MULAストーリー番外編短編集 作:Lcrcl (エルマル)
自称最強の妖精。⑨。
実際妖精の中では強い方だが、まだ10歳の霊夢にボコされてしまう。
しかし才能は一級品なので────
sideアルミ・マリオ
霊夢「夢想封印!」ギュン
ズドッ!
「うぎゃっ!」ドサッ
博麗神社の縁側で、私は紫と一緒に霊夢の修行を見ていた。
…途中で妖精に乱入されたけどね。
霊夢「いい修行になったわ、ありがと」
チルノ「くっそー!次は勝ってやる!」
名前はチルノ、⑨という愛称(?)で親しまれてるわ。
紫「氷の妖精…チルノだったかしら?妖精にしては強いわね」
アルミ「私もそう思ったわ。霊夢にボコされたとはいえ…才能を感じる」
あの戦い方は、私とは逆…所謂"天才型"だ。しかもついでに努力の才能もあるタイプの。
力の扱い方が分かってないだけね。
アルミ「チルノ、ちょっといいかしら?」
チルノ「?」
アルミ「アンタって武器とか使う?」
チルノ「武器…使うぞ!例えば…こんなのとか!」パキキ
シャキーン!
氷で生成してチルノが作ったのは…大剣だった。某興味なさげな人のアレじゃない。
アルミ「………」
霊夢「そんなの振り回しても当たらないわよ?」
チルノ「なんだとー!?ならくらえ!」ブンッ
霊夢に攻撃を当てようとチルノは大剣を振りまわす。
チルノ「っとと、おらぁ!」
スカッ
しかし当たらない…うん、間違いなくサイズや体格がが合ってないわね。
アルミ「チルノ、その剣をちょっと小さくしてくれる?」
チルノ「えっ?でもそうすると当てずらくなるじゃん」
アルミ「いいからやってみなさい?物は試しよ」
チルノ「むぅ、一回だけよ?」スッ
心底面倒くさそうな顔をしながら、チルノは剣を小さくして構えた。
私の予想が正しければ、チルノは───
チルノ「はぁっ!」ドッ
霊夢「…!?(何、この動き!?)」
───コレだけで動きが圧倒的に良くなる。
霊夢「ッ、封魔陣!」
チルノ「………」サッ
霊夢「(避けた!?)くっ…!」
チルノ「そこ!」
霊夢「わっ」ドサッ
チルノ「やったぁ!…あれ、なんで小さい剣の方があたい強いの?」
アルミ「…私の見立て通りね」
紫「武器を変えただけでこんな…?」
アルミ「あくまで予想だけど、戦う才能自体はありながら適正を見出せてなかったんじゃない?」
紫「なるほど……(にしても強くなりすぎじゃないかしら?)」
チルノ「アルミ、あたいって小さい剣の方がいいの?」
アルミ「えぇ、ソレがいいと思うわ。なんなら…クナイとかの方がいいかもね」
霊夢の攻撃を避けながら連撃を叩き込むのを考えると、その方が小回り利くし。
チルノ「クナイ…あたい知ってるぞ、忍者が投げるアレだ!」
アルミ「そうそう」
チルノ「つまりあたいは忍者になればいいのか?」
アルミ「……流石に違うわ。小刀とか使えばいいのよ」
チルノ「そっか……じゃあやってみる!霊夢、また勝負しろ!」
霊夢「(このチルノを倒したらいい経験になりそうね)…えぇ、受けて立つわ」
アルミ「…ふふっ」
若いっていいわね。
豆知識
アルミが唯一"才能を持っていた"と自信持って言えるのは『エネルギーの精密動作性』ただ一つである。
死ぬほど久々に番外編を更新。
次回もよろしくおねがいします。
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