厄災、
そいつは、
こちらの戦力は、紅丸達鬼人勢、ゴブタ達
更に、ドワルゴンから、援軍として、ペガサスナイツ100騎が派遣された。
ペガサスナイツを率いていたドルフさん曰く。
ガゼル「弟弟子達が困っているのなら、助けるのは当然であろう。」
との事。
あの人、兄弟子風を吹かせてくるよな。
まあ、心強い援軍なのは、間違いないが。
リムル「さて…………。」
レイト「行くぞ。」
一同「おう!」
こうして、俺たちとカリュブディスが激突する。
紅丸は、一体のメガロドンへと向かっていく。
紅丸「食らえ!
紅丸の黒炎獄が、メガロドンに命中して、こんがり焦げた状態で、メガロドンが落ちていく。
リムル「流石、紅丸。こんがりと良く焼けた。」
レイト「だけど…………。」
朱菜「お兄様の攻撃でも消滅しないとは、驚きです。」
そう。
紅丸の黒炎獄を喰らった敵は、大抵消滅しているのにも関わらず、メガロドンは焦げただけだった。
どういう事かと首を傾げていると。
科学者『解。カリュブディスには、エクストラスキル、魔力妨害があり、半径300メートルの範囲内は、魔素の動きが乱され、魔法の効果が低下します。』
レイト『なるほどな………。って、ちょっと待て。それって、メイジが不利なんじゃ………。』
科学者『告。クローンライダーのメイジは、魔法が上手く発動せず、苦戦を強いられています。』
まずいな………。
それじゃあ、ウィザード系列の仮面ライダーは、苦戦を強いられるな。
何せ、魔法の効果が低下してるから、ダメージがあまり期待出来ない。
レイト『メイジの部隊は、後方支援に回して、他のライダー達で、カリュブディスとメガロドンに攻撃しろ。』
科学者『了。』
クローンライダーは、科学者さんが、俺の指示を聞いて、クローンライダーに指示を出している。
メイジは後ろに下がって、残りのライダー達で、攻撃していく。
一方、ゲルド達は。
ゲルド「くっ………!俺が動きを止める!お前達は、グルドを中心に攻撃しろ!」
猪人族「ゲルド様!」
グルド「行きますか!」
ゲルドと、オーバーデモンズに変身したグルドの二人が、メガロドンの動きを止める。
ゲルド「やれ〜!!」
猪人族達「うわぁぁぁぁ!!」
ゲルドがメガロドンの動きを止めて、部下達が攻撃するが、メガロドンに吹き飛ばされる。
ゲルド(さて、どうする!仲間は動けない。コイツを攻撃するには………。)
ガビル「助太刀いたしますぞ!」
グルド「ガビルさん!行きますよ!」
ガビル「
『デモンズフィニッシュ!』
ゲルドがメガロドンを抑える中、ガビルがやって来て、グルドと共に、メガロドンを倒す。
ヤシチ「ガビル様、かっこいい!」
カクシン「然り!」
ガビル「怪我人の手当てを!」
スケロウ「任せとけ!」
ガビルの指示のもと、負傷者にフル・ポーションを使う。
ゲルドとグルドの二人が、仲間に回復薬をかけている中。
ガビル「ゲルド殿が動きを止めて下さったおかげで、楽に仕留める事が出来ましたぞ。」
ゲルド「助太刀感謝する、ガビル殿。グルドも、助かった。」
グルド「はい。」
ガビル達がそう話す中、メガロドンが更に一体迫ってくる。
ガビル「我輩達が落とす。あとは、ゲルド殿!」
ゲルド「うん!今度は、仕留めてみせる!」
グルド「分かりました!」
ガビル「はあ!」
ヤシチ「ガビル様、かっこいい!」
ガビルはそう言って、メガロドンの一体へと向かっていく。
一方、ペガサスナイツは。
ドルフ「我がペガサスナイツの誇りに賭け、ここで阻止するのだ!」
一同「おお!!」
ドルフさんのその声と共に、メガロドンに突っ込んでいく。
一方、ゴブタ達、
ゴブタ「でやぁぁぁ!!」
叫び声を出しながら、メガロドンに突っ込んでいくが、すぐに退却行動を取る。
ゴブタ「一旦、退却っす!」
メガロドンが地面に落ちると、他のゴブリン達が、メガロドンに攻撃していく。
それを見ていた白老は。
白老「ほっほう。囮役と攻撃役。きちんと、自らの役割を見極めよ。死ぬ気でな。」
そう言った。
それを見ていた俺たちは。
リムル「白老の采配、見事なもんだ。」
レイト「なんか、死ぬ気でなって、聞こえた気がするんだが………。」
紅丸「若返って、鬼教官ぶりに、磨きがかかったからな…………。」
確かに、あれは本当に鬼教官と言えるだろうな。
すると。
ミリム「なあ、私も一緒に遊びたい。」
リムル「あ!」
レイト「ミリム!?街で待ってた筈じゃあ………!?」
ミリム「け………見学ぐらい、良いであろう?街に居ても暇なのだ。」
やっぱり。
ミリムの性格上、絶対、街で待ってる筈が無いからな。
カリュブディスとメガロドンを見たミリムは。
ミリム「なあなあ!やはり私が………!」
リムル「ダメ。」
ミリム「うぅ………。」
レイト「そんな目で見るな。」
リムルにダメと言われたミリムは、目をウルウルさせながら、こちらを見てくる。
すると、科学者から、報告が入る。
科学者『告。クローンライダー部隊の損耗率が上昇。デモンズトルーパー、ライオトルーパー、ゼクトルーパー、黒影トルーパーを中心に、被害が広がっています。』
レイト『損耗率が高い部隊は、他の部隊の援護に回りつつ、損耗率を上げさせるな。』
科学者『了。』
俺は、そう指示を出す。
一方、メガロドンの上に来た蒼華と蒼月。
蒼月は、デモンズに変身していて、コンドルゲノミクスを発動している。
蒼華「蒼影様!」
蒼月「今です!」
蒼影「うむ!」
蒼華の影から、蒼影が現れる。
影移動を使ったのだろう。
すると。
蒼影「操妖傀儡糸!」
蒼影が糸を出すと、蒼影が乗っているメガロドンが、突然、他のメガロドンに攻撃する。
恐らく、操っているのだろう。
ミリム「おお〜!メガロドンを操って、同士討ちにさせているのだ!」
リムル「もう、何でもありだな、あのイケメン…………。」
レイト「凄いな…………。」
蒼影って、本当に凄いよな。
何でもありかよ。
蒼影「頃合いを見て、始末しろ。」
蒼華「心得ました。」
蒼月「あとは、お任せ下さい。」
蒼影は、蒼華と蒼月に指示を出して、他の
蒼影は、メガロドンを操って、カリュブディスに向かい、紫苑と火煉は、嵐牙の上に乗って、他のメガロドンに向かっていた。
しかも、嵐牙は、空を飛んでいた。
リムル「空を?」
レイト「嵐牙の奴、いつの間にあんな技を覚えたのか?」
紅丸「…………というか、いつ紫苑と火煉と組んだんだ?」
俺、リムル、紅丸がそんなふうに声を出す中。
紫苑「今回は何としても活躍し、目立たねばなりません。」
火煉「そうですね。」
嵐牙「うん。我も、その意見には賛成だ。」
2体のメガロドンに迫る中、火煉は、ベルトを操作していた。
『カブト!』
『charge!』
火煉は、カブトバイスタンプを起動して、アーキオーインジェクターに押印して、カブトバイスタンプをバイスタンプホルダーに戻して、ベイリングノックを押し込む。
『ベイリングインパクト!』
紫苑「はぁぁぁ!断頭鬼刃!!」
火煉「はぁぁぁ!!」
紫苑の斬撃と、火煉の手刀によって、メガロドンが真っ二つに斬れる。
嵐牙「ワオーン!!」
嵐牙は、黒い雷を出して、メガロドンを黒焦げにする。
それを見ていたミリムは、俺とリムルの腕を引っ張る。
ミリム「私も!私も!」
リムル「ダメだって言ってるだろ。」
レイト「大丈夫だから。」
ミリム「う〜…………。」
ミリムが、頬を膨らませながら、カリュブディスが居る方を向くと、メガロドンは粗方片付けられていた。
紫苑「はぁ…………。さて。」
火煉「残るは…………。」
ベイル(カリュブディスのみか…………。)
火煉「そうね、ベイル。」
嵐牙「どの程度の強さなのか、見極めてやろうでは無いか。」
紫苑「それでこそ、嵐牙。」
紫苑、火煉、嵐牙、ベイルは、そう話す。
一方、
白老は、目を赤く光らせ、刀を抜刀して、メガロドンを細切れにする。
そんな白老は、ゴブタに声をかける。
白老「不甲斐ないのう。それなりに成長しておるが、たった一匹も仕留められぬとは。修行をますます厳しくせねばならんわい。」
ゴブタ「ちょっ………!これ以上厳しくされると、死んじゃうっすよ!じじい!!」
白老「じじいじゃと?」
白老がそう言う中、ゴブタは白老をじじい呼ばわりして、白老は目を赤く光らせる。
自分の失言に気づいたが、もう時既に遅し。
ゴブタ「ええ………!ああ〜!!」
リムル「ん?何だ?」
レイト「どうせ、ゴブタ辺りが、白老をじじい呼ばわりしたんだろ?」
紅丸「リムル様、レイト様。」
リムル「ああ。」
レイト『クローンライダーの損耗率は?』
科学者『告。ライオトルーパー、ゼクトルーパー、黒影トルーパー、デモンズトルーパー、メイジ、ダークネクロム、アバドンは、損耗率は半分ほどです。』
レイト『メガロドンで、かなり削られたか………。損耗率を上げるな。』
科学者『了。』
俺は、科学者に指示を出す。
そんな中、蒼影は、自分が乗っていたメガロドンを始末し、カリュブディスに乗る。
リムル「後は、カリュブディスだけか………。」
レイト「ああ。」
紅丸「あいつの実力なら、大丈夫でしょう。それに…………。」
そう。
カリュブディスの上には、蒼影だけでなく、紫苑、嵐牙、火煉も居て、その周囲を、飛行可能な者たちが取り囲む。
そこから、一斉攻撃をする。
だが…………。
リムル「全然、効いてないみたいだな。」
レイト「カリュブディスがデカすぎるから、ダメージがそこまで通ってないんだろうな。」
紅丸「…………ですね。」
俺たちがそう話す中、カリュブディスの気配が変わる。
何かを仕掛けてくるな。
俺たちは、思念伝達で、警戒を呼びかける。
リムル『何か仕掛けてくるかもしれない。』
レイト『全員、油断するな。』
紫苑「了解です。」
蒼影「承知。」
火煉「はい!」
嵐牙「心得ました、我が主たちよ!」
俺たちの声にそう答える。
すると、カリュブディスが唸り声を出す。
火煉達が警戒していると、ドルフさんが、何かに気付いたのか、大声を出す。
ドルフ「回避!距離を取れ!!」
ドルフさんの声と共に、ペガサスナイツは、少し下がる。
すると、カリュブディスの鱗が剥がれ、火煉達を襲う。
紫苑「ああ!」
嵐牙「うわ!」
火煉「鱗が…………!?」
蒼影「くっ…………ふん!」
3人と一匹は、カリュブディスから振り落とされる。
何とか着地するが、そこに、鱗が襲いかかってくる。
それを見た俺は、科学者に聞く。
レイト『科学者!今の攻撃による損耗率は!?』
科学者『告。メイジが何体か撃墜され、地上にいるライダー達も、一部が撃破されている模様。』
レイト『まずいな………。少し下がらせろ!』
科学者『了。』
科学者の指示で、カリュブディスの鱗が飛んでいるエリアから、クローンライダーを下がらせた。
すると、リムルが声をかけてくる。
リムル「行くぞ、レイト。」
レイト「ああ。折角だ、新しいスキルを試すとしますか。変身!」
『スクランブル!』
『キングクラブ!クロコダイル!仮面ライダーキマイラ!キマイラ!』
俺たちはそう言って、蒼影達の居る場所に向かって行く。
勿論、俺はキマイラに変身して。
一方、蒼影達は、鱗に苦戦していた。
蒼影「うう………避けられぬ………!」
紫苑「避ける?何を甘えた事を!」
火煉「でも、数が多すぎる!」
嵐牙「アオーン!」
嵐牙の雷で、鱗は一旦離れたが、全員が疲弊していた。
そんな中、嵐牙が蒼影に話しかける。
嵐牙「蒼影よ。主は、影移動で逃げるが良い。我が紫苑と火煉の盾となろう。」
紫苑「バカな………!」
火煉「死ぬ気ですか!?」
嵐牙「フフフ…………リムル様とレイト様ならば、生き残る確率が高い方を選択されるだろう。」
蒼影「生き残る確率か………。ならば、俺も残ろう。ああ、勘違いするなよ。死ぬ前に本体は撤退するから、気にするな。」
紫苑「フフッ………蒼影らしいな。」
火煉「ですね。………なら、全員で生き残りましょう!」
そう言って、火煉達は、鱗へと向かっていく。
だが。
リムル「ほんと、お前らって、バカだよな。」
レイト「こういう時は、俺たちを頼ってくれよ。」
紫苑「リムル様!」
火煉「レイト様!」
レイト「行くぞ、リムル!」
リムル「ああ!食らいつくせ、
レイト「俺も。
俺とリムルのこのスキルは、魔王ゲルド戦以降に進化した物だ。
そのスキルによって、鱗があっという間に吸い込まれる。
紫苑「あ、あぁ………。」
蒼影「あれだけの鱗が、一瞬で………。」
火煉「凄い…………。」
リムル「あとは、俺たちに任せろ。お前達は、一旦下がって、少し休むと良い。」
蒼影「我々は、まだお役に………。」
レイト「慌てるな。それに………あれを見ろ。」
そう言って、カリュブディスに指差す。
すると、鱗が、凄まじい速度で再生していたのだった。
リムル「鱗が再生を始めている。次にあれを使われた時、また守ってやれるかは分からないからな。」
レイト「しばらく、俺とリムルで相手をするから、紅丸の指示で攻撃してくれ。」
蒼影「…………ご武運を。」
紫苑「お気をつけて、リムル様。」
火煉「レイト様も、無理をなさらぬ様に。」
嵐牙「我が主達よ。すぐに応援に戻ります!」
リムル「ああ。」
レイト「行くぞ!」
俺とリムルは、カリュブディスに向かっていく。
すると、鱗が飛んでくる。
リムル「さてと。やるだけやってみるか。」
レイト「だな。」
俺たちは、遠距離攻撃手段を用いて、カリュブディスに攻撃していく。
すると、カリュブディスが、目から光線を放つ。
俺たちは躱すが、躱した先の森から、火が出てくる。
リムル「あ〜あ………。」
レイト「くそっ!」
俺たちは毒付く中、再び鱗が襲ってくる。
だが、気になる事がある。
リムル「う〜ん………少しは痛がってる……か?」
レイト「悪いけど、どういうわけか、俺に鱗が集中するんだけど!?」
リムル「確かに、何でレイトに?というより、こいつ、もしかして、超速再生を持ってるんじゃ無いか?」
リムルの疑問に、俺の方は、科学者が答えてくれた。
科学者『解。体組織の修復速度から判断し、個体名カリュブディスが、エクストラスキル、超速再生を所持していると考えて、間違いありません。』
レイト『鱗の再生速度は?』
科学者『告。鱗の再生は、超速再生により、3分程度で完了すると推測。』
レイト『3分か…………。』
カップラーメンを作る感覚で、あの鱗の大量射出が出来るようになると考えると、かなり厳しいな。
それに、本当に、俺に攻撃が集中するな。
さてと。
まずは、やってみますか。
俺は、ツインキメラバイスタンプを3回倒す。
『クロコダイルエッジ!』
クロコダイルエッジを発動して、鰐の顎を模したライダーキックを放ち、カリュブディスの翼の一部を切り落とし、即座に吸収之王で、取り込む。
すると、更に、俺の方に攻撃が集中する。
一方、紅丸達は。
紅丸「全員!持てる手段を尽くして、カリュブディスを攻撃しろ!効きが悪くても良い!奴に回復の暇を与えるな!!」
一同「おおお!!」
紅丸の指示と同時に、地上部隊は、カリュブディスに攻撃を集中させる。
空からも、ペガサスナイツが攻撃する。
戦力としては、十分以上。
総攻撃で、一気に撃墜と思ったのだが。
戦いは、夕方まで続いていた。
リムル「ふう…………。」
レイト「カリュブディスに与えられたダメージは、3割程度って所だな。」
リムル「総力戦で3割か………。」
レイト「クローンライダーも、かなり損耗してる。このままじゃ、ジリ貧だぞ。」
そう。
やっぱり、抵抗が激しく、クローンライダー達は、かなり損耗していた。
どうしたものか………。
そう思っていると。
カリュブディス「グ………グエ、グア………!」
「「ん?」」
カリュブディス「お…………おのれ、ミ………ミ…………ミリムとレイトめ…………!」
リムル「ミリムにレイト?そう言ったよな?」
レイト「あ…………俺、カリュブディスの依代になった奴が分かったかもしれん。」
まさか、アイツか!?
それなら、やけにリムルより俺に攻撃が集中したのも、納得がいく。
そいつの名前を告げると。
リムル「………え?じゃあ、何?俺の中にヴェルドラが居るのを察知したとかじゃないの?」
レイト「じゃない。」
リムル「じゃあ、ミリムに頼って良いんじゃね?」
レイト「…………ていうか、ミリム、寝てるぞ?」
俺とリムルが、ミリムの方に向かうと、ぐっすり寝ていた。
リムル「ミリム!」
ミリム「うわ〜!寝てないのだ!起きていたのだ!」
レイト「どう見ても寝てたろ?」
ミリム「瞑想していただけだ。ちゃんと、お前達を応援していたのだぞ!」
レイト「…………まあ、良いや。」
リムル「こいつ、どうやら、お前に用事があるみたいなんだけど………。」
ミリム「何!?むむ!アイツは、この前来たフォビオとやらを依代にしている様だな。」
「「やっぱりか……………。」」
やっぱり、フォビオを依代にしてたか。
俺にパンチを受け止められたのが、余程気に入らなかったのか?
そう考える中、ミリムはこっちに来る。
ミリム「では、私が相手をして良いんだな!?」
レイト「ああ。遠慮なくやってくれ。俺は、少し疲れた。」
リムル「それにしても、俺たちが邪魔したみたいで、悪かったな。」
ミリム「良いのだ、気にするな、なのだ!やるのだ!」
リムル「あ、それと………。」
ミリム「はい?」
レイト「フォビオって、魔王カリオンの配下だろ?生かして、助けたいんだけど………。」
ミリム「ワッハハハ!その程度、造作もない!最近学んだ、手加減を見せてやるのだ!」
レイト「手加減ね…………。」
若干、不安だが、任せるとしよう。
ドルフさん達には、退避してもらった。
すると、カリュブディスが再び呻き声を出す。
カリュブディス「ぐっ………!グガァァァ!ミリ…………ミリムめ!」
カリュブディスは、ミリムに向かって、鱗を射出する。
だが、ミリムは慌てていなかった。
ミリム「その技は、もう見たのだ。今度は、私が見せてやろう。」
ミリムがそう言って、手を空に掲げると、鱗の動きが止まる。
そして、手を下げると、鱗は落ちていく。
ミリム「これが………手加減という物だァァ!!
ミリムの攻撃が、カリュブディスに着弾すると、爆発する。
それを見ていた俺たちは。
「「手加減って、一体…………。」」
そう呟いた。
リムルが、フォビオを回収した。
まあ、フォビオが無事な時点で、手加減と言えるだろうな。
俺とリムルは、二人で協力して、カリュブディスの魔核を、フォビオから除去する作業をしていた。
科学者が、報告する。
科学者『告。個体名フォビオから、個体名カリュブディスの魔核を分離。半分吸収しました。隔離して、解析鑑定を行います。』
その報告と同時に、俺たちは、地面に腰を下ろす。
リムル「ふぅ…………。」
レイト「疲れた………。頼む。」
紅丸「はい。」
紅丸は、フォビオに回復薬をぶっかける。
すると、ドルフさんが話しかける。
ドルフ「リムル殿、レイト殿。」
リムル「ドルフさん。助力を感謝する。」
レイト「おかげで、カリュブディスを倒す事が出来ました。」
ドルフ「いえ。カリュブディスを倒したのは、我々ではなく…………。」
ドルフさんがそう言うと、ミリムの方を見る。
ミリム「ん?」
ドルフ「説明してもらえるでしょうか?」
まあ、そうなるわな。
レイト「いや…………その…………。」
リムル「実は、この少女は、魔王ミリムといって………ね。」
ドルフ「ん?………うん。」
ミリム「フフン!」
ドルフ「ハッハッハッ!リムル殿とレイト殿は、冗談がお好きな様だ。」
ミリム「む!」
ドルフ「あの様な高出力の魔法兵器を所持していたのなら、最初にそう申して欲しかったですぞ。」
あ、信じてないな。
いや、信じたらまずいもんな………。
すると、ミリムが叫ぶ。
ミリム「冗談ではない!私は魔王なのだ!!私がカリュブディスをやったのだ!」
ドルフ「なるほど。兵器については秘密………っと。分かりますぞ。奥の手は、隠しておくに限りますからなぁ。」
ミリム「魔王だと言っておるだろう!」
ドルフ「人類にとっても、災禍となりうるカリュブディスを始末できたのは、行幸でした。私も、王への報告がありますれば、今回は、これにて失礼致します。」
ミリム「おい、こら〜!!」
リムル「本当に助かりました。」
レイト「ガゼル王に、よろしくお伝えください。」
そう言って、ドルフ達ペガサスナイツは去っていった。
そんな中、リムルはフォビオに話しかける。
リムル「よ、目覚めたか?」
フォビオ「ん………ぐっ………。こ………こは、どこだ?俺は………俺は一体………。」
レイト「自分が何をしたのか、覚えているか?」
俺がそう声をかけると、フォビオは、すぐに土下座をした。
フォビオ「すみませんでした!俺は、ミリム様にとんでもない事を………。あなた方にも、迷惑をかけてしまった様で………。」
レイト「まあ、それに関しては良いけど。」
リムル「何でこんな事をした?」
トレイニー「なぜ、カリュブディスの封印場所を知っていたのですか?」
トライア「偶然見つけた、などとは言わせませんよ?」
レイト「…………だってさ。」
フォビオ「ああ………はい。それは………。」
フォビオは話した。
太った男の道化師のフットマン、小さい女の道化師のティアと名乗る者達が、接触してきた事を。
トレイニー「ティアと、フットマン斗名乗る仮面の道化。…………こんな仮面でしたか?」
そう言って、トレイニーは、笑った顔の仮面を地面に描く。
それを見たフォビオは。
フォビオ「いや………。俺の前に現れたのは、涙目の仮面の少女と、怒った仮面の太った男だった。」
紅丸「あ…………。」
紅丸は、その怒った仮面の太った男という単語に反応していた。
そんな中、ガビルが口を開く。
ガビル「あの〜………。そのラプラス殿も………。」
レイト「ラプラス?」
ガビル「ラプラス殿は、ゲルミュッドの使いとして、我輩の前に現れた者なのですが………。今、トレイニー殿が仰った仮面を被っておりましたぞ。」
リムル「ん!」
ガビル「それに、
中庸道化連か。
どうやら、魔王ゲルドの一件に、今回のカリュブディスの一件。
暗躍している奴が居るみたいだな。
リムル「点と点が繋がったな。」
トレイニー「なるほど。あの者の名は、ラプラスというのですね。」
紅丸「フットマンね…………。その名、覚えておくとしよう。」
朱菜「ええ。お兄様。」
レイト「その中庸道化連は、協力する体を装って、自分達の手を汚さずに、相手を利用して、目的を達成するのか………。」
リムル「厄介そうな相手だなぁ………。」
リムルがそう言うと、ミリムの方を見る。
すると、ミリムは反応する。
ミリム「むむ………?私は何も知らないのだ。寧ろ、そんな面白そうな奴らが居るなら、是非とも会ってみたかったのだ。」
レイト「そうか………。」
ミリム「もしかすると、ゲルミュッドではなく、クレイマンの奴が、何か企んでいたのかもしれないな。内緒で………。」
リムル「クレイマン?」
レイト「確か、魔王の一人だったか?」
ミリム「そうだぞ。奴は、そういう企みが大好きなのだ。」
どうやら、クレイマンって奴が、黒幕の可能性が高いな。
すると、フォビオが話しかける。
フォビオ「…………誰の企みに乗せられたといえど、今回の一件は、俺の責任だ。魔王カリオン様は関係ない。だから、俺の命一つで許して欲しい。」
そう言って、フォビオは頭を下げる。
だが、俺たちの答えは決まっている。
リムル「…………次からは、もっと用心して、騙されないようにしろよ。」
フォビオ「は?」
レイト「動けるなら、行っていいぞ。」
フォビオ「いや………俺は、許されないだろう。特に、貴方には…………。」
レイト「別に、お前の命は要らない。」
リムル「なあ、ミリム?」
ミリム「うむ!当然なのだ!軽く1発くらい殴ってやろうかと思っていたが、私も大人になったものだなぁ。」
レイト「殴るつもりだったんかい。」
それは、まあ、進歩したな。
来た時と比べれば。
ミリム「全然腹が立っていないから、許してやるぞ。」
リムル「という事だ。気にするなよ。」
ミリム「そうだぞ。…………カリオンもそれで良いだろ?」
レイト「え?」
すると、ミリムが後ろを向きながらそう言ったので、振り返ると、ガタイが良い男がやって来た。
フォビオ「カ………カリオン様!」
カリオン「フン。気づいていたのか、ミリム。」
ミリム「当然なのだ。」
どうやら、コイツが魔王カリオンか。
すると、俺とリムルに話しかける。
カリオン「よう。そいつを殺さずに助けてくれた事、礼を言うぜ。」
カリオンはそう言うと、目を細める。
どうやら、俺とリムルを見極めているのだろう。
カリオン「…………お前達が、ゲルミュッドをやった仮面の魔人なんだろ?」
リムル「ああ、その通りだ。」
レイト「何だ?俺たちに仕返しでもしに来たのか?」
それを聞いた火煉達は、身構える。
カリオンは、少し呆けた表情をしたが、すぐに笑みを浮かべる。
カリオン「フッ。いや。立て。」
フォビオ「あ…………はい。」
カリオンの命令に、フォビオは立つ。
そして、徐にフォビオに近寄ったカリオンは、フォビオを思い切り地面に叩きつける。
カリオンは、俺たちに声をかける。
カリオン「…………悪かったな。」
リムル「え?」
カリオン「部下が暴走しちまった様だ。俺の監督不行き届きって事で、許してやって欲しい。」
レイト「あ、ああ…………。」
カリオン「今回の件、借りにしておく。何かあれば、俺様を頼ってくれて良い。」
リムル「それなら、俺たちの国との不可侵協定を結んでくれると、嬉しいんだが………。」
カリオン「そんな事で良いのか?」
レイト「ああ。」
カリオン「良かろう。魔王の………いや。獣王国ユーラザニア、
リムル「ああ。」
どうやら、何とかなりそうだな。
すると、カリオンは、フォビオを抱える。
それも、血だらけの。
カリオン「おら、帰んぞ。」
「「一杯血、出てますけど!?」」
カリオン「では、また会おう。リムル、レイト。」
そう言って、カリオンとフォビオ、部下一人が、魔法で、転送された。
リムル「さてと、終わったな。」
レイト「俺たちも帰ろう。俺たちの街に!」
一同「はい!」
こうして、カリュブディスとの戦いは、多数のクローンライダーを失ったものの、無事に終わり、獣王国ユーラザニアとの国交を結べそうだった。
今回はここまでです。
長らくお待たせしました。
色んな小説の投稿をしていたら、これがだいぶ遅くやってしまいました。
次回は、ほぼオリジナルといっても、差し支えない内容になる予定です。
何せ、レイトは、イングラシア王国には行きませんから。
その代わり、シズさんが………。
そこから先は、次回を楽しみにしてて下さい。
あと、もしかしたら、神楽坂優樹に関しては、登場はかなり削られると思います。
それでも、出せる限りは出したいですが。
そして、この話では描写されていませんが、レイトは、仮面ライダーダイモンに変身できる様になりました。
魔核を半分にしたのは、今後の流れに関係してきます。
ジュウガのオリジナルフォームは必要か
-
必要
-
いらない