完全聖遺物を扱う転生者   作:CODEZERO

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不定期でも投稿するって言ったのに半年以上も投稿してなくてごめんなさい……!

バイト辞めて少し余裕できたので、できる時にこっちの作品も進めようと思います!


ノイズ、そして狐面の男

色々あって18歳になりました。どうも東雲海斗です。

 

現在はですね…ビルの屋上に立ちながら、夜の街を見下ろしてます。

なぜかって?答えは簡単…引っ掻き回すために決まっとるやないですかァ……

 

キャロルにも許可は取りましたよ?

『色々引っ掻き回してええか?』

『限度を考えてやるならな?』と言った感じの許可(?)を。

 

失礼な。私が限度を考えなかったことなどあるはずが……いや限度を考えて動いたことねぇわ。

訃堂の計画潰すためにシェム神様復活させたのが最たる例。

アッハッハッハッハ……まぁ良いでしょう!(良くはない)

 

と、考えている時けたたましい警報音が鳴り出した。

 

「……海斗や〜、ノイズ出たんじゃが〜?」

 

「あ、やっと?ありがとタマモ。さて、イル〜?出番やで〜?」

 

「……やっと?はこっちの台詞なんだけど…?

いっつもレイアとかファラとかとの模擬戦の時私使ってくれないし!!」

 

「わかった、わかった……今度から積極的に使うようにするから」

 

「ホント!?やった〜!!」

 

いやチョロ……

 

「今なんか失礼なこと考えられた気が……」

 

「キノセイキノセイ」

 

「口調変だよ?」

 

……そんなことどうだっていいでしょうよぉ!!?

 

 

……フェイルノートの弦を引き、構える。

目標、多数のノイズ。ノイズの群れの中に人間……2人?

……まぁいいか。イルなら当たらんだろーし。

弦を引き、離す。

 

そして放たれた一本の光の矢は空中で分裂を繰り返し、最終的に50程度の数になる。

その矢一本一本がノイズ(目標)だけを貫き、辺りに残るのは灰のみとなった。

 

篠突く雨

 

 

「………うし。これで終わり」

 

「え〜?もう終わり〜!?全っ然スッキリしないんだけど〜!!」

 

「落ち着けよイル……多分、こういう戦い方が今後はちょっとずつ増えると思うぞ?

だからまた次回、頼りにしてるよ。」

 

「む〜……絶対だからね?」

 

「約束するよ。じゃ、帰るぞ。俺達の(シャトー)にな」

 

俺は足元にテレポートジェムを叩きつけ、そのままシャトーへと転移した。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「ふぃ〜……終わった終わった〜」

 

こういう疲れが溜まってる時にやることは一つ!

ベッドに飛び込む!!イィヤッホーイ!!

 

ーーービタンッッ!!!

 

響いた音に、暖かさなど微塵もなかった。

……ベッドが固くてェ…冷たくてェ…全然休めなくてェ…!!

 

ということで……

 

「ガァァァァァァァリィィィィッッッッッッッ!!!!」

 

「アハッ♪だ〜いせ〜いこ〜う!!」

 

「テンメェェェェェッッ!!!!!

よくもベッドをガッチガチに凍らせやがったなァァァッッ!!

ご丁寧に飛び込む瞬間に凍らせやがってェ…!!!

ヤロウブッコロッシャァァァァッッッ!!!」

 

「アッハハハハハ!!!顔真っ赤〜ww

そのままキレーな銀髪も真っ赤に染まるんじゃないですかぁ〜?ww」

 

「待てコラ腐れ人形ッッ!!!わからせてやらぁっ!!!

シルッ!!化我身で『アシダカグモ』!!」

 

『えぇ……りょ、了解しました……』

 

『…ガチギレだね、カイちゃん』

 

『まぁ…今回は流石に…のう?』

 

『今回ばかりはガリィのせい……だよ?』

 

アシダカグモ。

人間大にすればF1カーを優に超えるスピードで走ることができる…が、持久性は無い。

基本、獲物を待ち伏せするやり方なので海斗がやっていることは言ってしまえば、体力の無駄である。

 

 

だがしかし……

「ハアッハアッ……捕まえたぞガリィテメェ……!!」

 

「クッソ!コイツに捕まるとか屈辱でしかねーんだけど!!」

 

「捕まるようなことしたのはテメェだろうが!!」

 

そうやってギャースギャースと言い合っていると、突然悪寒がした。

それはガリィも同じらしく、悪寒がした方を見ていた。

 

そこにいたのは…鬼も逃げ出すようなキレイで美しい笑顔を浮かべたキャロルだった

(笑っているとは言ってない)

 

「ガリィ……海斗……この惨状をどうしてくれる?」

 

「「……え?」」

 

言われて辺りを見回すと……

氷が張った廊下。ヒビの入った床。

キャロルの言った通り、その景色は惨状としか形容できないだろう。

 

「海斗……貴様はヒビの入った床を修理するまで飯抜きでいいな?」

 

「えっと……慈悲は……」

 

「い い な ?」

 

「ハイッ!!」

 

こっわいて………キャロルがこっわいって…!

 

「さて…ガリィ…貴様は床の氷を自力で溶かして、全部キレイに拭き取るまで

………そうだな、かかった日数分海斗がガリィを好きにできるとするか。」

 

「……わっかりました〜……ガリィちゃんにお任せでっす……☆」

 

ガリィは死んだ目をして答えていた。

 

その後、俺は二日間飯を食えず、ガリィを二日間好きにできたと言っておこう………

 

 

今回の教訓

 

キャロルは絶対……絶対!怒らせるな……

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

一方………

 

「では、今回のブリーフィングを始めよう……まずは『翼』、『奏』。

何があったのかを聞かせてくれるか?」

 

赤いシャツを着た大男…『風鳴弦十郎』が話し出し、ブリーフィングが始まった。

 

「はい、司令。

私達は出現したノイズに対処する為に現場へ赴きました。ですが……」

 

「あたしらが現場に着いて、掃討を始めた直後ぐらいに、上空からとんでもねぇ数の光の矢が降り注いだんだ。

しかも、その矢はあたしらには一切当たらずノイズだけを打ち抜きやがった。

……目を疑ったね。あんなもの、今まで見たこともない」

 

二課の装者、『風鳴翼』と『天羽奏』が状況を説明した。

 

「了子くん……聖遺物の反応は……」

 

「しっかりと出たわよ〜。まぁ聖遺物であるってことが出ただけなんだけど。おそらく未確認の聖遺物ね。

……弓矢の聖遺物として考えられるのは…日本なら(あめのまかこゆみ)天之麻迦古弓…でもこれは(あめのははや)天羽羽矢という矢とセットだから矢が複数あるのはおかしいのよね…

他にも神話や伝説に出てくる弓はあるのだけど…特徴に合うものは少ないわね」

 

「使用者の映像などはおそらくないだろうな……」

 

「いえ、それが……」

 

『藤尭朔也』が言いにくそうに口を開いた。

 

「どうした?朔也」

 

「……使用者と思われる人物の画像が一枚だけあったんです。

とあるビルの屋上に設置してあった監視カメラに撮影されてたみたいで…」

 

「……それをスクリーンに写せるか?」

 

「はい」

 

手元のパソコンを操作し、スクリーンに映し出されたのは…

 

狐の面を被り、黒いフード付きのコートを着た人間の横姿だった。

 

「これは………」

 

「……怪しいわね。

それにこの子、多分最初から()()()()()()()()よ」

 

「………あまりにも、不明瞭な部分が多過ぎるな。」

 

故に弦十郎は判断した。

 

「今回のブリーフィングはここいらで切り上げよう。

各々、休憩に入ってくれ。」

 

「「了解!」」

 

「了解しました」「りょーかい」

 

そうして、会議室から全員が出ていき、残った者は一人。

 

「………この男…使えるかもしれんな」

 

終わりの巫女は金の瞳を輝かせ、スクリーンに映る男を見つめていた……

 

 




前半おふざけ
後半シリアス風味
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