転生したらキメラだった件   作:仮面大佐

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第53話 イマジンの襲来

 魔王達の宴(ワルプルギス)が終わり、紅丸達も帰還してきた。

 そうして、俺たちは平和な日常を過ごしていた。

 そんな中、俺は最近、ある夢を見ていた。

 

裕人『…………何だろ、これ?』

 

 それは、幼い俺がある神社で、ある装置を見ていた時だった。

 すると、突然、空間に穴が開き、幼い俺は吸い込まれそうになった。

 

裕人『うわぁぁぁぁぁ!?』

???『裕人!?』

 

 俺が必死に何かに掴まる中、そんな声が聞こえてきた。

 だが、必死の抵抗も虚しく、俺はその穴に吸い込まれてしまった。

 

裕人『イテテテテテ…………ここ、どこ………?』

 

 俺がそう言うと、周りを見る。

 その周りは荒廃したような土地だった。

 すると。

 

魔物『ぐわぁぁぁぁ!!』

裕人『えっ!?うわ…………!?』

 

 俺の後ろから、そんな吠えるような音が聞こえてきた。

 振り返ると、そこには化け物の姿があった。

 幼い俺は、恐怖してしまい、その場に座り込んでしまった。

 その化け物が襲いかかってきて、俺は目を閉じた。

 すると。

 

???『…………やれやれ。時空が歪んだと思ったら、このガキが原因か?』

 

 そんな声が聞こえてきた。

 俺が恐る恐る目を開けると、そこには、先ほどの化け物が倒れていて、赤髪の男がいた。

 俺がその赤髪の男を見ていると。

 

???『…………なるほどな。こいつが…………あまりこの世界に置いておくとまずいから、元の世界に戻すか。』

 

 その赤髪の男はそう言うと、俺の頭に手を置いてくる。

 そこで、夢が終わり、俺は目を覚ます。

 目を開けるとそこは、俺の自室だった。

 

レイト「……………何だったんだ?今のは…………。」

 

 俺は頭を抑えながら、そう呟く。

 ギィと出会ってから、あのような夢を何度か見るようになったのだ。

 俺とギィに、一体何があったんだ?

 俺はそう考える。

 その後、俺は執務室へと向かった。

 だが、ある事が判明する。

 

レイト「……………え?リムルの姿が見えない?」

朱菜「はい…………。自室など、様々な場所を探したのですが、見つからず…………。」

紅丸「今、俺たちが捜索しているんだが…………。」

蒼影「残念ながら、発見には至らず。」

火煉「申し訳ありません…………。」

 

 俺はそう聞く。

 何と、リムルの姿が見えないのだ。

 言われてみれば、あいつの気配を感じない。

 何か、嫌な予感がするな…………。

 

レイト「分かった。俺も手伝う。嫌な予感がする……………。」

紅丸「ありがとうございます。」

 

 俺はそう言う。

 胸騒ぎがする。

 そうして、俺も加わって、捜索をすることに。

 

レイト「リムル!何処にいるんだ!?」

シズ「リムルさん!」

朱菜「リムル様〜!」

 

 俺たちはそう叫んで、リムルを捜索する。

 取り敢えず、万能感知で探してみるか。

 

レイト『どうだ?』

奇才之王『告。個体名リムル=テンペストの気配は探知出来ませんでした。』

レイト『何…………!?』

 

 俺が奇才之王にそう聞くと、奇才之王はそんな風に答える。

 万能感知にも引っかからないなんて…………これは只事じゃなさそうだな。

 すると。

 

レイト『っ!?』

奇才之王『告。個体名朱菜が街全体に張った常設結界が破壊されました。敵意のある者たちが侵入してきました。』

 

 結界が破壊された気配を感じた。

 すると、奇才之王からそんな報告が入る。

 まさか…………!?

 俺たちは頷いて、その敵意のある者たちの元へと向かう。

 

???「やっと来たぜ。」

 

 到着すると、その侵入者がそう言う。

 周りには警備隊が倒れていた。

 その侵入者というのは、明らかに人間じゃなかった。

 どちらかと言うと、見た目はイマジンに近かった。

 

紫苑「貴様、何者だ?ここが魔王リムル様とレイト様の領地と知っての狼藉か?」

???「あ?そんなもん知らねぇよ。お前たちに挨拶に来たんだよ。」

レイト「挨拶?」

 

 紫苑がそう聞くと、そのイマジンはそんな風に言う。

 そのイマジンの言葉に首を傾げると、イマジンの背後から、誰かがやってくる。

 逆光だったり、謎の霧によって見えづらいが、髪が長い人物だった。

 すると、何かのベルトを腰に巻く。

 そこから、何かの音が鳴りだす。

 

???「変身。」

レイト「っ!?」

 

 その人物がそう言うと、手に持った何かをベルトにスキャンする。

 まさか…………!?

 

LOST(ロスト) FORM(フォーム)

 

 その音声と共に、その人物がアンダースーツに包まれると同時に、アーマーが出現して、何かの仮面ライダーに変身する。

 見た目は仮面ライダー幽汽に似ていたが、別の仮面ライダーだ。

 すると、剣から斬撃波を放ってくる。

 俺たちはそれを回避すると。

 

紅丸「何者なんでしょうか…………?」

レイト「分からないけど…………とにかく応戦するぞ!」

 

 紅丸がそう聞いてきて、俺はそう答える。

 変身できる人は、変身する体制を取る。

 

ジュウガ!

ヘラクレス!

ナスカ!

ウェザー!

 

 俺、火煉、紅丸、蒼影がそれぞれのアイテムを起動すると、俺はジュウガドライバーに装填して、火煉はデストリームドライバーに押印す。

 シズさんは、マイティフォームで行く様だ。

 

Contract!

レックス!メガロドン!イーグル!マンモス!プテラ!ライオン!ジャッカル!コング!カマキリ!ブラキオ!

 

 それと同時に、待機音が流れる。

 そして、俺、火煉、シズさんは叫ぶ。

 

「「「変身!」」」

 

 そう言って、俺たちは変身する。

 

スクランブル!

Spirit(スピリット) up(アップ)

十種の遺伝子、強き志!

爆ぜろ、吼えろ、超越せよ!

仮面ライダージュウガ!

Go(ゴー) Over(オーバー)…!

Slash(スラッシュ)Sting(スティング)Spiral(スパイラル)Strong(ストロング)

仮面ライダーデストリーム!

(マイティフォーム変身音)

 

 俺はジュウガ、火煉はデストリーム、シズさんはクウガ、紅丸はCナスカ・ドーパント、蒼影はウェザー・ドーパントに変身する。

 そして、その仮面ライダーと配下のイマジンが数体と応戦していく。

 

レイト「ハァァァァァ!はっ!」

火煉「はっ!はっ!」

シズ「ふっ!はっ!」

 

 俺、火煉、シズさんは、敵の配下のイマジンと応戦していく。

 配下のイマジンは、あまり大した強さではなかった。

 だが、胸騒ぎは消えなかった。

 

紫苑「我々も忙しいのだ!さっさと片付けてやる!いくぞ!紅丸、蒼影!」

紅丸「お前が仕切るのかよ…………。」

蒼影「…………全くだ。」

 

 紫苑がそう言う中、紅丸と蒼影はそう呟くと、幽汽みたいな仮面ライダーへと向かっていく。

 俺たちがイマジンを倒していくと。

 

エミルス「くっ!?」

バイス「のわっ!?」

レイト「エミルス!バイス!」

 

 エミルスとバイスが倒れてきたのだ。

 俺はイマジン達を倒しつつ、エミルスとバイスに駆け寄る。

 

レイト「しっかりしろ!一体何があったんだ!?リムルはどうした!?」

バイス「あいつらを止めてくれ…………!」

エミルス「あの仮面ライダーは…………!」

 

 俺がそう聞くと、エミルスとバイスはそんな風に言う。

 聞こうとすると、紫苑の叫び声が聞こえてくる。

 

紫苑「ハァァァァァ!」

 

 紫苑は大振りで剛力丸で攻撃しようとする。

 すると、その仮面ライダーに何かが映る。

 

紅丸「なっ…………!?」

蒼影「何…………!?」

紫苑「リムル様…………!?」

シズ「えっ!?」

朱菜「そんな…………!?」

レイト「マジかよ…………!?」

 

 それには、俺たちは呆然とする。

 その理由は、仮面ライダーに映し出された人物が、雰囲気が変わってるとはいえ、リムルだったのだ。

 

???「分かったか?誰の体を使っているのかを。」

エミルス「リムルは今、イマジンに乗っとられてる!」

バイス「俺たちは、何とかリムルによって逃げ出す事が出来たんだけどよ…………!」

 

 その仮面ライダーがそう言うと、エミルスとバイスはそう言う。

 マジかよ…………!?

 そこから、俺たちは防戦一方となってしまう。

 リムルが相手では、手を出せないのだ。

 

レイト「くっ…………!?」

???「一発で仕留めてやるよ。」

 

 俺たちが倒れる中、その仮面ライダーはそう言うと、パスをドライバーにスキャンする。

 

FULL(フル) CHARGE(チャージ)

 

???「ハァァァァ…………!ハァァァァァ!」

 

 その音声が鳴ると、その仮面ライダーは構える。

 暴食之王(ベルゼビュート)を発動するかのように、エネルギーを貯めていた。

 紅丸達は動けないようだった。

 

レイト「危ない!」

 

 俺は咄嗟に紅丸達を庇う。

 すると、その仮面ライダーは斬撃波を放ってくる。

 それを受けて爆発する。

 俺たちが倒れる中、全員が変身解除してしまう。

 俺のジュウガドライバーは破損したのか、ヒビが入って、火花が散っていた。

 

レイト「大丈夫か…………!?」

火煉「は、はい…………。」

紫苑「リムル様…………!」

紅丸「俺たちは……………リムル様に手を出す事ができない…………!」

蒼影「くっ…………!」

朱菜「リムル様…………!」

シズ「リムルさん…………!?」

 

 俺たちはそう話す。

 やはり、今の状態では、リムルを人質に取られているので、俺たちは手を出せなかった。

 すると。

 

レイト「うっ!?あっ!?あああっ………!?」

火煉「レイト様!?」

エミルス「おい、大丈夫か!?」

バイス「おい!」

 

 突然、頭が割れるかのような頭痛が俺を襲いかかる。

 火煉達が俺に駆け寄る中。

 

???「これで終わりだ。」

 

 その仮面ライダーとイマジン達は、トドメを刺そうとしていた。

 すると、何処からともなく、電車の音のような物が聞こえてくると、二両の電車が現れて、交差するように俺たちと敵の仮面ライダーの間を通る。

 すると。

 

???「遅かった…………!」

???「みたいだな…………。」

???「随分と最悪な状態じゃん。」

 

 そんな声を出す3人がいた。

 

???「やはり来たか…………電王達よ!」

紫苑「電王…………?」

朱菜「あなた達は…………?」

良太郎「僕は野上良太郎。」

侑斗「桜井侑斗だ。」

幸太郎「野上幸太郎。」

 

 それを見たイマジンがそう言う中、紫苑が首を傾げて、朱菜がそう聞くと、その3人はそう名乗る。

 電王達が現れたのだ。

 

良太郎「行こう、侑斗、幸太郎。」

侑斗「ああ。」

幸太郎「分かってるよ、爺ちゃん。」

 

 良太郎達はそう話すと、それぞれのベルトを取り出して、腰に巻くように装着する。

 良太郎がデンオウベルトの赤いボタンを押して、侑斗がゼロノスカードを取り出してから、レバーを操作すると、待機音が流れてくる。

 3人は叫んだ。

 

「「「変身!」」」

 

 そう言って、パスをスキャンしたり、ゼロノスカードを装填したりする。

 

SWORD(ソード) FORM(フォーム)

ALTAIR(アルタイル) FORM(フォーム)

STRIKE(ストライク) FORM(フォーム)

 

 その音声と共に、良太郎に何かが憑依すると、それぞれにアンダースーツが出現すると、アーマーが出現して、装着され、電化面が現れる。

 

M良太郎「俺、参上!」

侑斗「最初に言っておく。俺はかーなーり、強い!」

 

 モモタロスが憑依した良太郎と侑斗はそう名乗る。

 この世界に、仮面ライダー電王達が現れた瞬間だった。




今回はここまでです。
今回から、電王編の話に入ります。
電王編のリクエストが、感想欄に集中していた為、確認して書くのに、時間がかかりました。
今回はプロローグ的な話なので、少し短めです。
この始まり方は、さらば電王を意識して書いてみました。
レイトがギィと接触してから、何かの記憶が夢の形で現れる。
そんな中、リムルが失踪したと言われていたが、さらば電王の良太郎と同じく、イマジンに乗っ取られていました。
窮地に追い込まれる中、良太郎達が現れる。
次回は、レイトのとある秘密が明かされます。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
電王編に関しては、話は大まかには考えていますが、確認するのに時間がかかるので、お待ちください。
どうにかして、活動報告にまとめたいですが、そう簡単には行かなくて。
電王編の展開で、こんな感じにして欲しいというのがあれば、活動報告から承っております。
今後の展開も含めて。
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