!
別の休憩室で一息ついていた明はまたしてもふと現れた蛇に案内され、村外れの滝壺まで来ていた
「へえ~」
そこは血車党の秘密基地であった。その内部は時代考証無視の未来的な設備で明は感心しつつも進んでいき、ある部屋にたどり着いた。
(おっと、まるでマジンガーZのドクターヘルみたいねぇなツラだな)
そこには明がこう評するよう通り、見るからに典型的な悪人ヅラの老人だった
「もう、下がっていろ」
彼は蛇を下がらせると
「ワシの名前は丼九斎」
名を名乗り、
「お主をここに呼んだのは他でもないワシらだ」
と言った。
「ワシら?するってとアンタ以外に俺をここに呼んだのがいるってことか」
これに対し、明は自ら抱いた疑問をふづけると
「さよう、お前を召喚したのは我ら血車党と奴らなのだ」
丼九斎はこう告げた。
「奴らって誰だよ一体」
新たな謎に明は頭がこんがらがった。
「奴らの協力の元でワシらは新たな戦力としてデーモンなるものを召喚することに成功した。それが」
(デーモンだと!)
丼九斎は続けて言うと
「俺を始めとする面々ってわけか。そう、サバトを用いて」
合点いった明はこう返した。
「ほう、察しがいいな。そうだサバトと言う儀式でお主らを呼んだのじゃあ。しかし、」
「しかし?」
次に丼九斎は
「奴らめ、勢力拡大の為に血車党を利用していたのじゃあ!!」
驚愕の事実を、
「そいつはお気の毒さま」
「それに気づいたワシはお主をここに呼んだのじゃあ。お主は他のデーモンとは違うからの」
(さすがだぜ!!じいさん、俺がデビルマンとしてデーモンと敵対してるのに勘づくとは)
を伝えた。そして、
「まぁ、前置きはここまでにして、詳しいことはあそこにある密書に書いてある」
と言った、その時
!!
「と言うことじゃあ、これで話は十分じゃろ」
突如、丼九斎は向きを変えた。
「アイツは」
明に気づかれたその何者かは
ハヤテ!!
であった!
ビュン
彼は跳び跳ねると、手にもった鞭を振るって、
シュルル
密書をたぐい寄せた。
「このやろう」
明はハヤテに向かって来たその時、
「待て!!」
!
丼九斎がたしなめた。
「その密書を持っていくがいい」
!
この対応に
「おい、丼九斎。それでいいのかよ」
明がこう対応すると
「もう話した通りだ。すぐに立ち去るんだ」
丼九斎はこう説明したその時
ブゥゥーン
突然、サイレンの音が響いた。
「しまった!!奴らが動きだしたか」
これを聞いた丼九斎はこう漏らすと
「さぁ、早く行け!行って、奴らの陰謀を阻止するんだ!!」
二人に向かって、こう言った。こうして、二人はすぐさま基地を脱したが、
どぉぉーん
その直後に爆発があった。それはまるで丼九斎の断末魔のように。