MULAストーリー番外編短編集   作:Lcrcl (エルマル)

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え、グリッチが味方?ありえねぇだろ。
…と、思った貴方。
ありえるんですよね、それが。

時系列的には5部2〜4章辺りの出来事です。


味方のグリッチ、グリッチャー

sideアルミ・マリオ

 

少し、話をしよう。

 

私がまだ2歳だった頃、世界はグリッチという怨念の生物に襲撃された。

両親とその仲間達の活躍でグリッチは倒されたが…その時父さんは致命傷を負い、死んでしまった。

しかし、世界は救われた。このままハッピーエンドかと思いきや…

 

20年後、世界は再びグリッチに襲撃された。

お父さんに殺されたハズのグリッチは、執念深く怨霊となって戻ってきたのだ。しかもその時、ガスターを時空の狭間、亜空間に閉じこめ、帰らぬ人にした。

 

復活したグリッチは…文字通り桁違いに強くなっていた。

当時からかなり強かった私や仲間達ですら次々と倒されていった。そして、グリッチが私にトドメを刺そうとしたところで…母さんが私を庇い、思いを託して死んでしまった。

 

悲しむ時間は与えられなかった。私はグリッチのエネルギーを取り込み、グリッチアルミとなってアイツを完全に消し去った。今度こそハッピーエンドとなったのだ。

 

…それが私の世界線の話である。

つまり…グリッチが味方だった世界線も存在するのだ。

 

アルミ「そうでしょ?」

 

「まぁ、そうっすね」

 

私は特殊な空間…オメガタイムラインにて、とある人物と会話していた。

 

アルミ「まさかグリッチが味方の世界線があるなんて…夢にも思わなかったわ」

 

「俺も、当時乗っ取られた時はかなり焦ったっすよ」

 

アルミ「乗っ取られた?…経緯を説明して、グリッチャー」

 

グリッチャー「了解っす」

 

味方のグリッチ…グリッチャーの説明が始まる。

 

グリッチャー「グリッチによってアルミさんの親父さんが死ぬのまでは同じっす。しかし20年後、グリッチがした行動は…普通のニンゲンを媒体にしてから世界を襲撃することでした」

 

アルミ「つまり…アンタは元々普通のニンゲンだったの?」

 

グリッチャー「その通りっす。乗っ取られた俺は、アルミさんの世界線のように世界を襲撃しました」

 

アルミ「………」

 

グリッチャー「でも、俺はその後あっちのアルミさん達に助けられたっす。それでもこの後遺症は残りましたが…」

 

グリッチャーがいう後遺症とは、バグってる状態のことである。

 

アルミ「…母さんは、殺されたの?」

 

グリッチャー「いや、殺されませんでした。俺を媒体にしたことによってグリッチ自体が弱体化してしまってたようっす」

 

アルミ「それはよかったわ…」

 

グリッチャー「それで、結果的に俺は普通のニンゲンじゃなくなったんで、あっちのアルミさん達と世界を守ることにしたってワケっす」

 

アルミ「ふーん……あ、そういえば」

 

グリッチャー「?」

 

アルミ「あっちの私はテンプス・タイムに殺されたの?」

 

グリッチャー「あー…半分死にましたね」

 

アルミ「それは同じなのね」

 

…それと。

 

アルミ「あっちの私は平行世界の旅をしてないの?」

 

グリッチャー「してないっすね。幻想郷でクソ強くなってましたが」

 

アルミ「へぇ……最後の質問よ」

 

グリッチャー「?」

 

アルミ「アンタがわざわざ私に話しかけたって事は…私に弟子入りしたいって事よね?」

 

グリッチャー「…分かっちゃったすか。その通りっすよ」

 

アルミ「フッ、いいわよ。アンタを私の弟子に任命するわ!」

 

こうして、平行世界から来たグリッチャーは、私の弟子となった。




キャラ紹介

グリッチャー
平行世界から来た味方のグリッチ。アルミより年下。
語尾の「〜っす」が特徴。

オメガタイムラインについては、本編で説明するつもりです。

次回もよろしくおねがいします。

書いてほしい内容ある?

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  • 平行世界関連
  • キャラクターの過去
  • 複線回
  • 日常
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