超昂大戦 二次創作SS エスカ・チームグローバル化プロジェクト始動!   作:環 藍河

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※キャラクター・ストーリーで登場した食事・デザート、および付随するエピソードに関する記述が含まれます。極力、誰のエピソードかはボカして表現しておりますが、それでもネタバレとして困る方は、閲覧をご遠慮ください。
※いわゆる「メシテロ」記述のオンパレードです。食欲をかき立てられると困る人は、適切な時間まで閲覧をガマンしましょう。


第3章 胃袋で世界を掴め! 超昂大戦・フードツーリズム計画、ここに爆食!

「目指すはミシュラン・ビブグルマン!」

「【『わりと現実的っ!』】」

 

「世界が憧れる、私たち日本のアドバンテージ…それが、食文化! グルメよっ!」

「日本の食文化…的な?

 でも、そんな海外の皆さんが喜ぶようなグルメは、ストーリー上、出てきてないよ?」

 

スシー、テンプラー、シャブシャブー。(発想が貧困)

 

「んー、そういう有名グルメはとっくに海外進出しまくりで、あえて私たちが食べる意味は薄いよねー?」

「そのとおーり! だからこそ、我々の狙うべきは『普通食』! 既にあたしたち超昂戦士は、メインシナリオでも、各戦士のキャラクターストーリーでも、フツーに美味しそうな各種フード&スイーツ、目いっぱい食べて、食べて、食べまくってんのよーー!!」

「ふ…太るぞ、お前…!」

「やだっ、ニキビできちゃうー!」

 

うらら、企画発表。

「今回は3部門に分けて、ダイビートの食文化紹介動画を作成っ! アメリカのファン・台湾香港マカオのファンにも、あたしたちのふだん食いをリアルに感じてもらおうって企画よっ!」

 

あわよくば、超昂大戦聖地巡礼&グルメ追体験ツアーが開催できますように…!

 

 

【1stステージ・エピソードグルメ】

 

「このコーナーでは、メインストーリーでキーアイテムとなった食べ物を再現したわよっ! ダイビートが誇る食堂スタッフ、おばちゃんたちの総力結集でお届け!」

アカリ、ヒビキ、エリーはホテルレストランのドレスコードで正装し、テーブル着席。

給仕役のダイビート職員が、うやうやしくディッシュをトレンチ(お盆)とクロッシェ(半球状の蓋)で3人の眼前に運ぶ。

 

「ふふん、それでは刮目せよ、オープン!」

うららの合図でクロッシェが持ち上げられる。

 

「こちら、オルバのたい焼き&切裂余命ちゃんクレープよっ!」

(あっ…!)

たい焼きは白あんと粒あん2個ずつの計4個。お金の払い方を覚えたオルバが、地上で注文した個数に合わせて御用意。

クレープは、余命の食べたバナナクレープはエリーに、アカリとヒビキには当時食べたのと同じく、イチゴクリーム味と玉露味である。

 

「どちらも、アカリやヒビキやあたしがいっしょに食べて、かたくなな相手の心をあったか〜く溶かした、思い出深い一品でございまーす。どうぞ召し上がれー!」

「【『いただきまーす!』】」

 

湯気の上がるたい焼きにかぶりつくアカリ。

あむっ。むふっ、はふっ。

エリーは上品に手で一口サイズにちぎってから、口に運ぶ。

「う〜ん、ワッフルやホットサンドともまた違う、野趣溢れるあんこの香ばしさ!」

「この端っこのパリパリ、ココもオマケしてくれるお店もあるんだよ〜!」

(…この香り…これなら私も…!)

ヒビキが気づいて口にしたたい焼きは、チーズベーコン入りと、野沢菜入り。

「原作にはない味だけど、どお?」

「う〜ん、悪くない! 感謝する!」

 

1個ずつ残したエリーとヒビキに対し、4個全部ペロリと行ったアカリ。

「お前…ペース配分を考えろよ?」

「あははっ、ここの食堂のたい焼きって初めてだったから、つい夢中に…うん、とっても美味しいです!」

食堂のおばちゃんたちへの感謝を忘れない、良い子。

(残したたい焼きは、スタッフ(うらら)が美味しくいただきました)

 

続いて、クレープはアカリとヒビキと余命が公園で食べ、ダイビートと久世の橋渡しとなったひと品。

もともと好物であったが、以来、余命は食堂でしょっちゅうクレープを頼む。

 

「うう〜ん。イチゴもクリームもたっぷりなところまで、しっかり再現、すごい〜っ!」

「…たい焼き4個の後で、よく入るな…?!」

「あ、アカリってたぶん、痩せの大食いよね。」

原作でも例えば、ダイビート紹介動画収録中も、トパーズと並んで食堂でダイビート定食をおかわりまで堪能。また、出動でしくじってもゴハンはしっかり。

気持ちいい食べっぷりにつられ、ヒビキとエリーもクレープにかじりつく。

 

しかし、異変が。

「あっ…あれ? 体が…動かないっ…!」

「うっ…ま、まさか…!」

 

「こちらのクレープは原作準拠のため、3分の2の確率で、久世謹製のしびれ薬入りとなっておりまーす。ロシアンクレープをお楽しみくださいませー」

 

「『んーんーんーーーっっ!!』」

(【やーめーて(ろ)ーーーっっ!!】)

 

……

エリーが持っていたスタン帽子で、アカリとヒビキは事なきを得て。

 

がしっ。

「ファ…ファンには食を通じた原作の追体験が大事なのよーっ! あっ、こらっアカリ、羽交い締め禁止ーーっ!!」

「おい、うらら。

クレープ食べないか?

私もアカリも、もう食べ切れないからなあ。

ピリッと効く想破の尋問用秘薬、マシマシで追加したからな。」

 

おもてなしの心で、ヒビキ。

「残さず食べろよ?」

 

「ぐ〜え〜〜〜っ!!」

 

(残したクレープは、スタッフ(うらら)が美味しくいただきました)

 

「キャーッ! 拷問は…拷問は配信コード的にダメですっ、収益化、外されちゃいますーっ!!」

やはりの動画収録担当、ビートファインダー・フェリニが咄嗟にカメラアングルを反転。

「ち…ちなみに、甘党でない皆さまには、こちら。イザナエルさんやメイファールさんと食堂で囲んだ、鍋パーティーの鍋もご用意できますよーっ!」

こちらも、神騎とダイビートの心を結んだ逸品。

「お魚ベースながら、他の具材は…まさに謎の、幻の鍋っ! 食べてみたくありませんかっ!?」

(…あのお鍋って、地上の、人類の普通の食生活を天界神騎に理解してもらうのが目的でしょ? フグちりとかフォアグラ鍋とか、特別に豪華な鍋にしちゃったら、意味がないと思うんだけどなー…?)

 

召し上がりたい皆さまは、いつか日本訪問の暁に、ぜひダイビート食堂へっ!

(あ…あへえっ…)

スタン中のうららを残し、1stステージ、終了。

 

 

【2ndステージ・ダイビート食堂グルメ】

 

「続いてのステージは、我ら超昂戦士の元気の源! 職員食堂の定食あれこれ、一挙公開っ!」

デバフから回復したうららの合図で、給仕スタッフが3人に、定食を一つずつ運んでくる。

 

アカリには、日替わりの生姜焼き定食。

エリーのA定食は、フィッシュフライに浅漬け、ご飯に味噌汁付き。

そしてヒビキには、変わり種の冷や奴定食(ライス抜き)。

 

「あっ、わかった! 私とヒビキちゃんのは、イノリちゃんと初めて食べたメニューだ!」

こちらも、記憶喪失のイノリと打ち解けあった、思い出深い一品。

「私のA定食は、レイヴンが食の喜びを初めて感じた一品ね。」

「そのとおーりっ!」

仕えるニルに自分の料理を食べてもらえず、トキサダに相談を持ち掛けたレイヴンに、こちらの食事の平均値を知ってもらうため、出した一品。

 

「それでは、召し上がれっ!」

「【『いただきます!』】」

しびれ薬バトルで腹ごなしができたか、3人とも箸が進む。

 

「う〜ん! いかにも定食、なのに、やっぱり揚げたてのアツアツフライって、すべてを黙らせる最強おかず! ごはんも炊きたて、お味噌汁も浅漬けもホッとするぅ〜!」

「エリーちゃんも、本当に美味しそうに食べるね!」

「だって、ホントに美味しいんだもーん!」

(…エリーにアカリが浸食してる…?)

 

刹那、うららの割り込み情報。

「試食の途中だが、ここで説明しよう! 我らがダイビート食堂の定食には、3つの謎が残っているのだあっ!」

 

   なっ…なんだってーーーっ!?

 

「まずは謎の定食その1・その2! その名もズバリ、『ダイビート定食』に『超昂A定食』よっ!」

本編でエスカチームが基地紹介動画を収録した際、食堂でルビーとトパーズががっついた逸品である。トパーズのほっぺた落としようから察するに、『超昂A定食』は先述のレイヴンの『日替わりA定食』とは別物と推察される。

 

「そしてその3、まさに幻の逸品! ダイビート食堂には『限定定食』があるのだーーーーっ!!」

うららが魔力全開放出の方法をエリスに習おうとした際、報酬にプラチナチケットをちらつかせたヤツである。

「あたしもチケットこそ持つものの、未だその正体は明らかならざる、まさに幻の逸品!」

 

…いやマジで、どこかで再現しません? 大○屋か、や○い軒とコラボ…全店展開は難しくとも、アキバとか、コミケの有明近辺店舗限定とかー。

 

……

「この他、単品メニューで登場確認が取れているものも、めいっぱい用意したわよっ。アーレ・キュイジーヌ!」

トンカツ、鴨南蛮そば、甘口カレーうどん…

 

「…あらっ? うらら、食堂メニューって、コレだけ?」

「いやいや、あるわよー、あるけどー。」

Nextステージでのご紹介メニューがあるため、保留させてくださいませ〜。

「代わりに、街のメニューをめいっぱい再現してご用意しましたーっ!」

給仕スタッフの大行列が登場。

 

トキサダがある閃忍とデートで食べた、お好み焼きのミックス玉と、鉄板焼きそば。

 

ある閃忍と食べ歩いた、縁日の屋台のたこ焼き・イカゲソ・焼きそば。

 

ある神騎がハマった中華まんと、トキサダにご馳走した同店の中華フルコース料理。

 

ある閃忍と一緒に食べた、スタミナ満点ネバネバばくだん丼(とろろ納豆オクラ卵まぐろ)。

 

ある魔女が食堂で作ったスコットランド料理・ハギス(羊の内臓の腸詰めスパイスボイル)と、ウナギのゼリー寄せ。

 

こちらは水着回のフルメニュー、ある神騎が全制覇?

海の家のイカ焼き、焼きそば、レトルトカレー、かき氷2種はサラサラ氷でいただく幻の練乳かき氷と、きな粉のミルク抜きもご用意。サザエと岩牡蠣の貝焼き、さらにスイカと焼きとうもろこし。

加えて、なぜか焼肉…?

 

「し…しかし…どれもこれもハイカロリーだな…」

「ふっふっふ〜、ヒビキ、よくぞ気づいてくれました! そんな声にもお応えしましょう!」

 

ある戦士にトラウマを植え付けた、お豆腐・揚げ出し豆腐・高野豆腐。

 

また、ある戦士がトキサダに食べさせるため、食堂の厨房を借りて作ったプレートは、焼き豆腐に野菜炒め、焼き魚。

 

「へ〜、ここらへんはグルテンフリー食とか、もうちょっと工夫するとヴィーガン食やハラルフードとしても推せるかもねー? 魚はともかく。」

 

企画の趣旨を忘れそうになりますが、今回はワールドワイドなグルメ推し企画でして。

…もう、どうでもいい?

 

スイーツも勢揃い。

再び登場のクレープは、ある魔女とトキサダが食べた、マンゴーキウイと抹茶バナナ。

 

さらに、ある戦士がトキサダと食べに行った珍品・タピオカシュークリーム。

 

しんがりは、地元の名店【キラキラ堂】様のマカロン。

 

「さあ〜、まだまだキャラの数だけグルメは尽きませんっ! ご覧のあなたは、どの超昂戦士と幸せな食卓を囲みますかっ?」

フェリニのクロージングトークで、2ndステージはこれにて閉幕。全部、誰が食べたか当てられたら、君も今日からダイビートの仲間だっ!?

(紹介しました食品は全て、スタッフが美味しくいただきました。)

 

 

【3rdステージ・デカ盛りスナイパーグルメ】

 

このまま穏当に終われば、幸せだった。

「最終ステージは、視聴率爆上げ待ったなし! 超昂大戦に登場したデカ盛りメニューを、NORMAL、HARD、EXTRAの3種ご紹介よっ!」

そんな、クエストステージみたいに言われても…?!

 

「それではNORMALデカ盛り、プレゼンターはあたしのマブダチ、この子よっ!」

「ぴ…ぴいい〜っ…!」

 

ちょこん。

よち、よち、よち。

まるでカートが自律走行してるかのように入室し、4人のもとへ。

 

「第2部から参戦のニューフェイス、クルルよっ! みんなぁ、拍手〜!」

「あ…アカリさあ〜ん…、ウチ、こんな大舞台、恥ずかしいですう…!」

「ク…クルルちゃんが、デカ盛り?」

クルル・センテネラ。宝石を額に抱く伝承上の生物・カーバンクルの魔女因子を持つ少女。小動物の愛くるしさと究極人見知りで、ダイビートでも見るだけで幸せになれる激レアっ子である。

ちなみに、なぜうららがそんなクルルを友と認めたかは…ここでは割愛。

 

そんな彼女の運んだ、ギャップありありのデカ盛りとは。

 

タマゴサンド。

 

おまけで、カレーとラーメンとハンバーグ付き。

 

「…喫茶店のモーニング?」

「ぴいい…、ウチ、こんなに食べられないのにぃ…!」

『ダメだよっ! いっぱい食べなきゃ、いつまでもちっちゃいままなんだから!』

「お…おばちゃん!?」

「あのね、育ち盛りに体を大きく作んないと、生きる力も湧かないよっ! サービスしとくから、頑張って食べなよっ!」

弱気で断りきれず、かくしてクルル専用セット、爆誕。

 

「そんなわけでクルル、おばちゃんの心意気、ここで全部食べきっちゃいなさいっ!」

「ぴ…?!」

うららのムチャ振りに、目が泳ぐクルル。

求める救いの主は。

 

(クルルちゃん、ガッツだよ!)

(ぴ…、ぴええええええーん!!!)

ダメだ、この子は大食漢だった。

 

逃げ場なく観念したクルルの、孤独のチャレンジは紹介動画の左下隅、いわゆるワイプで細々と流された…のだが。

どちらかと言うと、給食を食べきるまで居残りさせられる小学生のような撮れ高であったという。

 

……

「さあ、続いてのHARDデカ盛り、プレゼンターはこいつだっ!」

「こりゃーっ! お主はもっと我を敬えーっ!」

クルル同様、カートに隠れて見えないが。

「ダイビートの属性マシマシ最終決戦兵器、のじゃロリ前世持ちちびっ子、のののじゃー!」

「雑な紹介をするなーっ!! 我は次郎系ラーメンかーーっ!!」

 

再び、デカ盛りとは結びつかない、ダイビートではクルルと比肩するチビっ子の登場。

「のののは…羊羹でお茶をすする枯れっぷりだと思っていたのだが…。」

「それか、むしろ駄菓子とラムネ?」

「どっちも違うわーっ! 余命やオルバと同列に扱えーっ! 我にもクレープとたい焼き、何ならキラキラ堂のマカロンも供えるのじゃーっ!!」

 

「さーあ、それではそんなのののにトラウマを植え付けた、この食堂屈指のジャンクメシが、こちらでーす!」

クロッシェに収まらないため、特製の箱を取り払ってご開帳の逸品は。

 

ラーメン。

全マシマシ、ニンニクもちろんマシマシ。

 

濃口しょう油ダレに沈む特盛の麺は、敢えて強力粉・オーションで打った極太。茹で上がり重量は掟破りの1kg。

もやしとキャベツは麺を全て覆い隠すタワー構造、その上からタレで煮込んだマシマシのブタ背脂が、モンブランかキャラメルマキアートの如く降り注ぐ。

チャーシューは『切り忘れ』とまで言わしめる塊がどーんと、もやしタワー横でピサの斜塔もかくやと鎮座。さらにホロホロに崩れた豚バラ肉の塊が、マシマシコールをいいことに地盤沈下。

とどめに粗みじん切りのニンニクがマシマシでタワーの山麓を支配し、明日の外出自粛を約束する。

一般の職員食堂でここまでやるか、とのけ反るほどの、まごうことなき次郎系。

これを調子こいたのののが注文し、もやしタワーすら突き崩すことなくヘタレ、調理師さんたちに謝罪するハメになったのである。

 

「お主らー! 我は食さんぞ! もうマシマシは頼まないと、厨のおばば方に誓ったのじゃーっ! 普通、普通のラーメンを所望するーっ!!」

 

『ダメだよっ! いっぱい食べなきゃ、いつまでもちっちゃいままなんだから!』

「わあああああっ!!」

さっきクルル・スペシャルを編み出したおばちゃんであった。

『注文が普通盛りなら、これはサービスさっ。つべこべ言わず、食べて大きくなりなよ!』

…ご兄弟か親類縁者に、栄養失調者でもいらしたのだろうか。

 

「ののの…いつか貰った諸芸上達の御守、一度返すぞ?」

「イヤじゃあああああーーーっ!!」

居残り小学生が、もう一人増えた。

 

……

「さあ、泣いても笑ってもオーラス、EXTRAデカ盛り。プレゼンターは…あれっ?」

がらがらがらがら…っ。

 

「ユ…ユーノさん?」

ある意味、いちばんデカ盛りと真逆のポジである。

「そもそも、ユーノさんが何が食べるシーンって…あったか?」

「…ん〜、…記憶に無いなあ…?」

「じゃ…じゃあ、何で?」

 

「うふふ。まずは肝心のメニューを見ましょうか。スタッフさん、お願いします」

ユーノの合図で、二人がかりでうやうやしく運ばれる器。アカリたちの眼前に屹立するは…!

「名付けて『戦士のエナジー! ダイビート特製・超昂デカ盛り丼V5』よ。」

 

特注の器は、アカリが両手を回したほどの外周、その直径は50cm。中心にサラダを配し、さらに外周は4等分。

 

第1ゾーンは超厚切りの三元豚をじっくり揚げ、縦切りひと切れでもボリューム十分なトンカツを秘伝の割り下で卵とじ。そのまま5合炊きの白米にパイルダー・オンした、超大盛りカツ丼。

 

第2ゾーンは一転スパイシー。同じく1kg超えの中太蒸し麺を鉄板全体にスプレッド。特製ブレンドのウスターソースで野菜と豪快に炒めた、麺の表面はパリッと香ばしく、中はもっちり噛みごたえの、超大盛り特製ソース焼きそば。

 

第3ゾーンはおかずスペシャル。焼きサンマは尾頭付きをまるごと一匹。絞りすだちとポン酢しょうゆ、大根おろしをお好みで。さらに、わらじコロッケと、豆鼓と甜面醤ベースの特製味噌を惜しみなく絡めたキャベツと茹で豚、高い火力で香り高く炒めた回鍋肉がわんぱくに器の90度領域を鎮圧する。

 

しんがりの第4ゾーンは、おかずの味噌汁…代わりの味噌ラーメンが、やはり大盛りで猿沢の池を成す。水面に映りし満月は、先ほどのののを撃沈させた、食堂特製チャーシューが厚切り5枚。

センターはキャベツ一玉まるごとサラダ。コールスロー・シーザー・青じそなど、ドレッシングはお好みで。

 

これにオマケの納豆と、牛乳2リットルが付き、総重量は脅威の8kg超え。総カロリーは9000kcal超え、成人女性の5日分の摂取量…!

 

「原作で、ある超昂戦士がこれをペロリと平らげているわ。まあ、普通は一人じゃムリだから、今回はレイドバトル、4人シェアでOKにしましょう。

というわけで、エスカチーム、出動を要請します。」

……

食べるの? この山脈を? 4人で?

 

「【《『出動、拒否ーーーっっ!!』》】」

 

「わ…私たち、もう今日はたい焼き4個、クレープ1個、定食1人前、食べてますけど…?」

「よ…4人で分けても、1日分のカロリーを超えます…よね?」

「『こ、こんな爆盛りを平らげるとは、なんてスゴいメンバーがいたんだー』って紹介できれば、オッケーですよね? (スタッフが美味しくいただきました)で、オッケーですよね? ユーノさん…?」

「く、空腹から食べても、この量は…ムリよ〜っ!!」

 

 

「エスカチーム、出動よ。」

「【《『許されなかったーーーっっ!!』》】」

 

「人の子よ、大地の恵みを余すことなく血肉とするのです。日本の心・【もったいない】をその身で示すのです…!」

ユーノの慈愛の笑顔が、エスカチームには今日に限って、斗羽大洋も詫びを乞わんばかりの般若に映った。

 

器は、5つに分割できる合体ロボ仕様。

炭水化物系がアウトのヒビキがおかず担当、キャベツサラダは4人で取り皿分けとして。

重さは(ラーメン<焼きそば<<<カツ丼)ゆえ。

 

「私が…食べますっ!」

リーダー・アカリが最強エネミー・カツ丼に自ら志願。

以下、焼きそば担当うらら、ラーメン担当エリーで、レイドバトルはスタート。

 

したのだが。

「か…カツ丼の下から、別の何かが出てきたよお〜っ!」

「こ…こっちも焼きそばの下…ぴゃあああーーーーーーーーーーーーっっつ!!!」

 

デカ盛りハ○ターのお約束演出、食べ進めると底から出てくる、中盤の伏兵メニュー。

アカリには親子丼が1人前、うららには天丼1人前、追加。

 

「ヒビキーーーっ!! あんたも手伝いなさーーーいっ! エビ天ナス天、アカリの卵とじ鶏肉、いけるでしょっ!?」

「ぐ…ぐああああっ!! 米粒がぁ、衣の小麦粉がぁあああーーーっ!!」

「あうっ…胃袋が…もたない…!!」

 

(ラーメンで、アタリ、だったかな。

さすがに汁もので、下から別メニューが出てくることはないしー。)

エリーの希望は。

 

どん。

「こちら、戦闘開始から残り15分で、追加の塩ラーメンが強制的に提供されます。」

砕けて、散った。

「だーかーらー、ムリよおーーーっっ!!!」

 

なお、追加3品も、原作で該当キャラが追加注文した逸品。なまじトキサダが『いっぱい食べる君が好き』なんて言ったばかりに…!

 

「【《『こんなバカ食いしたの、

誰よぉ(だぁ)ーーーっっっ!!!』》】」

……

はなばなしく第3ステージまでお届けしてきた、グルメツーリズム企画だったが。

最後の画ヅラは、給食完食を目指し、放課後まで半べそかきながら奮闘する、少女6人だった。

 

結果的にはフェリニの神編集により、愛で地球を救う系・募金マラソンのゴールシーンに近い感動作となったのだが。

エスカチーム、満場一致で。

「【《『もう、グルメは、ナシっ!!』》】」

超昂大戦・グルメツアー計画、凍結。

 




こんばんは、作者の環です。
執筆当初は「ちょいちょいっとストーリーからメシとスイーツ拾って-、データベースみたいに並べればできあがりっ、よゆーっ!」と考える瞬間が、環にもありました。

ええ、そんなんじゃ、面白くも何ともないっ。
幸い、付随するエピソードやキャラの動きの肉付けで、特に第3ステージは登場キャラが環の手を離れて動くわ動くわ…作者としては、楽しいっ。
なお、環のダイビート東北支部辺境出張所では、2022年7月末現在、69名の超昂戦士を採用しております。全戦士の半分強ですね。
逆に言えば、残り約60名のエピソードは拾えていないため、このグルメネタも決してコンプリートではございません。
「ちょっとー! 俺の推し戦士のティラミスネタ、ねえぞゴルア!」みたいな事態がございましたら、悪しからず。

さて、次回の環さんは。
シリアス方面とギャグをシャトルランしている執筆スタイル上、次回はシリアスを構想中です。熟成期間も含めると、早くて8月2日の超昂フェス前後かと。
ネタは2本ありますが、夏っぽいネタと新キャラのネタ。どちらが熟成が早いかは、作者本人にもわかりません。
では、美味しい超昂大戦、今後も皆様方と一緒に楽しめますように。
そのおそばに、ジェネリックSSとして環の作品群がございますれば、至福の極みと存じます。またお目見えできますことを…!
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