正義のヒーローヘヴンホワイティネス   作:アトラクション

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皆様こんにちはアトラクションです
今週も遅れた・・・まじでなんなのこの忙しさ!一週間で2話投稿したいのに!!!涙

あ、あともう一つ

女性との約束は守ろう

それではどうぞ


96・監獄襲撃・6

 

 「なんじゃ今のは・・・!」

 

 赤天と呼ばれる老人が御札を両手に広げて、爆撃の怪人と対峙していた時に、すぐ下の階層から大きな轟音が響いた。

 

 耳を劈く、もしくは鼓膜を破壊しそうな程の強烈な音。音の逃げ場の無いコンクリートと鉄に反響しあいながら、光ある遥か上の階層へと駆け抜けていった。

 

 それは音なのか、それとも何かの唸る、叫んだ声なのか・・・。

 

 なにはともあれ、それが生物から出た声だと言うのは長く生きている経験から赤天には理解できた。

 

 (なんと言う事じゃ・・・)

 

 歳を取って積み上げた退魔の能力を持ってしても、その体内を揺さぶる程の咆哮を上げる生物が、ヘルブラッククロスに居るとは、赤天にとって見れば得体が知れないでは済まない。圧倒的驚異、そして規模と底が見えない未知の組織の存在。

 

 それらが眼の前の爆撃の怪人と同じ様に、巨大な壁となって立ちふさがる気分だった。

 

 「どうしたクソジジイ。龍の先輩の大声にブルッちまったか?ブルっちまうのは風呂場でションベンした時だけにしとけよ」

 

 この若造は今回交戦する事になってから、ずっと品性を感じさせない言葉使いで話し続けて、赤天に軽蔑の目線を送り続けている。

 

 下で叫んだ声も恐ろしいのだが、この爆撃の怪人も赤天の天敵になっていた。

 

 退魔師の操る魔を打払う能力は、魔人だけに限らず、異人というカテゴリーで呼ばれる全ての種族には、大抵通用するし、ダメージも入るモノだ。

 

 かつて退魔教会としての任務においても、謎に満ち溢れた人の形をした異形の怪物にも通用したのを赤天は覚えているからだ。

 

 破邪の札、破邪の剣、破邪の聖剣、その他様々な退魔の力を持って、赤天は道を踏み外すまでは色々な悪性存在と戦ってきた。

 

 故に・・・今回もこの老人の退魔の力は、怪人であるこの若造にも通用するはずだった。

 

 この爆撃の怪人はボロい黒のコートに身を包み、ノースリーブみたいな奇妙な服装と引き締まった腕を振り回しながら、触るモノ全てを爆弾とし、任意で爆破する、文字通り爆撃を得意能力とした怪人。

 

 ヘルブラッククロスの怪人には退魔の能力が通用するのは、レイナとナルミを陥落させようとした時に現れた、進化の怪人の登場により効く事自体は覚えている。

 

 だが最も異質だったのは、この爆撃の怪人が札に触れた瞬間、悪の主属性となっている怪人の能力によって上書きでもされるかの様に、爆弾化させられてしまったと言う事。

 

 自分の破邪の力も、破魔の力も、どんなやつにも敗けない最高峰へと上り詰めた実力だと今も信じて疑わなかった。

 

 (・・・この怪人には、何も通用せぬのかっ)

 

 札に触れるだけで破邪を無力化し、最後はこの怪人の武器となる。そんな事を何度も繰り返され、赤天のシャバへの希望はどんどん失われてしまっていた。

 

 (かくなる上は・・・いいや、自害だけは・・・)

 

 こんな怪人に問答無用で殺されるのだけは納得が行かない。とは言え勝ち目が無いのであれば、自害しか選択肢が無い。極端な考え方だが、命乞いをして生かしてもらえるとも思えない。

 

 (せめて、最後まで戦うか・・・?)

 

 一生懸命戦えば、きっと一撃ぐらいはまともなダメージは入るかも知れない。だがそうなる前に、この怪人に触られれば、それはもう赤天の人生の終わりを意味している。

 

 洗脳、催眠、攻撃退魔術、眼くらまし・・・。

 

 様々な選択肢を考えるも、結局出てくる選択肢は・・・。

 

 (くぅ・・・死ぬしか無いのか・・・)

 

 爆撃の怪人に何も通用しない。攻撃も届かない。逆に触れられたら即死の条件を満たす。

 

 ボロボロになったコートを翻して、爆撃の怪人がゆっくりと死の手を近づけてくる。

 

 「さあ、終わりにしてやるよ。クソジジイ」

 「おのれ・・・!」

 

 爆撃の怪人の勝ち誇った顔に、赤天の悔しさと起死回生の作戦を練る、微妙な表情。

 

 オレンジ色の囚人服を着た老人、赤天は死を回避出来るのだろうか。

 

 取り出したのは退魔の札。何枚爆撃の怪人によって爆縮されてただの燃えカスになろうとも、最後まで抗い力の限り戦う道を選んだ事で、爆撃の怪人とにらみ合う。

 

 「いいねぇ、死を覚悟したのに諦めずに立ち向かおうとするその気合。ただの老人ってのがネックだけどな」

 「抜かせ小童・・・儂とて男じゃからな。ここで逃げる訳には行かぬのだよ」

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

 コンキリエ。

 

 私がそう呼ばれていたのはもう40年も前の話になる。

 

 魔王コンキリエとして、オレキエッテ帝国との戦いに飽きて来た頃、私がなぜ自分の心に満たされない想いがあるのか、それを考えた結果、出てきた答えは一つだけだった。

 

 『・・・女が足りない』

 『はい?』

 

 隣で確か・・・そう、アマトリ。そんな名前の側近がきょとんとした顔をしているのを覚えている。

 

 魔法界を支配し尽くそうと息巻いていたあの時とは違い、私は名を捨てて過去を忘れて、次なる新天地を目指そうと別の世界への移住を決めた。

 

 アマトリに全てを託して、私は魔法を扱う事のできない存在が蔓延るもうひとつの世界、人間界へとこの脚を踏み入れた。

 

 女。私の欲望を満たしてくれる、美しい存在。そんな女も魔法が使えるのでが抵抗されて、結局殺してしまう。

 

 神になるとかよりも、私は女がたくさん欲しかった。

 

 はは、今になって思えば相当自分勝手な理由で魔王軍を降りたモノだ。つくづく自分の思いつきは、周りに迷惑をかけているとあの時も痛感していたよ。

 

 私が・・・人間界の支配を開始しようとした時、魔法の闇人と名乗る事で、ウラシャカイに自分と自分が造り上げた存在達の生きる証明を果たした。

 

 北度固化の街を支配し、闇を握り、魔法で全てを支配する。

 

 私達の下に集った者達だけで暮らせる、酒池肉林の魔法の世界。

 

 それこそが私、魔法の闇人が目指した圧倒的至福な世界であり、支配を完了させた未来の姿はずだった。

 

 『あなた達の好きにはさせないわ!』 

 

 その少女は、急に現れた。

 

 私の眼の前で、私意外が使えないはずの魔法を使って。

 

 『魔法少女サクラ!ケンッ!ザァンッ!』

 

 幾度と無く我が組織、マージ・ジゴックの精鋭とその任務を打ち砕き、たった一人で私を捕らえる寸前まで追い詰めてくれた、魔法少女。

 

 『覚悟して!マジカルマジカル〜!』

 

 最後の戦いにおいては、マージ・ジゴックは壊滅されてしまい、私の計画もこの少女を倒さない限り達成する事はありえない状況になっていた。

 

 私の持つ全力と彼女の持つ全力において、魔法の打ち合いが始まる。

 

 血を流し、魔力を使い、肉体を削り、精神を減らす、大きな戦いであった事は私がよこう覚えている。

 

 全ての魔法の打ち合いを制し、この私の上に魔法の杖を掲げて鎮座するのは、魔法少女サクラ。

 

 私の上に浮かぶ(立つ)等・・・おこがましい。そう一瞬だけ思ってしまった。

 

 はは、それと同時に、負けると言う事、勝てなかったと言う事、計画も無駄に終わったと言う事、全てを思い出した。

 

 次。次こそ私に計画成就のチャンスがやってくれば、今度こそ全ての女をこの手に抱きしめ、支配してやろう。

 

 ・・・その好機が、今日この日にやってきては、私は胸が高鳴った。

 

 それなのに・・・。

 

 「ヒャーハハハハハっ!!」

 

 悪魔の様に笑うこの少女も、幾度となく私の魔法を切り抜けて、この私、マージ・ジゴック頭領の魔法の闇人の上に、飛んでいる(立ちはだかる)のだ。

 

 「魔法の攻撃ってもう終わりなの!?もっと楽しませなさいよ!」

 

 黄金の鎧と黄金の刀、そしてどんな異人よりも血走ったその眼は、私に生物として全ての防衛本能を上回る恐怖を植え付けてくれた・・・。

 

 黄金の鎧を装備して、右手にも東洋の武器の形状をしたサーベル、カタナと呼ばれる武器を握り、溢れんばかりの狂気を双眸に宿した、美しい小顔の少女。

 

 私がこの世界に侵略を開始した時には、見たことの無い美貌を持っているのにも関わらず、その洗練された強さは、かつて魔王として魔法界に君臨していた私でさえ眼を奪われそうな、そんな女性としての憧れを持たせそうな雰囲気を醸し出している。

 

 なにより恐ろしいと思ったのが、この女・・・名前はリコニスだったかな?

 

 私の魔法をいとも簡単に斬り裂いては、私が繰り出した魔法の死体でさえも復活が不可能になるぐらいに細斬れにしてくれた。

 

 本当の意味での屍の山を築いただけではなく、その山を踏み越えて何度もこの私に肉薄してくる。

 

 そのたびに彼女は・・・リコニスと呼ばれていた少女は、歪に引きつった笑顔を見せてくる。

 

 油断すればこの身体に傷、いいやもっとわかりやすく言えば、致命傷を与えかねない程に鋭い攻撃の数々。それは私に久しく忘れていた、油断と言う感覚を思い出させた。

 

 「あーほらほら、退屈させないでちょうだい。サクッと殺すわよ?」

 

 かつての魔王であるこの私を前にしても、ここまでの余裕を見せつけてくれるとは、ヘルブラッククロスとはよほど優れた人材で固められた組織なのだろう。

 

 かれこれ何時間ここで戦っているか解らない。時間を忘れさせる程に、リコニスはただただ私の眼の前で私の繰り出す魔法を嬉しそうに斬り潰して行く。

 

 それを幾度も繰り返して、私は気づいた。

 

 「はは、もしかしたら、勝てないかも」

 

 乾いた笑いは生まれながらの癖だった。黄金のレガースが血で汚れた地面で輝いて、狂気の存在が命を刈り取る音を鳴らして、ガツン、と近づいてくる。

 

 その癖を出すたびに・・・死神リコニスが私を嬉しそうに見つめてくる。

 

 「ええ〜諦めちゃうの〜?えーんリコニスちゃん暇で泣いちゃいそーよよよー」

 

 わざとらしい泣き顔を見せて隙でも晒しているつもりなのだろうか、背を向けて彼女は私の前で泣き出す。普通ならばこの先は不意打ちをするチャンスだろう。

 

 逃げるのも良いかも知れない。

 

 だが・・・。

 

 かつての魔王であった事、マージ・ジゴックの頭領である事、そしてなにより無数の女をはべらせる事。

 

 全てがプライドとなって重なった事で、私は全ての魔力を織り交ぜた全力の攻撃を、全開のチャンスの下、確実にぶつけてみたくなった。

 

 両腕を交差させてから、うねる蛇の様に腕の周りに手を回していく。

 

 そうして再び胸の前で開いた両腕には、炎の様にゆらめく魔力を灯して、かつて魔王にまで登りつめた最大の魔法を発動する準備が整った。

 

 これで殺せるならばきっと私が日の光を拝める事だろう。

 

 「だが・・・殺せなかったら・・・はは・・・」

 

 もし失敗したら?なんて事を考えてしまった。

 

 もしそうなったら待っているのはなんだと思う?

 

 失敗した時、私に待っているのは【全て】だ。

 

 【全て】が私を待っている。

 

 だから、失敗はできない。

 

 「えーんえーん・・・はやく攻撃しないと、そろそろ殺しちゃうよ」

 「マジカルマジカル・・・」

 「お?やる気になった〜?じゃあもう少しだけ後ろ向いて嘘泣きしてるね〜」

 

 背中から語る声はいかにも馬鹿にしてくれる喋り方。

 

 「はは、嘘なきしてたんだ・・・」

 

 それはそうだろう。この人は人間であっても、ただの人間じゃない。

 

 あの装備による恩恵は大きいのだろうが、それは操ろうにも常人では不可能な高性能な装備である事は、異人とカテゴライズされている私にも十分に解るモノだ。

 

 きっとこの先、この死神は常に満たされる事のない飢えと、一瞬の満足感を与えてくれるモノを見つける為に、戦い続ける。

 

 失敗なんてするつもりは無いが、それでもこの後はそうする為に生きて行く、そんな事を思ってしまった。

 

 私の手足、身体に魔力が流れ込んでくる。

 

 闘気はやがて大きくなり、魔力はどんどん強く膨れ上がっていく。

 

 「マジックズ・マジカル・ウンデルヴァ・コンキリエ」

 

 どちらにせよ・・・私は勝たねばならない。力を示して、この死神を倒さねばならない。

 

 「ダークネス・グランド・パスタトニヤ!」

 

 黒い炎が丸く膨れ上がり、それは巨大な槍となって死神に飛んでいく。

 

 当たれば国を一つなかった事に出来る、私が持つ最大の魔法攻撃。

 

 これで死なないとすればそれは嘘だ。

 

 漆黒の炎が槍となって飛んでいき、空気すら焼き尽くしながら黄金の死神に迫る。

 

 「へぇ・・・───ちゃんみたいな技だね」

 

 くるりと簡単に振り向いた少女は、この技、この炎を見たことのあるような素振りをして、まるで驚きもしない。

 

 「はい・・・次は?」

 

 そしてその次は私でも捉える事のできなかった速度で、魔法を真っ二つに切り裂いた。

 

 当たる事なく左右に分断されてしまった炎は、勢いだけは弱る事無く暗闇の向こう側を照らしながら壁に当たって轟音を鳴らすだけに終わった。

 

 「あれ?終わり?」

 

 あっけらかんと言い放つこの顔は、もう種をもっていない私からすればただの挑発だ。

 

 だが・・・。

 

 今の私には反論する事も、次の一手を放つ事も、もうできない。

 

 はは、終わった。

 

 「・・・」

 

 今の私は茫然自失としているだろう。膝から崩れ落ちて、言った通りの【全て】が私に待ちかまえていた。

 

 「ねぇ・・・お前、名前はなんて言うんだっけ?」

 

 ?おかしな事を聴いてきたと思ったが、そうか、最後に名前だけでも覚えておいてくれるのか。ならば私の真名を言おうか。

 

 【全て】を受け入れよう・・・私は魔王でありながら、地獄を謳う組織でありながら、ただの人間の少女にさえ私は勝てなかったのだ。

 

 「我が名はコンキリエ・・・」 

 「そう。コンちゃん、私達さ、目的があってここに来たのを思い出したんだ。君が戦えないなら、もういいよ。程度はだいたい解ったし」

 

 つまらなさそうに、しかし納得の言った声音をして彼女はそう言った。

 

 見逃されたのか?いや違う。

 

 これは・・・無理に戦いをしたとしても、最早退屈しのぎにならないと判断されたのだ。

 

 ・・・!殺される事さえ無いと言うのか・・・。

 

 殺す価値すらも見いだせないと言うのか! 

 

 「あのさーそういう殺気を出せるなら最初っから出そうよ〜。ま、今更出されても私はもう戦わないけどさ。なんか飽きちゃったし」

 

 死神の気まぐれか、彼女はへらへら笑いながら、私を見下している。

 

 「あ、でもコンちゃんって面白そうではあるよね。いつでも殺せそうなモロさと言うか。うーん、子犬みたいな?これから私達の目的を邪魔しないでくれるなら、見逃しても良いよ。あ、行くとこないならうち来る?」

 「・・・??」

 

 次々と話す内容が変わ。さっきまでの緊張感が嘘の様なほぐれ具合に、身体が震えている。

 

 「ま、目的の達成までは、逃がすつもりは無いんだけどさ。一緒に来る?最下層」

 

 死神の気迫はすでに薄れ去り、この私に対してまるで友人の様に接している。

 

 優雅にも見える歩き方に、未だなお拭えない恐怖。

 

 恐ろしく見えて、それでいて圧倒的な力を私に示した行動。

 

 ヘルブラッククロス・・・名に違わぬ実力者の揃う組織、か。

 

 はは、次の気まぐれでは殺されるかも知れないな。

 

 地獄。

 

 良いだろう。私も・・・死神に惹かれた者としてついて行こうか。

 

 っと言うよりも・・・そうした方がこの先生きていける様な気はしているよ、はは・・・。

 

 「ほーら爆ちゃーん!老人虐待はもういいから下に行くよー」

 

 先程までの腰巾着の様な大男を従えている辺り、異人よりも強いのは明白、か・・・。

 

 「うっす先輩!あ、この老人命乞いしてきたんで、連れ帰っていいっすよね?」

 「ん〜?好きにすれば〜?紫辺りがユーコーカツヨーするでしょ」

 

 あの老人・・・生きていたのか。

 

 だとすればあの老人と、爆と呼ばれたあの怪人との戦いは、どうやら怪人、とどのつまりヘルブラッククロスの勝利になった、と言ったところか。

 

 「のう、魔法の闇人よ・・・ヘルブラッククロスは、怖いところじゃ」

 

 彼がおずおずと近寄りながら私に声をかけてきた。すがる様な声と仕草は人間が恐怖に怯えきった時とほとんど同じ。

 

 その姿を見て私も共感を得た気分だ。この薄暗く鉄とコンクリートに囲まれた地下監獄における癒やしみたいなモノに近いな。

 

 「はは、私も同じ事を思っていたよ・・・」

 

 まだ私の方は正式に答えをもらってもいないし、自分からついていくと伝えても居ない。

 

 だけど・・・なんでだろうな。

 

 恐ろしい組織についていく事、そしてこの少女に勝てなかった事。

 

 あまりにも呆気に取られる様な事が続き、私が一番驚いているが、なぜだかまだ生きていられると言う実感だけが、私のこれからの人生に大きな転機を与えてくれる、そんな気がしていたのだ。

 

 はは、この私が誰かの下に就く事が来るとはね。思いもしなかった。

 

 何よりもこの怖い少女の後ろ姿を見ていると、私はヘルブラッククロスに逆らう事をやめようと思った。絶対に。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 地下30階。

 

 龍の怪人と毒蛾の怪人がお目付け役として、コンキリエと赤天を監視させる為に、上の階に置いてきた。

 

 途中で上から降ってきた触手、犬、紐の怪人にもその監視を任せてリコニスは爆撃の怪人と共に、いよいよ虹層作市最大の監獄、その最下層へと脚を踏み入れた。

 

 このフロアに捉えられている囚人達は、居るだけで死刑が確定している存在達で埋まっている。

 

 死刑と一言で片付けても、実際には刑が執行される事はほとんどなく、彼らのほとんどが無期懲役を喰らい、そしてその時が来るまで何もせず無気力に生きる事を強いられる。

 

 退屈で何も満たされない、強欲に生きた者達のつまらない人生は、今日で終わりを迎える。

 

 生きたいと望む者は多かれ少なかれ、より深い闇の向こう側へと手を差し伸べられ、ただの自由を求めた愚か者は、17歳の少女の手によってサクッとあの世生き。

 

 いきなり現実を壊して、差し伸べられた地獄の死神の手を受け入れた者達は、より一層深い悪の道へと脚を伸ばしていく。

 

 左右に見えて暗闇の奥へと続く独房の一つの部屋の中にあるのは、かつて度固化市では有名なヤクザだった凶悪なアウトローが、下半身と上半身を真っ二つに切り離された死体となっており、その隣の独房では嘘の様に綺麗に整った部屋。

 

 そしてその隣はまた細切れにされた死体があり・・・そんなモノが順番に並んだ無数の部屋では、ヘルブラッククロスに賛同した囚人達が年齢問わず爆撃の怪人とリコニスによって手綱を握られる事となっていた。

 

 いつもならばひときわ静かなこの独房フロアも、ヘルブラッククロスの下で自由を得た事で旺盛な騒ぎが開かれている。

 

 そんな中・・・。

 

 「あっれれー?お久しぶりだね〜柏木タツヤ〜」

 「おやおや・・・本当にお久しぶりですね、リコニスさん」

 

 騒ぎの中でも余裕な表情を崩さず、ギンジにぶん殴られて腫れた頬はそのままの顔の男が蛇の様に首を伸ばして、リコニスの到着を今か今かと待ち構えている様子にも見えた。

 

 「総統はわたくしを見捨てては居なかった、というところですかね。いやぁ、良かったですよ。ささ、早く拘束を解いてください」

 「・・・」

 

 大幹部同士の再開なのだが、リコニスの顔は笑顔のまま、ただひたすら無言であった。

 

 「うーん、拘束を解いてあげるよ・・・でもさぁ、その前に」

 「はい?」

 

 糸目の男・柏木タツヤはリコニスの返答に、何か不穏なモノを感じ取った。

 

 感じ取ったと同時に、リコニスが左手であるモノをぶら下げていた。

 

 それは右腕(・・)

 

 布・・・とは言っても麻の素材で頑丈なモノにくるまれ、それを粗雑に斬られており、リコニスがそれを持っているという事自体は不思議な事では無い。

 

 さらにその布にくるまれた腕は真っ赤に染まった部分があり、水滴がポタポタと落ちている。

 

 斬った──ひと目でそれが解るモノ。

 

 ではその腕は一体誰の(・・)モノなのか。

 

 「この前は私に嘘をついたよね?」

 

 ミヤコを捕まえる時にこの男に協力をしてあげた。リコニスは協力する見返りとして、ヘヴンホワイティネスに寝返った進化の怪人こと、佐久間ギンジと戦う約束を取り付けていた。

 

 いつもリコニスの心の中に居座って離れないあの男と一緒に居る事で、リコニスの退屈は払拭される。その退屈と暇を全力で闘争に変換してくれるのは、ギンジしか居ない。

 

 だと言うのにも関わらず、タツヤはミヤコを捉えた時にギンジを痛めつけていたのだ。

 

 異質な怪物(あんなモノ)まで総統から借りてまで、ギンジを打倒し、ミヤコを傷つけ、リコニスとの約束を破ったのだ。

 

 「・・・はい・・・?」

 

 タツヤの顔に大きな玉汗が流れる。額から鼻筋を通って、口元をその重さと垂れる勢いで顎に流れていく。

 

 拘束されて動けなかったタツヤの顔がじっとりと汗に濡れていく。

 

 その眼の前ではリコニスがタツヤの顔の眼の前に、右腕をぶらぶらと振り子の様に揺らして見せびらかす。

 

 「ねぇ・・・わざわざ交差させて胸の前に拘束されていたのにさ、何も感じな〜い?」

 「・・・は、い?・・・?」

 

 その右腕が誰のモノなのかは、だんだん解ってきた。

 

 どうやって気づかれずにリコニスが斬ったのか。

 

 どうやって・・・誰から・・・気づかれずに。

 

 肩の近くまでもある腕。大人の、しかも成人男性の右腕。

 

 それをリコニスが斬りとってタツヤの顔の眼の前で見せびらかしている。

 

 でもそれも飽きたのか、思ったより狂乱しないタツヤに業を煮やしたのかは誰にも解らないが、右腕をぼとりと床に落とす。

 

 落ちた衝撃で中につまった肉が弾けて、血液の塊がごろりと鉄の床に広がり、痛烈な血の匂いが部屋に充満していく。

 

 流れる血の匂いはどんどん広がっていき、ドアの向こう側にまでその匂いが飛んでいく。血気盛んな犯罪者がこの匂いを嗅いで、何か不穏な雰囲気を感じるには十分だろう。

 

 「まぁほら、拘束解いてあげた後にさ、瞬間移動とか使われると嫌だし、抵抗できない様にしてさ、ヘルブラッククロス流で言うなれば〜ボコボコにしてから連れて行こうぜってやつ?解るでしょ?」

 

 ニタニタと完璧な勝利を得た死神は、黄金の鎧に光を当てて輝かせている。

 

 「ど、どうして・・・お、同じ組織の、大幹部なのに・・・」

 

 玉汗を沢山流しながら、乱れる呼吸を必死に取り繕うとタツヤがリコニスの顔を見上げた。

 

 自分の足元に転がっているのは、自分の右腕だ。タツヤの30年以上の人生の中で一番よく知る右腕だ。

 

 右腕だったモノだ。

 

 「ああ、ちなみにさ」

 

 リコニスはさぞつまらなさそうに、それでも嬉しそうに、歪な口元で笑みを浮かべた。

 

 「・・・ヒィ」

 

 引きつった声と共に、ここで痛みが意識としてタツヤの胴体に走り始める。

 

 上手く呼吸ができずに汗を流して、見上げた先に侮蔑と勝利の2つを混ぜた顔で三日月が嗤う。際限無く広がり続ける悪の中の悪。

 

 総統と同じ巨悪をその身に宿し、心までもが狂気に満ち溢れたと言うのが解る顔で、牢の明かりが怪しく光りながら後光の様に輝き始める。

 

 リコニスの後頭部から伸びる光が、タツヤに今までに無い恐怖のどん底に落としてくれる気迫を感じさせた。

 

 「あ、あとさ〜別に死にはしないだろうけど〜・・・」

 「ま、まだ何かするおつもりですか・・・?」

 

 右腕を根本から斬られただけでももう十分なのに、まだ何かするつもりでいる。

 

 「ん〜そうだね〜・・・もっと痛いコト、してあげる」

 「は、い・・・?」

 

 思わずタツヤもひきつった声をもう隠そうともしない。

 

 正確に言うのであれば【出来ない】と言うのが正しいのだが。

 

 「そ、そんなコトしたら、そ、総統も黙ってはいないはずでは」

 「ん〜」

 

 小首をかしげながらリコニスが鼻で笑ってみせる。

 

 今までも命令は結果的には守った事がある。だから今回も結果的に組織の目的であるタツヤの奪還。

 

 それが出来ればなんでも良いという考えが、たった今リコニスの脳内中に駆け回った。

 

 頭の中で自己完結を行うと、リコニスが大股開きでしゃがみこみ、自慢の黄金の刀を逆さまに持ち直す。

 

 黄金の刃の切っ先が向けられた先は・・・柏木タツヤにとって、全ての男性において絶対に必要な場所であり、絶対に守らないといけない場所。

 

 「ま、まさか、本当に・・・するおつもりですか」

 

 奪還しに来てくれたのでは無いのだろうか。

 

 助けに来てくれたのでは無いのだろうか。

 

 自分をもう一度ヘルブラッククロスの大幹部として、活躍させてくれるのではないのだろうか。

 

 「まぁホラ、無事に連れて帰って来いなんて言われてないし?」  

 

 三日月が一つ、逆さまに現れる。

 

 「それに腐っても右腕だけじゃ逃げられちゃうかも知れないし?」

 

 もう一つの三日月がまたも逆さまに現れる。

 

 「約束破るしさ?ギンジちゃんにも敗けるしさ?」

 

 最後に三日月が2つの尖った先端を上に向けて現れる。

 

 3つも三日月はリコニスの顔に浮かび上がり、弱い者いじめを全力で楽しむ悪魔の顔。

 

 最早見慣れたその顔は、タツヤに絶望の表情を作らせるのには十分なインパクトであり、文字通りの絶体絶命だった。

 

 「さっきは手早く腕を切り落としてあげたけど〜・・・今度はいっそ死んだ方がマシって言わせちゃうぐらい、ゆ〜っ〜くっり・・・」

 

 黄金の刃の先端がタツヤの股間、その中心である局部に向けてゆっくりと進み始めた。

 

 脚は椅子に括り付けられており、腰もベルトで固定されている。

 

 つまり身じろぎはもう出来ないと言う事。

 

 「アハハ、ま、死んだら死んだ時考える感じで!」

 「ま、待って!やめっ、嫌だぁぁーー!」

 

 リコニスが両手で刀を下におろした。黄金の刃が突き刺さり、一瞬にして想像を絶する凶悪な痛みがタツヤを襲った。

 

 「んぎょおえあああっ───!!!!!」

 

 かくして・・・ヘルブラッククロスの大幹部柏木タツヤは下半身不随になりながらも、無事?に奪還され、組織に戻るのであった。

 

 「1速〜!2速〜!」

 

 突き立てた刃をぐりぐりと回して、車のギアチェンジの要領で刃を回していく。もちろんその刀はタツヤの股間に突き刺さったままだ。

 

 誰にも助けてもらえないタツヤの凄惨な姿を見た爆撃の怪人は、こればかりはリコニスに難色を示すのだが、怖いから何も言わない事にした。

 

・・・・・・・・・・・・・・

 

 「あ〜参ったね」

 

 時刻は18時をそろそろ回る頃。

 

 虹層作市の監獄へと突撃を果たそうとした日本軍は、突撃と同時に2000を超える軍隊を取り囲む黒い絨毯の存在を確認出来た。

 

 それは黒い絨毯と呼び出しただけであり、本当は絨毯ではない。

 

 そう思わせる、そう表現せざるを得ない様な程の黒いスーツ、黒いヘルメットを装備した人の群れ。

 

 黒いヘルメットが無数に立ち並び、しかも異形な者も居て・・・。

 

 何より銀葉イオリが驚いたのが、自分達を余裕で超える敵性存在の数。

 

 いつの間にか、それも誰にも、ただの一人にも気づかれずに、2000を超える黒い人影、否絨毯。

 

 街の果てにまで伸びるその黒い絨毯は、イオリを始め隊列の部下達にもはっきりと視認出来ていた。

 

 もっと異常なのがその黒い絨毯にまぎれて、戦車や部下、街の人々を思い切りなぶり殺しにしていく大きな身体の怪物だ。

 

 「・・・困ったぜ、まじで」

 

 イオリは二丁のサブマシンガンを構えるが、四方八方から襲いかかって来る敵の大包囲網から次々と部下達を襲う攻撃の音。

 

 日本の軍隊を相手に数で押して襲撃をしかけて来る以上、彼らに生きて帰るつもりは無いのだろう。  

 

 残暑の熱気と混乱渦巻く熱気が混じり合い、イオリは大きな身体の怪物を遠目に冷や汗を流す。

 

 遠くで見ても軽く左右に並ぶビルと同じぐらいの大きさ、その体躯を誇る石像の様な怪物。それが車道の真ん中、黒い人影を見下ろす形でイオリには見えていた。

 

 「近くで見れば・・・15メートルぐらいか?始めて見たぜ」

 

 こくりと硬唾を飲む。

 

 その怪物が足元の戦車まで近づいた途端に、思い切り巨大な拳を叩きつけた。

 

 思っていたとおりの爆音が響き、戦車はコンクリートと共に破壊と陥没に巻き込まれる。

 

 更に巨大石像が殴った衝撃は、風圧を巻き起こして日本軍を還付なきまでに叩き潰す、文字通りの蹂躙とも呼べる一撃が繰り出された。

 

 近くのビルを揺らし、街を破壊し、イオリの部下や同僚達を軽く散らしてくれる。

 

 もう一つのある方角からは、黒いスーツを着用した女性と思わしき存在が、両腕を振り上げる。

 

 大人しそうな見た目とは裏腹に、その腕は一瞬で人の腕の原型を無くし、代わりに黒く太く反り返った、牙の様な形へと変わっていった。

 

 「今度はなんだ・・・!?」

 

 日本軍の迷彩装備を着た者達を、下から突き上げて思い切りその牙が猛威を振るう。

 

 サイの首の要領を全身で体現しているのか、その女性はどこか悲しそうな表情で、人も軍用車も突き上げるだけの攻撃で、日本軍を蹴散らしていく。

 

 「なんだなんだ・・・」

 

 最早その光景を2つ見せられては、イオリに攻撃する意思が見せられなくなってしまう。

 

 「その身に刻め!地獄の重圧!!」

 「!?」

 

 更にさらに違う方向からは、野太い男性の大声。

 

 撤退すら出来ない包囲網の中で、イオリを始めまだ中心に立っている日本軍隊達が声の方向に振り向く。

 

 体格の良い男性は人の形をまだ保ったままだったが、黒いスーツの両腕が太く広がり、スーツの生地が裂けて行く。そこから見える腕は筋肉が膨張して漆黒の豪腕が姿を表す。

 

 「この力!この破壊力!流石は裏社会を牛耳る組織!聴いて驚け、国家の犬よ!」

 

 豪腕を振り回した男が戦車を殴り抜いて、持ち上げてはイオリの居る方角へと投げ飛ばしてきた。

 

 「我々はヘルブラッククロスに協力する事を選んだ、神に見捨てられた者達!」

 

 豪腕の男が魂の叫びを上げる。

 

 豪腕の男の名前はヘルブラッククロスの怪人でありながら、怪人としての固有の名を持たない新たなイレギュラー。

 

 それぞれここに立つ三名の怪人達、神に見捨てられ、運命に弄ばれた存在、その怒りを日本軍にぶつけている。

 

 豪腕を振り回す体格の良い男の名前は、神宮ヒシヤ。

 

 腕や脚、頭から牙の様なモノを生やしている少女の名前は、神宮カクミ。

 

 巨大な石像となり一撃だけで確実に国家戦力を追い詰める男の名は、神宮オウテ。

 

 怪力の怪人・ヒシヤ。

 

 (つの)の怪人・カクミ。

 

 巨像の怪人・オウテ。

 

 自分の父親である神宮ソウイチロウの指示の下、この虹層作市の襲撃に参加した神宮財閥によってその運命を弄ばれた不幸の存在。

 

 彼らには全て・・・地獄からの力を得た。

 

 怪人化した事で、人を超越した力を得た彼らは、先ずは力を実感する為に、ドクターパープルの監修、総統の許可、そしてソウイチロウの指示による襲撃の第二陣として、ここにやってきた日本軍を撃破する事を最大の目的として、大量の戦闘員達と共にこの街へとやってきた。 

 

 「クソ・・・総員!自分の命の事だけ考えろ!なんとしても、本部へ撤退しろ!」

 

 投げ飛ばされた戦車の下から、苦しそうな表情をしながら這い出たイオリが、悔しさと焦り混ぜた声でまだ生きている仲間全員に、指示を出す。

 

 集団で逃げるのは無理でも、なんとかして個人個人で逃げてもらわないと、正義が復活する事が出来ない。

 

 そもそもこんな実力の差を見せつけられたのでは、勝てるのかどうかさえ解らない。

 

 でも逃げなければ。

 

 こんな怪物を相手にしていたら、命がいくつあっても足りないと、軍隊としての責務よりも、命が惜しく感じてしまった。

 

 テロが相手ならば、この装備でも事足りたのだろう。でも相手が怪物ならば、今は逃げるしか無い。

 

 「おい本部!生きている人たちだけでも逃げるぞ!」

 

 本部への返答は待たずして、イオリは撤退を選ぶ。まだ生きている仲間たちも同じく、なんとかして戦闘員の壁を切り抜けて脱出、そして交戦を開始している。

 

 本当ならば一般市民を守らないといけない。

 

 本当ならばここで逃げずに戦わないといけない。

 

 本当ならば死ぬまでここに居ないといけない。

 

 その覚悟を持っていないといけない。

 

 だが・・・あの怪物を始め、この黒い特殊なスーツを着た者達が、街を包囲していると言う事は、恐らく・・・。

 

 (この街はもう・・・)

 

 終わっている。

 

 ヘルブラッククロスと呼ばれる組織によって、この街は一瞬で破壊されつくしているに違いない。今は中央に居るが、おそらくこの黒い絨毯は、街の出口、外側にまで埋め尽くされているのだろう。

 

 (戦争でも起こす気かこいつら・・・!)

 

 ヘルブラッククロスの戦闘員の一人を銃殺し、イオリは特攻を開始する。もう上下左右正面背後、どこに味方が居るのかも解らない絶望的な状況になってしまっているが、それでもイオリは逃げる。

 

 「どけぇぇ!!」

 

 怒号を上げて、引き金を絞り、思い切り前に突撃する。

 

 夜の闇が迫れば、完全に勝ち目がなくなる。

 

 銀葉イオリはこの悔しさを背負い、敵陣突破を目指して突き進むのであった。

 

 

 

続く  

 

 

 




お疲れ様です。

女性との約束は守ろう(二度目)

今回リコニスの成長があるとか言ってたけど、単純に速く強くなってたってだけで、人間キャラの戦闘能力の成長って難しいね。
○白ミドリコ?彼女はロケットランチャーなので・・・

キャラネタ書きます

リコニス
まじでイカれたクレイジーウーメン。
シャンプーは青りんごの香りが好み。
タツヤの男性敵象徴をぶっ壊した。

柏木タツヤ
リコニスとの約束をやぶった事で、泣かされた。泣いたと言うか絶叫した。なお男性器は修復不可能となり、下半身不随にも陥り、犬の怪人に乱雑に持ち上げられている。

コンキリエ
リコニスの強さに恐怖してヘルブラッククロスの犬になった。
サクラが最後に戦う敵

赤天
爆撃の怪人との戦いにおいては、好みの女性をどうするか、それについて命乞いをした結果意気投合はした模様。だがヘルブラッククロスの犬。
レイナが最後に戦う敵

神宮オウテ/ヒシヤ/カクミ
ソウイチロウ一派の子どもたち。ミヤコの話の時にも少し出てきた。
それぞれ、巨像/怪力/角の怪人となった。
ドクターパープルの怪人の球の改良版を飲み込み、人を維持しながら怪人化を果たした為、ある意味ではミヤコを超えた事になる。

爆撃の怪人
触れたモノの爆弾化が可能なやべぇやつ。

・・・

次回はようやくギンジ達の出番が戻ってまいります!物語の最終章はまだまだ先ですが、なんと次回から一周年記念特別編始まります!
一応予定としてはいつもの番外編ですが、物語とのつながりも持たせます!
頑張って書きますぞえ!

それではまた次回!感想、高評価、低評価、お待ちしております!
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