【アスキーアート作品】貞操逆転世界の万能蛮族女騎士   作:ぱちぱち

1 / 5
貞操逆転世界の童貞辺境領主騎士書籍化おめでとうございます

誤字修正、岸若まみず様ありがとうございます!

文字が読みにくかったので手直し。枠線の後ろ部分はうまく調整できませんでした(白目)


幼年期1

 

 

 

騎士

 

 

 

 

 

 

言葉にすればたった一言のそれに

 

 

 

 

 

 

どれほどの人の、どれほどの想いがのせられているのだろうか

 

 

 

 

 

 それは愚直なまでに純粋な強さを指すこともあれば

 

 

 

 

 あるいは将帥としての才知を指すこともあり

 

 

 

 

――そして

 

 

 

 

答えの出ない問答を繰り返して早幾日

 

 

いまだに慣れないペンを握るたびに彼女の姿がまぶたに蘇る

 

 

 

 

 

クラウディア・デキナイコ・フォン・レッケンベル

 

 

 

 

 

 

我が祖国ヴィレンドルフが誇る唯一無二の英傑だった女

 

 

 

 

 

あいつは――

 

 

 

 

誰よりも強い騎士だった

 

 

 

 

 

貞操逆転世界の万能蛮族女騎士

 

Die Leckenbell Story

 

 

 

 

 

 

帝国歴○☓年

 

 

   

 

ヴィレンドルフ王都郊外.    

 

 

   

 ――随分と気持ちのいい日差しについウトウトしていた私を、堰を切ったような叫びが揺り起こした

       

 

 

 ――悲鳴をあげるコイツはジュライ・フォン・アリアンロッド

   ヴィレンドルフ王家に使える世襲騎士の長女にして跡取りで、あたしたちの悪友だ

 

   

 

 ――あたしはネーカ・ヤンネエカ・フォン・ジョゥシキ

   同じくヴィレンドルフ王家に使える騎士の跡取りで――

   

 

 

 

 ――そして

 

 

 

 

 

 

 ――|クラウディア・デキナイコ・フォン・レッケンベル《千年に一人まれるかどうかという怪物》の幼なじみだ

 

 

 

――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ――我らが祖国ヴィレンドルフでは何よりも武を尊ぶ

 

 

 

 

 ――他国がそうではない、という訳では無い。ただ、その比重が他国の比ではないというだけだ

 

 

 

 

 (b)――王位継承権を持つ姉妹同士が継承の儀で争い、勝ち上がったものが国の頂点である女王になり敗者は長女であろうと家臣となる《/b》

 

 

 

 

 ――頂点がそうであるならば、当然のように国民も国全てもそうなっている

   ヴィレンドルフ女ならば力を持とうとするのは当たり前であるし、ヴィレンドルフ美人といえば筋骨隆々なる男と相場が決まっているのだ

 

 

 

 

 ――だからこそ。そんな国だからこそ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「カカッ♪」

 

 

 

 

 ――ヴィレンドルフでは武を尊ぶ

   そしてそれと同じか、それ以上に誇りを尊ぶ

 

 

 

 

 ――家族。しかも婿入り前の兄を攫われてそれに手をこまねくなんて真似をすれば、そいつはもう生涯後ろ指を指されて生きる羽目になる

 

 

 

 

 ――だから、怖い怖い狩人から隠れていた狐、いや。豚も巣穴から飛び出てきたのだ

 

 

 

――あいつが生きていた時分、ヴィレンドルフでは陰口が随分と少なくなった

 

 

 

 ――「陰口なぞ叩くぐらいなら直接棒で叩けばよろしい」

 

 

 

 

 ――若い騎士がそう公言して同僚を打擲するのを見るたびにこの話が頭をよぎる

 

 

 

 ――今もなお、ヴィレンドルフ騎士の中にはあいつの言葉が紡がれているのだろう

 

 

 

 ――しかし何度思い返しても

 

 

 

 ――実にヴィレンドルフらしい話だ

 

 

 

 




各自の名前についてはやる夫スレ方式のためあえてこうしてあります

次話は明日投稿します
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。