ISと魔導師と 作:ゆっくりRUISU
そして、ルイス君が再び天災と遭遇。
学年別トーナメント後、保健室。
ラ「う・・・」
千「起きたか」
ラ「き、教官・・・?」
千「ここでは織斑先生だ」
ラ「あの、試合で何が・・・」
千「それについてはルイスに聞け」
ル「てなわけで説明を簡単にしてく。
VTシステムは知ってるだろ?条約違反の」
ラ「ヴァルキリー・トレース・システムの事か。知っているが・・・」
ル「それがお前のISに巧妙に仕込まれてた。
あらかたどっかの馬鹿がデータ取り目的で仕込んだんだろうな。
暴走の前になんかが語りかけてこなかったか?」
ラ「そういえば・・・。
『力を欲するか?』って何かが語りかけてきたが・・・」
ル「多分それだ。俺はメカニックじゃないんで断定はできんがな」
ラ「そうか・・・。試合は?」
ル「一夏達との試合は引き分けってか有耶無耶になった。
学年別トーナメント自体は一回戦だけやって中止になった。データ取りだと。
俺からは以上。後は織斑先生お願いしますよ」
千「教師に丸投げか。まぁいいが」
千冬の言葉を聞きながら、ルイスは保健室を出た。
そしてその足で整備室へ。
ハンガーには、独立させているスタービルドストライクがあった。
が、左腕の装甲はひしゃげ、右腕に至っては肩すらない。
左腕は、泥人形となったシュヴァルツェア・レーゲンの刀
―一夏曰く、雪片弐型の原型、雪片らしい―を受け止め、ひしゃげたのだ。
そして右腕は、その雪片を破壊する為に過剰なプラフスキー粒子を流した為
過負荷で肩から砕けたのである。
ディスプレイの、『ダメージレベルB』の表示に、ため息をつく。
が、気持ちを切り替えて、携帯を取り出した。
そして、地図にない基地のメカニックに電話をした。
ル「あ、メカニックさん?」
メ『はいはい。どうしましたか?』
ル「スタービルドストライクの右腕が砕けて、左腕の装甲も一部ひしゃげた」
メ『あー、じゃあ一旦地図にない基地まで送ってください』
ル「いや、修理パーツ送ってもらえば修理しますよ?」
メ『それが、機密保持の観点からスタービルドストライクの設計図は
消したんですよ。てなわけで、修理パーツの生産にも、スタービルドストライク
本体が必要です』
ル「・・・ISを郵便で送るのは問題がある気が」
メ『じゃあ夏休みなり日曜にでも一旦帰ってきてください』
ル「日曜は無理でしょ!?アメリカに日帰りって
聞いたことありませんからね!?」」
メ『じゃあしばらく学園の訓練機でIS実習とかしといてください。
ISスーツはあるでしょう?』
ル「ありますが」
メ『じゃあしばらくそれで。流石にIS学園においそれとは入れませんので』
ル「ま、了解です。では」
そう言って、ルイスは電話を切る。
ル「さて、臨海学校が近いらしいが、どうするか。
はっきり言えば、専用機以外と作業すると周りがうるさい気がするんだがなぁ」
と、ルイスが呟いたとき。
束「心配はいらないよ一番目君!」
ル「いきなり出んな!」
天井裏から降りてきた人影―篠ノ之束に、ルイスはハンドガンを向ける。
束「大丈夫大丈夫!スタービルドストライクの代用の専用機を束さんが
開発してあげてるから!まあ可変のデータ取り目的だけどね!」
ル「可変・・・ガブスレイとやらとゴーレムⅠとやらはお前の仕業か」
束「そうだよ~。ただし、条件があるよ!」
ル「条件?」
束「あんな不細工な代物にちーちゃんのデータを作った罪は重いからね。
研究所を潰すから、やってきてね!」
ル「俺は専用機がないが?」
束「話を聞いていたかい?専用機はもうあるんだよ!」
そういい、懐から束は八角形の小さいケース
―中に複葉機の模型の入っている―を取り出した。
束「MSN―001A1 デルタプラス!
翼にいくつかの武装をマウント出来るんだよ!それはまだだから、
臨海学校で送るけどね!
あと、外付けブースターはもう有るよ」
ル「送るな!」
束「まぁともかく、よろしくね~!
あ、これ武装データ!」
ル「コアの所属は?」
束「私が新しく作ったコアだよ!どこにも登録してない、強いて言えば
『所属 ルイス・ファイルス』だよ!」
ル「それ実質アメリカ軍だよな?」
束「けど堂々と所属させると面倒だから、個人所有でいいでしょ!
なんならこっちからISのコア止めるって圧力かけるから!」
ル「お前ならできるなそれ。
ともかく武装は・・・。
ビームライフル、シールド内蔵グレネード、シールド内蔵ビームガン、
ビームサーベル、頭部バルカンか。
単一仕様能力として、バイオセンサー?」
束「そ!スタービルドストライクは武装が少ないから、増やしてみたよ!」
ル「これで増加装備もあるのか・・・。
そういえば、スタービルドストライクのデータを送ったのはアメリカだけか?」
束「いいや、ISコアを持ってる全部の国に送ったよ。
まぁ男にしか起動しない+データ流用は不可+建造されたどれかが起動したら
それ以外起動しなくなるっていう仕様だけどね!」
ル「何それ鬼畜。まぁともかく、条件やってきますかね」
そういい、ルイスは千冬の部屋に向かった。
ル「てなわけで、ドイツ行って来ます」
千「・・・まぁわかった。行ってこい」
ル「了解!」
そういい、ルイスはデルタプラスを展開、飛び出した。
そして空中で変形、外付けブースターを装備し、ドイツ目掛けて加速した。
以上です。
では。
次回はオリジナル展開です。