転生したらキメラだった件   作:仮面大佐

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第44話 大妖の再来

 三獣士達は、クレイマン軍の強敵と戦闘を開始していた。

 アルビスは、ヤムザの前に現れていた。

 ヤムザは、口を開きながら降りる。

 

ヤムザ「仕方ない。本気で相手をしてやるとするか。(ここを生き延びて、私は必ず返り咲く!)」

 

 ヤムザはそう言いながら降りると、そう思いながら、氷結の魔剣を抜刀する。

 そして、アルビスに話しかける。

 

ヤムザ「アルビスよ。獣王カリオン配下きっての魔人。勇猛なる三獣士の貴様なら、私との一騎打ちを引き受けてくれような?」

アルビス「ええ、良いですわよ。魔王クレイマン配下、五本指筆頭、氷結魔剣士ヤムザ殿。あなたに格の違いを教えて差し上げますわ。それこそが、クレイマンとカリオン様の格の優劣を証明するでしょう。」

 

 ヤムザとアルビスはそう話すと、お互いに睨み合い、かけだしていく。

 

アルビス「はぁぁぁぁ!!」

ヤムザ「ぐっ……………!ぬおおお!」

 

 アルビスが手に持ってる杖で攻撃する中、ヤムザも攻撃していく。

 お互いに互角。

 ヤムザとアルビスの鍔迫り合いで、周囲に火花が散る。

 2人は離れる。

 すると、ヤムザが笑う。

 

ヤムザ「ふっ。」

 

 ヤムザが笑った次の瞬間、アルビスの背後から、敵兵が現れる。

 

敵兵達「ハァァァァ!」

アルビス「バカめ!その様な下策が通用するか!!」

 

 敵兵が攻撃しようとする中、アルビスの目が光る。

 アルビスのエクストラスキル、《天蛇眼(ヘビノメ)》が発動する。

 これは、見た者にあらゆる状態異常をもたらす。

 それにより、敵兵は石化して、地面に落ちて砕け散る。

 だが、それにより、ヤムザから意識が離れてしまう。

 

ヤムザ(取った!)

 

 ヤムザはそう思いながら、攻撃を叩き込もうとする。

 すると、攻撃が阻まれる。

 

ヤムザ「なっ!?」

アルビス「あっ……………。」

???「そういう卑怯な作戦は、男らしくないっすね。」

 

 ヤムザとアルビスが驚く中、その声の主は、ヤムザとアルビスの間に降り立つ。

 

ヤムザ「ちっ…………!何者だ!?」

ゴブタ「ゴブタっすよ!こういう場合に備えて、隠れ潜んでいたっす!」

 

 そう。

 そこに居たのは、ゴブタだった。

 すると、アルビスの影から、 狼鬼兵部隊(ゴブリンライダー)達が現れる。

 

アルビス「あら?私にも内緒で?道理で何か変な気配を感じると思っていましたわ。」

ゴブタ「へへっ!紅丸さんから命じられていたんすよ!……………っていうか、最初からオイラ達に気付いてたっすよね?」

 

 アルビスがそう言うと、ゴブタはそう返す。

 ヤムザが口を開く。

 

ヤムザ「雑魚が!邪魔するな!!」

 

 ヤムザはそう言って、剣から魔法を放つ。

 ゴブタも、鞘の方から魔法を放つ。

 2人の魔法は拮抗して、砕け散る。

 

ヤムザ「この氷結の剣と同等の威力だと?雑魚のくせに生意気な……………!」

 

 ヤムザはそう言う。

 一方、ゴブタは。

 

ゴブタ(やばいっすね……………たまたま魔法だったから助かったけど、剣で突かれたら1発でアウトっすよ。これはもう、逃げても良いっすよね?)

 

 そんな風に思っていた。

 ゴブタは口を開く。

 

ゴブタ「敵の魔人達を掃討するっすよ!ヤムザは強いから、手を出しちゃダメっす……………ひっ!」

 

 ゴブタがそう言う中、ヤムザが攻撃を仕掛けてくる。

 ゴブタは、それを回避する。

 

ヤムザ(この私の攻撃を躱しただと!?)

ゴブタ(やばかったっす……………。)

 

 お互いにそんな風に驚いていた。

 すると、ヤムザが口を開く。

 

ヤムザ「フハハハハハ!」

ゴブタ「ん?」

ヤムザ「一騎打ちに助っ人を潜ませるとは、三獣士も落ちたものよ!」

ゴブタ「それじゃあ、自分は、この一騎打ちの立会人を務めるっす!(やったっす!これでこの危険な魔人と戦わなくても済みそうっすね!)」

 

 ヤムザがそう言うと、ゴブタはそう言う。

 ゴブタは、そんな風に考えていた。

 すると、アルビスが口を開く。

 

アルビス「あら。何なら、譲っても良いわよ。」

ゴブタ「いえいえ!ここは、自分が遠慮するんで!どうぞ、お好きに戦って下さいっす!邪魔して失礼したっす!」

アルビス「ふっ。」

 

 アルビスがそんな風に言うと、ゴブタはそう言って、他の魔人の掃討に入る。

 アルビスとヤムザは、お互いに向かい合う。

 竜を祀る民の神官戦士団と、スフィア達の方は、ガビルはヘルメスと、トリシューラはトートと応戦していた。

 

ヘルメス「くっ……………!」

トート「この……………!」

ガビル「我輩達の……………。」

トリシューラ「勝ちだ!」

 

 ヘルメスとトートが2人の攻撃を捌く中、ガビルとトリシューラはそう言って、それぞれの武器を、相手に突きつける。

 それを見ていたミッドレイが口を開く。

 

ミッドレイ「お。あの龍人族(ドラゴニュート)に、龍人族(ドラゴニュート)の悪魔、なかなかやるのう!ヘルメスとトートを倒すとは!」

ヘルメス「ちょっ!?ミッドレイ様!?」

トート「笑ってないで助けて下さいよ!?」

ミッドレイ「バカめ。貴様らの負けじゃい。そこで大人しく反省しておれ。」

 

 ミッドレイがそう言うと、ヘルメスとトートが助けを求める。

 だが、ミッドレイはそう一蹴する。

 そんな中、スフィアが叫ぶ。

 

スフィア「俺を……………無視してんじゃねーよ!!」

ミッドレイ「無視などしておらんよ。」

 

 スフィアはそう叫びながら、ミッドレイの方に向かい、攻撃をする。

 だが、ミッドレイは慌てずにそう言って、一本背負いをする。

 

スフィア「ぐぅ……………!」

ガビル「スフィア殿!」

トリシューラ(半人半獣化した三獣士を、ああも手玉に取るとは……………!)

 

 スフィアが地面に叩きつけられる中、ガビルとトリシューラはそんな風に反応する。

 すると、ミッドレイが話しかける。

 

ミッドレイ「さあ、立て。貴様の様に投げ甲斐のある相手は久々だ。」

スフィア「くっ……………!テメーみたいなのがクレイマン軍に居たとはな……………。てっきり、ヤムザとかいう野郎が一番なのかと思ったぜ。」

 

 ミッドレイがそう言う中、スフィアはそう言う。

 すると、ミッドレイが口を開く。

 

ミッドレイ「ヤムザ……………ヤムザ殿ね。あの御仁もそれなりではあったが、比べられては釈然とせぬな。こう見えてワシ、ミリム様の組手(あそび)相手になれるんじゃからのう。」

スフィア「ミリ……………え?」

ガビル「ま、まさか、魔王ミリム様であるか!?」

トリシューラ「という事は、あんたらが竜を祀る民って事か。」

 

 ミッドレイがそう言うと、スフィアは驚き、ガビルとトリシューラはそう言う。

 

ミッドレイ「いかにも。我らは竜を祀る民。神官長ミッドレイとは、ワシの事よ!」

ヘルメス「いや、そりゃ知らんでしょ。」

トート「皆ご存知みたいに言われても。」

ガビル「はっ!?」

トリシューラ「いつのまに……………。」

 

 ミッドレイがそう言う中、ヘルメスとトートはそう突っ込む。

 ガビルとトリシューラは、いつの間に脱出していた事に驚いていた。

 ガビルは、ミッドレイに話しかける。

 

ガビル「竜を祀る民……………戦う前から感じていたのであるが、貴殿達はもしや……………。」

ミッドレイ「気づいていたか。さすが、同族よな。」

トリシューラ「…………………。」

ミッドレイ「我らはガビル殿と同じく、龍人族(ドラゴニュート)。違うのは、蜥蜴人族(リザードマン)からの進化ではなく、ドラゴンが人化し、人と交わったその末裔という点だろうな。」

ヘルメス「まあ、本来の姿に戻れる者なんて、殆ど居ないし、ほぼ人間と変わんないすけどね。」

トート「竜体変化とか、竜戦士化とか、誰も獲得してませんからね。」

ガビル「なんと……………。」

 

 ガビルがそう言う中、ミッドレイ、ヘルメス、トートはそう説明する。

 それを聞いていたスフィアが口を開く。

 

スフィア「……………ほぼ人間、か。確かに、アンタの強さは、魔素の多さってより、鍛え上げられた技って感じだ。」

ミッドレイ「ほう……………よく見ておる。その通り。多くの魔人は、とかく魔素量の大小で、その”格”を測りたがる。確かに、目安にはなるだろう。だが、生来の強さに頼り切った強さなど、たかが知れている。真の強さとは、目に見えぬものなり!!技量(レベル)こそが、唯一無二の確かなる指標よ。人間であろうと、魔人であろうとな。」

 

 スフィアがそう言う中、ミッドレイはそう熱弁する。

 それを聞いたスフィアは、笑みを浮かべる。

 

スフィア「……………なるほどな。勉強になったぜ。つまり、俺はもっと強くなれるって事だ。」

ミッドレイ「そうとも。実に将来有望。さて、中々に気の合う相手と分かったものの、ここは戦場で、ワシらとお主らは取り敢えず、敵同士。どうするかね?」

スフィア「決まってるだろ。続きだ。」

 

 スフィアがそう言うと、ミッドレイも笑みを浮かべながらそう言う。

 そうして、戦闘が続行される。

 一方、アルビスとヤムザは、戦いを続けていた。

 クレイマン軍、ユーラザニア軍、 狼鬼兵部隊(ゴブリンライダー)たちは、それを見ていた。

 その周囲には、冷気が漂っていた。

 2人が下がる中、ヤムザは口を開く。

 

ヤムザ「はははっ!流石は三獣士。この私と互角とは恐れ入ります。だが、これで私の勝利は確定した!」

アルビス「何ですって?」

ヤムザ「ふん。切り札がこの魔剣だけだと思ったか?あなたは確かに強い。この私と互角なのだ。それは認めよう。しかし、私が2人いればどうかな?」

 

 ヤムザは笑みを浮かべながらそう言う。

 すると、ヤムザの腕についた腕輪が光りだす。

 そこから、もう1人のヤムザが現れる。

 

アルビス「…………………。」

ヤムザ達「魔宝道具(アーティファクト)鏡身の腕輪(ドッペルゲンガー)だよ。」

ゴブタ「そんなのアリっすか!?」

ヤムザ達「どうだ?私の軍門に下るのならば、命は助けてやっても……………。」

アルビス「それで?」

ヤムザ達「なに……………!?」

 

 ヤムザは、魔宝道具(アーティファクト)を使って、もう1人のヤムザを生み出したのだ。

 それを見たゴブタがそう言う中、ヤムザは降伏を促すが、アルビスは一蹴する。

 

アルビス「所詮はクレイマン如きに仕える魔人ね。お粗末な切り札です事。」

ヤムザ達「ぬぅぅぅ……………!」

ヤムザA「ならば……………!」

ヤムザB「死ね!」

 

 アルビスはそう言う。

 それを聞いた2人のヤムザは、アルビスに攻撃を仕掛けようとする。

 だが、アルビスは慌てずに手に持つ杖を空に掲げる。

 すると、アルビスに向かって落雷が落ちてくる。

 

ヤムザ達「ぬわっ!?ぐぅぅ…………!」

 

 ヤムザ達が怯む中、アルビスの姿が変わっていた。

 アルビスに帯電している雷は、獣王国の戦士団達の方にまで向かってくる。

 

ゴブタ「ちょっ!アルビスさん!電気漏れてるっすよ!?味方も居るっす!見えてるっすか!?」

アルビス「許可は出すので、さっさと退避しなさいな。こうなると手加減出来ませんの。」

ゴブタ「言われなくてもそうするっすよ!総員退避!!」

 

 ゴブタがそう叫ぶと、アルビスはそう言う。

 ゴブタは、退避命令を出し、撤退する。

 獣王国の戦士団も避難して、その場に残ったのは、アルビスとヤムザとクレイマン軍のみだった。

 

兵士「バカめ!たった1人で我ら全員と相手をするだと!?」

兵士「舐められた物だ!うおおおぉ!」

 

 兵士達はそう言うと、アルビスの方に向かう。

 すると、アルビスの角から、雷が放出される。

 その雷に当たった者は、消し炭になったり、石化したりしていく。

 

アルビス「ハハハハハハハ!死ね!愚か者どもよ!!」

 

 アルビスがそう言う中、クレイマン軍の兵士たちは、あっという間に全滅した。

 

ヤムザ達「き、貴様ぁぁぁぁぁ!!」

 

 2人のヤムザはそう叫びながら、アルビスの方に向かう。

 だが、左腕を石化されたり、分身を石化されたりして、一方的だった。

 

ヤムザ(三獣士筆頭、黄蛇角アルビス。主に指揮を担い、後方支援を得意とすると聞いていたが………………完全に見誤った。これほどとは……………。)

 

 ヤムザはそう思った。

 しばらくすると、ヤムザは戦闘不能状態になった。

 そんなヤムザに、アルビスが話しかける。

 

アルビス「降伏せよ。さすれば捕虜として、命だけは保証して差し上げましょう。」

ヤムザ「こ、降伏する。貴様の申し出を……………。」

クレイマン「私がそれを許すはずがないだろう?」

 

 アルビスの申し出に、ヤムザは答えようとすると、ヤムザの頭に、クレイマンの声が響く。

 すると、右腕が動き出す。

 

ヤムザ(麻痺して動かぬ右腕が勝手に…………!?)

 

 ヤムザが驚く中、その右手には、宝珠があった。

 

ヤムザ「(なんだ、この宝珠は。こんな物を持ってきた覚えは………。)っ!?ま、まさか!?や、やめろ!お止め下さい!クレイマン様ぁぁぁぁぁ!!」

アルビス「?」

 

 ヤムザは、見覚えのない宝珠を見てそう考えていたが、すぐに察しがつき、そう叫ぶが、右腕はヤムザの口に向かう。

 それを見て、アルビスは首を傾げる。

 

ヤムザ「あが……………っ!!(信頼されてなどいなかった。所詮私も、あの方の傀儡の一つに過ぎな……………。)」

 

 ヤムザは宝珠を飲み込む直前、そう悟る。

 だが、宝珠を飲み込み、その場に倒れる。

 

アルビス「一体、どうしたと言うのです!?」

 

 アルビスが困惑する中、倒れたヤムザの肉体が膨張する。

 アルビスが下がる中、その膨張したヤムザだった物から、触手が伸び、クレイマン軍の死体や、氷結の魔剣を取り込み、大きくなっていく。

 他の場所でも、その異変に気付いた者がいた。

 

ミッドレイ「っ!?一時休戦だ!まずいぞ、あの気配は……………!!」

 

 スフィア達と戦っていたミッドレイがそう叫ぶ。

 一方、フットマンとティアと戦っていたフォビオ達も気づく。

 

フォビオ「嘘だろ……………。」

ゲルド「この気配は。」

グルド「まさか……………!」

 

 フォビオ達もそう言う。

 一方、アルビス達の方は。

 

アルビス「これは……………!?暴風大妖渦(カリュブディス)……………!!」

 

 アルビスはそう言う。

 そう。

 そこに現れたのは、以前、テンペストに襲ってきた暴風大妖渦(カリュブディス)だったのだ。

 それも、二体。

 

ゴブタ「あれ、知ってるっす!魔法が効きづらい激ヤバなサメ親分っすよ!!皆で戦ったっす!!」

アルビス「それも二体とは…………!(ヤムザ)の分身の影響か!」

 

 ゴブタがそう叫ぶ中、アルビスはそう分析する。

 ヤムザの鏡身の腕輪(ドッペルゲンガー)も取り込んだ影響で、二体に増えたのだ。

 一方、紅丸の方に、大道克己が来ていた。

 

克己「よお、紅丸とやら。」

紅丸「大道克己…………だったな。」

克己「大物が二体も出てきたが、片方は俺に任せてもらおうか。雑魚ばかりで退屈してたんだ。」

紅丸「好きにしろ。俺も、レイト様から与えられたこれを使うか。」

 

 克己がそう話す中、紅丸はそう言う。

 そして、ナスカメモリを取り出して、起動する。

 

ナスカ!

 

 ナスカメモリを起動して、メモリが紅丸の中に入る。

 すると、紅丸はナスカ・ドーパントに変身する。

 だが、ナスカ・ドーパントとしての姿が変わっていく。

 青から赤、そして、黒に。

 ナスカ・ドーパントは、変身者によって、姿を変える。

 園崎霧彦のナスカ・ドーパントに、園崎冴子のRナスカ・ドーパント。

 だが、紅丸のナスカ・ドーパントは、冴子のRナスカ・ドーパントを超え、さらなる姿になる。

 その姿自体は、ナスカ・ドーパントやRナスカ・ドーパントと変わらないが、黒に赤の差し色が入った姿になる。

 のちに、C(クリムゾン)ナスカ・ドーパントという名前が付けられた。

 2人は、暴風大妖渦(カリュブディス)の方に向かう。

 一方、アルビスは。

 

アルビス「………っ!(この巨体に、天蛇眼(ヘビノメ)は効かないわね。)忌々しい!クソッタレのクレイマンめーーーーっ!!」

 

 アルビスは、天蛇眼(ヘビノメ)が効かない事を悟り、そう毒づきながら、雷を放つ。

 だが、効いてないように見えた。

 

アルビス「(ダメだ。再生能力が高すぎる!致命傷を与えられない。このままでは、全滅する!)くそっ!逃げられる者だけでも逃すしか…………!」

紅丸「命令違反だぞ、アルビス。勝てぬと思ったら退けと言っただろ。」

 

 アルビスがそう考える中、思念伝達で紅丸の声が響く。

 すると、暴風大妖渦(カリュブディス)の周囲に出ていた吹雪が消える。

 

紅丸「ふっ!」

克己「はあっ!」

 

 紅丸と克己は、お互いの武器で、暴風大妖渦(カリュブディス)の一部を切断する。

 暴風大妖渦(カリュブディス)の一部は、黒炎と蒼炎に阻まれ、再生出来ずにいた。

 

アルビス「えっ……………!?(斬った!?その上、黒炎と蒼炎で再生を防いでいる!?)」

 

 アルビスは、それを見て驚いていた。

 ちなみに、克己は、マキシマムドライブ以外でも、エターナルエッジに蒼炎を纏わせる事が出来るようになっていた。

 

紅丸「暴風大妖渦(カリュブディス)。今の俺の力を試すのに丁度いいんだがな。そんな場合ではないし、さっさと終わりにしよう。」

克己「さあ、行くぜ。」

 

 紅丸と克己がそう言いながら、必殺技の準備を始める。

 克己は、T3エクストリームメモリを取り出す。

 

エクストリーム!

 

 そして、そのメモリをマキシマムスロットに装填する。

 

エクストリーム!マキシマムドライブ!

 

 エクストリームのマキシマムドライブを発動して、エターナルエッジにエターナルメモリを装填する。

 

エターナル!マキシマムドライブ!

 

 克己は、ツインマキシマムを発動して、大きくジャンプする。

 紅丸は、手を翳す。

 

紅丸「悪いな。完全体になってから遊んでやりたかったがな。消えろ。黒炎獄(ヘルフレア)!」

克己「ハァァァァァ!」

 

 紅丸は黒炎獄(ヘルフレア)を発動して、暴風大妖渦(カリュブディス)を飲み込む。

 克己は、エターナルエッジに凄まじい蒼炎を纏わせて、そのまま斬撃する。

 2人の攻撃で、暴風大妖渦(カリュブディス)はあっという間に消し炭になる。

 それを見ていた周囲の人たちは、唖然としていた。

 

アルビス「……………嘘でしょう?」

紅丸「終わりだ。」

克己「さあ……………地獄を楽しみな!」

 

 アルビスがそう呟く中、紅丸と克己は、そんなふうに言う。

 かつて、苦戦した相手である暴風大妖渦(カリュブディス)は、この2人には無力だった。




今回はここまでです。
漫画版の区切りに合わせました。
カリュブディスも、強いはずですが、新たな力を得た紅丸と克己の前には、無力でした。
克己も、ツインマキシマムを使いこなしていましたし。
次回は、クレイマン軍との戦いの後始末、ワルプルギスでの出来事、ジスターヴでの戦闘になります。
レイトも久しぶりに登場します。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
転キメや、他の転スラの小説でも、11月1日に配信されるコリウスの夢のストーリーはやります。
ちなみに、転キメの場合は、リムルが三上悟になるのに対して、レイトは大谷希望になります。
リクエストがあれば、目次のリンクからその活動報告にて、リクエストを受け付けています。
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