デブで動きが遅いから素早さに極振りする。   作:伊達 マイム

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速度特化(極大)と2日目

 

翌日、学校が終わり急いで帰宅した進登はさっさとゲームにログインした。

 

「昨日は疲れてすぐにやめちゃったから、今日はレベルをガンガン上げようかな」

 

そう意気込んで昨日言った森に入った。

昨日とは違い、森の浅いところで探索していると、巨大な蜂、フォレストクインビーが襲いかかてきた。

お尻の針でフリザンのことを刺そうとする。

 

「ヒュウ!ヒュウッヒュウ!」

 

「よっと。あっぶな!うぉっと。素早さ高いから、よけられるけどさ。空中にいるから、兎より、めんどいな」

 

フリザンはかわしてはいるが、モンスターが空中にいるためのか、狙いが定まりにくく、避けるだけにとどまっている。

フォレストクインビーはそのことに対して、好機だと思ったにか溜めた攻撃を繰り出した。

 

「ヒュウ~~~!ヒュウ―――!」

 

「お、モーションが大きい。ということは、隙が生まれるということか。!ここだ!おりゃあああああ!!」

 

フォレストクインビーの攻撃を見極めて、隙が生まれたところにカウンターを放った。

 

「ヒュウッ!」

 

フォレストクインビーのHPバーは少ししか削れていなかった。

 

「かった!でも、おりゃっ!おりゃっ!おりゃっ!おりゃっ!おりゃっ!おりゃっ!」

 

「ヒュウッ!ヒュウッ!ヒュウッ!ヒュウッ!ヒュウッ!ヒュウッ!」

 

フォレストクインビーのHPバーがどんどん減ってはいるが、まだ半分にも満たしていない。フォレストクインビーも負けじ針攻撃や毒攻撃で攻撃をする。

そして、フリザンは余りあるAGIでフォレストクインビーの針攻撃や毒攻撃をかわしながら数十回攻撃して、ようやくHPが全て無くなり、ポリゴンエフェクトが舞い散った。

 

「ようやく倒したぜ!」

 

『スキル【大物喰らい(ジャイアントキリング)】を取得しました。レベルが8に上がりました』

 

「レベルが結構上がったし、スキルが出た!スキルの効果は」

 

 

大物喰らい(ジャイアントキリング)

 

 

HP、MP以外のステータスのうち四つ以上が戦闘相手よりも低い値の時にHP、MP以外のステータスが二倍になる。

 

取得条件

 

HP、MP以外のステータスのうち、四つ以上が戦闘相手であるモンスターの半分以下のプレイヤーが、単独で対象のモンスターを討伐すること。

 

 

「おお!俺のAGIが常に4倍になった!ステータスポイントは15?よくわかんないけど、2の倍数でポイントがもらえてるのか?…ま、いっか。ステータスポイントはAGIに全部振っとこ」

 

これで、フリザンのAGIは500となった。

 

「さてと、まだまだレベ上げするか」

 

フリザンはレベルを上げるために、モンスターを探した。

少し歩くと、アリ型のモンスターであるハニーアントに出くわし、襲い掛かってきた。

フリザンは攻撃をかわし、反撃してノーダメージでハニーアントを倒した。

その他にも、十体のモンスターを倒して、レベルが10になった。

 

「やった!レベルが10になった!ポイントはAGIに振ってっと。もっと強い奴と戦いたいなあ」

 

それから、少し進むと、草むらからラピッドラビットが飛び出してきた。

しかし、そのサイズは昨日会ったラピッドラビットより、2回りくらい大きな個体に出会った。

 

「あれ?昨日のラピッドラビット?それにしてはサイズがでかいな。えっと、ラピッドキングラビット。ラピッドラビットの王様か」

 

ラピッドキングラビットは飛び蹴りをかましてきた。

 

「キュウイッ!」

 

「うおっ!と危ねえ。ラピッドラビットよりも速いし、攻撃モーションも違うわ。ラピッドラビットは飛び蹴りじゃなくて、体当たりだけだったから焦った」

 

ラピッドキングラビットの攻撃をかわし、息をつく。

反撃のためにラピッドキングラビットに向き合った。

 

「ラピッドキングラビット。勝負だ!」

 

「キュウイッ!」

 

フリザンの言葉に答えるかのように鳴くラピッドキングラビット。

先に動いたのはフリザンだった。

 

「おらぁ!」

 

「キュウッ!」

 

フリザンはラピッドキングラビットに殴りかかった。

負けじとラピッドキングラビットは飛び蹴りをかましたが、フリザンによけられ、がら空きの背中に拳を入れられた。

 

「キュウッ!」

 

ラピッドキングラビットダメージを与えたが、微々たるもので、HPバーはフォレストクインビーよりも減ってなかった。

 

「キングと名が付いているのは伊達じゃない硬さだな。体力勝負だ!」

 

フリザンはラピッドキングラビットに飛び掛かった。

ラピッドキングラビットに対し、AGIを生かした連続パンチを打つ。

ラピッドキングラビットもかわしてはいるが、そのほとんどの攻撃が当たっていて、HPバーがゴリゴリに削れていく。

 

「ここまでやってようやく半分か。もっともっと攻撃だ!うおおおおお!!だあ!だあ!だあ!だあ!だあ!だあ!だあ!だあ!だあ!だあ!だあ!だあ!だあ!だあ!」

 

ラピッドキングラビットはダメージを受け続けていて、HPがようやく半分減ったといったところだ。

それでも、フリザンはラッシュを止めない。

何度も反撃があるが、必死にかわして、30分が経った頃、ラピッドキングラビットのHPバーが全損し、きれいなポリゴンエフェクトが空に向かって散っていった。

そして、その場に、金の腕輪がポトリと落ちた。

 

「やったー!倒した!あ゛ー!疲れた!それになんかドロップした!」

 

『スキル【爆走特急】を取得しました。レベルが14に上がりました』

 

フリザンはドロップ品である腕輪を拾ってその効果とさっき得たスキルを見る。

 

 

ラピッドキングラビットの腕輪【レア】

 

【MP +10】

 

【AGI +10】

 

自動MP回復:10分で最大MPの一割回復。

 

 

 

「お、結構いいじゃん。第一層のアイテムの中では破格じゃね?それに、自動MP回復が強すぎるわ。魔法職なら誰もが欲しがるアイテムじゃん。よし、着けるか!」

 

フリザンはラピッドキングラビットの腕輪を装着してから獲得したスキルを確認する。

 

 

【爆走特急】

 

 

魔法、物理で相手にダメージを与えたとき、そのダメージ計算は【AGI】で計算する。

 

取得条件

 

【AGI】が500以上かつ通常モンスターのキング種にノーダメージで倒すこと。

 

「え……。強すぎでは?いや、俺みたいなプレイングする奴想定してないだけかな。しばらく自粛して、レベル上げに徹するかな」

 

その後、一つレベルを上げてから、ログアウトしたのであった。

 

 

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