#0話 オモイデ
???「ココハドコダロウ
何モ無クテ暗クテ…」
会話が聞こえる
「あんな…なんて…らない!」
女のすすり泣いた声が響く…
「なん……てたの………」
彼女ハ何故泣イテイルノダロウ
自分ハ一体何者ナノダロウ
自分ノ中デ自分ヘノ疑問ガ反芻スル
寒イ…彼女ノ心ノ中ニ比例スル様ニ気温ガ下ガッテイク…
突如として優しい男の声が響く
「君、どうし…の?何故…いている…だい…」
「………」泣きながらも女は沈黙を通す
「辛い…は…き出した…がら…だよ、僕で…かったら聞こ…か?」
女は少しずつ何かを喋りだす
「じ…は彼…に…てら…て」
「…それは…わいそうに………」
ノイズが酷くなる
アノ男ハ一体誰ダ!
自分デモ分カラナイガ
アノ男ガ視界ニ入ルト無性ニイライラスル。
そしてまた女が話し始める
「私…名前……………………です良…ったらまた相…に乗…てくれ…せ…?」
重要ナナニカガ分カラナイ…
ソレヨリモ自分ノ事ヨリモ彼女ノ事ノ方ガ気ニカカル。
ソシテ、モウヒトツ疑問ニ思ウ事ガアル、コノ空間ハナニカ…彼女ノ心ノ中ナノカ、誰カノ見テイル情景ナノカ、夢ノ中ナノカ…
コノ人物ハ一体ナンナノカ、俺ハ何故コノ男ニ対シテ怒リヲ覚エテイルノカソレスラ知ル方法ガ分カラナイ…
「僕の名前……だよ。よろ…くね…、今…………で話…い?」
トリアエズコノ謎ノ空間カラデナケレバアノ二人ノヤリトリヲ見テイルト吐キ気ガスル。
上モ下モ無イソモソモ空間トイウ概念ガココニハアルノカ?
今度ハ暖カクナッタ恐ラクアノ女ノ心が癒サレタノダロウ
イラツク何故アノ男ハ見ズ知ラズノ女ニ話シカケテイルンダ?訳ガ分カラナイ、ホオッテオケバイイノニ。
水ノ中ノ様ニ泳ゲル?コレハ…泳イデイルノカ?
不器用な形にならない、泳ぎをする(形としてはバタ足に近いのだろう)
何処へ向かえば良いのかも分からず彼は進む
自分は何者なのかそれを知るため、そして彼女を知るため進むひたすら進むまるでトラウマを振りほどくように何かから逃げるようにやがて光が消え段々と暗くなっていく気温も下がっていく。
………………………………………………………
彼が進んでいる所は既に深海の奥深くの様に一切の光も無い場所になってしまった
気温も凍りつくように冷たく…
一体イツニナレバココカラ出レルンダモウ何モ無クテ気ガ狂イソウダ!
彼は怒りと焦燥を露にする
キィィィと扉が軋む音が響き渡る
ヤメロヤメテクレ!
彼は見の危険を感じていた
まるで子供が閉じ込められる様に似ていた、彼は激しく叫んだ。
だがその声は誰に届くわけでも無くただ暗い空間に吸い込まれるだけ
ヤメロォォォォォォォォォォ!!!
バタン!
ドン!ドン!ドン!ドン!
扉が閉じ、彼が開かない扉を叩く音がする。
ドンドンドン…ドン!!
いくら叩いても扉は開かない
もうここから出れないという絶望を冷たく、無惨に押し付けた。
ドンドンドンドン!
ドンドンドンドン
ドンドンドン…
ドンドン………
彼が扉を叩く音も次第に小さくなりやがて止まってしまった。彼は知ってしまったのだこのトラウマからは逃げれないのだと、自分はもう出れないのだと自分がその扉に押しつけられた非情な事実を受け入れてしまった。
ガチャリ…
鍵が閉まる音がする。
彼の扉を叩く音は再び激しくなる
ドンドンドンドン
鍵はかかっていなかった
だが彼が諦めてしまったのだそれが彼の選択…
自分の選択に後悔をする…
自分に憤怒する声が扉越しに聞こえる
彼はこうして閉じ込められてしまった…
はじめましてUぷ主のカルナイトです。
今回はMemoryの始まる前の話0話を投稿させていただきました(まだ始まってもいないのに0話もクソもねぇ)
投稿ペース早めでやっていくのでこれからもよろしくお願いします。