超昂大戦 二次創作SS エスカ・チームグローバル化プロジェクト始動!   作:環 藍河

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※原作第1部最終章に関する、結構強めのネタバレがございます。
原作プレイ後にお読みいただく方が良いかも、です。


第2章 クール&リベラル! 自由の国のニューヒーロー、エスカ・ルビー、ここに爆誕!?

「夢はでっかく! 目指せっ、マーベルコラボっ!!」

「【『もう問題しかないっ!?』】」

 

前回は誰得なお見苦しいものをお見せしましてサーセン(陳謝度10%)。まだまだ続くよっ!

 

 

「次っ、行ってみよーっ! アメリカと日本の大きな違いは、子どもたちの理想のヒーロー像っ!」

うららが引き続き、世界対応シナリオを模索する。

「…つまり?」

「まず、ヒーローといえども、過剰介入はしないっ! 助ける子どもたちの自立を促し、成長の機会を奪わないことが、重要!」

何しろ、〘日本の感動アニメ特集〙でベストテン入り常連…いやレジェンド級の、某わんこアニメ。

絵画コンテストで選外となり、吹雪の教会へ絵画を一目見たいと赴き、犬と抱き合って眠るように天に召されるアレ。

海外での評価の中には、『競争に敗れて、不遇の中で果てる…? 自己責任だねえ。この少年は、もっと画力磨いて、コンペWINすべきだった、それだけよ! 何で日本、コレで感動するの?』という、マグナムドライな説もあるとかないとか。

 

つまり。

「飢えて倒れた子どもに与えるべきは、魚にあらず、釣り竿!」

それがポリシーの国や地域もあるんだとか。

 

「だから、アカリ。あんたの初登場シーン、全部リテイクよっ!!」

「ほへ? …えっ、うえええええっっ!?」

……

「ボク、がんばれっ!」

「お姉ちゃ〜ん…! む、ムリだよお…!」

「大丈夫っ! もしダメだったら、私が下で受け止めてあげるっ! ボクがひとりでできなきゃ、ダメなんだっ! がんばれっ!」

木に登り、降りられない少年の努力を、樹の下から応援するアカリ。

だが、支援虚しく力尽き、落ちる少年。

駆け出すアカリ。

(ダメ…スライディングキャッチで脚を差し込まないと…また脚、ダメにしちゃうな…!)

そこに飛び込むトキサダ。

 

……

 

     ({【〘…ええ〜っ…?〙】})

 

全員、微妙。

 

「た…確かに、樹の上まで登って助けるのは、やりすぎだったかも、だけど…?」

「これでは、アカリの献身的性格や直情径行が、全く伝わらないのでは…?」

 

「はーいはい。うらら博士ー、発言要求ー。」

「何だね助手3号」

「このシーンって、オルタナスタインとの最終決戦勝利のシーンの、伏線になってるのよね。」

 

ハイ、勝利して全力出し尽くしたルビーを、トキサダが抱きとめるシーンは、この第1章エピソードにかぶせてます。

 

「大元の初登場シーンで、アカリ、落ちてこなくなるんでしょ? 長官くんが抱きとめたのも、アカリじゃなくて男の子になるんでしょ?」

 

…ええ、そうですが…あっ。

 

「さ…最終決戦も、シナリオ差し替えーーーっ!」

 

     「【『えええーーーっっ!?』】」

……

「ルビー…、負けるな。」

断絶の力で天空を駆け、ルビーを再戦の舞台へ届けたサファイアが、力尽き、落ちていく。

地上でそれを受け止めるトキサダ。

(長官…覚えてるかな。私と長官が初めて出会った日も…長官は男の子を受け止めて…!)

「私たちは…負けない! いいことも、嫌だったことも、想いを全て力に変えて…あなたを討つ!」

 

 

     「【『そこじゃ、ないーーーっっ!!』】」

 

「な…何で私が、若頭領にお姫様だっこされる立ち位置になっているんだ!?」

「じ、辞退すんなら、いいわよー! 前のシーンで瀕死のルビーと一緒にあたしが落ちてくるから、そっちを長官が受け止めて…!」

「だーかーらー! ルビー以外を長官くんがお姫さまだっこしちゃ、意味がないーーっ!!」

「わ…私たちのいちばんのクライマックス、いちばんの見せ場のシーンが、めちゃくちゃになっちゃうよーーっ!!」

 

超昂大戦、プロジェクト・インディペンデンス・デイ、頓挫。

 

「じゃあ、うらら。今回はこれで終わり、ってことでいいな?」

「まだだ! まだ終わらんよ!」

…ええ〜っ?

 

「もう一つ! 日本のヒーローは『友情・努力・勝利』の法則。ぶっ飛ばされて、立ち上がって大逆転! …まあ、わたしも大好きなヤツね。」

30年以上前、週刊少年ジャンプを日本人の20人に1人が買っていた時代からの、アツいヤツですね。

「しかるに! アメリカでは、ウケないっ!」

「ええっ! そうなの? …だってスーパー戦隊とか、現地化されてるのに?」

「戦闘シーンは日本のままでも、ドラマ部分は現地の俳優さんで、ストーリーも別になってんのよ。」

人種の坩堝・アメリカだけに、ヒーローも多国籍軍。実際の劇中では、悩めるヒーローや人間ドラマも描かれるようなので、ヒーロー像も多様化していますけど。

 

「アメリカのトラディショナル・ヒーローは、クールで全知全能! スター・トレックのカーク船長やスポック博士とか、敵の狡猾な幾重もの罠を、明晰な頭脳を駆使して、眉ひとつ動かさずに潜り抜けちゃう! ソコにシビれる、憧れるっ!」

 

つまり。

たとえばエスカ・トパーズ誕生のシーンを、アメリカナイズ(ステレオタイプ?)現地化すると、こうなる(諸説あり)。

……

「ぐっ…あああーーーっ! 黙れええっ! 弱いヒーローなんて…、ダイビートなんて、認めないっ…!」

「ふっ…。」

「…?」

 

「そう思うなら、その拳と魔力で示してはどうかね、ウラジミールくん。」

(ル…ルビー、キャラが変わった…?)

「うがあああーーーっっ!!」

うららの一撃がルビーの胸を貫く、かに見えた。

 

(なっ…これはっ!?)

立ちはだかるサファイアが、あの戦車砲のごとき一撃を、無効化している。

「これが、サファイアに装備させた『身代わりの樹Ⅱ』の効果だよ。最大ランクの挑発まねき猫に牛女肉襦袢も重ね、ダメージ軽減効果は75%。もはやサファイアは君の拳じゃビクともしない。そして…!」

ウラジミールに突き出した改良型ADDDを、そのまま首筋に貼る。

「うららくん、思い出し給え。君が思い描く、君がなりたいと憧れる、真のヒーローの姿を…。」

 

こうして。

何やかやで、エスカ・トパーズ誕生。

「やったな、サファイア。」

「ああ…、しかし、身代わりの樹Ⅱは完全なゼロダメージではないぞ。もし私が身代わりに入れなかったり、私が耐えられなかったら、どうしていたんだ?」

「ふふっ、君の胸に聞いて見よ。」

「胸…? あっ…!」

谷間に挟み込まれた、ハニージッポ。

「敵を騙すには味方から、と言うだろう?」

夕陽に溶け込むルビーとサファイアは、互いのジッポを見つめ、笑い合うのであった。

HAHAHAHA…

 

……

 

     「【『絶対、ルビーのキャラじゃないっ!!!』】」

 

 

「こんなの、理知的じゃなくて、『こざかしい』って言うのよーっ!」

「わ…私、こんなオジサンセリフ口調、ムリだよお〜っ!!」

「こ…これは人選ミスよっ! ニヒル口調のクールヒロイン…!!」

うららのジト目がロックオン。

「なっ…おい、うらら、何を考えているっ!」

 

Take 2.

ウラジミールと対峙するルビー。

「うららちゃん…! ホントにこんなの、うららちゃんの目指したヒーローなのっ!?」

「黙れえええっ! 弱いダイビートなんて…(以下同)!!」

 

「この一瞬を、永遠に…!」

「見せてあげるわ、神鍵ジェネシス!」

 

「なっ…がっ…!?」

「ウラジミールよ、紹介しよう。我等が同志・ビートウェディング・チマと、天使長こと一の神鍵・アズエルさ。

彼女たちが、お前の時を止めた。火力がいかに強くとも、当たらなければ火力ゼロと同じこと!」

「す…すごいよ、サファイア!!」

「さあウラジミールよ、呼び醒ますがよい。君が思い描く、理想の英雄像を!」

「あ…うあああ〜〜っ!」

エスカ・トパーズ、爆誕。

 

「任務完遂だね、サファイア。でも、チマちゃんやアズエルさんのスキル発動が遅れてたら、私たち、うららちゃんに串刺しにされてたんじゃ…?」

「フッ、ルビー、君のツインテールに聞くことだ。」

「髪? …あっ!」

(以下、夕陽とジッポのやり取りリピート)

HAHAHAHA…

 

……

 

     「【『人選の問題じゃないーーっ!!!』】」

 

「ルビーに演じさせて、クサいの、歯が浮くの、メタメタしいの、サファイアに変えたってダメだって、わかりきっているじゃないのよー!!」

「わ…私だって、胸にジッポ、はさめるもん…!!」

ルビー…その、ゴメンね…(作者陳謝)

 

「うらら…本当にアメリカで、こういうのがヒーローとして、現地人の心に響くのか?」

「あっ…ええっと…クールなサファイアがリベラルルビーで…クルサファ…リベルビ?」

うらら、もはやしどろもどろ。

 

「NOーーーッ!!!」

「〘【『うわあーーーっ!!?』】〙」

電撃と共に跳び上がる4人。

「そんな腰砕けのヒーロー、アメリカでだってウケないぜっ!!」

「シ…シルヴィアさんっ!?」

Ms.ライトニングこと、シルヴィア・サンダ。

雷撃を操る忍びの末裔にして、アメリカン・ポリスウーマン。久世の頭領・白銀アキラのスカウトを受け、閃忍として閂市の平和を護る。

 

「いいかい、あんたたち。子どもたちが何をカッコいいと思うか、そこにアメリカもニッポンもあるもんか!」

自らも特撮ヒーローに憧れ、生来の帯電体質と鍛えたフィジカルで、米日の子どもたちの憧れになろうと日々奮闘する彼女にとって、迎合で自らの芯を崩そうとしている4人には、腹に据えかねるものがあった。

 

「知性派でクールでカッコいいヒーローは、ハードなスタディでみんなを救うための努力をしてきたから、カッコいいのさ。形だけマネしたって、おチビちゃんが親のマネーでアルマーニやシャネルを着るような、チグハグが出るに決まってる!」

シルヴィアの熱を込めた檄が止まらない。

 

「あんたたちの重ねてきた努力は、こんなうわべだけかい? ノー! ネバー、ノー! ありのままを見せてくれよっ、それが一番、アメリカンもアジアンも無く、ハートをビートさせるエッセンスなんだぜっ!」

 

「う…うう〜っ!」

「ホワット?」

 

     「うおおおお〜〜〜ん!!!」

 

うらら、号泣。

「師匠と呼ばせてくださいっ、あたしが間違ってましたあああっ!!」

「お…オウっ、アイシー…。」

 

いや〜、実際カッコいいんですよ、ルビーもトパーズも、サファイアもアメイズも。

願わくば、英語化されても中国語化されても、その熱さが海を越えて伝わってくれますように…。

 

というわけで、4人は是非ともこのままで。

エスカ・チーム、インターナショナルヒーロー化計画、たまにはまともな理由で、凍結。




作者の環です。きっちり3日の熟成期間をいただきました。
予定では2つに分けるつもりだった話を一本化しました。
代わって、もう一つの次章「グルメツーリズム計画」が、そこそこボリュームを持ちそうですので、今週末の公開までお待ちくださいませ。

あ、「性転換」タグを解除しました。当初は前話の「ガールズサイド」ネタが該当するかと思いましたが、「ARIA」とか「大奥」とかでも描いてる程度のソフトレベルですので、大丈夫かなぁ、と。

原作の超昂大戦は夏まっさかり、復刻水着回に入りました。来月はフェスもあるとか。
超昂フェスはご新規さんには大チャンス。消費スタミナ半減で、NORMAL難度なら無料の「元気の原液」でほぼほぼステージ全突破していけるので、無課金でもたっぷり楽しめます!
※GWキャンペーンや5月フェスで始めた環の場合、ほぼ課金なしでもキャラ60体、つぼみ2000個弱(=キャラ交換2枚、または限界突破SSRキャラ1体orRキャラ3体)取れています。
ちなみに、当時は大体1日4~5時間くらいプレイ。2週間でエンディングまで行ったかな?
※課金のメリットは、絵馬の購入でキャラ強化が早くなること、10連ガチャを回すたびにつぼみが貰えるので、こちらもキャラ強化(or交換)が早まることです。レイドバトルで重課金組(または古参プレイヤー)とライト課金組では1回のポイントが2ケタ違う(1千万単位VS数十万単位)ので、ガチで深くやりたい方は最初から課金を。

ご新規さん獲得施策と、既存プレイヤーを引き続き熱くさせてくれる施策と、両方頑張っていただきたいものです。めざせ2周年、3周年、5周年!
環は「原作ジェネリックSS」を目指して、地道に地道に投稿して参ります。継続は力なり…! またお会いできますれば幸いです。
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