いやーついに黒幕登場的な。
それではお楽しみください。
ちなみに文中にでてくる「新大陸」とは、mh3以降の村がある大陸のことを指します。
目を覚ますとそこは、レギルのとって見覚えのある天井。自宅だ。
「おう。やっと目を覚ましたか。」
よく通る声でそう話したのは、引退ハンターエイムズだった。隣には村長がいる。
「早く・・・二人の死体を・・・」
そう呟くと、レギルは無理やりベッドから起きて自宅を飛び出した。すると彼の目に飛び込んできたのは、あの二人の無残な死体だった。側にはギルドの紋様のバッジを付けた、ハンターとおぼしき人物が立っている。
「その二人のお方はギルドナイト候補の方で、雪山を調査していたらたまたま、ローケンとアルムルの死体を見つけたそうだよ。お礼を言いなさい。」
村長の優しい声が聞こえたが、それとは裏腹にレギルは二人に暴言を吐いた。
「たまたま・・・?おい、アンタら・・雪山を調査してたら
「そうだ。」
「テメェ・・・」
「それと、この二人の死体および装備はギルドの方で預からせてもらう。」
「預かる?!なぜだ?!」
「上位の雪獅子が雪山に現れた、と報告する際の資料代わりだ。」
「なんだと・・・」
「こら、レギル!無礼であろう・・・・・」
村長が抑えようとするが、レギルは収まらない。
「上位の雪獅子ごときでギルドにすぐ通達する必要はないだろう・・・明らかに異常だ!」
「それ以上続けるな。それともまだ依存があるならギルドで直接聞こうか?」
二人の男のうちの一人が、不気味に笑いながら言う。レギルは言い返せなかった。
「さてと・・では私たちはこれで失礼する。」
片方の男がそう言うやいなや、ポーチからなにやら小さい笛を出して吹いた。すると、レギルの立っている地面に飛竜の影が現れた。
「なっなんだ?!」
レギルが上を見上げると、なんと上空には飛竜らしきものがいる。急いでレギルが横にずれると、その飛竜は降りてきた。しかし、よく見ると飛竜ではない。大まかな形は飛竜なのだが、所々に機械のようなものがついており、左右に一本づつディアブロスのような角が付いている。少し長めの口からは鋭い牙が無数に生えており、呼吸をしている。どうやら生きているようだ。そして先ほどの二人組がその「生き物」の側に来て、死を乗せてからまたがった。
「お・・おい・・・これは・・・なんだ・・?」
「貴様が知る必要はない。」
片方の男がそう吐き捨てると、もう片方の男はその「生き物」についていた手綱を引き、その「生き物」は空へと飛んでいった。
「レギルや・・・お前はこの村最後のハンターじゃ。精進してくれ・・・。」
村長のあの優しい声がかけられるが、レギルは村長の言葉と逆のことを考えていた。
「村長・・俺・・・この村を出ます・・・」
その言葉には村長も驚きの色を隠せない。
「なんと!オヌシがこの村を出たらハンターがいなくなるのだぞ!」
「それは・・・十分承知です。でも、もう目の前で友達を失いたくないんです・・・・そのために強くならないと・・・この世のモンスターを狩り尽くさないと・・・」
「・・・・いいじゃろう・・・」
「え?」
「正直・・わかっておった・・・その言葉が出てくるとな。レギル。旅をして強くなるのもよい。しかし・・それ以上に大切な事がある、それを旅で見つけるんじゃ。」
レギルに涙が込み上げてきた。
「ありがとうございます村長。必ず・・戻って強くなってきます。そして大切なことを探してきます。」
「ハッハッハ。心配するなレギル!」
と、引退ハンターのエイムズが呼びかける。
「いざとなれば私もハンターをもう一度始める。心置きなく行ってこい!」
「はい!!」
それから、レギルは自宅に戻って、回復薬、回復薬グレート、鬼人薬、強走薬、怪力の種、秘薬、クーラードリンク、ホットドリンクをポーチに入れた。装備はギザミシリーズに、ドドブランゴ戦で使った【ツインフレイム】を一つ強化した、【ツインハイフレイム】を持った。
「それでは行ってきます!皆も元気で!」
「これこれちょっと待て」
レギルが村の門をくぐろうとしたところを、村長が呼び止める。
「オヌシ、最初はどこに行くつもりじゃ?」
そのことを言われて、レギルが村長から目をそらす。
「あの・・実は・・まだ決めてません・・」
「はぁ、そんなことだろうと思ったわい。ほれこれを使いなさい。」
村長がレギルに渡したのは何やら黄ばんだ紙だ。レギルはそれを受け取り、広げた。
「世界地図・・!どうしてこんなものを?!」
「恐らくワシの先祖が持っていたものじゃ。で、オヌシの行くところなんじゃが・・・・新大陸に行くとよいぞ。」
「新大陸・・・ですか・・まだ調査が行き届いてないと聞いたのですが・・・」
「だからこそじゃ。未開の地に行けばそれほど発見もおおいじゃろう。」
「わかりました。では、行ってきます!地図ありがとうございました!」
「気にするでない。気をつけてな!」
「はい!」
レギルは村の皆に手を振ると、歩き出した。
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黒い廊下に乾いた靴の音が響き渡る。
「今戻りました。」
「やあやあお帰り~。しっかし凄いね、造竜っていうのは、ここからポッケ村まですぐなんだね。で、ローケンとアルムルとレギルの死体は持って帰れた?」
ギルドナイトの正装姿をしたハンターが、今戻ってきた二人組に聞く。すると、二人のうちの片方が、冷や汗を流しながら言った。
「いえ・・・レギルの死体だけ持って帰ることができませんでした・・・それについてお伝えしたいことが・・・」
ギルドナイトのハンターは、不気味な笑みを浮かべる。
「え?言い訳なんて聞きたくないよ?」
「いえ、あの・・・レギルですが・・なんと我々が放った上位ドドブランゴを、レギルが一人で討伐してしまったのです。しかも下位の装備で。」
「は?今なんて?レギルが雪獅子を倒したの?」
ギルドナイトのハンターが聞き返す。
「はい・・」
「ふーん・・・これはおもしろくなりそうだね・・・楽しみだ・・・レギル・・・」
どうでしたか?
次回はさらに一話分を長めに書こうと思うので、よろしくおねがいいたします。