「もう、あんたったら!!あたしをほったらかして、どこに行っていたの」
ミキはカンカンになっていた。その様子は夜遅くまで遊びに行っていて、家に帰るのが遅くなった子に対し、怒っている母親さながらである。
「すいません、すいません」
彼女はこうペコペコ謝る明に対し、水平にした手を自身の喉元へ触れて動かして
「お前のような用心棒はこれじゃい」
こう言ったのだった。
「ところでハヤテさんは」
が気を取り直して、もう一人の用心棒の所在について聞くと
「ヤツだったら、佐吉さんのところに」
一方、
「・・・・・・・・・・・・」
佐吉は黙りこんでいた。そう、ハヤテに刀を突きつけられて
「こう、手荒な真似はしたくなかったが」
彼はこう言って、少し後ずさると
パッ
「丼九斎からの密書だ。それに書かれている内容をすぐに血車党本部に伝えるんだ」
彼に向かって、密書を投げた。
「密書!!」
佐吉は驚きながら、それを拾おうとした
!
その時だ
ハヤテは何か噛まれた!!
「馬鹿め、ひっかかったな」
そして、佐吉は笑みを浮かべるとこう呟いた
「それにしてもハヤテの奴、遅いな」
ミキと一緒に彼を待っていた明の元に
「噂すれば」
彼が現れたのだが
!
どこか様子がおかしい。そして、
クロ~~~
クロ~~~
奴を切れ
クロ~~~
とハヤテの後から不気味な声が聞こえてきた。
そして、
ピカ
ハヤテの太刀が煌めき
「うぁーーーーーー」
明を切った
と同時にミキが
「きゃあーーーーーーー」
叫んだ。そして、
「見事だクロー」
「その声は」
倒れ込んだ明はある声を聞いた。それは
佐吉!
であった
「こりゃー、どう言うことだ」
明がこう息をあらわげて、問いただすと
「冥土の土産に聞かせてあげましょう。あっしはデーモンに鞍替えしたんですよ」
佐吉はこう告げた。すると彼の背後から
シュシュ
幾多の黒い影が現れた。デーモンだ!!
「くそー」
「あはは、そのまま、死ぬがいい」
そして、
「・・・・・・・・」
明がこと切れたのを佐吉は確認すると
「よくやったクロー」
ハヤテにこう呼びかけ、
「後はこの毒まむしに任せるがいい」
化身忍者としての正体を現した!!
「きゃあーーーー」
そして、彼は長く伸びた手でミキを捕らえると
「お前にはサバトのいけにえになってもらおうぞ」
囁いた。その時、
ピカ
!
突如、ハヤテの太刀が煌めいて、毒まむしの片腕をきりはねた!!
「バカな、お前の意識は俺の毒によって」
驚く彼に
「ここに来る前に血清を打っておいたのよ」
倒されたはずの明が語りかけた。
「何だって!!」
続けて
「血車党の秘密基地を脱出する前に密書でお前さんのことを知っておいてのさ」
ハヤテがこう告げた。
「さて、裏切り者には天罰を下さないとなハヤテ」
「ああ」
そして、2人は変身すると
ギャアーーーー
たちどころに毒まむしとデーモンらを血祭りに上げるのだった。
「この・・・・化け物・・・・」
そんな明の背後からミキの声が聞こえてきた。
「ミキ・・・・」
「うせやがれてんだ」
どうやら、お約束のシチュエーションかと思いきや
「えっ」
「てめぇーさっきから何ジロジロ」
なんと、ミキは気絶した?まま動いていた。
「タンマ、タンマ」
「このミキちゃんをよくも」
彼女は恐ろしく寝癖?が悪かった
「お許しください、私には急用がありまして」
「はぁー、何言ってんだーーー」
そして、明は
「サヨナラサヨナラ」
ほうほうのていで逃げ出すのであった。
「やれやれ」
一方、ハヤテは音も無く、立ち去るのであった