『New World Online』を始めてから一週間が経った時にフリザンはふと、街を見て回ってないことに気付く。
「あれ?そういえば、この街に何があるとかよくわかってないな。よし、この街を見て回ろうっと」
第一層の街を見て回ると自分がいかに何もわかっていなかったかわかる。
道具屋、防具屋、武器屋、宿屋。
それらが、なんか某RPGに出てくるお店みたいだなとか思ったり、味覚もあるからか、飲食店がいくつか並んでる。
フリザンは興味が出てきたお店に片っ端から入ってみることにした。
最初に入った店はスキル屋で、中にはスクロールや巻物が壁じゅうにある少し古い感じの中々に良い感じのお店だった。
「スキル屋さんの中って古風でいい感じだな。スキルは何があるんだろう?」
お店の中を物色するといいスキルが結構あってよさそうなスキルを買えるだけ買った。
満足してお店から出ると装備品を手に入れるために、武器屋と防具屋で装備品を手に入れようとした。
どちらのお店もNPCのお店で物色したが、あまりいいのが見つからなかったのか、難しい顔をして、お店から出てきた。
「ナックル武器が一つしかなかったな。それに能力値もパッとしなかったからな。防具もAGIが上がる防具が無かったから買わなかったし、AGIが上がる装飾品しか買うものがなかったな。やっぱり、生産職の人に作ってもらったほうがいいか」
そうして、街を散策し直した。
いい感じのカフェがあったので、入ってみることにした。
「いらっしゃいませ!一名様ですか?」
「はい」
「では、カウンターのお席へどうぞ!」
店員さんに案内されるまま席に着いた。
メニューを見ると、おいしそうな料理が並んでる。
「どれにしようか迷うなー。ここはおすすめのオムライスでも、食べるとするか」
そう決めて、店員さんを呼ぶことにした。
「すみませーん。注文良いですかー?」
「はーい!ただいまー!」
すると、店員さんがすっ飛んできた。
「ご注文はいかがなさいますか」
「えっと、このオムライスとアイスコーヒーをください」
「オムライスのソースがデミグラスソースとホワイトソース、ケチャップの三種類ございますが、どれになさいますか」
「デミグラスソースでお願いします」
「かしこまりました。オムライスとアイスコーヒーの二点でお間違いないですか」
「大丈夫です」
「失礼しました」
少しすると注文したものが届いた。
オムライスは凄く美味しかった。
味覚まで再現した運営には感謝しかなかった。
その後、デザートのケーキも注文した。
そのケーキも美味しかった。
「さてと、そろそろお暇するかな」
カフェから出たフリザンはまた、街をぶらつくことにした。
ぶらつくと、猫がマークになっている看板があった。
気になったのでそのお店に入ることにした。
「お邪魔しまーす」
「いらっしゃいませ~」
中に入ってみると、至る所にネックレス、指輪といったアクセサリー類や、スカーフ、マントといった衣類が並べてあった。
要するに、装飾品のアイテムが売ってあるお店であった。
その品数に思わず圧倒されるフリザンだった。
「あの~、大丈夫ですか~?」
女性の声が聞こえて、ハッとするフリザンはなるべくキョドらないように返答した。
「は、はい。大丈夫です。ここって装飾品の装備が買えるお店でいいんですよね」
「はい~。そう通りですよ~。ここでは~主に装飾品の装備を~扱っています~。ご要望次第では~オーダーメイドでも~オーケーです~」
「だったら、AGIに振ってるスカーフってありますか」
「ありますよ~。そうですね~。こちらなんていかがでしょう~」
そう言って取り出したのは淡い緑色のスカーフだった。
そのスカーフのステータスを見た。
緑地のスカーフ
【AGI +20】
「お、いいですね!すみません。えっと…」
「あ~、自己紹介が~まだでしたね~。わたしは~アサギって言います~」
「俺はフリザンって言います。それで、アサギさん。このスカーフはいくらですか」
「このスカーフは~15万ゴールドに~なります~」
「え、安くないですか?」
「それは~、耐久値が~全然ないのと~装飾品装備だから~この値段に~なってるんですよ~」
「確かに、耐久値があんまりないや。でも、問題ないから買います。」
「本当に~。ありがとうございます~」
「あの、もしよろしければなんですけど」
「?」
「フレンド登録しませんか?」
「いいですよ~」
「え、いいんですか!」
「うん~。でも~、その代わり~、わたしに敬語禁書だからね~」
「わかった」
こうして、アサギとフレンドになってスカーフも買ってお店を出た。
外に出たフリザンはまだ散策を続けていた。
少しすると見慣れない看板があった。
気になったのでそのお店に入ることにした。