がっこうぐらし!RTA強化禁止縛り女装男子ルート 作:ナナシマのゴンベ
皆の(札害)処女を奪っていくRTA、はーじまーるよー。
前回はりーさんを半覚醒させつつ二階を制圧しました。
今回は、バリケード設置の為に人手を集める所さんからです。
「あ、とーくん」
「ああ、二階も終わったんだね」
どうやら、チョーカーさんとゆきちゃんは三階のバリケードを補強していたようですね。それに廊下も掃除されています。
そうなると、このままバリケードの作成をさせるのはまず
という訳で、購買に行きましょう。新型バサ槍を作成しつつ「持ち運び」スキルを伝授します。
「おおっ、待ってました!」
チョーカーたかえも乗り気のようです。では、購買に着いたらアイテムを集めましょう。欲しいのはドライバーとカッターナイフ、あとはカッターナイフの替え刃です。
二人に探してもらう間に、アス君は片刃の高枝切りバサミを持ってきましょう。本数は……バサ槍持ちが二人だから2本、
「これでいい?」
「たくさんあったよー」
柚村からはドライバーとカッターナイフを貰えました。ゆきちゃんからは……、良質なカッターナイフだと!?
失礼、取り乱しました。良質なカッターナイフは刃渡りが長く、替え刃1本で3回使えます。しかも本体の耐久度も高く、先端に金属が使われている為、いざとなれば刃なしでも緊急回避に使えます。
ちなみに、ゆきちゃんを購買に連れて行くと確定で風船を入手します。これでおてがみ<クリアフラグ>イベントを立てられますね。
さて、それでは高枝切りバサミをバサ槍に改造していきましょう。まあ、ネジを外してカバーを外すだけなんですけどね。この程度なら「工作」スキルなしでも、一定以上の知力があればできます。アス君は無理です。
「いっ!」
あ、ゆきちゃんが指を切りましたね。絆創膏で治療しましょう。この程度の回復アイテムなら、購買にもあります。
「私がやるから、十流は休んでなよ」
どうやら、今回のたかえちゃんは「応急手当」スキル持ちのようです。このスキルや「運転」スキル、あとは「霊感」スキルを初期習得している事があるんですよね。
この現象は他のキャラでも起こります。ちなみに、これらの確率習得スキルをデフォルトで持っているキャラの場合はスキルレベルが上昇します。「運転」レベル2のゴリラとか、どんだけレースゲームをやり込んだんでしょうか?
そういえば、今スキル習得画面を見たらアス君は「運転」と「霊感」を持っていました。ぶっちゃけ「霊感」は不要ですが「運転」は後で使うのでポイントが浮きましたね。
閑話休題。無事にバサ槍の作成もゆきちゃんの治療も終わりました。なので「持ち運び」講座を開きましょう。といっても、やる事は単純です。
まずはバサ槍に背負い紐を付けます。靴下にカッターナイフを挟んで、腰のベルトにボーラを吊るします。カーディガンのポケットにはカッターナイフの替え刃入れを入れて、最後にバサ槍を背負ってフル装備です。あ、袖口にドライバーも仕込んでおきます。緊急回避用です。
「ほえ~」
「よく入るね……」
では、このままバリケードの作成に移ります。特に、机や椅子の運び方を通して「持ち運び」スキルを教えていくわけですね。アス君の知力は無振りなので、実際にやって見せる事でしか教えられません。
しゃがんで机を持ち上げ、少し体を反らしつつ前進して食堂から建設現場へ向かいましょう。チョーカーさんが習得したらレベルアップするので、それまで倍速します。
はい、親のレベルアップより見たレベルアップを確認できました。なので、ここからはアス君が「工作」スキルでバリケードを作成、他のメンバーで資材を輸送してもらいます。
その間は暇になるので、みーなーさーまーのーたーめーにー(詠唱開始)
Q:なんで等速に戻す必要があるんですかねえ?
A:かれらが建築中のバリケードの向こうにいるからです。
ちょうどいいので、新しい技をお見せしましょう。使う道具はカッターナイフの替え刃入れで、スキルは「投擲」です。
投げる物を「替え刃入れの中のカッターナイフの刃」にして、狙う場所を「替え刃入れの取り出し口」にして、適切な角度で振ります。
そうすると、替え刃入れの取り出し口から、振った方向へ替え刃が一本だけ飛び出します。それがかれらに当たると「強肩」スキルでノックバックを誘発し、破損クリティカルで大きくバランスを崩します。首や目などの急所に当たれば即詩も取れますが、そうでなくとも受け身も取らずに倒れれば、頭を地面に打ち付けて詩にます。
Q:そうはならんやろ……
A:なっとるやろがいっ!
なので、飛び道具としては通常の方を使い、良質な方は緊急回避にのみ使うのが理想です。というか、連続で3回、最大で90回も使える緊急回避アイテムって、それもう通常攻撃アイテムなのでは?
閑話休題。バリケードが完成したので、お弁当の回収を手伝いに行きましょう。
「お、そっちも終わったか」
「お疲れ様。それじゃあ、お茶にしましょうか」
どうやら食糧の輸送は終わったようですね。しかも、りーさんがお菓子を持っています。この手の嗜好品は正気度を回復させますが、正気度が高くないキャラは見向きもしないんですよね。
「わーい!」
大喜びするゆきちゃんと一緒に食堂へ向かうと、詩体が転がっていました。誤差レベルですが、また正気度が下がりましたね。
「はぁ……、片づけるか」
「そうですね」
「あれ、食堂ってモップあったけ?」
「たかえさんの真後ろにあるわよ」
「え、あ、このロッカー?」
はい、サクサク死体遺棄と証拠隠滅をしていきます。それにしても、職員室からガバが全くないですね。なぜか嫌な予感がしますが、きっと気のせいでしょう。
「ねえ、部活始めてみない?」
おや、りーさんが話を切り出してきましたね。これは「学園生活部」設立のイベントなのですが、なぜ今なんでしょうか?
「部活?」
「ええ。学園生活部、って言うの」
「私が顧問ですよ。顧問!」
いち早く話に食いついたゆきちゃんとりーさん、
【兼部ってありっすか?】
「ええ、大丈夫ですよ」
「私だって園芸部だもの」
【では、入部させて頂きます】
こうして入部の意思を示す事で、他のキャラもサクサク入部してくれます。ちょっとした時短ですね。
「じゃあ、私も入ろうかな」
「わたしも入る!」
「あー……、まあ、兼部ありなら」
はい、全員が入部しましたね。
「ねえねえ、記念写真撮ろうよ! 記念写真!」
ゆきちゃんから記念写真の提案が出ましたね。この記念写真、正気度の回復に有効なのですが……、本チャートでは必要ないんですよね。三年C組YTコンビがいるのに、追加の正気度回復とか過剰戦力です。
まあ、あって困る物でもありませんし、イベントを中止させるよりは乗った方がタイムも短くなります。なので、スマホを取り出してカメラにしましょう。
確か、時間調整できる機能があったはず……、あれ、どこだ? というか、アス君のスマホ、裏面からキーボードが出てくる変わり種なせいで、操作感も中身も違いすぎて
「ああもう、私ので撮るよ。ていうか、たぶん画素数とか一番あるし」
たかえちゃんのスマホで撮影する事になりました。まあ、最終的にはプリンターで印刷するので何も問題ないですね。(負け惜しみ)
「そうだ! これ、部室に貼ろうよ!」
「「「「部室?」」」」
「ほら、ご飯食べたりしてる……、」
「生徒会室のこと? まあ、もう生徒会もないし、貰っちゃうか」
「そうね。ふふっ、三階に部室かあ……、ずっと欲しかったのよねえ」
【わかる】
「なんで? 一階の方が楽だろ」
「若狭さんと明日葉さんは、屋上や音楽室で部活してましたからね」
「そうなの、一階から荷物を持ってくるのは手間なのよ」
「あぁ~。そういえば、たかえとゆきって何部なんだ?」
「私たちは帰宅部だったね」
よしよし、お互いの好感度は問題ないですね。アス君の性別バレが発生しても、追放されたり依存されたりする事はないでしょう。
さて、それでは後は夕食とシャワーの後に寝るだけなので倍速です。
「とーる、今日はどっちが見張る?」
あ、そういえば見張りがありましたね。今日はくるみちゃんに任せて、アス君は早起きする事にしましょうか。
「うん? ねえ胡桃、別に見張りいらなくない?」
「え?」
「だってさ、昨日もロクに来なかったんだろ? それに、あいつらは、あー……」
「人間だった頃と同じように動いている、かしら」
「そうそう。悠里の言う通りなら、夜に来る奴はいないだろ?」
「それは、そうだけど……」
妙に渋りますね。仕方ないので、アス君も後押ししましょう。
放送室の中にバリケードを作れば、もし来ても気づけるから大丈夫ですよ。それに、ゴリラ一人いれば、やつらの一人や二人どうとでもなりますし。
「……、そっか、あたしがいれば大丈夫か。って誰がゴリラだ!」
お前だよ。なんでリミッター解除した成人男性と筋力対抗ロールを振れるんですか?(畏怖)
「そう言われると、確かにそうね……実は噛まれてるとか、ないわよね?」
「ねえよ!」
「え、じゃあ素でその腕力なのかよ。……そういえば、人を背負ったままグラウンドから屋上まで避難してきたんだよね」
「え、そうだったの!?」
そうでしたね。なお、このゴリラには「持ち運び」スキルも「シャベル格闘術」スキルもありません。全部、素のステータスです。一応「トラック競技」スキルでスピードとスタミナは上がってますし「全力疾走」スキルで短距離なら更に加速できますが、一階から人を抱えて屋上へ上がるだけの筋力は素です。パワーもスピードもあるとかヘラクレスかよ。
なんなら、その時点では覚醒してませんし、夕方だから部活も中盤から終盤に差し掛かっている筈なので、ある程度は疲れていたと思うんですよね。
……深く調べれば調べるほどヤバみが増すって、ルーデルやシモヘイヘじゃあるまいに……。
「くるみちゃんすごい! 人を抱えて歩けるって、ドンキーコングみたい!」
【ダッシュできるからドンキーコング以上なのでは? ボクは訝しんだ】
「その、胡桃さん、ゴリラは森の賢人と呼ばれるくらいで、実は穏やかな生き物なんです。だから、決して悪気があるわけでは」
「めぐねえ。まずゴリラの方を否定してくれ……」
何はともあれ、これで見張りなしに同意させる事ができましたね。
後は夕飯を食べて寝るだけですね。一番風呂(シャワー)を頂いて、早めに就寝しましょう。
今回はここまで。ご視聴ありがとうございました。
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「う~……、もうだめー」
運んでいた机に、ゆきが突っ伏した。私も少し疲れたし、
「はあ、少し休むか」
と言っても、何もしない訳じゃない。十流から教わったみたいに、服のあちこちにカッターナイフやハサミ、後はドライバーやコンパス(円を描く方)なんかを詰めていく。あ、このキーホルダー十徳ナイフだ。
「たかえちゃん、さっきから筆箱ばっか集めてどうしたの?」
「ああ、使える物があるかと思ってさ。おっ、ソーイングセットだ。いや、なぜ筆箱に入れといた」
というか、変な物を持ってくる奴多いな。とりあえず、これは家庭科室にでも置いてこよう。
「うぅ~ん……」
「どした、ゆき」
「なんか、すごいなー、って思ってさ」
すごい?
「たかえちゃんやとーくんは色々できるし、くるみちゃんもめぐねえも力あるし、りーさんは頭いいし」
「そうかあ?」
少なくとも、私は十流ほど多芸じゃない。戦う音楽家とか、ゲームじゃあるまいし。
「というか、めぐねえと胡桃はどうなってんだ? あの細腕であの腕力はおかしいだろ」
特に胡桃。長物<シャベル>使ってるとはいえ、なんで十流のキックと同じくらい人<かれら>を吹っ飛ばせるんだよ。いや、腕力だけじゃなく全身の力で振り回すなら……、そんな高等テクニックある方がおかしいか。
「……わたし、こんなのでいいのかな」
ポツリ、とゆきが呟いた。
「別に、いんじゃね?」
ことさら明るく、私は答える。そして
「ゆきにだって、良い所あるし」
なんて言ってやれば、コイツはすぐに調子を取り戻す。
「えっ、どこどこ!?」
ほら来た。というか、調子に乗った。
「ん-、その笑顔、とか」
まあいいか。こんなご時世だし、調子に乗ってるくらいで丁度いい。
「……それ、あんまり嬉しくないかも」
あれ、なんか失敗した。
「なんで? 笑顔あると元気出るじゃん」
「そうなの?」
「そうなの。皆でドヨーンとしてるのとか、嫌だろ?」
ゆきは虚空を見つめ、苦い顔で頷く。
「…………うー、いやだね」
それから(珍しい事に)きりっとした真剣な顔になる。
「よし! わたしがんばる! すごくがんばる!」
うん、まあ、心掛けは良いけど。
「さっそく笑顔じゃないぞー」
「おっとっと……、むー、うー、むずかしいー」
そりゃそうだろ。頬を手で動かして笑顔作るとかしなくても
「いつも通りでいいんだよ……」
所持スキル
音楽、カポエイラ、運転、霊感、投擲、工作、全力、持ち運び、強肩、美声
残りポイント:2