転生したらキメラだった件   作:仮面大佐

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第19話 新たな力と出立

 暴風大妖渦(カリュブディス)の襲来を乗り越え、ついでに、獣王国ユーラザニアとの国交を結べる事になった。

 その日は、宴会となった。

 白老が、メガロドンを三枚おろしにした。

 

ゴブタ「おお〜!流石っす!お見事っす師匠!メガロドンの三枚おろし!」

白老「ヌッハハ!これくらい朝飯前…………ああ、いや晩飯前じゃよ。」

 

 一方、黒衛兵とカイジン、ドワーフ三兄弟は、メガロドンの鱗を見ていた。

 

カイジン「軽い。しかも固い。これは使えそうだな。」

黒衛兵「良い武器が出来そうだべ。」

ガルム「盾にしても良い。鎧に加工するのもありだな。」

ドルド「ちょっとしたアクセサリーを作っても良い。高値で売れそうだ。」

ミルド「うんうん。」

 

 鍛治職人達は、そう話す。

 一方、ガビルとゲルドが話していた。

 

ガビル「ゲルド殿!見事な戦いっぷりでしたぞ!あの勇気、見習いたい物です。」

ゲルド「ガビル殿こそ、獅子奮迅の活躍!いや、感服の至り!」

ガビル「いやいやゲルド殿!」

ゲルド「いやいやガビル殿!」

「「アッハハハハ!!」」

ヤシチ「二人とも、かっこいい!」

 

 ガビルとゲルドは、お互いを称え合い、笑い合う。

 一方、蒼月とグルドは。

 

蒼月「お疲れ様、グルド君。」

グルド「お疲れです。」

 

 そんな風に話していた。

 そんな風に皆が笑い合うのを見て、俺は安堵していた。

 ちなみに、リムルは、紫苑、朱菜、蒼華、エレン、ミリムと共に、風呂に入っていた。

 俺は、飯を食っていた。

 カリュブディスの一部を取り込んだ影響か、ギフテリアンTRUEから、ヘルギフテリアンへと進化していた。

 どうも、桜井侑斗と出会して、少し疲れたのだ。

 誰も文句は言わないだろう。

 そう思っていると、ベスターが話しかける。

 

ベスター「レイト殿。」

レイト「おお、ベスター。どうした?」

ベスター「はい。シズエ・イザワさんの肉体の作成が完了しました。」

レイト「おお!そうか!じゃあ、リムル達を呼んでくるわ。」

ベスター「では、私は準備があるので、これで。」

 

 そう言って、ベスターは去っていった。

 俺は、思念伝達で、リムルに呼びかける。

 

レイト『おい、リムル。』

リムル『どうした?』

レイト『朗報だ。シズさんの新たな肉体が完成した。』

リムル『マジで!?』

レイト『マジだ。俺は、カバルとギドを呼んでくるから、リムルはエレンを呼んできてくれ。』

リムル『分かった。』

 

 そう言って、俺はカバルとギドが居る場所に向かう。

 カバルとギドに、シズさんの新たな肉体ができたと伝えると、二つ返事で行くと言った。

 ついでに、フューズさんも来ることになった。

 リムルとエレンとも合流して、俺たちは、ベスターと俺の研究所に向かう。

 ちなみに、ミリムは他の魔王に、テンペストを手出ししない様に言ってくる為に、帰ったそうだ。

 

フューズ「あの…………レイト殿。ここは一体…………?」

レイト「俺とベスターが共同で使ってる研究所だ。ここで、色んな作業をしてる。」

カバル「へぇ…………。」

レイト「ベスター、用意は出来たか?」

ベスター「はい。」

 

 俺は、ベスターに話しかける。

 ベスターの視線の先には、ベッドが置かれていて、そこには、シズさんの新しい肉体があった。

 シズさんの新しい肉体は、火傷の痕が消えていて、俺のキメラ細胞を用いたのが理由なのか、白いメッシュが入っていた。

 

リムル「…………なんか、新しいシズさんの肉体の見た目、少し変わってないか?」

レイト「そりゃな。キメラ細胞を用いたからか、火傷の痕は消えて、髪の一部に白いメッシュが入った。」

リムル「なるほどな。」

レイト「シズさん、悪いな。遅くなって。」

シズ「ううん。大丈夫だよ。」

レイト「じゃあ…………行くぞ。」

 

 俺はそう言って、シズさんの魂が入ったバイスタンプを、シズさんの新たな肉体に押印しようとする。

 すると、別のバイスタンプが共鳴した。

 

レイト「うん?」

エレン「どうしたの、レイトさん?」

レイト「いや……………。」

リムル「おい、何か、このバイスタンプが光ってるぞ。」

 

 そう言って、リムルが渡してきたのは、ライオンバイスタンプだった。

 

レイト(何でライオンバイスタンプが………?これも押印しろって事か?)

 

 首を傾げつつも、シズさんの魂が入ったバイスタンプと、ライオンバイスタンプを、シズさんの新たな肉体に押印する。

 押印したと同時に、ユニークスキル、移植者(ウツスモノ)を発動して、シズさんの魂を、肉体に移す。

 すると、シズさんの腰の部分に、ベルトが出現して、引っ込む。

 

ギド「何でやすか、あれ?」

フューズ「分かる訳ないだろ。」

 

 ギドとフューズは、そう話す。

 だが、俺からしたら、見覚えがある物だったのだ。

 

レイト(アークル?何で…………?)

 

 そう。

 仮面ライダークウガの変身ベルト、アークルなのだ。

 どういう事かと首を傾げていると。

 

科学者『告。個体名、シズエ・イザワは、ユニークスキル、古代の戦士(クウガ)を獲得しました。』

レイト『え?クウガ?どういう事?』

科学者『解。先ほど押印したライオンバイスタンプの中にあるクウガのR因子が体内に入った結果、クウガの力を獲得したと推測。』

レイト『マジかよ…………。』

 

 確かに、R因子によって、仮面ライダーに変身出来るけど、まさか、クウガの力を発現させるとは思わなかった。

 あれって、あくまでジョージ・狩崎の趣味だったんだけどなぁ…………。

 すると、シズさんが目を開ける。

 

シズ「うぅん…………。」

エレン「シズさん!」

シズ「3人とも…………。」

カバル「良かった…………良かった…………!」

ギド「でやんすね。」

シズ「レイトさん。ベスターさん。ありがとうございます。」

レイト「いや、良かったよ。」

ベスター「お役に立てたのなら、光栄です。」

 

 シズさんは、エレン達の助けを借りつつ、体を起こす。

 ちゃんと、服は着ていた。

 

レイト「あんまり、無理すんなよ。これまでずっと、バイスタンプの中に居たんだから、まだ体を動かせるか…………。」

ベスター「レイト殿。車椅子を用意しておきました。」

レイト「ああ、ありがとう。」

 

 俺は、シズさんを車椅子に座らせる。

 あんまり、無理はさせたくないからな。

 今日の所は、リムルとエレン達と話させようと思い、俺は移動する。

 俺は、気になる事があるのだ。

 

レイト『なあ、怪人生成は、何が生み出せる様になった?』

科学者『解。卑弥呼、エジソン、レオニダス、クフのクリスパーを作成出来るようになりました。』

レイト『じゃあ、早速生み出してくれ。』

科学者『了。』

 

 科学者がそう言うと、四つのバイスタンプが生成される。

 これは、クリスパースタンプだ。

 それを、俺の体に押印すると、四人のクリスパー達が現れる。

 

レイト「やあ。」

ヒミコ「私たちを生んだのは、貴様か?」

レイト「そうだね。」

クフ「凄まじい力だ…………。」

レオニダス「そのようだな。」

エジソン「我らは、貴方に忠誠を誓います。」

 

 そうして、クリスパー達も仲間になった。

 その翌日、リムルは、主要メンバーを集めていた。

 その中には、シズさんも居る。

 

リムル「…………という訳で、俺は、イングラシア王国に行ってこようと思う。」

シズ「スライムさん…………。」

レイト「リムル…………。」

リムル「その子達は、シズさんが魔王レオンに会いに行く事を決意した理由の一つだ。約束したからな。」

 

 それを聞いて、内心、納得していた。

 リムルなら、そうするだろうと思って。

 すると、リグルドが不安そうな声を出す。

 

リグルド「お話は理解しました。しかし………。」

白老「リムル様に何かあれば、折角まとまりを見せたジュラの大同盟も、根底から崩壊するやもしれぬ。」

レイト「気持ちは分かるが、俺はイングラシア王国には行かずに、ここに残るよ。………まあ、俺も行く事になりそうだけど。」

嵐牙「この我が一緒に行くのだ。貴様達は、安心して良い。」

リムル「嵐牙の言う通りだ。力を合わせて、この街の治安を守ってくれ。それぞれの役目を全うして欲しい。」

一同「は!」

 

 そうして、リムルと嵐牙は、イングラシア王国に向かう事になった。

 その際、俺とシズさんは、リムルに話しかける。

 

シズ「ありがとうね、スライムさん。私はまだ行けないから、あの子達のこと、お願いね。」

リムル「ああ!任せてくれ!」

レイト「リムル。これを渡しておくわ。」

 

 そう言って、俺がリムルに渡したのは、ガンデフォンだ。

 

リムル「これは?」

レイト「ガンデフォン。これを使えば、連絡が取れる。使ってくれ。」

リムル「ああ。」

 

 そうして、出発の時になった。

 

リムル「じゃあ、行ってくる。」

ガビル「お…………お達者で!お帰りをいつまでもお待ちします!」

スケロウ「ガビル様、繊細。」

ヤシチ「ガビル様、優しい。」

リムル「大袈裟だなぁ。すぐに戻ってくるって。」

レイト「街や、シズさんの事は、俺に任せとけ。」

紫苑「本当に、すぐ戻ってきてくださいね。」

朱菜「旅のご無事をお祈りします。」

火煉「お気をつけて。」

リムル「じゃあ。」

一同「いってらっしゃい!」

 

 そうして、リムルはイングラシア王国へと向かっていった。

 俺たちは、それぞれがやるべき事をやる為に、戻っていった。

 俺は、シズさんのリハビリの手伝い及び、肉体の検査をする事にしている。

 無論、盟主としての仕事もしている。

 その為、かなりの重労働だ。

 火煉達にも、手伝ってもらっている為、どうにかなってはいるが。

 ちなみに、フューズ、エレン達は、テンペストから去った。

 フューズはギルマスとしての仕事を、エレン達は冒険に出た。

 恐らく、近いうちに、ユーラザニアからの使者がやって来るかもしれない。

 それらも考えないといけないな。

 

レイト「やれやれ…………。やるべき事が山積みだな。」

 

 俺は、そう呟いた。

 リムル、頼むぜ。

 何とか、子供達を救う方法を見つけてくれよ。




今回はここまでです。
あと、すいません。
シズさんがクウガの力を手に入れたのは、何か、シズさんは、クウガが似合うと思い、あと、あまり、シズさんの新たな力が思いつかなかったからです。
アンケートを無視する様な形になってしまい、申し訳ありません。
今回は、短めです。
リムルと神楽坂優樹のやり取りは、原作と殆ど変わらないので。
まあ、神楽坂優樹は、シズさんが生きている事は、リムルから聞きました。
あと、リムルの悪魔は、ファルムス王国戦にて登場します。
外見としては、転スラのスマホゲーム、魔王と竜の建国譚に登場した、エミルスがモチーフとなります。
そのエミルスが、リバイに変身します。
色的にも、似合うと思ったので。
次回は、精霊の棲家に向かいます。
この小説は、色んな人からアドバイスを貰いつつ、進めていきます。
感想、及びリクエストは、受け付けています。
レイトは、近いうちに、仮面ライダーダイモンへと変身します。
ファルムス王国軍は、原作だと二万ですが、この小説だと、四万に増やしたいと思います。
まあ、蹂躙されるだけですが。

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