俺たちは、会議室に皆を集める。
リムル「皆、待たせたな。これより、会議を行う。」
レイト「議題は、今後の人間への対応と、紫苑達の蘇生に関してだ。」
俺たちはそう切り出す。
そして、エレンが語った物語……………ミリムの過去についても話す。
竜と人との間に生まれ、
ある日、竜である父から、自身の分身体とも言える子竜を、友として授かる。
しかし、竜皇女を支配しようとした国王は、子竜を殺してしまった。
その少女は嘆き、悲しみ、怒り狂った。
父より受け継いだ、その力で、その国王と十数万人の国人諸共、一国を滅ぼしてしまう。
その怒りはやがて、世界へと向いてしまう。
ある魔王が、止めようとするが、七日間も戦い続ける。
その少女は、精霊女王が仲裁した事で、正気を取り戻し、魔王へと開花し、それに伴い、子竜は奇跡の復活を果たす。
だが、死と同時に魂を失った子竜は、破壊の限りを尽くす意思なき邪悪な魔物、
少女は嘆きつつも、かつて友であった
それを聞いていた皆は、黙って俺たちを見る。
そして、俺たちは言う。
リムル「……………と言う事で、俺たちは魔王になろうと思う。」
リムルの言葉に、その場にいる全員が俺たちを見つめる。
すると、外からは。
ヤシチ「ええ〜!?リムル様とレイト様が魔王に!?」
カクシン「シッ!」
ヤシチ「ごめん……………。」
そんな声が聞こえてきた。
まあ、無理もない。
俺は、口を開く。
レイト「こちらに向かっていると言うファルムス王国の軍隊……………俺とリムルで1万名以上を養分にして、魔王に進化する。」
リムル「紫苑達が蘇生する確率は、3%もある。」
一同「おお……………!」
それには、全員がどよめく。
そんな中、俺はある事に気づいていた。
それは、この場に一名、蒼影達の方に二名ほど、悪魔の気配を感じるのだ。
すると、朱菜が声をかける。
朱菜「そっ、それはリムル様、レイト様……………。」
リムル「まあ、待て。言いたい事、聞きたい事があるだろうが、その前に、最後まで話を聞いてくれ。」
朱菜「はい。」
レイト「………………俺とリムルは、元人間の転生者だ。所謂、異世界人と呼ばれる者と、同じ世界の人間だった。」
そう。
俺たちが明かす秘密、それは、俺たちが転生者である事だ。
そこから語った。
俺たちは死んで、こっちでリムルはスライムとして、俺はキメラとして生まれ変わった事。
封印の洞窟で出会い、そこから、友達や仲間が出来た事。
リグル達のことは、家族と呼べるほど、大切な者達であることを。
リムル「人間を襲わないというルールも、人間が好きだと言ったのも、俺たちが元人間だったからだ。」
レイト「俺たちは魔物だけど、心は人間のままだと思っていた。だから、人間と交流を深め、仲良くできればなと。」
リムル「今更後悔しても、取り消す事は出来ないが、その事でお前達が傷つくのは、俺たちの本意じゃない。」
レイト「ああ。イングラシアに長居しないで、すぐに戻っていれば……………。」
そう。
俺も、イングラシアに長居してしまった。
すぐに戻っていれば、対処は出来たかもしれないのに……………。
すると、火煉と朱菜が口を開く。
火煉「それは違います。」
朱菜「はい。いつでもリムル様とレイト様が守ってくださるという甘えが、私たちにあったのです。その結果が、今回の惨劇でした。」
レイト「火煉……………?」
紅丸「妹や幼馴染に先に言われてしまうとは……………兄として…………男しても情けない限りだ。」
朱菜と火煉がそう言う中、紅丸がつぶやく。
俺とリムルが呆気に取られる中、紅丸の独白は続く。
紅丸「俺も、今回の件で痛感しました。結界で、リムル様とレイト様との繋がりを絶たれた時、常にあった万能感が消え去り、胸中には、寄る辺を失った動揺が広がったのです。留守を預かっていたというのに、惨事を未然に防げなかった原因は…………俺にあります。」
リグル「待ってくれ!紅丸さん!それを言うなら、警備責任者の俺の失態だ!原因なら、俺にある!」
ゲルド「いや……………。」
リムル「ん?」
紅丸がそう言う中、リグルがそう言って、ゲルドとグルドも口を開く。
あれ?
ゲルド「初めて道を通る者には、もっと目を光らせておくべきだった…………。」
グルド「はい。そうするべきでした。」
レイト「ええっ?」
ゴブタ「オイラのせいっす…………。」
リムル「あ……………。」
ゴブタ「相手を煽りすぎたかもしれないっす……………。」
リグル「いや、あれは仕方ない。」
話が段々と逸れていく中、俺は叫ぶ。
レイト「待て!待ってくれ!油断していたのは、俺たちだ。俺もどこかで、ファルムス王国がすぐに攻めてくるなんてあり得ないという慢心があった。」
リムル「俺だって、自分の思いを優先した結果、この様だ。全ては、俺たちの責任だ。本当に、済まなかった。」
シズ「私も……………2人をイングラシアに留めさせた。本当に……………ごめんなさい。」
朱菜「リムル様……………。」
火煉「レイト様……………。」
エレン「シズさん………………。」
俺、リムル、シズさんが、周囲の皆にそう謝る。
今回の件は、予期しておきながら、何も出来なかった俺の過ちだ。
だから、罵られる事は覚悟していた。
罵られても、仕方ない事なのだから。
すると、白老が立ち上がる。
白老「リムル様、レイト様、シズ殿。お二人がご自分の思いを優先し、シズ殿が2人の思いを助けたからと言って、何ら問題はございませんぞ。今回の件は、わしら全員の油断…………そして、弱さが原因じゃ。あの様な不埒者どもに好き放題されてしまったのは、わしらの怠慢であろう!違うか、皆の衆!」
白老がそう叫ぶと、皆は頷く。
リムル「皆……………。」
レイト「お前ら……………。」
リグルド「リムル様、レイト様。」
レイト「リグルド……………。」
リグルド「リムル様とレイト様は、我らの主。人間と仲良くしようと、魔王になろうと、あなた方の想いが、我らの進むべき道なのです。」
リムル「元人間が主とか、嫌じゃないのか?」
ゴブタ「え?リムル様はリムル様で、レイト様はレイト様っすよね?」
レイト「それはそうだが…………。」
朱菜「フフフフッ…………。」
火煉「フフッ…………。」
リグルドの言葉に、リムルがそう聞くと、ゴブタはそう言う。
俺がそう言うと、火煉と朱菜の2人が笑う。
朱菜「私たちがお慕いしているのは、リムル様とレイト様です。」
火煉「ええ。前世が何であろうと、関係はないです。」
紅丸「だな。」
白老「ハッハッハッハッ。」
リグルド「皆の気持ちは、同じです。その様なことを気にする者など、誰もおりません。我らはただ、従うのみですぞ。」
レイト「そうか……………。」
俺たちは、こんなに仲間達に恵まれていたんだな……………。
それを聞いて、嬉しくなる。
すると、ずっと黙っていたカイジンが口を開く。
カイジン「それで、聞きたいんだが…………。」
カイジンがそう言うと、カップを取り、紅茶を飲んで、俺達に聞く。
カイジン「今後の人間への対応は、どう考えているんだ?旦那方。」
リムル「ああ。俺たちが思うに、人間は、善にも悪にもなれる。それは、そもそもの性根もあるだろうが、周囲の環境に大きく影響される。」
レイト「確かにな。個人が善であっても、住む国が悪の道に進めば、いつしか同じ色に染まる。」
そう。
前世の日本の学校で学んだ歴史の授業でも、そんな感じだったのだ。
例え、少数の意見があっても、大多数の意見に飲み込まれてしまう。
俺の言葉の続きを、リムルが引き取る。
リムル「だから、俺たちは人間が学習できる環境を整えたいと思う。俺たちの事を知ってもらえれば、良き隣人になれるのだと。そして、人間と魔物の垣根を取り払えると。俺は、その可能性を信じたい。」
レイト「まあ、これはあくまで今後の希望としての話だ。今の段階では時期尚早だろう。まずは、俺たちの存在を、人間達に認めさせる事から始めるべきだ。」
そう。
今の段階では、早すぎる。
だからこそ、魔王になる必要があるのだ。
すると、紅丸が口を開く。
紅丸「なるほど。リムル様とレイト様が魔王として君臨する事で、武力を用いた交渉は不利だと悟らせる。」
リムル「ああ。その上で、他の魔王に対する牽制も行い、人間達の国の盾としての役割を担う事にする。」
グルド「その通りですな。」
ゲルド「ええ。賢い者ならば、敵対するよりも、共存を選ぶでしょう。」
レイト「ああ。長い時間をかけて、ゆっくりとでも、友好的な関係を築ける様に目指す。これが俺たちの考えだ。」
たとえ、時間が掛かっても、友好関係を築けるのなら、その方がいい。
すると、黙って聞いていたカイジンが口を開く。
カイジン「そりゃまた、甘い理想論だな。これから魔王になろうって奴のセリフじゃねえぞ。ったく………………だが、嫌いじゃないぜ。旦那達らしくってな。」
リムル「えへっ。」
まあ、理想論だな。
それでも、叶えてみせるさ。
すると、朱菜が口を開く。
朱菜「理想論でも良いじゃないですか。」
火煉「ええ。私は、レイト様とリムル様なら、作れると思います。その夢の様な世界を。」
ゲルド「難しく考える事などない。」
グルド「はい。我らは、レイト様とリムル様を信じるのみです。」
紅丸「リムル様とレイト様が魔王になるのなら、俺の役目も、ちゃんと用意して下さいよ。」
蒼影「我々は、リムル様とレイト様の忠実なる影。ご命令のままに動きます。」
蒼華「御意のままに。」
蒼月「無論です。」
ガビル「勿論、我輩達も!」
レイト「ありがとうな。」
嵐牙「我が主達よ。我はあなた様方の忠実な牙。立ち塞がる敵を噛み殺す者でございます。」
リムル「嵐牙……………。」
ヨウム「やれやれ……………。」
朱菜を始めとして、色んな人たちが、俺たちに賛同する。
すると、ヨウムも口を開く。
ヨウム「俺たちにも新たな国を作って、意識改革を手伝えって事なんだろ?」
リムル「分かってるじゃないの、ヨウムちゃん!」
レイト「頼んだぞ。新たな国王様?」
ヨウム「えっ……………言ってろよ。」
ミュウラン「フッ……………。」
グルーシス「ハハハッ!」
ヨウム「ヘッヘへ…………。」
エレン「リムルさん、レイトさん!今後もずっと仲良くしようね!」
シズ「私もね。」
リムル「うん。」
レイト「ああ。勿論だ。」
リムル「皆、ありがとう!これからも、俺たちの我儘に付き合ってくれ!」
その言葉に、皆が賛同する。
それを聞いて、俺は嬉しかった。
ここが、今の俺たちの家なのだと。
人や魔物という垣根など、心が通じ合えば、乗り越えられる。
俺はそう確信した。
だからこそ、紫苑達を蘇生させてみせる。
その後、俺たちは、ファルムス王国への反撃の作戦を立てる事に。
リムル「さてと………………。」
レイト「敵軍の詳細は分かるか?」
紅丸「はい。蒼影からの情報によると、進軍中の軍勢は、今のペースで行くと……………3日後には、テンペストに到着すると思われます。」
火煉「ファルムス王国の騎士団が2万。傭兵団1万2千。魔法使いが2千程度。これに、西方聖教会の
朱菜「総勢4万……………ですか。」
リムル「数は多いが、大した戦力じゃないな。」
レイト「ああ。問題ない。」
一同「おおっ!」
リグルド「流石はリムル様に、レイト様!」
そう。
今回ばかりは、あの力を使うべきだろう。
『劇場版仮面ライダーリバイス バトルファミリア』で猛威を振るったあの能力を。
4万か。
俺たちが魔王になるのに、必要な養分は十分に足りる。
俺たちが人間の魂を得る事で、真なる魔王に進化するのだろう。
すると、ゲルドが口を開く。
ゲルド「どういう分担で行きますか?」
リムル「ん。」
紅丸「やはり、正面は俺の部隊が受け持つ方がいいな。」
ゴブタ「
レイト「いや、悪いが、連合軍に関しては、俺達に任せて欲しい。」
ゴブタ「え?」
俺の言葉に、ゴブタが首を傾げる。
その他の面子も、驚いた表情を浮かべる。
リムル「理由はある。殺された者達の蘇生に関わるんだが……………これを為すには、俺たちが魔王になる事が絶対条件だ。」
レイト「そして、侵略者を俺たち2人で殲滅する事が、俺たちが魔王になる為に必要なプロセスだからだ。」
紅丸「はぁ……………。」
俺とリムルがそう言うと、紅丸とリグルドは顔を見合わせる。
すると、リグルドが不安そうに言う。
リグルド「だとしても…………お二人だけで出陣するのは、危険すぎでは?」
リムル「心配ない。油断もしないし、手加減もしない。」
リグルド「さ、左様ですか……………。」
リグルドは、リムルの答えに、そう言って引き下がる。
それに、理由はまだある。
今回の一件、俺たちが責任を取る必要がある。
今後、一切の甘えを、俺たち自身に許さない為にも。
俺たちの決意のこもった表情を見て、紅丸は頷き、口を開く。
紅丸「分かりました。今回は、お二人に託します。」
リムル「うん。」
レイト「という訳で、お前達には、別に任せたい事がある。」
紅丸「はっ!」
リグルド「何なりと!」
俺の言葉に、紅丸とリグルドは頷く。
俺は、テンペスト周辺の地図を出して、敵を表す黒い駒を街の四方に置く。
リムル「街の四方に、結界を発生させる魔法装置が置かれている。それを守っているのは、中隊規模の騎士達だ。」
レイト「やって欲しい事は、その部隊を四箇所同時に攻め落としてもらいたい。」
紅丸「ほう。」
グルド「では、各々に選抜部隊を決めませんとな。」
リグル「是非とも、このリグルに!」
ゴブタ「オイラも!今回は本気で怒ってるっすよ!」
リムル「慌てるな。人選は済んでいる。」
ゴブタ「えっ?」
俺は、それぞれを表す白い駒を、その黒い駒の周囲に置いていく。
レイト「まず、東には紅丸、火煉、ベイル、エミルス、バイス、朱菜の悪魔。西に白老、リグル、ゴブタ、ゲルド、グルド、そしてシズさん。南をガビルとその配下達とガビルの悪魔。北には蒼影、蒼華、蒼月たち、そして、蒼華の悪魔だ。」
蒼影「我らにも機会を与えて下さり、感謝します。」
ガビル「お任せあれ!」
朱菜「それはそうと……………私に蒼華、ガビルの悪魔とは……………?」
レイト「そうだな。出てこいよ。居るのは分かってんだよ。」
すると、朱菜の体から、オレンジ色の粒子が現れ、人の形に形成される。
そこには、朱菜の雰囲気に似ているが、髪がオレンジ色の人がいた。
朱菜「あなたは……………!?」
アギレラ「私はアギレラ。貴女の後悔から生み出された悪魔。」
アギレラって……………。
ウィークエンドライバーを渡すのは、こいつで決まりだな。
すると、ガビル達の方でも、声が聞こえてくる。
トリシューラ「我輩はトリシューラ。ガビルから生み出された悪魔だ。」
ジャンヌ「私はジャンヌ。蒼華から生み出された悪魔よ。」
ラブコフ「ラブ!ラブラブ!」
トリシューラにジャンヌ、ラブコフか。
トリシューラには、ツーサイドライバーを渡して、ジャンヌにはリベラドライバーだな。
そう思う中、火煉が聞いてくる。
火煉「どうして、この3人から悪魔が?」
レイト「ああ……………俺の影響かもな。」
火煉「え?」
俺は話した。
俺の後悔の念と、朱菜、ガビル、蒼華の後悔の念が共鳴しあった結果、悪魔の誕生に繋がったのだと。
それは、リムルのエミルスとバイスとも一緒だと言える。
そんな中、リムルは紅丸に、俺は火煉に話す。
リムル「紅丸。手加減はいらない。」
紅丸「無論、そのつもりです。」
レイト「火煉。ベイルに言っておけ。悪魔らしく暴れろと。」
火煉「はい。」
白老「リムル様、レイト様。わしも二度と不覚を取るつもりはござらん。しかし、わしを西に配置するという事は……………
そう。
西に白老を配置したのにも、理由がある。
白老を倒し、人々を虐殺した異世界人が居る可能性が高いからだ。
レイト「ああ。ブルムンド王国への逃げ道は塞いでいるだろうからな。そこに戦力を割くだろう。襲撃者は、俺たちと同じ異世界人である可能性が高いが……………。」
白老「ホッホッホッホッ。問題ござりませぬ。わしの油断により、あの時は敗北しましたが、奴の太刀筋は既に見切っておりますれば。」
リムル「シズさんも、相手は同じ日本人の可能性があるんだけど……………。」
シズ「大丈夫。リムルさんとレイトさんもやると決めたのなら、私もやる。」
リグル「リムル様、レイト様!俺たちも昔の様に弱くはありません!白老殿やシズ殿に守られるだけではなく、戦う力を持っております!」
ゴブタ「そうっす!ゴブゾウの敵を取ってやるっすよ!」
ゲルド「リムル様より授かった、この
グルド「私も、レイト様より授かった、オーバーデモンズの力。存分に振るってみせましょう!」
俺やリムルの言葉に、白老、シズさん、リグル、ゴブタ、ゲルド、グルドが頷く。
頼もしいな。
シズさんも、悪いな。
レイト「頼もしいな。では、このメンバーで魔法装置を破壊し、弱体化を解消させるんだ!」
一同「はい!」
俺の言葉に、全員が返事をする。
リムルは、朱菜の方を向く。
リムル「朱菜。」
朱菜「はい。」
リムル「この忌々しい結界こそが、紫苑達の魂を留めている可能性が高い。分かるな?」
朱菜「はい。代わりになる結界を張れば良いのですね?」
リムル「そういう事だ。」
朱菜「お任せを。紫苑達の蘇生の確立を少しでも上げる為に、全力で。」
レイト「ああ。ミュウラン。君の力を貸して欲しい。朱菜を手伝ってやってくれ。」
ミュウラン「承知しました。せめてもの償いの為、必ずや、ご期待に応えてみせましょう。」
朱菜「よろしくお願いしますね。ミュウラン。」
ミュウラン「はい。こちらこそ。」
ヨウム「じゃあ、俺らはその護衛だな。」
グルーシス「おう!」
エレン「私たちも、朱菜ちゃん達を守るから!」
カバル「ああ!」
ギド「任せるでやす!」
リムル「ああ。リグルド。皆の指揮は任せたぞ。」
リグルド「ははっ!」
よし。
準備は終わったな。
俺は口を開く。
レイト「連合軍は、決戦は3日後だと思っているだろう。」
リムル「だが、我々は今、この瞬間を持って、敵の殲滅行動に移る。紫苑やゴブゾウ達を生き返らせるぞ!」
一同「おお〜っ!」
俺たちは、準備を開始する。
その間、ちょっと面倒な事があったが。
俺は、アギレラにウィークエンドライバーとクイーンビーバイスタンプ、エミルスにリバイスドライバーとレックスバイスタンプを渡す。
グルドは、バッタ、コンドル、スコーピオン、アノマロカリスのバイスタンプを持っていくそうだ。
そして、ガビルの配下達には、ガビルと蒼華の悪魔に届けるべく、ツーサイドライバーとバットバイスタンプ、リベラドライバーとコブラバイスタンプを託す。
そんな中、俺たちは作戦の最終確認をしていた。
リムル「仲間、家族、友達。良いもんだなぁ…………。」
レイト「俺たちも準備するぞ。」
俺たちは、人間としての姿になる。
すると、リムルが口を開く。
リムル「あっ、もしかして……………。」
レイト「どうした?」
リムル「いや、クレイマンの狙いって、人間一万人分の魂だったりしないか?」
レイト「あっ………………。」
そういう事か。
俺たちを利用して、戦争を起こして、一気に魂を収穫する。
自分が真なる魔王へと進化する為に。
だとしたら、クレイマンは俺たちの事を小物だと思っているだろうな。
だが……………俺たちは既にクレイマンを敵とみなしている。
この一件が片付いたら、次はクレイマンだな。
俺たちは決意を固め、出発する。
一方、ガビル達の所に、ヤシチ達が向かっていた。
ヤシチ「ガビル様〜!」
ガビル「ん?」
ヤシチ「お〜い!」
ガビル「おおっ!お前達!」
ヤシチ「リムル様とレイト様が、結界の外に出してくれたんだ!」
ガビル「そうか、そうか!よくぞ無事で!」
カクシン「ガビル様こそ…………!」
スケロウ「無事でよかった…………!」
ガビル「お……………お前達!」
すると、ガビル達は抱き合って泣き始める。
ガビル「うおおおおっ!我ら、生まれた時は違えど、死ぬ時は一緒だぞ〜!」
ヤシチ達「ガビル様〜!」
そう泣く中、蒼華、蒼月がやって来る。
蒼華「もう良い。」
蒼月「それに、渡す物があるんじゃない?」
ヤシチ「あっ、そうだった!」
そう言って、ヤシチはトリシューラにツーサイドライバーとバットバイスタンプを、ジャンヌにリベラドライバーとコブラバイスタンプを渡す。
ジャンヌは、リベラドライバーを装着して、コブラバイスタンプを起動して、蒼月はデモンズドライバーを装着して、スパイダーバイスタンプを起動する。
『コブラ!』
『スパイダー!』
『Deal……!』
すると、リベラドライバーから、大量の鉄骨が現れて、ジャンヌの周囲を囲い、蒼月の横に蜘蛛が現れ、待機音が流れる。
ジャンヌ「行くよ。」
ラブコフ「ラブ!」
ジャンヌはラブコフにそう言って、リベラドライバーにコブラバイスタンプを装填する。 すると、待機音が鳴り、鉄骨が吹き飛ぶ。
『What's Coming-up!?What's Coming-up!?』
『What's Coming-up!?What's Coming-up!?』
待機音が流れる中、2人は叫ぶ。
「「変身!」」
ジャンヌはリベラドライバーを倒し、蒼月はスパイダーバイスタンプをオーインジェクターに押印する。
『リベラルアップ!』
『Ah Going my way!』
『仮面ライダー!蛇!蛇!蛇!ジャンヌ!』
『Decide up!』
『Deep.(深く)Drop.(落ちる)Danger.(危機)』
『(仮面)Rider Demons!』
ジャンヌは仮面ライダージャンヌ・コブラゲノムに変身して、蒼月は仮面ライダーデモンズ・スパイダーゲノムに変身する。
蒼影「では、参る。」
蒼影がそう言うと、蒼影達、蒼月、ジャンヌ、ラブコフが消える。
ガビル「おお。」
トリシューラ「俺も行くか。」
トリシューラは、ツーサイドライバーを装着して、バットバイスタンプを起動する。
『バット!』
『Confirmed!』
トリシューラはバットバイスタンプを起動して、オーインジェクターに押印する。
影から、大量の蝙蝠が現れる。
トリシューラ「変身!」
トリシューラは、バットバイスタンプをツーサイドライバー本体に装填する。
そして、エビルブレードから、ライブガンへと変える。
『Eeny, meeny, miny, moe…!』
『Eeny, meeny, miny, moe…!』
『Eeny, meeny, miny, moe〜!』
『Eeny, meeny, miny, moe〜!』
そして、ライブガンのトリガーを弾く。
『バーサスアップ!』
『Precious!Trust us!Justis!バット!』
『仮面ライダーライブ!』
トリシューラは、仮面ライダーライブ・バットゲノムに変身する。
そして、ガビル達も動き出す。
ガビル「では、皆の者!準備は良いか!」
部下達「おうっ!」
ガビル「我ら、
部下達「うおおおおおっ!」
ガビル「いざ、出陣である!フンっ!と〜う!」
トリシューラ「ふっ!」
ガビルとトリシューラの2人が、飛び立つ。
ヤシチ「ガビル様も、ガビル様の悪魔もかっくい〜!」
カクシン「当然至極!」
スケロウ「よしっ!俺らも続くぞ!」
そう言って、龍人族達も出陣する。
一方、紅丸達の方は。
紅丸「いよいよだな。」
アギレラ「行くわよ、お兄様?」
火煉「ベイル。悪魔らしく暴れなさい。」
ベイル「言われるまでもない。」
バイス「ったく!悪魔使いが荒いんだから!」
エミルス「ごちゃごちゃ言ってないで、行くぞ。」
そんなふうに話して、エミルス、火煉、アギレラは、それぞれのドライバーを装着して、バイスタンプを起動する。
『レックス!』
『カブト!』
『Deal……!』
『クイーンビー!』
エミルスはレックスバイスタンプをオーインジェクターに押印して、火煉はカブトバイスタンプをベイルドライバーの上部に押印して、アギレラはクイーンビーバイスタンプをウィークエンドライバーに装填する。
『Come On!レ!レ!レ!レックス!』
バイス「フハハハハハ!いやっほう!」
『Come On!レ!レ!レ!レックス!』
待機音が流れ、火煉とアギレラの周囲には、カブトムシと女王蜂が浮遊する。
そして、3人は叫ぶ。
「「「変身!」」」
そう言って、エミルスはリバイスドライバーにレックスバイスタンプを装填して、一回倒し、火煉はベイルドライバーのアーキオーインジェクターにバイスタンプを押印し、アギレラはウィークエンドライバーを一回倒す。
『バディアップ!』
『オーイング!ショーニング!ローイング!ゴーイング!』
『仮面ライダー!リバイ!バイス!リバイス!』
『Bane Up!』
『破壊!(Break)世界!(Broke)奇々怪々!(Broken) 』
『仮面ライダーベイル!』
『Subvert up!』
『Wow! Just believe in myself!』
『仮面ライダー Ah! アギレラ!』
エミルスとバイスは仮面ライダーリバイス・レックスゲノムに、火煉は仮面ライダーベイルに、アギレラは仮面ライダーアギレラへと変身する。
そして、紅丸と共に敵の方へと向かっていく。
西の方も、ゴブタ、リグル、白老、ゲルド、グルド、シズさんが向かう。
一方、俺たちは、敵の本隊の上空にいた。
リムル「こいつらが、紫苑達を…………。」
レイト「情けは無用だ。お前らには、餌になってもらう。さて。」
俺はそう言って、キメラドライバーを装着して、トライキメラバイスタンプを取り出す。
『トライキメラ!』
俺は、トライキメラバイスタンプを、キメラドライバーに装填する。
『オク!サイ!ムカ!Come on!キメラ!キメラ!キメラ!』
『オク!サイ!ムカ!Come on!キメラ!キメラ!キメラ!』
すると、俺の周辺にタコ、クロサイ、オオムカデが現れる。
そして、俺は呟く。
レイト「変身。」
そう言って、トライキメラバイスタンプを一回倒す。
すると、三体の生物が砕け散り、俺の体にまとわりつく。
『スクランブル!』
『オクトパス!クロサイ!オオムカデ!仮面ライダーダイモン!ダイモン!ダイモン!』
砕け散った破片が、ギフの棺の様な形状に変化して、俺は、仮面ライダーダイモンへと変身する。
リムル「始めるか。」
レイト「ああ。」
リムルも、抗魔の仮面を被り、作戦を始めようとする。
お前達にはジャッジを下してやるよ。
敵は、この時、悪夢が迫っているとは、思っていなかった。
今回はここまでです。
いよいよ、反撃の時です。
これまでの鬱展開を吹っ飛ばす様にやっていきます。
ガビルの悪魔であるトリシューラは、まおりゅうに登場した鏡の世界のガビルです。
リバイス、ライブ、ジャンヌ、デモンズ、ベイル、アギレラが攻撃を開始します。
そして、レイトのダイモンも、上空に待機しています。
ちなみに、トリシューラの別人格として、カゲロウが居ます。
シズさんも、異世界人が居る西の方に向かいましたが、果たして、どうなるのか。
少なくとも、田口省吾は原作以上にボコボコにされる予定です。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
クレイマンとの戦いが終わったら、電王編になります。
そこで、色々とレイトの秘密を明かそうと思います。
ジュウガのオリジナルフォームは必要か
-
必要
-
いらない