魔獣使いと錬成師が合わされば世界最強   作:マロニエ19号

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フェアベルゲン

ふと複数の気配が近寄って来るのが分かった。途端に周囲の緊張感が強くなるのを感じる。

 

霧の奥からは、数人の新たな亜人達が現れた。その中でも彼等の中央にいる初老の男が特に目を引く。流れる美しい金髪に深い知性を備える碧眼、その身は細く、吹けば飛んで行きそうな軽さを感じさせるも、その肉体は苛め抜いたかのように鍛えられた痕が確かにあり、全身から溢れ出る気配オーラは他の亜人族とは隔絶している。威厳に満ちた容貌は、幾分シワが刻まれているものの、逆にそれがアクセントとなって美しさを引き上げていた。特徴的な尖った耳から森人族(いわゆるエルフ)のようだ。おそらく、いや間違いなく彼がその長老なのだろう。

 

「ふむ。お前さん達が問題の人間族かね? 名は何という?」

「僕はハジメ。南雲ハジメです。それでこっちはユエ。そして、こっちは……」

「誠司。中西誠司です。そう言うあなたは?」

「おお、名乗り忘れていたな。私は、アルフレリック・ハイピスト。フェアベルゲンの長老の座を一つ預からせてもらっている。さて、お前さんの要求は既に聞いているのだが……その前に聞かせてもらいたい。『解放者』とは何処で知った?」

「オルクス大迷宮の奈落の底、オスカー・オルクスの隠れ家です」

 

オスカー・オルクスという名にアルフレリックはごく僅かにではあるが反応した。誠司達は知らないことだが、解放者という単語やその内の一人がオスカー・オルクスであることはアルフレリックを含めた長老達やその側近達しか知らないからだ。そのため、アルフレリックは情報を外部に漏らした者がいる可能性を考えて更に誠司に質問を掘り下げる。

 

「ふむ。奈落というのは聞いたことがないが……何か証明出来るものはあるか?」

「それでしたらこれを……」

 

誠司は白衣の裏に着けていたベテランシンボルを外してアルフレリックに手渡した。ハジメも宝物庫から奈落の底で見つけた魔石をいくつか取り出すと、それらを手渡す。証拠は多い方が良いと判断したからだ。

 

「なっ!? こんな純度の魔石は今まで見たことがないぞ!」

 

先程の虎の亜人の隊長(名はギルと言うらしい)が奈落の底での高純度の魔石を見て思わず驚嘆の声を上げる。アルフレリックも片眉を上げつつも内心驚嘆の声を出す。しかし、次にベテランシンボルを見た瞬間、彼は目を見開いてはっきりと驚愕を顕にした。ハジメやユエにも目を向けると二人は上着をめくってベテランシンボルを見せる。どうやら証明はこれで十分のようだ。アルフレリックは気持ちを落ち着かせるようにゆっくりと息を吐いて、重々しく口を開く。

 

「なるほど…… 確かにお前さん達はオスカー・オルクスの隠れ家にたどり着いたようだ。他にも色々気になるところはあるが……良かろう。取り敢えずフェアベルゲンに来るがいい。私の名で滞在を許そう。ああ、もちろんハウリア族も一緒にな」

 

この言葉には周囲から驚愕の声が上がった。ギル達亜人族も抗議の声を上げる。今までフェアベルゲンに人間を招いたことなど無いのだから納得がいかないのも当然である。そして、納得いかないのは誠司達も同じだった。

 

「待ってください。俺達はあくまで大迷宮攻略が目的であってあなた方の国に行くことではありません。問題ないのであればそのまま大樹に向かわせて欲しいのですが」

「いや、それは無理な話だぞ」

「何……?」

 

邪魔をするのかと目を鋭くするが、当のアルフレリックはどこか困惑した様子で答えた。

 

「大樹の周囲は特に霧が濃くてな、亜人族でも方角を見失う。一定周期で、霧が弱まるから、大樹の下へ行くにはその時でなければならん。次に行けるようになるのはおよそ十日後だ。……亜人族なら、というよりも大樹付近に住んでいる兎人族ならば誰でも知っていることのはずだが……」

「「「………………は?」」」

 

衝撃の事実を聞かされた誠司・ハジメ・ユエは思わずポカンとした表情を浮かべ、間の抜けた声を上げる。そしてカムに視線を向けると、視線を向けられた本人は「あっ」とまさに今思い出したという表情をしていた。カム以外のハウリアの者達も気まずそうな表情をしている。

 

三人の顔に青筋が浮かぶ。ハジメやユエに至っては瞳からハイライトが消えている。

 

「ねぇカムさん、どういうこと?」

「……騙したの?」

「いっ、いえ! 騙したわけではなくて、その何といいますか……ほら、色々ありましたから、つい忘れていたといいますか……周期のことは意識してなかったといいますか……」

 

カムがハジメとユエに迫られてしどろもどろに言い訳をしているのをよそに誠司は他のハウリアの者達に視線を向ける。

 

「それで……お前達は?」

「いやっ、私は父様が自信満々に請け負ったのでてっきり、ちょうど周期だと思って…… つまり父様が全部悪いですぅ!」

「そ、そうですよ。僕達も『あれ? おかしいな?』とは思ってましたけど族長が何か自信たっぷりだったから僕達の勘違いかと……」

「族長やたら張り切ってたし……」

「なっ! お前達、私を裏切るのか!?」

 

思いがけない娘達の裏切りにカムは思わず叫んだ。誠司達の視線は段々と冷たくなっていく。

 

「お前達、それでも家族か!? これはあれだ…………そう! 連帯責任。連帯責任だ! 誠司殿! どうか罰は私だけでなく全員でお願いします!」

「なっ!? 父様、汚いですよぉ! 自分だけ罰を受けるのが怖いから私達まで道連れにするなんてぇ!」

「族長! 私達を巻き込まないで下さい!」

「バカモン! 道中の誠司殿やハジメ殿の容赦の無さは見ただろう! 私一人で罰を受けるなんて絶対に嫌だ!」

「あんたそれでも族長ですか!」

 

ギャーギャーと醜い内輪揉めが始まった。兎人族は亜人族一、家族の情が深い種族のはずなのだが、今では見苦しくお互いに罪を擦りつけ合っている。

 

誠司もハジメも疲れたように溜息を吐く。もう面倒臭くなってきたのだ。彼らのお望み通り、誠司とハジメ以外の者に罰を与えることにした。

 

「「……ユエ、お願い」」

「…………ん」

 

誠司とハジメに頼まれたユエが前に進み出て右手を揚げる。ハウリアはそれに一向に気付かずまだ喧嘩をしている。そんなハウリアにユエは薄く笑って静かに呟いた。

 

「……嵐帝」

『…………えっ? アッーーー!!!』

 

ハウリアが気付いた時にはもう遅かった。天高くウサ耳達は宙を舞い、樹海には悲鳴が響き渡った。

 

アルフレリックやギルといった周囲の亜人族は目の前で同胞がやられたというのに誠司達に対して敵意はない。むしろハウリアに向かって呆れた表情を浮かべている。それがハウリアの残念さを如実に物語っていた。

 

 

「……それで今は大樹に行けないことは分かりました。しかし、わざわざあなた方の国に行かなくても十日程度であれば我々とハウリアの分の食料は十分保ちますよ。それに……いくらあなたが長老とは言え、人間や裏切り者を国に招いたりすれば、あなたの立場が危うくなるのでは?」

 

ユエのお仕置きを終えてある程度落ち着いた頃、誠司がアルフレリックにそう尋ねた。アルフレリックは苦笑しながら答える。

 

「心配はいらん。お前さん達は客人として扱わねばならん。その資格を持っているのでな。それが、長老の座に就いた者にのみ伝えられる掟の一つなのだ」

 

つまり、掟に従っての行動なので問題は無いとのことだ。そう言われると、誠司も他の亜人達も納得せざるを得なかった。

 

「……分かりました。しかし、俺達三人はあなた方の国の文化や礼節に疎い。なので、知らず知らずのうちにあなた方にとって不快な行動を取ってしまうかもしれませんよ」

「構わんよ。それは私も承知している。同胞に危害を加えようとしなければ問題はない」

「あの……念の為に聞きますが、罠の可能性は?」

 

ハジメがそう尋ねる。ある意味無礼とも言える質問に他の亜人達から少し怒りの声が上がるが、アルフレリックがそれらを片手で制してはっきりとした口調で答えた。

 

「亜人族の、そして我が森人族の誇りに掛けてそれは無いと断言する。だから安心して良い」

「そうですか。その言葉が嘘でないことを願います」

 

こうして、誠司達とハウリアはフェアベルゲンに向かうことに決まった。

 

 

ギル達の先導で誠司達は濃霧の中を突き進んで行く。既に一時間程度歩いているのだがまだそれらしき場所は見えない。どうやら先程の伝令は相当な駿足だったようだ。

 

そうしてしばらく歩いていると、霧が晴れた場所に到着した。晴れたというよりは霧が退いていると言った方が正しい。一本道だけ霧が無い状態でまるでトンネルのようだ。よく見てみると周囲には拳大の大きさの結晶が青い光を放ちながら地面に半分ほど埋まっている。そこを境界線に霧の侵入を防いでいるようだ。

 

アルフレリック曰くその結晶は『フェアドレン水晶』というものらしく、それを用いてフェアベルゲンに霧や野生のポケモン達が来ないようにしているそうだ。たしかに住んでいる場所まで霧で覆われていれば気が滅入る。よっぽど霧が鬱陶しかったのか街に霧がないことを知ってユエは少し嬉しそうだ。

 

更に進むと、巨大な門が見えてきた。太い樹と樹が絡み合うことでアーチを作っており、其処に十メートルはある木製の扉が鎮座している。周りの樹も三十メートルはありそうでまさしく亜人の国の防壁に相応しいと言える。

 

ギルが合図を送ると扉がゆっくりと開き始めた。見張りの亜人族もいたが、長老のアルフレリックがいるためか何も言ってこない。もしもアルフレリックがいなかったらここでも何か一悶着あったかもしれない。だからこそアルフレリックが出向いたのだろう。

 

扉が開くとその先はもう別世界だった。無数の巨大な樹々の住居が立ち並び、極太の蔓や枝が階段や空中回廊の役割を果たしている。自然と調和した街というのはこういうものを言うのだろう。

 

誠司・ハジメ・ユエは思わず立ち止まって見入ってしまっていた。その様子を見てアルフレリックやハウリアといった亜人達はどこか得意そうだ。なんとか彼らに促されて誠司達はアルフレリックが用意した会場に向かった。その会場は普段、長老達が会議をするために使う巨木らしい。もう少し街の中をゆっくり観て回りたかったが、仕方ない。また、道中で誠司達に様々な視線が突き刺さるが、あまり気持ちの良いものではなかった。

 

 

「……なるほど。試練に神代魔法、この世界を創った魔獣にその魔獣の力を奪った偽物の神か……」

 

現在、誠司達はアルフレリックと向かい合って話をしていた。内容はオスカー・オルクスの隠れ家で知ったことや自分達の目的等だ。アルフレリックは神の話を聞いても特に動揺はなかった。どうやら、亜人族は人間族と魔人族両方から迫害されている影響で神への信仰心等はないらしい。精々、あるのは自然への感謝くらいだそうだ。

 

「……それにしても、魔獣の力を借りるとは随分と酔狂な話だな」

「世界を越える……なんてことは簡単なことではないでしょう。下手すれば一生かけても出来ないかもしれない。でも、ポケモン達の力を借りればそれが可能になるかもしれない。俺はそう考えています」

「ふむ……ポケモンか……ハウリア達もそう呼んでいたが、どうして魔獣をそのように呼ぶ?」

「俺達が勝手にそう呼んでいるだけですよ。ポケットに入るモンスター、ポケットモンスター。それを縮めてポケモン。魔獣よりもこっちの方が愛着も湧きますし」

 

誠司が手元のモンスターボールを弄りながら答える。アルフレリックも髭を弄りつつ更に質問した。

 

「……なるほどな。だが、どうしてそこまでポケモンにこだわる? 人間族なら人間族同士で団結すれば良いのではないか?」

「いや、それじゃ駄目なんです。……俺はポケモンが大好きだ。ここにいるハジメやユエもね。だけどこの世界じゃポケモンはただ怖い存在としか思われていない。それが堪らなくもどかしい。俺はね……見たいんですよ。全く違うもの同士が手を取り合ったその先にどんな景色があるのかを…………!」

「………………」

 

アルフレリックは黙る。そして、考え込む。

 

(この者、随分と良い目をしている。魔獣、いやポケモン達を心から愛していることが分かる。それにこの者ならいつか実現出来るのではないかと思わせる何かがある。現にハウリアはポケモンと共存している。我々もいつかは変わらねばならないのかもしれないな…………)

 

「……お前さんの気持ちは分かった。そこまで言うのなら私も生きているうちに見てみたいものだ。その景色とやらを」

「アルフレリックさん…………」

 

そこから話が更に進み、誠司達はフェアベルゲンには大迷宮攻略者は誰であれ敵対しないこと、そして、気に入った者であれば望む場所へ連れて行ってあげることといった口伝があることを知った。アルフレリックが誠司達を招いた理由は分かった。だが、それを知っているのはほんの一握り。しかも、それを知っていても全員が守るとは限らないことも聞かされた。

 

その時、階下が騒がしくなった。そして、大きく階段を踏み鳴らす足音が複数聞こえて来る。何事かと思わず全員顔を見合わせていると、部屋に大柄の熊の亜人族が入って来た。それに続いて虎の亜人族や狐の亜人族、背中に翼の生えた亜人族やドワーフらしき亜人族まで入って来た。全員、誠司達やアルフレリックに鋭い視線を向けている。熊の亜人族が怒りを必死に抑えた様子で話しかける。

 

「アルフレリック……貴様、どういうつもりだ。なぜ人間を招き入れた? あの兎人族もだ。忌み子にこの地を踏ませるなど……返答によっては、長老会議にて貴様に処分を下すことになるぞ」

 

やはり人間は亜人族にとって不倶戴天の敵のようだ。おまけに忌み子やそれを庇った一族まで連れて来たことに熊の亜人族だけでなく他の亜人達もアルフレリックを強く睨んでいる。だが、睨まれているアルフレリックはどこ吹く風だ。

 

「なに、口伝に従ったまでだ。お前達も各種族の長老の座にあるのだ。事情は理解できるはずだが?」

「何が口伝だ!そんなもの眉唾物ではないか!フェアベルゲン建国以来一度も実行されたことなどないではないか!」

「だから、今回が最初になるのだろう。それだけのことだ。お前達も長老ならば口伝には従え。掟とはそういうものだろう。我ら長老の座にある者が掟を軽視してどうする」

「ならば、こんな人間族の小僧どもが資格者だとでも言うのか! 敵対してはならない強者だと!」

「そうだ」

 

あくまで淡々と返すアルフレリック。熊の亜人は信じられない様子で誠司達を睨み付けている。どうやらこの場にいる亜人達はアルフレリックと同じ当代の長老達らしい。だが、同じ長老と言えど口伝に対する考え方は違うようだ。もっとも森人族は平均寿命が二百年くらいなので他の亜人族と価値観が違うのも無理もないのだが。

 

そんな訳でアルフレリックを除く長老衆はこの場に人間族や罪人がいることに我慢ならないらしい。この場所が長老衆の会議場なのも更に拍車を掛けているのだろう。彼らには神聖な場所を穢されているように感じているのかもしれない。

 

「……ならば、今、この場で試してやろう!」

 

いきり立った熊の亜人が突如、誠司に向かって突進した。あまりに突然のことで周囲は反応できていない。アルフレリックも、まさかいきなり襲いかかるとは思っていなかったのか、驚愕に目を見開いている。

 

そして、一瞬で間合いを詰め、身長二メートル半はある脂肪と筋肉の塊の様な男の豪腕が、誠司に向かって振り下ろされた。

 

亜人の中でも、熊人族は特に耐久力と腕力に優れた種族だ。その豪腕は、一撃で野太い樹をへし折る程で、種族代表ともなれば他と一線を画す破壊力を持っている。常人が食らえば肉塊に早変わりだ。この場のいた亜人族達は皆一様に誠司が肉塊になる姿を幻視した。

 

だが、誠司やハジメ、ユエは全く動じていない。この程度のスピードは奈落の底のポケモン達で散々見てきたし、放っている殺気も最下層で戦ったサザンドラと比べたら足元にも及ばない。

 

誠司はすかさずトランクを持ち上げて盾のように防御する。熊人族の渾身の一撃を受けたトランクは赤黒いスパークを放って輝き始めた。

 

「何っ!?」

 

攻撃をした熊の亜人はもちろん、他の亜人達もこの光景に目を疑った。

 

オスカー・オルクスのトランクは特殊なもので攻略者以外の者は触れると電気ショックを受けたかのように弾かれてしまう。実際、シアも道中、トランクを触ろうとして弾かれた。ちなみに長時間、強く触ろうとすると魔力の拒絶も強くなっていく。それこそ命に関わるレベルに。

 

そして、この機能は敵の攻撃を防ぐ盾としても役立つ。ポケモンの技の“カウンター”のように敵の攻撃を強力な衝撃波として弾き返すことも出来るのだ。

 

なので次の瞬間、熊の亜人は強い衝撃と共に吹っ飛ばされた。ちなみにトランクを持っている側の人間には衝撃も反動もない。食らうのは攻撃をしてきた者だけだ。

 

「ぐっ、ぐわああぁぁぁぁ!」

「ジ、ジン! ぐえっ」

 

吹っ飛ばされた熊の亜人は不運にも階段の近くに立っていたドワーフのような亜人を巻き込み、仲良く階段を転げ落ちて行った。下からシア達の悲鳴が聞こえる。

 

この場にいた誰もが言葉を失い、硬直していた。ハジメやユエも同様だった。そして、誠司も…………

 

「おっと……」

 

トランクの予想以上の威力に呆然としていた。




誠司もハジメも目上の者や尊敬出来る者に対してはちゃんと敬語で話します。

そして、多数に及ぶオスカーのトランクの機能の一つ、盾機能です。ちなみに攻撃を受けてもトランクの中は何の影響も受けません。
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