きりたんがマスターに自分の想いを伝えるまでの物語。 作:ずんたんぽ。
『お兄さま〜!これはどうですか〜?』
「…ウナちゃんもいるんだし、ウナちゃんに聞いたら…?」
『お兄さまじゃなきゃダメなんです!』
「あっ…そうですか…」
みんなと遊びに行くための準備として水着を買いに来てます。東北です。せっかくならとお兄さまが好きな感じの水着を買ってもらおうと色々連れて回ってるところです。
お兄さまは私に音街と見てて欲しいようですが、そうはさせません。せっかく一緒に来たんだから、一緒に回りたいので。
「東北〜!これカワイイぞ〜!!」
『いいですね音街。おそろにします?』
「良いね〜。お兄さんはどう思う?」
「イインジャナイカナ?」
『ちょっとお兄さま。ちゃんと見てくださいよ』
「…うん。かわいいよ。似合ってる」
『えへへ。ありがとうございます…!』
「やったな東北〜!!」
『音街は決まりました?どんなのにするか』
「決まってるぞ!」
『…子供っぽいですね』
「なっ!?そんな事ないだろ!?ね?お兄さん!?」
「ウナちゃんのもいいと思うよ」
「大人っぽい!?」
「…それはどうだろう」
「えぇ〜っ!?」
▼
お店で色々喋ったあと、お兄さまに買ってもらいました。前にも服をプレゼントされましたけど、一緒にお店に来て買ってもらうともっと嬉しいですね。
茜さん達はどんなの着てくるんでしょうか…もしかしてこのお店に買いに来てたりして…!
「2人とも〜帰るよ〜」
「『は〜い』」
「2人とも、満足のいくもの買えた?」
「うん!お兄さんありがとう!」
『お兄さまが見てくれたおかげで良いの選べました。ありがとうございます』
「満足してくれたようでよかったよ」
買い物も終わっていよいよ遊ぶのは明日です…!楽しみですね〜…
▼翌日▼
「海や〜!!!」
「ちょっとお姉ちゃん、あんまりはしゃぐと危ないよ」
「葵もはよおいで〜!!…うわぁっ!!」バシャッ
「ほら転んだ…」
『おばかですね…。お兄さまは行かないんですか?』
「僕が行ったらきりたん1人になっちゃうじゃん。だから一緒に行こうかなって」
『ありがとうございます。あ、食べます?かき氷。ブルーハワイです。おいしいですよ』
「あぁありがと。でもいらないよ。僕かき氷ちょっと苦手でさ…」
『…そうなんですか。美味しいのに……〜!!』キーン
「そうなるから苦手なんだよね」
『な、納得…です…』
海に遊びに来た東北です。茜さんたちは来て直ぐに海に走っていってはしゃいでて、音街はまだ着替え中。で、音街を待ちながら海の家で買ったかき氷を食べて待ってるところです。お兄さまと一緒に。私達はすぐ遊べるように下に水着来てきたんですけど、音街は来てこなかったらしく…1人で着替えてるって訳です。
「そういえば、茜さん達のマスターさんは?同じマスター同士挨拶しておきたいんだけど…」
『あぁ、あの人ならあっちで茜さん達とはしゃいでますよ。あの人ほんとに成人ですか…?すんごい元気ですけど…』
「最近ずっと仕事で遊べる時なかったらしいよ…だからああやってはっちゃけてるんだろうね」
『なるほど…』
「東北〜!おまたせ〜!!」
『あ、音街。待ちましたよ〜』
「ごめんごめん!あ、お兄さんもいる!待ってた…?」
「大丈夫。きりたんと話してたからそんなに長い時間じゃ無かったよ」
『…!そ、それはよかったです。音街も来たことですし、私達もはしゃぎに』
「行くぞぉ〜!!!」
『…行きましょう…』
「…ウナちゃんってほんと元気だよね」
『それが音街のいい所ですよ』
╲茜さ〜ん!!ウナも入れて〜!!╱
『って足はやっ!?』
「はやいねぇ…」
『…そうだ。私達も競走して行きましょう!』
「え…大丈夫?」
『私をあまりなめない方がいいですよ…!音街程じゃないですけど、私だってそこそこ走れますから!!』
「そう…きりたんが良いならやるけど…泣かないでね?」
『泣きませんよ!いいですか?"本気の"勝負ですから!!』
「はいよ…じゃ、よーい…スタート!!」ダッ!
『はやっ!?』
「はぁ…はぁ…。大丈夫?」
『……っ。…なんでお兄さまそんな速いんですか…』
「…だってほら、僕一応陸上やってたし…」
『はぁ!?!』
お兄さまとの競争を経て、海辺に着きました。まさかお兄さまが陸上やってたとは…全くの予想外でした…。でも本気の勝負を望んだのは他の誰でもないこの私自身ですし、色々文句言うのはだめですからね…。甘んじて敗北を受け入れます…。でも、言ってくれればよかったのに…!
投稿がかなり遅れて申し訳ございません。
モチベが地の底過ぎました…((
これからはまたぼちぼち投稿頻度を戻していくつもりなので、どうか、どうか宜しければまた読んでください…。
できれば評価等も…モチベが上がるので。
上がりすぎてもちもちの木になるので…(?
次の登場人物を募集します!誰がいいかな…
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紲星あかり
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東北ずん子
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東北イタコ