ISと魔導師と 作:ゆっくりRUISU
紫の頼みをルイスが払いのけた翌日。
ル「しっかし、現状ISが使えないのはしんどいな」
道「だな。束が一応ヴェントを最優先で修理してくれてるそうだが・・・」
ル「それに異論はない。とりあえずはケンプファーで済むからな」
ルイスと道人が、二人で廊下を歩いていた。
現状、専用機持ちは殆ど専用機が使えなくなっている。
その為、千冬が学園内では専用機持ち2人1組で移動する事を指示したのだ。
唯一の例外は、生徒会長の楯無と、今学園にいない一夏程度である。
一夏は、今日特別外出扱いで白式のオールメンテナンスに、開発元の倉持技研に
行っていて、不在である。
と、ルイスと道人がいろいろと相談していると・・・。
唐突に、IS学園の廊下や教室などの電灯が消えた。
まだ昼間なので、真っ暗になるという事はないはずだったのだが。
ル「おい、シャッターが降りてきてるぞ」
道「分かってる。ルイス、暗視スコープ貸してくれ」
ル「おうよ」
窓のシャッターが閉まるのを見たルイスは、道人に暗視スコープを貸し、自身は
ケンプファーアメイジングを展開した。
ラ『こちらラウラ。ルイスか?お前と道人は無事か?』
ル『現状はな。他の奴らは?』
ラ『1年専用機持ちの無事を確認した』
ラウラがプライベートチャネルでルイスと交信を行った、その直後、割り込みで
通信が入った。
千『専用機持ちは直ちに地下、オペレーションルームに集合せよ。
隔壁に遮られた場合、破壊を許可する』
ル「・・・面倒そうだな」
道「同感だ」
ともかく、ルイスと道人は移動を開始した。
しばらくして。
千「揃ったな?では、状況を説明する。山田先生!」
山「はい!まず、この学園のシステムは今、ハッキングを受けたらしく、
停止しています」
ル「それ、セキュリティが問題視されますよ?」
千「説明中だ」
山「ともかく、それによって学園が停電しており、隔壁も降りています。
ただ、全てが閉じたわけではなく、むしろ閉じた隔壁の方が少ないです」
千「そこで、だ。専用機持ちの内篠ノ之、セシリア、凰、デュノア、ボーデヴィッヒは
電脳ダイブでシステム中枢に進入、システムの復旧を行ってもらう。そして、
更識妹は5人のオペレートだ」
箒「・・・」
千「ん?どうした?」
セ「あ、あの・・・。電脳ダイブって・・・」
千「ああ。それか。知っているだろうから詳しくは割愛するが、
ISを介して搭乗者を電脳世界に送る事だ。公には『理論上可能』とはなっているが、
実際は普通に可能だ。ただし、アラスカ条約によって規制されている。しかし
今回はレベル4の非常事態によって許可されている」
ル「割り込み失礼。俺は?」
千「貴様は唯一全力で専用機を使えるだろう。後で指示を出す。道人も同じだ」
ル・道「「了解」」
千「では、指示を受けたものは移動しろ!」
その号令を合図に、箒達が移動を開始した。
千「・・・更識姉、ルイス、道人」
楯「なんなりと」
ル「同じく」
道「同じく」
千「恐らく、このシステムダウンに伴い何処かの国が介入してくるだろう。
そこで、更識姉には生身の侵入部隊の迎撃を頼む」
楯「わかりました」
千「そして、ルイスは移動して、あるポイントで待機」
ル「了解」
千「道人はここでオペレートを行ってもらう」
道「了解です」
千「さて、それぞれ準備をするぞ」
千冬がそう言うと、山田先生がルイスに地図を渡した。
その1箇所に大きい赤い点がある。
千「ルイスはこの赤い点にて待機。システムは索敵を除いて一通り落としておけ」
ル「了解。用心でワイヤーセンサーを貼っときます」
道「そんな便利なもんが?」
ル「ケンプファーアメイジングの拡張領域に。あと織村先生、これを」
ルイスはケンプファーアメイジングの拡張領域からアーマーシュナイダーを
展開し、手渡した。
千「これは?」
ル「メカニックさんが開発した、生身でISのシールドバリアーを破れる武装です。
ケンプファーアメイジングを仕留めるのにも使いました」
千「なら実用性があるな」
千冬は、アーマーシュナイダーを受け取った。
千「よし、行け!」
それを合図に、それぞれ移動をし始めた。
以上です。
切り方が微妙だったので、比較的長くなりました。
まぁ1700字に足りませんが。