俺たちが魔王になった直後、ユウキ達の方では。
フットマン「嘘だ!そんな事があるわけが無い!嘘だと言ってください!カザリーム会長……………!」
フットマンは信じられないと言わんがばかりにそう叫ぶ。
すると、カザリームが口を開く。
カザリーム「クレイマンとの繋がりが途絶えた。俺の子とも言えるあいつの魂を感じない。認めたくないけれど……………本当の…………死だ。」
ティア「うっ…………!ううっ…………!」
ユウキ「僕の失策だよ。魔王達を舐めてた。もっと慎重に行動を起こすべきだったんだ。」
カザリームがそう言うと、ティアは泣き出して、ユウキはそう言う。
すると、ラプラスが口を開く。
ラプラス「それを言うんやったら、提案したのはワイや。まさか、こないな事になるなんてな。」
ティア「で、でもさ、ラプラスが無事でよかったよ!ヴァレンタインって、昔、会長と互角だった魔王でしょ?よく勝てたよね!」
ラプラスがそう言う中、ティアはそう言う。
すると、ラプラスが口を開く。
ラプラス「……………
ティア「えっ……………?」
フットマン「ラプラス!そんな言い方は無いでしょう!?」
ラプラス「事実や。忠告無視して、弱いくせに調子に乗るから、アイツは死んだんや。」
フットマン「あなたという人は……………!!」
ラプラスはそんな風に言う。
クレイマンを侮辱するような言葉を聞いたティアが唖然とする中、フットマンはそう言う。
ラプラスがそう言うと、フットマンはラプラスを殴る。
ラプラス「何や……………?やる気か、フットマン?ええで!相手したるわ!!」
ラプラスは、自分を殴ったフットマンを睨むと、戦闘が始まろうとしていた。
すると、カザリームが口を開く。
カザリーム「やめろ、お前達!……………悲しいのは、皆同じだ。」
ユウキ「そうだね。1人で悪役になるなんて、らしく無いぜ。そういうのは、雇い主である僕の役目だ。」
フットマン「そうだったんですか。すみませんね、ラプラス。」
ラプラス「それはええけど……………バラされたらカッコつかんやんけ……………。」
カザリームがそう言うと、ユウキはそう言う。
ラプラスは、自分1人で悪役になろうとしていたのだ。
フットマンが謝る中、ラプラスは恥ずかしそうにする。
すると、カザリームが口を開いた。
カザリーム「あの場所で何が起きたのかは分からん。だが、魔王ヴァレンタインの言い分では、クレイマンが死んだのは間違いないらしい。」
ラプラス「ワイが聞き出せれば良かったんやけど……………。」
カザリーム「いいえ。あなただけでも無事で良かったわ。」
カザリームがそう言うと、ラプラスは申し訳なさそうにそう言う。
カザリームは、そんなラプラスを労う。
それから、今後の方針について、話し合うことにした。
カザリーム「……………しかし、厄介なことになったな。」
ユウキ「まあね。クレイマンに預けてあった拠点、軍勢、財産、宝石。その全てを失った。大損害だよ。」
ティア「えっ?どういう事?魔王達にクレイマンが殺されちゃったのが事実だとしても、本拠地は無事でしょ?」
フットマン「確かに、軍勢も崩壊しましたが、まだ巻き返しも可能でしょう?」
カザリームとユウキがそう言うと、ティアとフットマンはそう聞く。
すると、ユウキが口を開く。
ユウキ「それが、今日集まってもらった本題なんだよ。」
カザリーム「クレイマンに預けてあった俺の拠点も、昨日一晩で落とされちまったのさ。」
ラプラス「何やて!?」
カザリーム「信じられないことに、あのスライムとキメラは、ごく少数の配下を差し向けていたのよ。」
ティア「嘘っ!?」
フットマン「バカな!?それでは、あの戦場で見た魔人達が全戦力ではないと?」
ユウキとカザリームがそう言うと、ラプラス達は驚いた。
あの戦場だけでなく、本拠地にまで戦力を入れる事が出来る余裕があるという事を。
フットマンがそう聞くと、カザリームは口を開く。
カザリーム「そう。あのスライムとキメラは、戦場を囮にして、本拠地を叩く作戦に出たという事。」
ユウキ「だからさ、今後の方針について、計画を見直そうと思うんだよ。今は我慢の時か。世界征服という野望を達成する為にはね。」
カザリームはそう言う。
ユウキ達は、俺たちの仲間にNEVERの面々や、鳴海荘吉といった仮面ライダー達がいる事は知らなかった。
ユウキがそう言うと、カザリーム達が口を開く。
カザリーム「賛成よ。私達は、少しばかり増長してしまっていたようだ。」
ラプラス「せやな……………。」
ティア「うん……………。悔しいけど、今焦っても失敗しそうな気がするよね。」
フットマン「納得したくはありませんが、我慢すべきなのでしょうね。」
カザリーム達は、ユウキの言葉に同意する。
焦って、クレイマンの仇を討とうとしても、失敗する事は目に見えていたから。
すると、ユウキがある事を言う。
ユウキ「とはいえ……………やられっぱなしは癪だよね。クレイマンから全てを奪ったあのスライムとキメラには……………少しばかり仕返しをしておこうと思うんだ。」
ティア「えっ?でも今……………しばらく大人しくしようって……………?」
ユウキ「手は出さないけど、口は出してもいいだろう?」
カザリーム「何をする気なんだ?」
ラプラス「やれやれ。また何か悪巧みでっか?」
ユウキはそう言う。
それに対して、ティア達が首を傾げたりする中、ユウキは悪い笑みを浮かべながら口を開く。
ユウキ「少し……………仕掛けてみようと思う。」
果たして、ユウキは何を仕掛けようと言うのか。
一方、神聖法皇国ルベリオス。
その街の中を、ヒナタが歩いていた。
神聖法皇国ルベリオスは、管理を神に完全に委ねる事で、完全な平等性を実現していた。
弱者が強者に搾取されず、誰もが笑顔で、自由もない事に不満も疑問も抱かない。
ヒナタ「……………ほんの少し、違和感…………かな。」
ヒナタはボソッとそう呟いた。
ヒナタは、ルベリオスの真相を知っているからだ。
神ルミナスの正体は、魔王ルミナス・バレンタイン。
ヒナタは、ある人の言葉を思い出していた。
シズ「道に迷った時は、私を頼ってほしい。」
シズさんと別れた際、シズさんはヒナタにそう告げた。
ヒナタ(あの人のやり方は手ぬるすぎた。それに、これ以上あの人に甘えていては、自分がダメになる。)
ヒナタがシズさんから離れたのは、それが理由だった。
そして、西方聖教会に入った理由は、自分を強くしてくれると思ったから。
ヒナタは西方聖教会に入り、一年でホーリーナイトになり、二年で聖騎士団長となった。
だが、ヒナタの西方聖教会での地位が上がるにつれて、西方聖教会の実態が見えてきたのだ。
ルベリオスの法王であるルイ・ヴァレンタイン。
彼の正体が
ヒナタ『ふざけた話だわ。これがルミナス教の本質だなんて。私が聖騎士になったのは…………こんな馬鹿げた
それを知ったヒナタは、2人に戦いを挑んだ。
ヒナタは、ロイとルイの2人と戦い、重傷を負いながらも、ロイとルイの2人を倒したのだ。
ヒナタ(こ、ここまでか……………。けれど、これで一つの邪悪を滅ぼせた……………。)
ヒナタはそう思うと倒れてしまう。
ヒナタとしても、限界を迎えたのだ。
すると、足音と共に、声が聞こえてくる。
???「妾の寝所まで騒がしいぞ。一体何をしているのじゃ?」
そんな声が聞こえてきて、ヒナタはその声がした方を向く。
そこには、銀髪で青と赤のオッドアイの女性がいた。
ルミナスだ。
すると、ルミナスが口を開く。
ルミナス「2人とも、妾を置いて死ぬ事など許さぬ。」
ルミナスはそう言うと、オーラを出して、そのオーラがロイとルイを包み込む。
すると、絶命していたはずの2人が何もなかったかの様に蘇った。
それを見たヒナタは絶句した。
自分のした事が何の意味もなかった事に。
すると、ルミナスはヒナタに話しかける。
ルミナス「お前もよ、人間。驕った考えを抱いたまま死ぬでない。」
ルミナスはそう言うと、ヒナタの顔を両手で包み込む。
ルミナス「正義とは何ぞや?悪を挫く事か?仮にそうだとして……………妾の行いが悪かどうか、それを矮小な身で勝手に判断するとは何様じゃ。全ての自由意志を満足させる正義などない。それを行えると考える方が傲慢であろうよ。違うか?」
ルミナスはそう言うと、光を放つ。
すると、ヒナタの傷はあっという間に治癒された。
ヒナタが驚く中、ルミナスは口を開く。
ルミナス「一週間やろう。妾の腹心達を倒せるお前なら、”七曜の試練”を乗り越えられよう。その時こそ、妾も本気で相手をしてやろうぞ。」
ルミナスはそう言った。
その後、一週間でヒナタは、ユニークスキル”
そして、ヒナタはルミナスに敗北して、ルミナスに降った。
そして、人間が幸せであればあるほど、その生気は美味なものとなる。
ヒナタは、ルミナスのため、その理想郷を守ると決めた。
ヒナタは、奥の院へと向かう。
すると、ある男が話しかけてきた。
???「待っていたよ、ヒナタ。」
ヒナタ「何の用かしら?ロイ・ヴァレンタイン。…………いえ、ルイだったかしら?」
ルイ「仮にも同志に対して、興味がないにも程があるな。私はルイだよ。法皇役のね。」
ヒナタ「仕方ないでしょ。ロイも聖地では法衣を纏うし。あなた達双子のどっちがとっちでも、私の役目が変わるわけではないもの。」
その男は、ルイだった。
ヒナタがそう言うと、ルイが口を開く。
ルイ「昨夜、ロイが殺された。」
ヒナタ「……………冗談?」
ルイ「冗談で弟を殺すほど、悪趣味ではないよ。深夜に何者かが聖神殿に侵入したのは知っているだろう?」
ルイの言葉にヒナタがそう聞くと、ルイはそう聞く。
ヒナタ「ええ。見つけたのは私だもの。すぐ逃げに回ったから、陽動の可能性が高いと思ったのだけど。」
ルイ「確かに、そうであれば、追跡は相手の思う壺だろうな。だが、侵入者は
ヒナタ「そう……………。(ロイは決して弱くない。偽りの称号であれ、魔王を名乗るに足る能力を持っていた。つまり、あの道化は
ヒナタがそう言うと、ルイはそう言う。
ヒナタは、ラプラスがそれくらいの実力者である事を考えた。
ヒナタ「まあいいわ。ルミナス様が無事だったのなら、問題ないもの。」
ルイ「問題ならあるとも。脅威として暴れさせていたロイが死んだ。信仰心が薄れる可能性がある。ところで……………暴風竜ヴェルドラが復活したというのに、ジュラの大森林は安定している様だな。」
ヒナタ「そうね。邪竜に関しては知らないけど、森が安定しているのは、あのリムルとレイトを私が逃してしまったからでしょう。」
ヒナタがそう言うと、ルイはそう言い、ヒナタはそう言う。
どうやら、俺の生存に気付いた様だ。
ルイ「ファルムス王国の軍勢が滅ぼされたのは間違いなさそうだ。厄介な相手だった様だな。」
ヒナタ「
ルイ「同郷だと訴えられ、手心でも加えたかね?」
ヒナタ「まさか。ルミナス様の目的と、あのスライムとキメラの目的は一致しない。だから彼らの言い分など聞かず、あの街を排除しようとしたのに……………。」
ルイ「……………天使が動く、か。」
ルイがそう言い、ヒナタがそう言うと、ルイはヒナタを嘲笑いながらそう言うと、ヒナタはそう言う。
天魔大戦。
五百年周期で起こるその大戦は、
彼らの目標は発展した都市。
理由は不明でも、標的にされる条件は明確であるが故に、文明の発達に歯止めをかけさせる世界共通の厄災と言えた。
ヒナタ「ええ。あのままの勢いで街を発展させたら、間違いなく動くわ。」
ルイ「それは面倒だ。次の天魔大戦では、完全勝利を目指したいものだしね。」
ヒナタ「そうね。その為にも時期が早まるのは困るのよ。」
ヒナタとルイはそう話す。
すると、ルイが口を開く。
ルイ「考えてみると、君が失敗したのは結果的には良かったのかもしれない。」
ヒナタ「どういう意味かしら?」
ルイ「ジュラの大森林に出現した脅威。これに対し、西側諸国は一丸となるだろう。ロイが死んだ今、人類共通の敵として、活躍してくれると思わないか?」
ヒナタ「そう上手くいくとは思えないのだけど。(ジュラの大森林が安定するのは好ましいし、人類との共存を望むのなら、それはそれで好都合かも。でも。)」
ルイがそう言うと、ヒナタはそう聞く。
ルイは、ロイの代わりに俺たちが人類共通の敵として、動いてくれることを期待している旨を語った。
すると、ヒナタは気になる事があるのか、口を開く。
ヒナタ「私に情報を持ち込んだ東の商人だけど……………昨夜も会う約束があったのよ。」
ルイ「ほう?タイミングのいい事だな。」
ヒナタ「ええ。あの商人は私を利用しようとしていた……………だとすれば、リムルとレイトという存在を消さなかったのは、正解だったのかもね。負け惜しみだけど。」
ルイ「我らの準備が整うまでは、あの地を東に対する防波堤とするのが好ましいと思うが。それもこれも、あのリムルとレイトとやらが、
ヒナタ「そうね。果たして、無事でいられるかしら。」
ヒナタが東の商人の事を明かすと、ルイはそう言う。
2人はそう話す。
ルイ「時期にルミナス様がお戻りになられる。慌てずとも、結果は明らかになるだろうとも。」
ヒナタ「あなたの弟が死んだとお伝えするのは、憂鬱だけど。」
ルイ「荒れるだろうな。」
ヒナタ「私と違って、あの方は優しいから。」
ルイ「うむ。それを言うなら、私も優しくないな。弟が死んだというのに、まるで悲しい気持ちにならない。」
ルイとヒナタはそう話す。
その後、ルミナスが帰還してきて、ヒナタとルイから、ロイが死んだ事を聞いた。
ルミナス「……………そうか。ロイが…………。馬鹿な子。」
ルイ「して、
ルミナス「……………っ!」
ルミナスがそう呟くと、ルイはそう聞く。
すると、ルミナスは苦虫を潰したかの様な表情を浮かべると、
俺とリムルがクレイマンを討ち破り、魔王として認められた事などをだ。
ルミナス「……………というのが、昨夜の
ルミナスは、ヴェルドラへの恨みを言う中、ロイに対してそう言う。
すると、ヒナタが口を開く。
ヒナタ「申し訳ありません。私が侵入者を取り逃したばかりに……………。」
ルミナス「…………良い。其方は復活した暴風竜に備え、聖地の防衛に徹したまで。責めを追うべきは妾であろう。」
ルイ「いいえ。弟がルミナス様の期待に応えられなかった結果です。どうか、お気に病まれませんよう。」
ヒナタがそう謝る中、ルミナスとルイの2人はそう言う。
ルミナスは少し黙ると、口を開く。
ルミナス「…………今は喪失を嘆いている時ではないな。邪竜は復活し、リムルとレイトという新たな魔王が誕生した。その対策を考えねばならぬ。奴らとの関係は、今後のルベリオスの在り様を決めるだろう。忌憚のない意見を述べよ。」
ヒナタ「はい。」
ルイ「心得ております。」
ルミナスはそう言うと、ヒナタとルイも頷く。
そうして、話し合いが始まった。
ヒナタ「そのヴェルドラとやらを、私が始末して参りましょう。」
ルミナス「………………ヒナタよ。其方は確かに強くなった。じゃが、魔王リムルと魔王レイトはともかく、ヴェルドラには勝てん。」
ルイ「その通りだよ、ヒナタ。あの邪竜は、それだけ凄まじい存在なのだ。」
ヒナタ「しかし、勇者によって封印されたのでしょう?」
ヒナタは、自分がヴェルドラを始末する事を提案した。
すると、ルミナスとルイはそう言う。
ヒナタがそう言うと、ルミナスは口を開いた。
ルミナス「よいか、ヒナタよ。アレは意志を持つ自然エネルギーと思え。並の剣では切れず、魔法は通用しない。そして、奴が暴れたその衝撃波は、下手な魔法以上の破壊力を伴い、地上を蹂躙するのじゃ。」
ルイ「あれは悪夢でした。
ルミナス「ルイよ、思い出させるでない。あの美しかった城も、今は記憶の中にしか存在せぬのだ。」
ルイ「ええ……………。」
ルミナスは青筋を浮かべながらそう言うと、ルイはそう言う。
2人がそう話しているのを見ていたヒナタはある事を思っていた。
ヒナタ(それでも万が一の時は、私が斬る。)
ヒナタは、そんな決意を胸にしていた。
すると、それに気づいたルミナスが話しかける。
ルミナス「ヒナタよ。妾は其方まで失いたくない。自重せよ。」
ヒナタ「はい。」
ルミナスがそう言うと、ヒナタはそう頷く。
そんな中、ヒナタは考えていた。
ヒナタ(リムルとレイトを魔物と断じて、会話を無視したのは失敗だったかもしれない。教義を守る意味でも、対応が間違っていたのだと思いたくない。でも、それすらも東の商人の意図なのだとしら……………忌々しいわね。もしかしたら、内通者が。)
ヒナタは、西方聖教会の内部に内通者がいる可能性を考えた。
そして、ヒナタはルミナスに話しかける。
ヒナタ「それでは、新たに魔王になったリムルとレイトは……………。」
ルミナス「放置する他なかろうよ。幸いにも、神敵とする触れを出しておらぬだろう?」
ヒナタ「ですが……………。」
ルミナス「何か問題でもあるのか?」
ヒナタがそう聞くと、ルミナスはそう言う。
ヒナタが何かを言いかけると、ルミナスは話す様に促す。
ヒナタは、話を始める。
ヒナタ「あの魔物達が開発中の都市や街道が、天使の侵攻を早める可能性があります。」
ルミナス「ああ……………それがあったわ。」
ヒナタは先ほど、ルイと話した様に、天魔大戦が早まる可能性がある事を指摘した。
ルミナスは、考えると口を開く。
ルミナス「羽虫に煩わされるのも鬱陶しいが、リムルとレイトと暴風竜ヴェルドラを敵に回す方が厄介よな。それに、あの者たちが目立ってくれれば、羽虫共の標的になってくれるであろう。今は考えても仕方あるまいよ。」
ヒナタ「魔物は人類共通の敵というルミナス教の教義は、あの街が根本から覆す可能性がありますが……………。」
ルイ「邪悪な魔王として、我らの共犯者になってもらうのは?」
ルミナスは、天魔大戦に関しては、対応は後にすることにした。
ヒナタとルイがそう聞くと、ルミナスは断言する。
ルミナス「無理じゃな。あのリムルとレイトとやら、楽しく過ごせる国を造りたいそうじゃ。それには、人間の協力が必要不可欠だから自分たちが守ると、大見得を切りおったわ。」
ルミナスはそう言う。
その言葉とは……………。
リムル『黙れよ。さっきも言った通り、魔王なんざどうでもいいんだ。俺たちは、俺たちが楽しく過ごせる国を作りたいだけなんでね。それには人間の協力が必要不可欠だし、だから人間を守ると決めた。それを邪魔する者は、人も魔王も聖教会も、等しく俺たちの敵だ。クレイマン、お前の様にな。』
レイト『そもそも、俺たちはお前の下らない演説を聞きに来たんじゃねぇんだよ。お前も、俺たちが気に食わないんだろ?だったら、これは俺たちとお前の問題だ。わざわざほかの魔王を巻き込むんじゃねえよ。』
この事だ。
ルミナス「……………とな。せめて、人と交流していなければ、ルイの案も採用できたものを。」
ヒナタ「……………それでは、今は様子見しか出来ませんね。」
ルミナス「ふむ。そうじゃな。下手に動かず、堂々としてれば良い。信者達には事実のみを告げよ。暴風竜ヴェルドラが復活した、とな。」
ルミナスがそう言うと、ヒナタはそう聞き、ルミナスはそう言う。
すると、ルイが口を開く。
ルイ「魔王リムルと魔王レイトに関しては、どういたしますか?」
ルミナス「そうよな……………。リムルとレイトは、政治的な取引に応じる相手だろうし、西側諸国は上手く誤魔化しておくが良い。ヒナタもそれで良いな?」
ヒナタ「承知しました。」
ルイがそう聞くと、ルミナスはそう言う。
ヒナタがルミナスの問いにそう答えると、ルミナスが口を開く。
ルミナス「遺恨が残りそうか?」
ヒナタ「少し。以前、あの者達を殺そうとしましたので。」
ルミナス「そうであったな……………。だが、妾と敵対するほど、あのリムルとレイトは馬鹿ではあるまい。」
ヒナタ「……………善処します。(レイトにリムル。自分の目で直接確かめさせてもらうわ。)」
ルミナスがそう聞くと、ヒナタはそう言う。
それに対して、ルミナスがそう言うと、ヒナタはそう考えながら答えた。
一方、ファルムス王国では、
エドマリス「我がファルムス王国は、
エドマリスは、賠償を行う事を語った。
それを聞いた貴族達は、すぐに反対の意見を出した。
貴族「星金貨一万枚!?金貨100万枚に相当しますぞ!」
貴族「断じて認められませぬ!」
貴族「そもそも、国庫を開いても、そのような数を用意出来ぬわ!」
貴族「さよう!断固、徹底抗戦しかありますまい!」
貴族達は、そんなふうに言う。
貴族の1人がそう言うと、どのようにして俺たちと戦うかを話し合う。
貴族「ヴェルドラが相手ならば、西方聖教会が黙ってはおるまい!」
貴族「あの麗人、ヒナタも動くであろうよ。」
貴族「あの女狐か!」
貴族「勇者もいたであろう?」
貴族「おお!イングラシア王国の閃光のマサユキか!」
貴族「その通りじゃ!相手が何をされたか理解できぬうちに倒すという、歴代最強と名高い勇者ぞ!閃光の二つ名が伊達ではないと、ヴェルドラ相手に証明してもらおうではないか!」
貴族「うむ!その心意気やよし!魔物共を駆逐してくれよう!」
貴族達は、ヴェルドラが居るのなら、西方聖教会、ヒナタ、閃光の勇者マサユキがヴェルドラを倒してくれるだろうという前提で話を進めていた。
既に、そんな事を言っていられる様な状況ではない事を理解せずに。
それを聞いていたミュラー侯爵達が頭を抱える中、話は賠償を誰が払うかにシフトチェンジしていた。
貴族「賠償金は王家が支払うべし!」
貴族「魔物の要求など、断固拒否すべきだ!」
貴族「ファルムスの総力を上げ戦わず、何とするか!」
貴族達は、支払いを王家……………エドマリスただ1人に押し付けようとしていた。
すると、先ほどからずっと黙っていた1人の男が口を開く。
その男は、エドワルド公爵。
エドマリスの実弟だ。
エドワルド「兄上…………いや、王よ。誇り高き王が簡単に負けを認めるのですか?」
エドマリス「……………よいか、エドワルドよ。相手は暴風竜ヴェルドラなのだ。余の誇りなど、かの暴君の前では塵芥に等しいわ。」
エドワルド「自分だけお逃げになるつもりでは?」
エドマリス「逃げ場などあるものか。だからこそ、余は賠償金の支払いに応じて、退位すると申しておるのだ。」
エドワルドがそう聞くと、エドマリスはそう言う。
エドワルドの言葉にエドマリスがそう言うと、場には静寂が訪れる。
そして、エドマリスはすぐに口を開く。
エドマリス「余が退位せぬならば、属国になるか、戦争継続しかない。良いのか?国が滅びるぞ。」
エドワルド「し、しかし……………!無抵抗で魔物の軍門に降るなど……………!!」
エドマリスがそう言うと、エドワルドは抵抗する様な発言をする。
すると、ミュラー侯爵が口を開く。
ミュラー「よろしいでしょうか?今朝方、私に届けられた書状です。あまりに重大な内容ゆえ、この場をお借りして、皆様にもお知らせしたく……………。」
ミュラー侯爵がそう言うと、その書状を取り出す。
すると、その内容を口にする。
ミュラー「ブルムンド王国から発表された声明についてでございます。曰く……………『ブルムンド王国は、
ミュラー侯爵が言うには、ブルムンド王国は
それを聞いた貴族達は。
貴族「小国如きが…………生意気な!」
貴族「我らの敗北で調子づきおったか!」
貴族「ブルムンドだけならまだしも、武装国家ドワルゴンが動けば厄介ですぞ。ドワーフ王ガゼルは、中立の立場を守るでしょうか…………?」
貴族「いや、問題にすべきはその発言力よな。」
貴族「我が国の重要な取引相手でもあるゆえ、ガゼル王の機嫌を損ねるのはまずいであろう。」
貴族達はそう話す。
ブルムンドだけでなく、ドワルゴンが動く事を懸念していた。
取引相手でもある為、機嫌を損ねたらまずいと判断したのだ。
すると、ドアがノックされて、兵士が入ってくる。
兵士「も、申し上げます!ただ今、ギルドより緊急の報告が!」
エドマリス「申せ。」
兵士「ジュラの森の盟主を名乗る魔物リムルとレイトが、魔王になると宣言したそうです!」
兵士が入ってきて、そうい言う。
エドマリスがそう言うと、兵士はそう言い、貴族達も驚く。
貴族「何と!」
貴族「これは……………!?」
貴族「いや、逆に好機ですぞ!魔王共が黙ってはおるまいて!身の程を知らぬリムルとレイトとやらは、本物の魔王の恐ろしさを知る事になるだろう!」
貴族「うまくいけば、ヴェルドラ諸共、滅ぼしてくれるやもしれぬ。」
貴族達が驚く中、俺たちが自滅してくれるチャンスが来たと思った。
そうすれば、賠償金とかを気にしなくて済むと。
だが、そうは問屋が下さなかった。
別の兵士がやってくると。
兵士「魔王クレイマンが魔王リムルと魔王レイトに討ち取られたとの事です!」
貴族「はぁ?」
貴族「バカな!」
兵士「更に、カリオン、フレイが魔王位を返上の上で、魔王ミリムの傘下に入るとの事!現在は
兵士の言葉に、貴族達は唖然となる。
魔王達に滅ぼされるどころか、認められたという事を理解したのだ。
つまり、その希望は容易く消えていったという事だ。
すると、エドマリスが口を開く。
エドマリス「聞いたか、皆の者。ヴェルドラという脅威以前に、リムルとレイトという魔物もまた脅威。魔王クレイマンを一蹴する様な化け物なのだ。国の為と言いつつ、欲に目が眩んで動いた余の失敗であろうよ。余は退位する。そして、後継者にはエドワルドを推す。」
エドマリスは、改めて退位する事を宣言した。
そして、エドワルドを後継者にすると宣言した。
エドワルド「兄上…………!」
貴族「何ですと!?」
貴族「エドガー王子に引き継ぐのでは無いのですか?」
エドマリス「この先、困難な時代が訪れよう。エドガーはまだ幼い。乗り切るのは難しいであろうよ。」
エドワルドが驚く中、貴族達はそう聞くと、エドマリスはそう言う。
エドガー王子はまだ幼く、乗り切るのは難しいと判断したからだ。
それを聞いたミュラー侯爵が口を開く。
ミュラー「王よ。私も、それが良いと考えます。」
ミュラー侯爵は、エドマリスの判断に賛成する。
そんな中、手で顔を隠していたエドワルドは、笑みを浮かべていた。
こうして、歴史ある大国ファルムスとジュラ・テンペスト連邦国の間で、終戦に関する協定が結ばれた。
これによって、建前上は、ファルムス王国も
今回はここまでです。
今回は、ユウキ達、ヒナタ達、ファルムス王国の話です。
様々な思惑が錯綜する中、ひとまずは、テンペストとファルムス王国の間で、終戦協定が結ばれた。
ファルムス王国の貴族は、事態を理解していない人たちばかりでしたね。
マサユキとしても、もし駆り出されていたら、地獄を見る羽目になりそうでしたね。
次回はテンペストの話をやる予定です。
両翼会議が始まる前に、電王編や紅蓮の絆編の話をやる予定です。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
いよいよ、アウトサイダーズの最新話の配信が近いですが、ジョージ・狩崎こと、狩ちゃんは何してるんでしょうね。
もし、アウトサイダーズでジュウガの強化が来る場合は、ゴジラの力を宿した形態の後に出す予定です。
今後の展開などでリクエストがあれば、活動報告から承っております。