もう少しゆっくり考える予定があまりにも衝撃的なアレだったのでこちらは緊急作成です。
あとすまん、放映中の執筆故に色々と途中変えることがあるかも
人工心臓とか想定外だった
警視庁警備部特車二課本部施設
出動さえなければ、静かな場所である。
ある者はハゼ釣りに明け暮れ、ある者はひたすら薬莢磨き、ある者は単純に将棋やらに明け暮れる。
そんな特車二課。
「はぁっ…暇だね…」
後藤隊長が見てる新聞には北押上駅脱線事故から一ヶ月が経過し、東京地下鉄の社長が会見を開いている写真が載っている。
「この社長さんも大変ね…知らないことを必死に謝って…」
「後藤さん、いつも警視庁に謝罪会見させてるあなたが言うことなの?」
「ありゃ」
南雲の鋭い指摘に笑うしかない後藤である。
そしてそんな特車二課に一台の車。
それは後藤がよく知る人物の車である。
「…はぁっ…東京はあれだけ発達したのにこの特車二課は変わらないな…」
ご存知
後藤にいつも捜査を押し付けられている松井刑事であった。
そして松井刑事は隊長室へと向かう。
「松井さん、わざわざすまないね。なにかわかった?」
「ええ。阿部刑事と一緒に北押上駅に潜りこんでみたんですよ」
そして松井刑事は机にコンクリートの破片のようなものを出してくる。
「こいつは…なんだ?」
「裏を見てみてください」
後藤はそのコンクリートの破片を裏返す。
そこには何かが潰れたもの…いや、実弾が潰れたようなものがくっついていた。
「これって…!」
「ええ、間違いありません。実弾の銃弾です。その上表向きは脱線事故と言っているにも関わらずホームは天井ごと崩壊。もっとも他の証拠は取る前に見つかりそうになったので退散しましたが」
「ほう…。なるほどね…やっぱりテロか」
後藤は予想していたようで手に取りつつもじっと眺めているが南雲は驚いていた。
「つまりこれは政府が…いや…例の連中がテロ事件を隠蔽したってこと?」
「まあそういうことになるね…いやぁ…悪い予感は的中するもんだね…そして他の死体とかはなかったんだろう?」
「はい、綺麗さっぱり。つまり犠牲になった人はいない……なんて虫がいい話はないでしょう。つまりそういうことです」
「まあだろうね…『リコリス』はそういうものだからね」
後藤は窓の外に目を向けつつ、外の部下たちの様子を見る。
「そうやって彼女達が犠牲となり、我々はこうして仮初めの平和を生きている…」
『こらぁ!もっと走れ!シゲ、お前はあと三週!』
『拳銃でも良いから撃たせろぉ!』
『はぁ…たまには穴子釣りてえなぁ…』
「……後藤さん…」
後藤の表情は見えない。
だが、声はどこか弱い。
「…じゃあ松井さん、引き続き頼むよ。もちろんやばくなったら逃げて良い」
「ええ、もっともここまで知った今、引き下がるわけにはいきませんよ。その代わり…今度の奢りはもっと豪華にしてくださいよ」
「はいよー」
そして松井は特車二課棟を後にする。
当然、小隊長室に残ったのは南雲と後藤だけである。
「…後藤さん、ところで前に福島課長に何吹き込んだのよ。隠し事苦手なのよあの人」
「なぁに。『特車二課』として…『警察官』としてちゃんと仕事をしますって言っただけだよ?」
「つまり今まではしてなかったってこと?」
「まあ…どうだろうね?しのぶさん」
その後藤さんの目は変に笑っていたそうな。
――――――――
一方浅草。そこで野明と千束達がばったり出くわした。
「あれ?千束ちゃん、その人連れて何しに来たの?」
「あーうん。この人に東京見物の案内だよ!ちょっと知り合いに頼まれちゃって」
千束とたきなが連れているのは車いすに乗った老人。
ゴーグルを掛けており、横には心電図のようなモニターだ。
ちなみに野明は喫茶リコリコに非番で暇さえあれば来るようになっており、すっかり常連となっていた。
「へーっ。千束ちゃんもたきなちゃんもこの人連れてなんて大変だね。東京は人多いし」
「いえ…」
浅草はやはり人が多い。
野明も東京の人混みには慣れてはいるが、うざったらしいのは変わりない。
「じゃあ気をつけてね」
「はいはーい!」
「失礼します」
その二人は元気そう…ではあった
(平和って良いねぇ…ああやって楽しそうだし…。ま、あたしもその平和を守る人なんだけどね!えっへん)
心の中故に誰にも聞かれない物なのは言うまでもない。
――――――――
「うーっ…たく、タクシー代もないから歩くしかねえのか…」
とある深夜。特車二課第二小隊のバックアップの篠原遊馬は夜道を歩いていた。
自分の独身寮へ帰る道のようである。
「…?」
だが遊馬はその前に制服姿の女子高生を見た。
ただこんな深夜に出歩くのはおかしい。
(家出少女とかか?って一応俺も警察官だから声はかけとかないと)
遊馬は迷わずその少女へ声かけた。
「そこの君、何をしてる?」
「え…」
「見たところ女子高生のようだが…駄目じゃないか。こんな時間に出歩いたら」
「で、でも…」
「あ、俺も怪しいやつってか?大丈夫。ちゃんと警察官だから」
胸ポケットにしまっていた警察手帳を見せる。
そこには『巡査 篠原遊馬 警視庁』と書かれた上で彼の証明写真も載っている。
「恐らく家出少女だろうが…全く…俺みたいな可愛くねえやつならともかくこういう可愛い子の話も聞かない親がいるなんて世も末だな…」
やれやれとなっている遊馬。
なおその彼女はボソボソとなにか言っているが遊馬は気づかない。
「よし、とりあえず近くの警察署に送ってやるからな。後日ゆっくり家族と話すんだぞ」
「……はい」
遊馬はその少女を連れて警察署へ向かうのであった。
「真島さん!例のやつが警察官に連れられていきました!どうします?」
「チッ!せっかく作業用レイバーで轢いてその上で銃撃して放置すれば流石に事件になると踏んだが…まあいい…まだ別の案はある…」
真島と呼ばれたその男は再び邪悪に微笑んだ。
真島捕まえちゃっていいかな(キレ気味)
多分駄目だろうけど
パトレイバーが混ざったのでテロリスト言えど地球防衛軍とかそこらへんがまあ…うん