、ゆきちゃんの3人が保存食を用意してくれるようですね。あれ、学校のガスってプロパンだから止まらない気が……、いえ、正気度と好感度を勝手に高めてくれるし放置しましょう。

 

「では、見張りは先生が行います」

「とーる、どっちがやる?」

「恵飛須沢さん!?」

 

アス君がやります。が、ゴリラには早起きしてもらい、途中で変わってもらいましょう。めぐねえの見張りは任せてください。

 

「明日葉さん!?」

「いいよ。朝練で慣れてるし」

 

では、見張りをする……前に、七日目(あめのひ)を乗り切る条件を確認しましょう。

 「【SZKちゃんで】がっこうぐらし_全員生存ルート」の「黒巛清流」兄貴姉貴によると、イベントを素早く終わらせる校内放送の発生条件は、

 

・元生徒の『奴ら』を確認する〇

・教室に集まる『奴ら』を確認する〇

・非混雑時の食堂を確認する〇

・朝から増えてくることを確認する〇

 

・夜間には『奴ら』が減ることを確認する△

・混雑時(昼)の食堂を確認する

 

ですね。今回は夜間の確認に加えて、緊急避難マニュアルのイベントを行います。

 数々の先駆者兄貴姉貴を苦しめてきた禁書(マニュアル)ですが、これを要介護(めぐねえ)と主人公だけが読む方法を発見しました。

 

 では、禁書(マニュアル)への対処を行うまで倍速しま……、せん。廊下で待機していると、りーさんが来ました。

 どうやら、寝る前に差し入れを持ってきてくれたようです。なんか、妙に優秀ですね……。るーちゃんが生存しているのでしょうか? そうなると、この後の揺り戻しが怖いですね。

 なお、ULTRA-Hardでは、るーちゃんの確定生存日数は一日のみです。なんと、二日目の午前中には詩んでいる可能性があります。また、アウトブレイク前に詩んでいる場合が大半なので、本チャートではるーちゃん救出は諦めました。

 

 では改めて、禁書(マニュアル)への対処を行うまで倍速します。まあ、薄暗い廊下でひたすら座っているだけなんで、多少はね?

 さて、差し入れのコーヒーも飲み終わり、見張りを除く全員が寝静まった頃なので、行動していきましょう。

 まずは、要介護(めぐねえ)にバリケードの見回りに行く、と伝えましょう。

 

「わかりました。気をつけてくださいね」

 

了解を得たら、まずは教室側のバリケードを確認しましょう。まあ、かれらも来てないので損傷はありませんね。

 では、寝室にしている放送室の前まで戻り、要介護(めぐねえ)に異常がなかった事と、職員室側のバリケードも確認する事を伝えます。

 

「私が見てきましょうか?」

 

と気遣ってくれますが、アス君が行くと伝えましょう。説得は、ついでにトイレに行く、とでも言えば十分です。

 

「あ、そうですか」

 

無事に了解を取れたので、職員室に向かいましょう。

 バリケードにもエレベーターにも異常なし。ついでにしていきますか。トイレで用を足して、顔を洗って眠気を覚ましましょう。

 では、要介護<めぐねえ>の所さんに戻ります。

 

「あの……、少し、見張りを任せていいですか?」

 

ヨシ!(現場猫)

 これで要介護(めぐねえ)もトイレに向かってくれますね。もちろんOKを出します。そして、この時に要介護(めぐねえ)が向かうトイレは、先ほどまでアス君が使っていた、職員更衣室のトイレです。

 これで、トイレから出た後、要介護(めぐねえ)が職員室にある禁書(マニュアル)を確認しに行ってくれます。水音がしなくなってから……、よし、そろそろ確認しに行きましょう。

 まずは、シャワー室でりーさんから搾り取った(意味浅)ポイントで「忍び歩き」を取ります。これで足音がなくなったので、要介護(めぐねえ)にバレないよう、こっそりと職員室に突撃します。

 はんなま~。(奇策な挨拶)

 

「ひっ! あ、明日葉さん……」

 

明らかに、後ろ手に何か(マニュアル)を隠していますね。では、奪い取っていきます。

 まずはボーラをプレゼントします。ここでは「投げる」ではなく「渡す」を選びましょう。敵対状態になりますからね。(1敗)

 

「……あ、ありがとうございます」

 

右手だけを差し出してきましたね。なので、ボーラを渡したら、すぐに要介護(めぐねえ)の左側に回り込み、持っている物を奪います。

 

「あっ!」

 

では、中身を読みましょう。そして、この時、裏表紙から開きます。

 

【連絡先……なんでランダル? このページは地図で……、っ!】

 

読み終わると同時にアス君の正気度が減少していきますね。正気度が大きく減ると、何らかの精神異常が付与されます。例えばシャベルクルミの「ブランケット症候群」とかですね。

 そして、今回の正気度減少で付与されるのは、確定で「憎悪(ランダル)」になります。この事件の黒幕がランダルだ、と理解したからですね。

 ランダルの名前を連絡先で確認後、最も正気度の減少が大きい2ページと3ページを確認する事で、怒りの矛先がランダルに向いて「憎悪(ランダル)」になります。

 

【ランダル……、ランダル、ランダル、ランダルゥウウウッ!】

「十流、さん……」

 

この「憎悪(ランダル)」が発症すると、かれら札傷などランダルが原因となるストレスによる正気度の減少がなくなります。また、要介護<めぐねえ>の精神異常「自責」を無効化・緩和する事が可能になります。

 現に、今も要介護<めぐねえ>が「私たち大人のせいで……」とか言い出していません。ランダルに責任を押し付ければ、要介護<めぐねえ>たち一般の大人は悪くない事になりますからね。自滅確率が大幅に下がりますので、安定を取るにはオススメです。(自滅しないとは言っていない)

 さて、アス君が冷静になった所さんで、禁書<マニュアル>を他の生徒に見せるか相談しましょう。見せると正気度こそ下がりますが、地下から大量の物資を搬出できます。見せないと正気度は維持できますが、地下の物資を持ち出しにくくなります。

 

「………………、少なくとも、一階を安全にするまでは、言わない方が良いと思います。明日葉さんも、一人で調べに行ったりしないでくださいね」

 

アス君の暴発を懸念して、伝えない事が選択されましたね。正直、ここはどちらでも構わないので、要介護<めぐねえ>の指示に従いましょう。

 「憎悪(ランダル)」の良い点は、ランダル関係者が相手でなければ暴走しない点ですね。なお、ランダルの職員などと接すると瞬時に敵対状態になりますが、皆かれらか遺体になっているので(問題)ないです。

 

 では、再び放送室の前に戻って見張りを行いましょう。要介護<めぐねえ>には、顔を洗ってから戻ってくるように伝えます。

 

「…………そうですね。こんな顔では、皆を心配させてしまいますから」

 

では、要介護<めぐねえ>が戻ってくるまで倍速します。

 お、戻ってきました。しかも、肩が触れ合うくらい近くに座りましたね。

 

「ごめんなさい。私たち、大人のせいで、あなたたちを苦しめてしまって……」

 

ここは「そんな事はない」と答えます。なお、この先は選択肢が全て一択です。悪いのは大人でも要介護(めぐねえ)でもなくランダル、はっきりわかんだね。

 

「ですが……」

 

ですがも縁<よすが>もあるか! アス君の成績以外、全てランダルが悪いんです!

 

「そう、なんでしょうか……」

 

よし、もうひと押しですね。このように「憎悪(ランダル)」は他のキャラにも伝染させる事が可能です。まあ、正気度が低い場合に限りますがね。いざとなったら、りーさんにも伝染させて大粛清を回避しましょう。

 

【月に蟹がいない今、アヴェンジャーこそ最優です。復讐するは我らにあり。ランダル以外の誰も悪くないんですから、気に病む必要はないんですよ】

 

うーん、やはり「言いくるめ」や「説得」スキルがないと利きが悪いですね。でもアス君、どちらも覚えないんですよね。確か、説得力の上昇は「美声」スキルでもできたか?

 まあ、ポイントが足りないので今は習得できませんがね。

 

【あなたは生徒を守ろうとした。ランダルは生徒を見殺しにしようとした。どこに共通点がありますか? 何より、緊急時しか開けないマニュアルなんですから、先生だって見殺しにする気だったはずです。めぐねえも見捨てられる側で、被害者なんですよ?】

「そう、ですね」

 

LEVEL UP

 

 はい、堕ちましたね。

 今回はここまで。ご視聴ありがとうございました。

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 明日葉さんについて、私は詳しくない。彼女の教科担当になった事がないからだ。けれど、ある程度の事は知っていた。

 例えば、国語の職員会議の時。

『いっそ、明日葉の奴も佐倉先生の補習に放り込むか?』

『でもあの子、音楽の特待生でしょ? 部活が最優先だから日程を調整しないと』

いわく、国語が苦手な生徒である。

『授業中に寝てもいないし、宿題も出してるのになあ』

『自習は……してなさそう』

いわく、授業態度は真面目だが、やる気がない子だ。

 また、担任である神山先生からも話を聞いていた。

『調査書……、どう書いたものか?』

『どうしたんですか、神山先生?』

『佐倉先生も覚えておくといいわ。三年生の担任になると、大変な事が増えるのよ』

どうやら、明日葉さんは問題児らしい。

『隣の学校の生徒を殴って補導されたけど、ウチの生徒がカツアゲされたお金を取り返すためだからねえ……。調査書は生徒を良く見せる為に多少は盛るものだけど、隠すべきか書くべきか……』

どうやら、暴力的な人物らしい。

『この前も万引き犯を捕まえて、そいつに万引きを命令してたいじめ<・・・>の犯人と喧嘩してたし……。もう少し穏やかに生きられないものかしら』

けれども、義侠心のある人のようだ。

『コンクールでは優秀な成績だし、暴力沙汰の度に誰かしらが庇うし、授業中の態度は真面目だし、あれでもう少し喧嘩っ早くなければねえ』

ただ、私は一つ、知らない事があった。

 

 そんな事を思い返していた私は、目当ての物を見つけ出す。

「……あった」

職員用緊急避難マニュアル。表紙には、物々しい警告が書いてある。けれど

「非常事態……だよね」

私は震える手で封印(シール)を剥がす。ただの避難指示だ、大して役に立たない。そう願った。そうでない、という確信もあった。

「あ……、ああ……」

一読しただけで理解できた。理解、してしまった。

 知らなかった、知らなかった、関係ない、私のせいじゃ――違う。あの子たちを巻き込んだのは、私たち大人だ。誰か(わたし)がちゃんと確認していれば、胡桃さんも十流さんも貴依さんも、手を血に染める事はなかった。悠里さんも由紀さんも、死体に触れる必要はなかった。もう大人はいない、私だけだ。だから全部、私の

「はんなま~」

いつの間にか、職員室の中に十流さんがいた。

「ひっ! あ、明日葉さん……」

マニュアルを後ろ手に隠す。取り繕う、表情も顔も、いつもの佐倉先生に。

「どうしたんですか? もしかして、トイレにGでもいたんすか?」

紐で繋いだスマートフォンを片手で弄びつつ、彼女が近寄ってくる。

「あ、いえ、なんでもないわ」

「ほーん。あ、そうだ。めぐねえには渡しそびれてたんだった。こちら、お納めください」

と、手にしている紐付きスマホを差し出してきた。

「……あ、ありがとうございます」

それが何かは分からないけれど、高枝切りバサミを槍にしたり、バリケードを作ったりしていたし、これもサバイバルに役立つ物なのだろう。そう判断して受け取った。

「あっ!」

私の目が謎の道具に向いている隙に、マニュアルが奪われた。表紙を開き、月明かりを頼りに読み始めてしまった。

「連絡先……なんでランダル? このページは地図で……、っ!」

斜め読みして、パラパラとページをめくる。

「ランダル……、ランダル、ランダル、ランダルゥウウウッ!」

読み終えたであろうマニュアルが、十流さんの握力でシワになる。

「十流、さん……」

彼女の顔を見る。笑っていた。…………………………なんで?

「みつけた」

ポツリ、と呟いた。

 笑顔は、攻撃的な表情だ、と聞いた事がある。十流さんは気まぐれな――猫のような人だ、と思っていた。でも、違った。

 怠惰で、義理堅く、暴力的で、恩も恨みも忘れず、気まぐれな……人ではない。明日葉十流は化け猫(カイブツ)だ。

「どうします、めぐねえ? これ、皆にも教えるべきかな?」

眉間にシワを寄せ、首を傾げていた。その姿は、酷く人間的に見える。

「………………、少なくとも、一階を安全にするまでは、言わない方が良いと思います。明日葉さんも、一人で調べに行ったりしないでくださいね」

だから、隠すように命じる。

「押忍! あ、そうだ。めぐねえ、顔洗ってきた方が良いですよ」

思惑通り、彼女は今まで通りの態度に戻る。誰かを思いやる事のできる、人の姿に化ける。

「…………そうですね。こんな顔では、皆を心配させてしまいますから」

 

 顔を洗い、見張りに戻る。けれど、その前に、やるべき事があった。

「ごめんなさい。私たち、大人のせいで、あなたたちを苦しめてしまって……」

十流さんの隣に座り、謝罪する。由紀さん達には隠すと伝えた以上、せめて十流さんにだけは謝らなくてはならない。けれど

「そんな事はない」

と十流さんは否定した。

「悪いのは大人でもめぐねえでもなくランダル、はっきりわかんだね」

「ですが……」

それを止められなかった私にも責任が

「ですがも(よすが)もあるか! 俺チャンの成績以外、全てランダルが悪いんです!」

「そう、なんでしょうか……」

そうだ。私は悪くない。……、本当に?

「月に蟹がいない今、アヴェンジャーこそ最優です。復讐するは我らにあり。ランダル以外の誰も悪くないんですから、気に病む必要はないんですよ」

ところどころ意味は分からないけれど、甘い声に引き込まれていく。

「あなたは生徒を守ろうとした。ランダルは生徒を見殺しにしようとした。どこに共通点がありますか? 何より、緊急時しか開けないマニュアルなんですから、先生だって見殺しにする気だったはずです。めぐねえも見捨てられる側で、被害者なんですよ?」

「そう、ですね」

だから、十流さんの言葉を肯定した。そうすると、彼女は納得したように頷いて、再び廊下の先を睨み始める。

 どうにか、踏みとどまる事ができた。あと少しでも聞いていたら、心の底から肯定していた。それはダメだ。私は教師だ、だから、人でなければならない。そうでないと、十流さんが人でなくなってしまうから。

 




所持スキル
音楽、カポエイラ、×××××、×××××、投擲、工作、全力、持ち運び

習得スキル
忍び歩き

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