それは、兎も角雷電将軍当たりました
刻晴?
おい、ミントお前はお呼びではない
「働け」
開口一番に刻晴様は俺に言い放った。俺はその言葉に一瞬かたまってしまった
「っ!!刻晴様っていつもそうですよね!!俺のことなんだと思ってるんですか!?」
「労働者」
「いやもう、おっしゃる通りです」
なんだこのクソ茶番
「それで、刻晴様。そんなこと言うために俺を呼んだんですか?帰って仕事しにいってもいいですか?」
「そんなこと言ってあなた仕事したことないじゃない」
「そうでしたっけ?てへっ」
「てへっ、ってなによ!」
はぁ、とため息。この人いつもため息ついてるな。大丈夫かな?
「これは、双毀にしか頼めない仕事よ」
改まって仕事のトーンで話してきた
「えっ、嫌です」
「特別手当を出すわ」
「やります」
(ちょろ)
「それで、どんな仕事なんですか?」
「簡単に言ってしまえば今、璃月でとある宝盗団が大きく活動しているわ。あまりにも大きく活動するものだから、そろそろ見過ごすことができなくなってきたから、私が千岩軍を率いて捕縛することになったわ」
「とあるほうとう鍋?」
「なんで、郷土料理になってんのよ」
「お腹空いてるんで」
「あっそ。それで、ついてきてくれるわよね?」
「まぁ、事務仕事よりかはやりがいがあるんでいいですけど、刻晴様って建設、土地担当じゃないですか?」
「そうね」
「なんでことあるごとに千岩軍率いてるんですか?」
「さぁ?」
駄目だこのワーカーホリック。自分が千岩軍を率いてることに全く疑問を持ってない
☆☆☆★★★☆☆☆★★★☆☆☆★★★
「うーーーむ」
「あ、あの」
「うーーーーーーーーーむ」
「あのぉ」
「uuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuum」
「aaaaanoお」
「なんださっきからねちっこいな!!人が銭勘定してるときに!!」
「なんで行軍中に銭勘定してるんですか!?」
「そんなの今回の特別手当をどれだけ増やすか悩んでるに決まってるだろぉ!!」
「それ悩んで増えるもんなんですか?」
「増やすんだよ。で、お前誰よ」
その宝盗団とやらを捕まえに軽策荘へと向かう道中で俺は特別手当をいくら払えば借金をスッキリできるか考えているところ、やけにパットしないしがない兵士に声をかけられた
ちなみに、借金は返せなさそうだ。踏み倒すか
「俺ですか?俺は潔雲っていいます」
「・・・けつあな?」
「けつうん!!どいう間違えしてるんですか!」
「おぉ。すまんすまん」
そんなにかっかかっかするなよ。確定されるぞ
「で、どうした?」
「いや、見ない顔だと思って声をかけただけです」
「なんだそれだけか。まぁ、そりゃ俺は仙岩軍じゃないから見ない顔なのは当たり前だな」
「あの千岩軍なんですけど・・・」
「仙岩軍の方がかっこ良くてよくないか?」
「よくないですよ!」
「じゃあ、洗顔軍?」
「ドモホ●ンリンク●の手先みたいじゃないですか!?」
「別に洗顔=ドモホル●リ●クルじゃないからな?」
なんだこいつ。刻晴様ほどじゃないがイジりがいがあるな。ツッコミそれなりに面白いし。冴えない顔をしてるけど
「だいたい千岩軍じゃない人がどうしてここにいるんですか?」
「刻晴様の部下だからな。渋々ついてきた」
「やっぱり神の目を、持ってるからですか」
「どうしたそんな神妙な顔をして。冴えない顔がフライムみたいな顔みたいで気持ち悪いぞ・・・」
「なんなんですか、アンタはもう!!」
「浮かなくていいのか?」
「人間が浮くわけないでしょ!!はぁ・・・いいですよね、神の目。それを持っていたらすごく強くなれますし」
なんか語り出したな
「俺頭がそんなに良くなくて商売とか事務仕事とかできいけど、身体は人一倍頑丈だから千岩軍に入ったんです。確かに身体は頑丈なので厳しい訓練にも耐えて頑張ってるんです。だけど、どんなに訓練しても槍の腕前が上がらなくて。それでふと思ったんですよ。なんで千岩軍って槍が基本装備なんだろうって」
あれなんだか、雰囲気変わってきたな。なんか、こう普段の俺とにたよった、不満のオーラを感じる
「俺自分で言うのもなんですけど、片手剣の方が向いてると思うんですよね。槍ってほらあれじゃないですか。よく勘違いされがちだけど槍って振り回すものじゃなくて突くものじゃないですか?だから、俺片手剣の方が向いてると思うんですよ」
その攻撃力に全てを費やしたら強いんじゃね?っていう初心者みたいな浅はかな考えるはなんなんだよ
「どうして千岩軍は槍が基本装備なんですかねぇ」
語尾をため息交じりに言ったけつなんちゃら。結局それが言いたいだけだろ。というか、槍を持ってる俺の前でそれ言うか?
「お前それ槍を持ってる俺の前で言うか?」
あっ、本音が漏れてしまった
「・・・。そういえば、あなたが持ってる槍見ないものですね」
「あぁ、これ?これは、西風長槍っていってモンドのやつだ」
「何故モンドのやつを?」
「あぁ、なんかいっぱいあったからな。ところで、お前さっきの話からして新兵だな」
「はぁ、そうですけど」
なんだその腑抜けた返事は
「じゃあ、お前以外全員が武器を構えていることを教える」
「ほ、ほんとだ!?」
前方の窪地からわらわらと出てくる毎度おなじみの格好をした宝盗団。わざわざ窪地に隠れているとは律儀な奴らだ。そんなんだから上からドラゴンストライクされるんだよ
「てやぁっ!!」
ほーら上から紫電を纏いながら刻晴様が降ってきた
「全員かかれぇ!!」
刻晴様を先頭に次々と降ってくる千岩軍を合図に俺も指示をだす。こんな頭おかしい作戦を考えつくかね?普通
「くそぉ、お前ら。上から降ってくるとか頭おかしいのか!?」
いや、もうおっしゃる通りで
「まぁ、俺もちゃっちゃと終わらせたいから本気でいくけどな!!」
ヤバい。久しぶりの戦闘で頭がハイになってるのかもしれない。敵が全員モラに見えてきた。実際こいつら倒したらモラを落とすわけだが
「待って、置いていかないで下さい!」
「ごちゃごちゃ言うな!槍が無理だとか言い訳言ってないで千眼軍ならちゃんと戦え!ケッキン!」
「千岩軍です!あと、ケツウンです!誰が欠勤ですか!?」
こ、こいつ必死のツッコミで俺のやりさばきについてくるとは。ますます、別の道を志した方がいいがするな。真剣に
ちなみに、元来槍というものは振り回すものではなく突くものなのだ。なので、俺も敵を突いている。焼きながら
「くそっ!雷を纏った頭のおかしいやつに、槍を火の玉みたいに目にモラを浮かべながら繰り出してくる頭おかしいやつらの相手なんかしてられか!」
敵の1人がそう叫ぶとそれが引き金になったのか、敵が全員逃げようとし始める。しかし、それを刻晴様が許さない
「双毀は兎も角、私は頭おかしくないわよ!!」
いや、そこかよ
「やぁっ、はあっ!!」
さっきまでは混戦状態だったが、敵が逃げようとした纏まった動きをするのでこちら側はそれを後ろから追撃するだけなので、さっきよりかは戦場全体の把握ができるようになり刻晴様の頭おかしい戦い方が見れるようになったのだが、俺は1つのことに気づいてしまった
なんか刻晴様の斜め下からの攻撃、なんかえっちじゃね?ということに。いやなんか、うん。ストレートに表現すると剣と一緒にスカートが舞い上がってる。オブラートに表現するんだったら、激しい身体の動きと共にスカートが舞い上がってる
なんかこっちの方が言葉の響きが淫靡な気がした。いや、きっと気のせいだろ
本当に見えそうだな、パンツ。見えないかなー
「しゃがんで何やってるんですか・・・」
「ん?まだ、生きてたのかハンケツ」
「ハンケツじゃなくて、ケツウンです!!」
見てはいけない物を見ているかのような元気のない目で俺を見ているケツウン。お前、まだ生きてたのか
「よく生きてたなお前」
素直にすごいと思うよ
「喚きながら逃げ回ってたら生き残ってました」
「うわっ」
「そんなあからさまに引かないでくださいよ!」
「てっきり死んだかと思ってたぞ」
「本人の目の前で言うことですか?」
「大丈夫。死んでも七天神像で生き返らせてやるからな」
「人は七天神像で生き返りませんよ!!」
なんていうどうでもいい会話をしていたら、いつの間にか戦いは終わっていた。くそっ、刻晴様のパンツを合法的に見れるチャンスだったのに!と地団駄を踏んでいると、うっかり炎を出してしまってトリックフラワーを呼んでしまった
あー、もうホントに踏んだり蹴ったりだよ
☆☆☆★★★☆☆☆★★★☆☆☆★★★
「給料はなしよ」
「は?」
なんちゃら団との戦いから数日後、刻晴様は俺を開口一番
「給料なし?もしかして、俺が知らないうちに璃月財政破綻でもしました?」
「そんなわけないでしょ」
「じゃあ、検討に検討を重ねた末剣闘士が検討士にでもなってしまったんですか!?」
「なにわけわからないバカなこと言ってるのよ」
「わけわからないのは刻晴様の方でしょ!!」
いや、違った。この上司が頭おかしいのは元からだった。待てよ、つまりこういうことか?
「刻晴様のお財布が破綻したんですか?」
「何をどうやったらそんな結論に至るのかドラゴンスパインで問い詰めたい気分になってきたわ」
いぶかしげに俺が言うとドラゴンスパインの身を徐々に削る寒さのような冷たさでそんなことを言われてしまった
「これ以上あなたのお財布事情を語らせるつもりはないからさっさと理由を言うわね「俺のお財布事情は璃月と違って破綻してないですよ!」。あなた、戦ってる時二次被害起こしてたのよ」
ヤバいな。刻晴様のスルー技術の成長は少し眼を見張るものがあるな。このままでは、俺の必殺ゴリ押しが通用しなくなってしまう
「あなたがハイになって火を撒き散らすから、あたりが焼け野原になっちゃったのよ」
「ハイになったあまり灰にしちゃったってか」
「何うまいこと言ってるのよ」
「はぁ、給料なしかぁ・・・」
「テンションの上げ下げがいつも以上に激しいわね」
そう言う刻晴様はいつも以上に落ち着いてるな。憎たらしいことに。崩したいこの平生さ
「そっちは公序良俗違反のくせに」
「あら、私がいつそんなことしたというのかしら?」
「露出狂が何言ってるんですか」
「は、はあぁぁぁぁぁ!?」
一際大きな大声が部屋に響き渡った。どうやら、刻晴様の琴線に触れたのかもしれない。いや、いつものことだけど
「私がいつ、どこで、露出したのよ!?」
「そりゃ、先の戦いで露出しまくてったじゃないですか」
「はい?」
絵に書いたように目を丸くする刻晴様。うわぁ、アホみたいな顔してる。きっと、真面目過ぎてこういうことに対する慣れはまだないんだな。まぁ、慣れたら慣れたで問題だが
「ほら、パンツ丸出しで戦ってたじゃないですか」
「あれは、別に意図的に下着を露出させてるわけじゃないわよ!」
「露出してるっていう自覚はあるんですね」
「・・・見たの?」
「何を今更。ふっ・・・・・・・・・見えなかったんだよなぁ・・・」
「何落ち込んでんのよ」
あれだけしゃがんだのに見えなかったんだよなぁ。なんか、天の光ならぬ地の闇みたいなの阻まれて黒いモヤモヤしたやつしか見えなかった
「黒パンですか?」
「そんな自然に聞いたところで答えるわけないでしょ」
「タイツしか見えませんでした・・・」
「タイツはいつも見てるどころか、あなたまだ私のタイツ持ったままでしょ。いい加減返しなさいよ」
「無理です。あれもう、競売に出して売れました」
「は?」
口を開けたまま時間停止したように、瞬きもすることなく固まった刻晴様。それは、まるで嵐の前の静けさ
「は、はあぁぁぁぁぁぁ!!????」
うわぁ、こんな叫び声聞いたことはない
「ちょっ、なにやってるのよ!ねぇ、ちょっと!?ねぇってば!!聞いてるの!?」
俺の襟元を掴んで涙目で、突然異世界へと連れて行かれた駄女神のように喚き散らす刻晴様
お顔は怒りというより羞恥心でまっかっかだ
「タイツはタイツでも璃月七星のタイツとなるとそれはもう高くで売れました。ファデュイに」
「ファデュイ!?なんで、よりによってファデュイなのよ!?」
「いや、なんか、『はぁはぁ、これがあの玉衡のタイツ。家宝にしよう』っていって50万モラで買っていきました」
「もう、嫌。私の周りって変態しかいないのかしら・・・?」
弱々しい声で呟き、床に座り込んでしまった
「もうお嫁にも行けないわ」
「多分元々刻晴様をお嫁に貰おうなんて思ってる人いませんよ。パンツ丸出しだし」
「だから、露出狂じゃないわよ!!」
「じゃあ、なんでわざわざあんなスカートが捲れる動きするんですか!!剣を振るのにあの下半身の動きいりますか!?絶対にいりませんよ!!」
「ッ〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
口元をきゅっと結び声にならないうめき声、いや喘ぎ声?をあげる刻晴様。ははっ、いいざまだ。タイツを売ったのは完全にデタラメなんだけどな
「ね、刻晴様?狙ってますもんね、刻晴様」
うわ、今の俺めちゃくちゃうざいわ。もう、声の発音がヒルチャールの「ランランルー」と同じ
「ひゅーーーーーー、はぁーーーー」
なんか人間じゃない呼吸法始まったんだけど
「今日という今日は絶対に許さない。今度こそ絶対に群玉閣の池の鯉の餌にしてやるわ!!!」
「ヤバっ」
ふらふらと立ち上がり、ばっと、顔を上げた刻晴様の目は完全に猛禽類の目だった。俺は察知した逃げなければ死ぬと
「戦略的撤退!!」
「逃さない!!」
後日ファデュイの元に璃月七星があらわれたとかあらわれてないとか
いつ投稿するかわかんないけど、アンケートします
見たい刻晴
-
ヤンデレ刻晴
-
ツンデレ刻晴
-
甘えてくる刻晴
-
変態刻晴