そして、今現在西暦2125年に至るのであった。
「と、いうことで日本は現在もこの果実の影響を…って、聞いているのか夏夜!」
先生が叫ぶとびっくりしたかのように起きて立ち上がり大声で「はい!」と言い、口から垂れてたヨダレを腕の服で拭き取った。周りのみんなはクスクスと笑い、先生は手を顔の額に当て、「まったく」と言って呆れていた。
そう、俺は夏夜純人(スミト)、高校二年生、帰宅部。昔から特にやりたいことやなりたい夢もなくここまで育ってしまったどうしようもない高校生だ。
と心の中で思っていた。
キーンコーンカーンコーン〜キーンコーンカーンコーン〜〜〜
授業を終えるチャイムが校舎に響き渡る。
「今日は、ここまで。後日から夏休みに入る。遊ぶのもいいが夏休みの課題も毎日コツコツやるんだぞー。くれぐれも最終日まで溜めないように」
そう先生は言うと教室を出ていった。
俺は、帰る準備をして友達と教室を出た。
「今日コンビニ寄ってく?」、「そうだな、アイス買って帰ろうぜ!」、「あそこの店員さんめっちゃ可愛いんだよな〜」
と、俺たちはそんな会話をしながら歩き、コンビニに着くとアイスをみんなで買い、レジへ持って行き買った。
「ありがとうございました〜!」
可愛い店員さんを前にみんな小学生みたいに盛り上がっていた。
コンビニの外に出て、みんなでアイスを食べる。
「ラッキー!俺当たったー!」、「まじかよ、俺またハズレだよ」
と友達が言う中、俺も当たり前のようにハズレ。
みんながアイスを食べ終わるとコンビニで解散し、自分達の家に帰って行く。
「じゃあな〜純人、また明日ー!」
友達が遠くから俺に手を振りながらそう言うと、俺も友達に手を振りかえして「また明日学校で!」
と言ってコンビニを後にした。
家に着き、ドアを開けて家に入った。
俺が「ただいまー」と言うと、少しして「お帰りー」と母さんの声が聞こえてきた。
俺は、靴を脱ぐと仏壇へ向かい仏壇の前に座ると、鐘を鳴らして、目を瞑り父さんに手を合わした。
父さんは俺が産まれて来る前に事故で死んでしまった。事故の詳細に関しては母さんに聞いても事故としか教えてもらえずスマホなどで調べてもどこにも父さんのことは載ってなかった。
昔は、気になって、色々調べていたけど、最近はそんなことすらも諦めて調べるのもやめてしまった。
それからと言うもの夜ご飯を食べ、お風呂に入り、ゲームをして、布団に入る、流れるようにして時間は過ぎて行った。
そう、これが俺の当たり前、当たりの生活、当たり前の暮らし、当たり前の毎日。俺が小説や漫画の主人公だったらこんな俺の話、誰が描きたいんだってくらい当たり前の日々。
と変なことを思いながら諦は眠りについた。
そんな当たり前の日々が当たり前じゃない日々に変わるとはこの時、純人は考えもしていなかった。
「う〜ん、もう食べられないよう…」