「いかないで」と全力で引きとめられるまで転校できません   作:嵯峨野広秋

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サイは投げられた

 その顔には見おぼえがあった。

 あのループのあの日、おれは彼女と同じ時間をすごしている。

 しかし、相手は今が初対面(しょたいめん)だと思っているだろう。

 

「ど、どうも……」

 

 モアと同じダンス部のおとなしそうな女の子。

 飯間(いいま)翔華(しょうか)に「いかないで」を言ってもらおうとしたループで、ダブルデートっぽい感じでいっしょに遊んだことがあった。

 

「えーっと……はじめまして。おれは別所(べっしょ)っていいます」

「もー、お見合いじゃないんだから」 

 

 と、江口(えぐち)さんはドアをしめて、その子とおれのほうに歩いてくる。

 昼休みの美術室。

 ここでまっててねー、と江口さんに言われて「ご対面!」みたいな感じでいきおいよくドアが横に引かれて、そこに彼女が立っていた。

 

「結論から言うね。サトちゃん、ダンス部の彼とはつきあってないんだって」

「ええっ!!? ま……まじで!?」

「……」

 

 急に無言になった。

 やや口をトガらせるようにして、不満げな表情だ。

 あけっぱなしの窓からの風で、江口さんの髪と赤いスカーフと紺色のスカートが同時にゆれた。

 

「どうしたの?」

「…………うれしそうにしちゃって。私にプロポーズしてくれた彼は、いったいどこに行ったのかなー」

 

 プロポーズ? とぼそっとダンス部の子がつぶやいて首をかしげる。

 

「私にもちょっとぐらいチャンスあるかもって思ってたけど……あーあ、今のリアクションがとどめか」

「江口さん」

「勝ち目ゼロだった……ね」 

 

 くすっ、と肩をすくめて笑ってみせた。

 いつでも自然な態度の彼女だけど、この笑顔だけはぎこちない。

 いつかおれの胸をグサッとさしたあの罪悪感の痛みを思い出す。

 

「あのぉ……ごめんなさい、なんの話でしょうか。私、次の授業体育で……」

「うわ! ごめん!」

 

 あわてた様子で、おれに説明する。

 

「彼女は証人なの。ほらほら、別所くんに言ってあげて。先週の土曜日の件」

「うん……。その日は、モアちゃんが街に買い出しにいく予定だったんです」

「買い出しって?」おれは質問した。

「今度の文化祭でつかう、小道具なんです。その店にしかない、みたいなのがあって」

「ただ、その店って街の路地裏みたいなトコにあるんだよね?」

 

 はい、と江口さんのほうを向いて首をタテにふった。

 

「あまり治安がよくない場所らしくて。それで、『おれもついていく』ってトオルくんが……」おれのカオをみて、彼女は言い方をかえた。「的場(まとば)くんが、名乗りでたんです。モアちゃんは、大丈夫だってことわってたんですけど」

 

 終わったよ、という感じでおれと江口さんの顔を順番にみる。

 ありがとね、と江口さんが彼女を廊下に送り出した。

 ドアをあけたまま、くるりとおれのほうにふりかえる。

 

「さーさー、別所くん。ここでクイズだよ」

「えっ」

「今の話を、彼女にしつこく質問して、ついにききだすことに成功した人がいます。それはだれでしょう?」

「それは――――」

 

 浮かぶその姿。

 ほとんど毎日、ときには一時間目の休み時間までおくれることがあっても「おはよう」と声をかけてきて、

 だんだんと距離をちぢめていき、

 最終的にはいっしょにデートまでした、あの女の子。おれのクラスの学級委員長。

 ふちなしのメガネと、頭のうしろの両サイドでヘアピンを〈(クロス)〉させてつくる、おとなしめのツインテールの髪型。

 イメージが、本物がすぐそこにいるかのように、じつにリアルに……

 

 

「――――私のこと、なんです?」

 

 

 うわっ!!!!!

 ノドから心臓がでそうだった。

 ヤバいくらい、びっくりした。

 

 まるでワープでもしたかのような登場。

 江口さんの向こうに、教科書やノートを腕にかかえた姿勢で立っている。

 

(おいおい。これほんとなのか? なんてタイミングなんだよ……)

 

 まずいことになった。

 おれはともかく、この二人がケンカとかになったらサイアクだ。

 それだけは()めないと。

 江口さんをみる。なぜか、さわやかな表情だった。まかせて、といっているようにも見える。

 

「スエちゃん。もういいでしょ。別所くんには、心にきめた相手がいるんだよ。ヘンな横(はい)りは、やめよ?」

「江口さん、意外と探偵みたいなマネされるんですね。はっきり言って、こうなることは予想できませんでした」

 

 それだけ言うと、スッ、といなくなってしまった。

 ()し目がちな、さびしそうな顔つきだった。

 

「なんだろ。肩すかしだなー。もっとガーッって怒ってくるかと思ったのに」

「ニラんでもなかったね」

「それは、キミがいたからだよ」

 

 あーあ、とため息まじりにちいさな声をだす。

 

「せっかく真実をあばいたのに、すっきりしないなぁー」

「いや、めっちゃ助かった。ありがとう」

「でしょ? 私、役に立ったよね?」

 

 と、体を近距離まで近づけてくる。

 おれは照れかくしで「ちょっとドヤ顔しすぎじゃない?」と言った。

 

「あー! ひっどー!」

「ごめんごめん」

 

 江口さんは明るく笑った。おれも笑顔をつくってみせた。

 が、末松(すえまつ)さんのことがひっかかって、心からは笑えない。

 

 

 ――「まってます。ずっと……」

 

 

 親が不在という家にきて、とおれをさそった彼女。

 あのあと、スマホには地図の画像がとどいている。

「たぶん、行けないと思う」と送ったおれのメッセージには、まだ既読がついていない。

 そんなことを考えていたら、江口さんが真顔でじーっとおれを見つめていた。

 

「別所くん」

「何?」

「あのね……、あんなことしといて言うのもおかしいけど、スエちゃんのことは、ゆるしてあげてほしいの」

「もちろん」

「即答! さっすが私のダーリン!」

 

 と言ったあと、口元に手を当てて、心配そうに廊下のほうを見た。

 

「……やば。こんなところサトちゃんに見られたらこまるよね。あはは……」

 

 そして確認するようにもう一回「ほんとに?」ときいてきた。

 

「うん。ゆるすもなにも、わるいのはおれのほうだよ。ずっとアイマイな態度だったのが、いけなかったんだ。それに」

「ん?」

「おれは彼女をせめられない。彼女がやってきたことは、おれがやってきたことでもあるんだ」

 

 昼休み終了の5分前を知らせるチャイムが鳴った。

 そっか、と江口さんはつぶやく。

 つぶやいて、おれとまっすぐ目を合わせた。

 

「おジャマしたくないから、もう学校の中では話しかけるの、やめるね」

「モアにもちゃんと説明すれば――――」

「それはやめよ? これは私と(むかう)だけのヒミツにしたいの」

 

 風が窓から吹きこんできた。

 内に向いた毛先の髪を片手でおさえ、視線をななめ下にさげる。

 

「まだつきあってもいないのに、私たちって、なんだか元カレ元カノみたいだね」

「そうだね」

「サトちゃんとうまくいくことを願ってる」

「がんばるよ」

「転校先でも元気でね」

(あおい)も」

 

 これで最後っていうときに、ぽろっと名前呼びしてしまった。

 でも彼女はそれをトガめるでもなく、逆に、うれしそうにしていたようにおれには見えた。

 

(――――さて)

 

 しめっぽい気分になってる場合じゃない。やることはまだある。

 

 放課後。

 

 この二人に声をかけた以上、もうあともどりはできない。

 

 

「さぁさぁ、どっからでもかかってきなさいよっ!」

「闘争か逃走。好きなほうをえらべばいいんだよぉ」

 

 

 おい……いきなりスタートからこれかよ。

 この二人らしいといえばらしいんだけど。

 おれは、モアの友だちの中山と山中をあまり人目(ひとめ)につかないところへ呼び出していた。

 

「っていうかさ」中山がびっ、とおれのとなりにいる優助(ゆうすけ)を指さす。「なんで泣きそうになってんの?」

「まるで泣く五秒前」山中も指さす。「もしくは泣いた五秒後」

 

 うるせー、と優助が小声で言い返す。

 さっき教室で、こいつには転校することを伝えた。そのとき、まわりにいた何人かにもきかれたから、転校のことはみんなに知られると思う。

 

「いくなよベツぅぅ~~~~~!!!」

「ムリいえ。しょうがないんだよ」

 

 くっそー、とくやしそうに言いながら、優助はバレー部があるから体育館のほうに走っていった。

 走る姿を目で追いかけてフシギがっている二人に、おれは理由を話した。

 

「なになに、別所くん転校するの?」

「これは今世紀最大の、幼なじみ不幸者(ふこうもの)

「そういうわけなんだ。ちょっときいてくれ。あの……できればでいいんだけど、おれにモアとおしゃべりできるチャンスをつくってほしいんだ」

 

 は? と中山は右に、山中は左に、同時に首をかしげる。

 

「いや……モアと三人でたのしくしゃべってるところに、おれがわりこんできたらウザいだろ? おれも、どうやって入っていいのかわからないし。だから、昼休みとか放課後、それとなくモアのやつを一人にしてほしいんだけど……」

「なんだよそれ! おっとこらしくないなぁ!」

「悲報。幼なじみ氏、まずソトボリからうめる裏工作にはしる」

 

 さきに言った中山と、あとに言った山中を(じゅん)にみて、おれはいう。

 

「たのむ。もう時間がないんだ」

「……」「……」

 

 しぶしぶ、という感じではあったが二人は了解してくれた。

 そして、それぞれ一言、念をおすように言って立ち去っていく。

 

「ようやく重い腰をあげたなっ! しっかりやりなさいよ!」

「夏休み最終日に必死で宿題やる子どもを、手伝えない親の立場で見守るのみ。ぐっどらっく」

 

 ふー。 

 これでいいだろ。

 たとえ味方になってくれなくても、あいつらが協力してくれるのは助かる。

 

 次の日。10月25日。土曜日。

 

(電話してもダメか…………)

 

 おれは彼女のことが気になっていた。

 末松(すえまつ)さんだ。

 何度ラインしても既読にならないし、電話もでない。

 

(まさか、だよな)

 

 たくらみがバレて、クラスでの評判もわるくなるとか、思ってたりしないよな?

 そんなマイナス思考なんて……。

 頭には、ずっとあのときの彼女の姿がチラついている。気落ちしたようなあの姿。

 

(まさか、だろ)

 

 たんなる偶然だが、昨日の晩に読んでいた小説で、中学生が自殺するっていう場面があった。

 だからって、それを彼女とつなげることはない―――

 

(だめだ! 気になる! やっぱり会おう)

 

 ちゃんと無事(ぶじ)なのをたしかめたい。

 午前10時ごろ。おれは服を着替えて家の外に出た。

 

 

「どこに?」

 

 

 いく気? と機械の読み上げのような口調と()で、おれの耳に飛びこんできた音声。

 家を出てすぐ、うしろからだ。

 ふりかえると、

 

「ごきげんよう」

 

 深森(ふかもり)さんがいた。

 彼女がそこにいることより、まず、見た目のインパクトにおどろいた。

 全身黒づくめで、ドレスのような服装―――は、いいんだが、問題は目元だ。

 

「これが気になるのね」

 

 黒いサングラス。

 敬礼のような手つきで、ゆっくりそれにさわる。

 おそらくおしゃれだとは思うが、そんな服の上にそんなのまでかけていたら、さすがに人目を引きすぎるように思う。

 それは深森さんの望むところじゃないだろう。

 

「じつは、ふだんかけているメガネにも、すこし加工したレンズを入れている。きれいな透明じゃないのよ」

 

 そうか、とおれはひそかに納得した。

 たしかに、あのメガネは彼女の目が小さく見えるというか、ボヤけて見えるというか、とにかく見えづらいと思っていた。

 

 

 だから彼女は目立たない。

 

 

 クラスのアイドル的存在の翔華(しょうか)がきいたらキレるかもしれないが、もし深森さんがコンタクトにしたら、そのトップの()はひじょうにあやうくなるはずだ。

 

 それぐらいメガネが彼女の()の魅力をジャマしている。

 

「うまれつき、(ひとみ)が光に弱い体質なの。でも、こういうのをかけてたら悪目立(わるめだ)ちするでしょう? だから、今までかけたくなかったのよ」

 

 いつも見なれている景色が、ちがって見える。

 深森さんがそこにいるだけで。

 彼女はひとり(ごと)のように話をつづけた。

 

「でも決心した。私は〈これ〉をかけて生きていく。立ち向かうの、自分に。いずれループの記憶がなくなったとき、この気持ちも消えてなくなりはする。ただ、もし忘れても残る〈想い〉がひとかけらでもあれば、私はきっと黒いレンズのグラスをかけてだって学校に行ける」

「おれにはよくわからないけど、目にいいならそうしたほうがいいよ」

 

 ふっ、と目をつむって――光の加減で、かすかにすけてみえる――口元をゆるめた。不敵(ふてき)な笑み、って感じだ。

 

「あなたらしい、まっすぐな意見ね」

「で、どうしたの? おれに用事?」

「そう。10月最後の週末に、最後の世話を焼きにきたってところよ」腕を組んで、やや横向きになっておれから視線をはずす。「どこかへ行こうとしていたようだけど?」

「そ……それは……」

 

 このゴにおよんで、かくしごとしてる場合じゃないだろう。

 おれは金曜の朝に末松さんに自宅にさそわれたことと、現在彼女と音信不通なことを説明した。

 

 ふむふむ、と深森さんはうなずき、

 おれは、

 おそらくこれで聞き(おさ)めになるような直感とともに、

 

 

「あほ」

 

 

 の二文字(ふたもじ)()びた。

 口にした彼女の顔つきは、きびしい。

 

「行ったらどうなるのか、私には手にとるようにわかる。まず、あなたは家の中に招き入れられる。そしてしばらく話しこむうちに、いつのまにかおたがいの距離が近くなっていることに気づく。ひょっとしたら、男の子をドキドキさせるようなガードのゆるい姿も見せつけてくるかもしれない」

「いや、おれはただ……」

(むかう)には性欲はないの?」

「えっ!?」

「セックスにだって、興味はあるんでしょ?」

 

 おっ、おいおい!

 性欲とかセッ……とか。

 カンベンしてくれよ。こんなの近所の人にきかれたら……いくら、もう引っ越すとはいえ。

 

 おれの()く手をさえぎるように、彼女は右手を横にまっすぐ伸ばした。

 

「私が様子を見に行く。これで問題ない。地図は?」

 

 画像をひらいて、スマホを手渡す。

 3秒もしないうちに、すぐもどってきた。

 

「おぼえた。ちょうどいい機会ね、あの子とは一度」キラッ、とサングラスのはしっこが光った。「サシで話をしたいと思っていた」

「ほんとに……なにもないのかな?」

「一億かけたっていい。ケロッとしてるから。あなたを自宅に来させること、それが、これまで彼女が(おこな)ってきたテクニックの総決算。伏線の総回収。最終の総仕上げ」

 

 でたぞ。ラップっぽい言い方……っていうか、心なしかメロディまでついてたような気が……。とくに最後の「げ」なんかノリノリで音が上がっていたけど。

 

里居(さとい)さんと、うまくやりなさい」

 

 そう言い残して、深森さんはスタスタ歩いていく。

 

(ま……これで大丈夫か。じゃあ)

 

 おれはスマホでモアと連絡をとった。

 

 

「いいよ」

 

 

 あっさりOK。

 結局、土曜日も日曜日も、連続でモアとデートすることができた。

 二日とも、あいつはお母さんがのこした赤い花のヘアピンを髪につけてきた。

 

 そして10月最後の週―――。

 

 中山と山中はうまく気をきかせてくれて、おれとモアが二人で会話できる時間をつくってくれた。

 

 転校のほうに話題がいくとしんみりしたものの、だいたいおれたちの話はハズんで盛り上がった。

 

 あるとき、むかしのことを話そうとするモアをさえぎって、おれはこう切り出した。

 

「なあ萌愛(もあ)。そろそろ、思い出ばなしはやめないか?」

「えっ」

「もっと前向きなことがいい。おれは、おまえと未来の話がしたいんだ」

「未来~?」

「萌愛は、将来なりたい職業とかあるのか?」

「ん~~~、いきなりそう言われても……ダンスは好きだけど、プロになるわけないし」

「そうなのか?」

「アンタは? 将来、何になりたいわけ?」

「おれは……文章を書く仕事がいいな」

「よく小説よんでるもんね。なにかくの? ラノベっぽいやつ?」

「なんでもいいんだ」

「はぁ~!?」

「なんでも。べつに小説じゃなくてもいい」

「そうなの?」

「たとえば戦争してる人たちがいても、読んでる間だけは心があたたかくなるような、そんなものが書きたいんだ」

「戦争? なんか急にスケールでかっ……」

 

 モアは机に頬杖をついて、やさしい表情をおれに向けながら言った。

 

「でもわるくないじゃん」

 

 最終日の前日の帰り道。

 

萌愛(もあ)。手つないでいいか?」

「やだよ。恥ずかしいじゃん」

「じゃ足でいいから」

「はぁ~~~!!?? またバカいって」

 

 こつん、とおれのクツのかかとを、つま先でかるくけってくる。

 で、前にまわっておれのカオをななめ下からのぞきこんできた。

 

「って、ボケたみたいにしてるけど、けっこう本気で私と手をつなぎたかったんじゃないの~?」

「べつに」

「べっしょ」

「おおっ!!!!」

「ちょっ……うるさいなぁ」

「わるいわるい。うれしかったんだよ」

 

 だんだん、おたがいの家が近くなってきた。 

 近くなるにつれ、おれたちは口数がへっていった。

 だまっているのもな、とおれは口をあけて、 

 

「あー、えっと、これでおまえと帰るのも(さい)…………」

「いわないで」

 

 モアは、おれのほうを見ずに、そう言う。

 

「いつもどおりでいいじゃん」

「わかったよ」

 

 そこでまた静かになってしまった。

 が、だまってても、気まずくない。

 会話がなくても、会話してるんだ。

 

「また………………明日ね」

「ああ」

 

 元気なく手をひらひらふって、あいつは自分の家のほうにかえっていく。

 一度、そこを通りすぎて、わざわざおれの家までいっしょに歩いてきてくれたんだ。

 

 

「コウちゃん!」

 

 

 モアはおれのほうをふりかえって、赤い夕焼けをバックにこう言った。

 

 

「私ね、コウちゃんが幼なじみで……本当によかったと思ってる」

 

 

 夜が明けて朝になった。

 

 家をでる前、今日までずっとすごしてきた自分の部屋を、いろいろなことを思い出しながらながめた。

 

 10月31日。

 

 おれはやっと、ループの先に―――いける。

 

 

 いよいよ転校の日。

 

 

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