デブで動きが遅いから素早さに極振りする。   作:伊達 マイム

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速度特化(極大)と初戦闘

 

 

フリザンが気が付くと自然が豊かな街の中にいた。

 

「おお~~~!ここがゲームの中か。すごいな」

 

辺りを見回すと、建物がいくつかあったり、後ろには噴水があって、結構フリザンのテンションが高くなっていた。

 

「よし!さつそくレベルを上げに行くぞ!」

 

フリザンが気合を入れて辺りを見回す。

すると、南側に門のようなのが見えた。   

 

「お!あれかな。行ってみるか」

 

歩くと現実(リアル)よりも足が速くなっているのが分かる。

体感的にはいつもの十倍くらいに速くなっているように感じる。

 

「速い速い!アハハ!走ったらどうなるかな」

 

走り始めると、さらにスピードが増し、スクーター並みの速さになっていた。

 

「アハハハハハ!速い速い速い!このまま森に向かおう!アハハハハハ!」

 

森に入ってもしばらくは走り続けるリサンセだった。

 

 

 

 

「ここまでで、いいかな。さてと、モンスターを探すぞ」

 

しばらくして、満足したのかモンスターを探し始めた。

少し経つと兎型のモンスターであるラピッドラビットが現れて特攻をかましてきた。

 

「キュキュキュッキュキュ!」

 

「うわっと、兎型のモンスターか。かわして打つべし!」

 

ラピッドラビットの攻撃を危なげなくかわして、ナックルで反撃に打って出た。

 

「キュウイッ!」

 

ダメージが入ったが、HPバーは二割ほどしか減っていなかった。

 

「え、二割しか入らないの?もっと攻撃を当てるぞ」

 

そして、ラピッドラビットの攻撃をAGIの高さでかわして拳で反撃することさらに四回。

ラピッドラビットのHPバーが全損し、ポリゴンエフェクトが舞うように散っていった。

 

「やったー!倒した!」

 

『レベルが2に上がりました』

 

「お、レベルが上がったか、幸先良いな」

 

また、ラピッドラビットが飛び出してきた。

 

「またか、俺のいい経験値になってく、れ?」

 

その数は一匹ではなかった。数十匹にも及ぶ数のラピッドラビットの群れだった。

 

「ちょ、ちょっと待って!この数は聞いてない!撤退!撤退だー!」

 

フリザンはすぐさま方向転換して、逃げたが、ラピッドラビット達はフリザンを追いかける。

 

「うぇっ!なんで追いかけてくんの!うおおおぉぉぉぉぉぉ!!」

 

追いかけっこが始まった。

始めはある程度逃げれば追いかけてこなくなると思っていたが、モンスター達はどれだけ逃げても、フリザンのことを追いかけてくる。

 

「どんだけ追いかけてくるんだよ!クッソ!体力がそこまであるわけじゃないのに!」

 

顔がぐちゃぐちゃになって愚痴を吐きながら、1時間が経過しようとしていた。

 

「ゼーハー。ゼーハー。いつまで、続くんだ。この追い、かけっこは。!そうだ、そう、だった。町に、戻れ、、ば、モンスターは、襲って、こない、だろ。体力よ、足よ、持って、くれよ・・・・・・!」

 

『スキル【最高速度】を取得しました』

 

「え゛、なにか、スキルを、取った、のかあああぁぁぁ⤴!!」

 

スキルを獲得したアナウンスが聞こえたとたん速度が上がったことに驚いて変な声を上げてしまったフリザンだったが、ラピッドラビット達から逃げることに成功したのである。

 

「ゼーハー。ゼーハー。ようや、く、逃げ、られ、たか。ハー。よし!さっき取ったスキルを見るか」

 

 

 

フリザン

 

Lv2

 

HP 35/35

 

MP 20/20

 

 

 

【STR 0〈+18〉】

 

【VIT 0】

 

【AGI 100〈+5〉】

 

【DEX 0】

 

【INT 0】

 

 

 

装備

 

頭 【空欄】

 

体 【空欄】

 

右手 【初心者のナックル】

 

左手 【初心者のナックル】

 

足 【空欄】

 

靴 【初心者の魔法靴】

 

装飾品

   【空欄】    

 

【空欄】

 

【空欄】

 

 

 

スキル

 

【最高速度】

 

 

 

【最高速度】

 

このスキルの所有者のAGIを二倍にする。【STR】【VIT】【INT】のステータスを上げるために必要なポイントが通常の三倍になる。

 

取得条件

 

一時間の間敵から逃げ続け、かつダメージを受けないこと。かつ魔法、武器によるダメージを与えないこと。さらに、【AGI】が80以上あること。

 

 

 

「ステータスポイントが5増えてる。これは、AGIに投入っと。スキルがえっと【最高速度】か。このスキルのおかげで死なずに済んだな。でも、少ししかやってないのに疲れた。もうログアウトするか。学校もあるしな」

 

メニュ画面を開いて、ログアウトを選択し、ゲームの世界から戻った。

 

 

 

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