クレイマンの軍勢を叩き潰す為に、ユーラザニアに軍を転送した。
転送を終えると、ディアブロが拍手をしながら近寄ってくる。
ディアブロ「お見事です。リムル様、レイト様。実に美しい術式でした。」
紫苑「ええ!本当に!見惚れてしまいました!」
火煉「お見事です。」
ディアブロ達がそう言う中、ヴェルドラが俺たちに寄って叫ぶ。
ヴェルドラ「リムル、レイトよ!」
リムル「わああっ!」
ヴェルドラ「やっぱり、我が行って蹴散らそうか?」
レイト「だから……………ヴェルドラの事は、
リムル「大暴れしたら、1発でバレてしまうだろうが。」
ヴェルドラ「ふむ………………。」
ヴェルドラがそう言う中、俺とリムルはそう言う。
バレたら元も子もない。
すると、ヴェルドラは大きく叫ぶ。
ヴェルドラ「クア〜ハハハッ!そうであったな!うっかりしておったぞ!」
レイト「うっかりじゃねぇよ。」
リムル「良いな?絶対に、余計な事はすんなよ!」
ヴェルドラ「クア〜ハハハッ!」
ヴェルドラの言葉に俺たちがそう言う中、ヴェルドラは高笑いを続ける。
その後、武装国家ドワルゴンに戻るガゼル王達と、魔導王朝サリオンに戻るエラルド達を見送り、俺たちは今、ファルムス王国に向かうヨウム達を見送ろうとしていた。
ディアブロ「すぐに戻りますので、ご安心を。」
リムル「ゆっくりしてきて良いぞ。」
ディアブロ「すぐに戻りますので、ご安心を。」
レイト「国取りは簡単じゃ無いんだけどな……………。まあ、頑張れよ。」
そうして、ディアブロもヨウムたちと一緒に向かっていった。
俺とリムルは、口を開く。
リムル「さてと!俺たちも準備をしないとな!」
レイト「ああ。
そう話して、準備に入る。
俺とリムルは、森の中に入っていった。
その際、護衛として、ゼギオンとアピトを連れている。
なぜ、森の中に居るのかというと、トレイニーさんの為だ。
ちなみに、トレイニーさんは、ラミリスを讃えていた。
しばらく歩くと、目的地に着く。
リムル「さてと。護衛はここまでで良いよ。ゼギオン。」
ゼギオン「は……………。」
アピト「リムル様、レイト様。こちらを。」
レイト「蜂蜜か。ありがとうな。」
リムルがゼギオンに話しかける中、俺とリムルは、アピトから蜂蜜を受け取り、舐める。
やっぱり美味いな。
徹夜明けだから、身に沁みる。
リムル「よし。甘い物で癒された所で…………じゃあ、始めますか。」
レイト「トレイニーさんも、準備は良いか?」
トレイニー「ええ。」
そう話して、俺たちは作業を始める。
そんな中、帰っていくゼギオンとアピトを見ていたラミリスが口を開く。
ラミリス「ちょ……………ちょっと、リムルさん?レイトさん?」
リムル「なんだよ。今、忙しいんだけど?」
ラミリス「今のってもしかして、
レイト「そんな事を言ってたな。その
そう。
ゼギオンとアピトは、森でボロボロになっていたから、保護したのだ。
ラミリス「っていうかさ、もう一匹の方も、あれってまさか……………って、聞いてないし!さっきから何してんのさ。」
ラミリスがそう言う中、俺とリムルは、作業を続ける。
すると、ラミリスは俺とリムルが作った物に反応していた。
ラミリス「これって……………あ。あー!分かった!」
レイト「御名答。」
リムル「トレイニーさん。」
ラミリスがそう叫ぶ中、リムルは宝珠を取り出す。
あれは、ベレッタとフランの聖魔核を参考に作った物だ。
その宝珠に、トレイニーさんの魂が宿る。
そして、聖なるエネルギーと同等の
その聖魔核を、トレイニーさんの本体であった
トレイニーさんは精神生命体であり、
だが、本体はあくまで樹木だ。
離れ過ぎてしまうと、接続が切れてしまう恐れがある。
そこで、本体ごと移動させる事を思いついたのだ。
すると、樹人形の姿から、トレイニーさんの姿に変わる。
トレイニー「ありがとうございます。リムル様、レイト様。
ラミリス「トレイニーちゃんが自由に行動出来るようになったって訳ね!ジュラの森からも出られる様になったって訳ね!」
レイト「ああ。精霊の棲家は、ジュラの森とは空間が違うからな。」
そんなふうに、トレイニーさんの問題を解決した。
そんな中、クレイマンはヤムザの報告を聞いていた。
クレイマン「……………誰も居ない?」
ヤムザ「はい。獣王国ユーラザニアは、もぬけの殻です。」
クレイマン「何故だ?ハァ……………。」
クレイマンは、ヤムザの報告に苛立ちを見せる。
一息ついて、ヤムザに言う。
クレイマン「……………まあ良いでしょう。徹底的に捜索しなさい。炙り出すのです。」
ヤムザ「はっ。」
クレイマン「チッ。」
クレイマンはそう言うと、舌打ちをする。
すると、ヤムザがある事を言う。
ヤムザ「それからもう一つ。」
クレイマン「あ?」
ヤムザ「兵の一人が進軍中に出会った行商人から、面白い話を聞き出しました。」
クレイマン「面白い話?」
ヤムザ「はい。暴風竜ヴェルドラが復活したと言うのです。」
クレイマン「っ!?」
ヤムザの報告に、クレイマンは驚く。
ヴェルドラが復活したとは思っていなかったからだ。
クレイマン「ヴェルドラが……………。」
ヤムザ「ファルムス軍が、ヴェルドラの復活の巻き添えを食って、消滅したとの事です。」
クレイマン「暴風竜のせいだと?」
ヤムザ「はい。そして、暴風竜は復活したばかりで、エネルギーの大半を喪失しているらしい……………とも。」
クレイマンがそう呟く中、ヤムザはそう報告する。
それを聞いたクレイマンは。
クレイマン(……………なるほど。ファルムスに放っていたピローネや、マリオネットどもの反応が消えたが、ヴェルドラの復活に巻き込まれていたとはね。たかがスライムとキメラに、ファルムスの軍勢を倒せるはずが無かったのだ。それに、今ならば、邪竜を討伐するのも容易い。それどころか、私の手駒に……………。)
そんな風に思っていた。
クレイマンとしては、俺たちの偽情報に引っかかったことは気づいていないだろう。
クレイマンはヤムザに言う。
クレイマン「ヤムザ。報告ご苦労。引き続きよろしく頼む。」
ヤムザ「はっ。」
クレイマンがそう言うと、通信が切れる。
クレイマンは、ワイングラスを回しながら言う。
クレイマン「私としたことが、奴らのハッタリに騙される所でしたよ。しかし、真実とは隠せぬ物なのだ。邪竜の威を借るスライムにキメラが……………光栄に思えよ。この私、自らの手で叩き潰してやろう。」
クレイマンは自信たっぷりにそう言う。
俺たちの作戦に引っかかったとは気づかずに。
すると、ラプラスの忠告が蘇る。
ラプラス『……………分かった。ならええわ。わいはもう行くけど、最後に友人として忠告や。魔王ミリムの支配を過信せん方がええ。あれは、カザリーム会長よりも昔からおる太古の魔王の1人なんや。せいぜい油断せんようにな。ほな。』
ラプラスの忠告を思い出し、クレイマンは顔を顰めるが、すぐに笑みを浮かべる。
クレイマン「ふっ。心配するなよラプラス。私は勝つさ。」
クレイマンはそう言って、ワインを飲む。
一方、北のある土地では、金髪の男がその土地にある氷の城に向かっていた。
その男は、魔王レオン・クロムウェルだった。
レオンが扉の前に立つ中、二人の巨大な男によって扉が開かれ、ミザリーという緑髪のメイドが言う。
ミザリー「
そんな声が響く中、レオンは中に入る。
周囲には、赤、青、緑の色の配下達がいた。
二人のメイドがレオンの前を歩き、レオンがそれに続き、ギィと言う名の魔王が座る玉座の前に着くと、二人のメイドは、ギィの横に向かい、ギィは口を開く。
ギィ「久しいな。我が友”
レオン「好きに呼ぶが良い。」
ギィ「息災だったか?よくぞ、俺の呼びかけに応えてくれた。礼を言うぞ。」
ギィはそう言いながら、レオンの前に立つ。
ギィもまた、ミリムとラミリスと同様に、最古の魔王であり、原初の
それと同様に、ギィのメイドであるミザリーは原初の
ギィは、レオンとキスをしようとすると、レオンに止められる。
レオン「やめろ…………!そんな趣味はないと言っているだろう。」
ギィ「ハハハッ!相変わらず釣れない男だ。お前が望むなら、女の体になって抱かれてやっても良いんだぜ?」
レオン「黙れ。」
ギィ「フッ。まあ良い。場所を変えよう。」
レオンがそう言う中、ギィはそう言って、場所を変える。
テラスの様な場所に向かい、ミザリーが氷のワイングラスにワインを注ぐ中、レオンは聞く。
レオン「それで?私を呼びつけるとはどういう用件だ。」
ギィ「お前も知る通り、魔王達の宴、
レオン「私に強制するとは珍しいな。」
ギィ「フッ。今回はお前に借りを作る事になっても、参加してもらうぜ。」
二人はそう話して、ワインを飲む。
レオンは、ワインを一口飲むと、理由を聞く。
レオン「……………その理由は?」
ギィ「はっ。相変わらず用心深いな。良いだろう。説明してやる。」
レオンがそう問うのを聞いて、ギィはあしを組み替えて、ワインを飲んで、説明する。
ギィ「今回の
レオン「カリオンが死んだというのも怪しい…………か?」
ギィ「なんだよ。分かってんじゃねえか。」
レオン「クレイマンはやり過ぎた。証拠を残さぬ様に、私への嫌がらせを行なってきていたが、今回は見過ごせん。カリオンの生死は別にしても、ミリムが動いたとなると厄介だ。」
ギィ「ふん。ミリムにとっては、いつもの遊びだろうが、魔王間のバランスが崩れるのは面白くない。俺の仕事が増えるしな。」
ギィは、クレイマンについては、小物だと思っていた。
それ故に、ミリムがクレイマンに賛同したのが気になるという事だ。
レオンは、ギィに聞く。
レオン「……………ミリムは、クレイマンに操られていると思うか?」
ギィ「ミリムの事を考えても無駄だ。俺の様に賢き者には、バカの考えは読めん。それが数少ない俺の弱点なのだ。」
レオン「ふん……………。」
ギィ「気になっているという事は……………レオンよ。お前も参加するんだな。」
レオン「そのつもりだ。馴れ合いは嫌いだが、今回は参加するしかないだろう。」
レオンがそう聞く中、ギィはそう答える。
ギィがそう聞くと、レオンは参加する旨を言う。
すると、ギィは立ち上がる。
ギィ「おお……………良かったよ。渋るなら、お前に俺を一晩抱かせてやろうかと考えていたんだが……………。」
レオン「遠慮する。」
ギィ「釣れないなぁ。」
ギィはそう言いながらレオンのそばに寄ると、レオンは即答する。
ギィはレオンの肩に手を置こうとすると、レオンはギィの手を止める。
ギィ「まったく釣れないな。」
ギィがそう言う中、レオンは手を下ろし、ギィが口を開く。
ギィ「リムルとレイトという奴らについて、何か知っているか?」
レオン「クレイマンが言うには、魔王を僭称しているそうだが、私としては、その二人に実力があるなら、何も問題ないと思っているよ。」
ギィ「魔王の資格があるという訳か。俺としては、ラミリスが興味を持つ者ならば、楽しめるんじゃないかと思っている。」
レオン「ラミリスか……………。あの妖精は苦手だ。会うたびに揶揄われる。何度絞め殺してやろうと思ったか。」
ギィの質問に、レオンはそう答える。
ギィがそう言うと、レオンは苦虫を潰した様な表情を浮かべ、そう吐き捨てる。
すると、ギィが笑う。
ギィ「ハハハッ……………!」
レオン「ん?」
ギィ「やめておけ。ラミリスを殺すなら、俺はお前の敵になる。」
レオン「……………だろうな。本気じゃない。お前に喧嘩を売っても、勝つ見込みが無いしな。」
ギィ「なんだつまらん。それに、そうでもなかろう。お前なら、百万回に一回くらいは俺を殺せるぞ?」
レオン「話にならん。私は確実に勝てる戦いにしか興味は無いんだ。」
ギィ「謙遜はよせ。俺を殺せる可能性を持つというだけで、十分に強者だよ、レオン。」
レオン「フッ。言われるまでも無い。貴様とミリムが別格なだけだ。」
レオンがそう言うと、ギィはそう言う。
そんな風に話して、ギィが自分の席に戻る中、レオンが思い出したかの様に言う。
レオン「別格と言えば……………暴風竜ヴェルドラが目覚めたそうだぞ。」
ギィ「ん?」
レオンがそう言うと、ギィは反応して、その近くに穴が開いて、そこから女性が出てくる。
???「あらあら。そのお話、とても興味深いですわね。」
レオン「……………そういえば、ここにも居たんだったな。四体しか存在しない竜種、その一体。白氷竜のヴェルザード。氷の女帝が。」
そう言って現れたのは、竜種のうちの一体、白氷竜のヴェルザードだった。
ヴェルザードは口を開く。
ヴェルザード「あら?私を忘れているなんて、相変わらず冷たい人ね。でも、顔を見せてくれて嬉しいわ。」
レオン「そうか?私も君の顔を見る事が出来て、良い目の保養になるよ。」
ヴェルザードとレオンは、そんな感じに話す。
すると、ギィが口を開く。
ギィ「ふっ。お前達は相変わらず仲が悪いな。レオンよ。我が相棒に嫉妬でもしているのか?」
レオン「ふざけるな。」
ヴェルザード「ウフッ。」
ギィが揶揄う様に言うと、レオンはそう言う。
ヴェルザードは、笑みを浮かべていたが、すぐに真面目な表情になり言う。
ヴェルザード「それで、レオン様。私の弟、ヴェルドラが目覚めたのですって?2年ほど前に反応が消えたから、消滅したと思っていたのだけど。」
ギィ「確かなのか?」
レオン「間違いない。」
ヴェルザードとギィの問いに、レオンはそう答える。
すると、ギィとヴェルザードは、疑問を口にする。
ギィ「だとしたら、何故あの邪竜は大人しくしている?自力でエネルギーを回復出来ぬほどに弱っているのか?」
ヴェルザード「それに、誰が封印を解いたのかしら?」
レオン「間者からの報告では、クレイマンの謀略が原因の様だぞ。」
ギィ「クレイマンか。」
レオン「ファルムス王国に働きかけ、リムルとレイトとやらが興した国を滅ぼそうとけしかけた様だ。」
ギィ「詳しいな、レオン。」
レオン「当然だ。貴様と違って、私は元人間だからな。」
ギィとヴェルザードの疑問に、レオンがそう答える。
ギィが感心して、レオンがそう答えると、レオンは説明を続ける。
レオン「そして、その戦場にヴェルドラが眠っていたらしい。消滅寸前だったヴェルドラは、大量の血を浴びて目覚めたというのが真相の様だな。」
ギィ「ふむ……………。」
レオン「ヴェルドラ復活の巻き添えを食って、ファルムス軍は消滅し、リムルとレイトは危機を脱したのだ……………という話だ。」
ヴェルザード「そういう事なのね。では、封印が解けたのは偶然?」
レオン「さあな。そこまでは分からない。」
ヴェルザード「そう。……………勇者の封印が不完全だった可能性もあるわね。」
レオンが説明を終えると、ヴェルザードはそう推測する。
そんな中、レオンが口を開く。
レオン「それもあるだろうが、もう一つ仮説を立ててみた。」
ヴェルザード「仮説?」
レオン「反応が消えていたというのが解せん。だが、何者かが作った亜空間に、封印ごと取り込まれていたとしたらどうだ?」
レオンはそんな仮説を言う。
その仮説は、ほぼ正解だった。
亜空間というよりは、リムルの胃袋な訳だが。
それを聞いたギィは笑う。
ギィ「面白い!それならば、誰かが封印を解いたという事になる!それはつまり、その何者かが、俺たちに匹敵する力を持っているという事になるな。」
レオン「あくまでも可能性だがね。ヴェルドラの消滅がおよそ2年前。ジュラの大森林に新たな勢力が台頭し始めたのもその頃だ。そしてそこの
ギィがそう言う中、レオンはそう言う。
ギィは、ラミリスからの連絡を思い出していた。
ラミリス『あのね!議題に上がるなら、自分達で話したいんだって!あと、ミリムの事が気になってるみたい。リムルとレイトも参加して良いでしょ?』
それを思い出したギィは、口を開く。
ギィ「なるほどな。それなら、確かに見極めねばなるまいよ。クレイマンの暴挙に、ミリムの不審な動き。リムルとレイトが魔王になった件、ヴェルドラの復活……………これが全て繋がっているのだとしたら……………ふっ。今度の
レオン「確かに。今度の
ギィがそう言うと、レオンも同調する。
そんな中、ギィはヴェルザードに聞く。
ギィ「……………にしても、ヴェルドラが大人しいのは何故だ?」
ギィの疑問を聞いたヴェルザードは、空を見つめる。
ヴェルザード「……………弱っているみたいね。反応が以前と比べ物にならないほど微弱だわ。」
ギィ「ふむ。」
ヴェルザード「でも、暴れ出さないのは不思議ね。あの子、暴れる事こそが生きる意味という感じだったのに。」
ヴェルザードはそう言う。
そんな中、レオンは立ち上がる。
レオン「まあ、それは私にはどうでも良い。貴様達がヴェルドラを仲間に引き入れたいなら、勝手にすれば良いさ。」
ギィ「もう行くのか?」
レオン「ああ。俺への用件は済んだのだろ?」
ギィ「まあ待て。そう慌てることも無いだろう?お前の本当の目的である”特定召喚”の目処は立ったのか?」
レオンが帰ろうとする中、ギィはそう言う。
レオンは立ち止まり、口を開く。
レオン「……………そっちはまだまだだ。邪魔も入ったしな。」
ギィ「邪魔だと?」
レオン「死を待つばかりだった子供達を救った奴らが居たそうだ。私が引き取る前にな。」
ギィ「ほう。」
レオン「そいつらは、各国が子供達を異世界から召喚する事に腹を立てたそうで、それぞれの国に対しても、圧力を加える可能性がある。なので、この実験は終わりだよ。」
ギィ「ふむ…………その邪魔者を消してしまえば良いのでは無いか?お前なら簡単だろ。」
レオン「はぁ……………その邪魔者こそ、今話題にしていたリムルとレイトなのさ。」
レオンは、ギィの質問にそう答える。
ギィがそう聞くと、レオンはそう答えて、ギィは驚く。
ギィ「なんだと?それは本当に偶然か?」
レオン「面白いだろう。だから私も、一度見ておきたかったのだ。」
ギィ「そうか……………!ますます興味が湧いてきた。もしかしたら、ミリムも俺と似た様な事を考えているのかもな。あいつはバカだが、妙に勘が鋭いからな。」
レオン「かもな。まあ、先ほども言った通り、今度の
ギィ「ふふっ。違いない。……………ところで、お前に情報を伝えている協力者とは、一体何者だ?」
ギィがそう言う中、レオンはそう答え、ギィも同調する。
どうやら、目をつけられた様だ。
ギィがそう聞くと、レオンは答える。
レオン「帝国の人間らしいが、詳しくは知らん。自分では商人と名乗っていたがね。」
ギィ「信用出来るのか?」
レオン「信用?する必要などあるまい。ただ利用しているだけだしな。」
ギィ「お前がそれで良いなら、俺に文句はない。だが、油断はするなよ。勝手に死ぬなど許さんぞ。」
レオンはそう答える。
ギィがそう言うと、レオンは驚いた表情を浮かべ、笑みを浮かべる。
レオン「フッ…………私を心配してくれるのか?珍しいな。安心しろ、ギィ。目的を果たすまでは死ぬつもりなどないさ。」
ギィ「それはまた……………お前にとって、その目的はそんなに大事なのか?」
レオン「ああ。……………私にとっては、この世の全てに優先するほどに。」
レオンはそう答える中、ギィはそう聞く。
レオンはそう答える。
その顔は、純粋な少年の様な笑みだった。
ギィ「そうか。嫉妬しそうだ。」
レオン「心にもない事を言うな。」
ギィ「フッ。」
レオン「忠告は素直に受け入れるさ。では、
ギィ「ああ。」
レオンとギィはそう話して、レオンは転移魔法で帰る。
ギィ「せっかちな奴だ。まあ、レオンらしいが。」
ヴェルザード「しかし、慎重なレオンにしては、隙が大きいですわね。こちらで探ってみますか?」
ギィ「やめておけ。要らぬ手出しをすれば、レオンの不興を買う。俺は友人に恨まれるのはごめんだよ。あいつが俺を頼ってきたら、その時手助けしてやれば良い。」
ヴェルザード「分かりました。」
ギィがそう言う中、ヴェルザードは調べようとするが、ギィに止められる。
ギィは、ヴェルザードに聞く。
ギィ「
ヴェルザード「そうですね……………あっ。いえ、やめておきましょう。弟が参加するならともかく、私は魔王には興味がありませんし。」
ギィ「そうか。では、留守は任せた。」
ヴェルザード「ええ。では、失礼します。」
ギィはヴェルザードを誘うが、ヴェルザードは断る。
ヴェルザードが去っていく中、ギィは呟いていた。
ギィ「面白い……………!数百年ぶりに胸の高鳴りを感じるよ。大きな変革の予感がする。
ギィはそう呟いていた。
今回はここまでです。
トレイニーさんが体を得たり、クレイマンが油断したり、ギィ達が登場したりしました。
いよいよ、ワルプルギスも近くなってきました。
ワルプルギスとクレイマンの軍勢との戦いは、漫画版を基準にして、アニメ版のやつも混ぜたりする感じでいこうかなと思っています。
クレイマンをあと少しでボコボコにします。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
クレイマンをどんな感じにボコボコにするのか、リクエストがあれば、活動報告にて受け付けています。
コラボに関しても、気軽にメッセージを送って良いです。