正義のヒーローヘヴンホワイティネス   作:アトラクション

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皆様こんにちは、アトラクションです

最近はまた新卒達を迎え入れる準備で忙しいですが、休日を今週はもらえたので、頑張って書きました。

物語は終盤に入っているのですが、まだまだ続きます。

それではどうぞ!今回の話しでは
ついに!主人公復活!


115・記憶をその心に

 クアッドタワーのエントランスで暴れ続けた応報か、全ての階層wp階段で登りだして、赤鬼とレンはそんな中でも会話を続ける。

 

 「レンの姉御、軽いな・・・」

 

 身長や筋肉量、ヘヴンスーツの恩恵を抜いても、レンの身体は軽い。

 

 階段を4段飛ばして登り、手すりは飛び越えてすぐに上の階へと姿を消す。

 

 「赤鬼、早く、来て」

 「へい!」

 

 何階上かは不明だが、登り階段の手すりからひょこっと顔を出したレンが、赤鬼に早く来る様に促す。

 

 すると赤鬼もいくら疲れていようと、姉御の言う事には従順に返事する。

 

 「そーれっ」

 

 オリハル金砕棒を自分の足元に振り下ろして、空気を打ち出すと、その勢いを持って赤鬼もレンの階層へと追いつく。

 

 こんな事を何度も繰り返している。

 

 「レンの姉御」

 

 赤鬼が力を緩める事無く、レンを呼んでみる。

 

 「なに?」

 

 スカイブルーのボブカットを揺らして、レンは返事を返した。

 

 「へい、カエデの姉御と、ギンジの兄貴ですが、ちゃんと助けたらどうしますか?」

 「・・・別に、何も。これまで通り、だよ」

 

 赤鬼としては聞きたい事の本質は実はこんな事じゃない。

 

 『ソウイチロウ』

 

 この名前と、神宮亭の執務室で出会ったあの老人、歩兵ミツナリの存在の事を話したいのだ。

 

 きっとカエデの父親でもあるソウジロウも、カエデに何かを隠しているのだが。

 

 今伝えるべきでは無いことも分かってはいるが・・・。

 

 「・・・ギンジの事、何か関係あるの?」

 「へ?ああ、いや・・・」

 「・・・助けたら、二人に聞けば良いよ」

 「あ、まぁ、確かにそうですね」

 「何か気になる事でも?赤鬼、カエデとギンジ、あとミヤコの事は邪魔したら駄目だよ」

 

 邪魔だなんてとんでもない。

 

 しかし、上手く伝える事は出来ず、赤鬼は悔しそうに息を飲んだ。

 

 「へい。あ、でも・・・戻ったら、伝えておきてぇ事があるんじゃ」

 「・・・ひょっとして」

 

 レンが眼を大きく見開いた。

 

 歩みを止めたレンが赤鬼に振り向いて見せた表情は、まさしく驚愕と言った姿。

 

 「へぇ、気づいていやしたか」

 

 流石ヘヴンホワイティネスの初期メンバーだと、赤鬼は感嘆の意を示した。

 

 「新しいパンケーキのお店でも見つけたの?」

 「・・・」

 

 やはり少し抜けているか。

 

 「・・・ヌハハハ、そうですな。この事件が終わったら、兄貴もつれて食べに行きやすか!」

 「うん、皆で、食べに行こう」

 

 異様な雰囲気を持つ赤鬼と、クールでも内に秘めたトラの様な獰猛さと、少しの毒吐きを持つレンは、必ずこの現状を解決しようと、二人で意思を強く持つようにした。

 

 会話を終えると、二人同時に階段を駆け上がり、上を目指す事にした。

 

・・・・・・・・・・・・・・

 

 クアッドタワーの高い階層では、阿鼻叫喚が響き渡り始めていた。

 

 スーツ姿の人間が多い中で、包帯を全身に巻いて、それらを羽衣の様に着こなす女が、急に現れた。

 

 それと同時に、光を反射する粒の様なモノで、次々と避難者を殺害し始めたのだ。

 

 飛び散る肉片と、吹き出す血液に、恐怖で包まれた絶叫。

 

 「なに・・・これ・・・」

 

 神宮楓の眼の前に現れたその女性は、何のためらいも無く、人を簡単に殺した。

 

 何が起こったのかさえ理解できないまま、楓の眼の前で人が一瞬で死に絶えて行く。

 

 「あら、どうしたの?もしかして、自分が守ろうとしている一般市民に手を出されて、怒りで声も出せないのかしら?」

 

 一体何を言っているのか。

 

 楓は自分の履いているヒールに流れて来る、黒い液体を踏んでしまい、カーペットが吸収しきれずに、ジットリと溢れて液体は、鏡の怪人が殺した人々による血液だ。

 

 「ヘヴンホワイティネス・・・あなた、ここが進化の怪人の心の中だってわからないの?」

 「・・・っ」

 

 鏡の怪人が腕から鏡の様に何かを映す丸い伸びた刃状のモノを取り出して、また一人真っ二つに斬り裂いた。

 

 「ほらほら、さっきまでの威勢を見せてご覧なさいな!」

 

 鏡の怪人は楽しそうに、本当に心の底から楽しそうに、周りの人間達を紙切れでも作るみたいに裂いて、裂いて、裂いて、裂いて、殺していく。

 

 「さぁ、今度は貴女の番よ。進化の怪人を助けるとかほざいて、今度は鏡の牢獄に侵入したみたいだけど、残念だったわね」

 

 鏡の怪人の背後では、ほとんどの人間が死に、文字通り真っ二つにされた人間達が、床に転がっている。

 

 にぢゃり、と肉片を踏み荒らして、鏡の怪人は楓に近寄る。

 

 先程とは全く違う、何かしおらしくなってしまった少女を見ても、鏡の怪人は何も感じない。

 

 ただ、自分を追い込んだこの女を、今度は逆に追い込んだら勝ち、と。

 

 そう確信してマウントを取りたいだけなのだ。

 

 「進化の怪人の記憶の格はここで壊して、全てを終わらせてあげるわ。ヘヴンホワイティネスはそこで終わりよ。未来から来たと言う少女も、あの少年も、公安警察の女も、裏切り者の赤鬼も、退魔警察も、魔法少女もムーン・パラディースも、レジスタンスも、神宮財閥も、この世界も、何もかもを終わりにしてやるわっっ!!」

 

 最後に叫んでより一層大きな鏡の刃を召喚して、その刃が天井を突き破る。

 

 「貴女達は最早、何も救えないわ!」

 

 この世界、この国、この命。

 

 全ては力のある者が生きられる世界。

 

 弱者や他者より生きる力が劣る者は皆、暴力によって支配される運命。

 

 従う事の無い者は全て洗脳して操り、惨めに生きていかせる。

 

 女ならば慰み者にされて、男ならば一方的な暴力で命も、その生き方でさえも支配されて、ボロ雑巾の様に搾取される様な世界。

 

 それを実現しようとしているのが、ヘルブラックロスだ。

 

 ヘルブラックロスに楯突いた愚か者の代表、ヘヴンホワイティネスは今日この瞬間を持って壊滅させる。

 

 「ほ、本気なの・・・」

 「ええ、本気よ。死ね」

 

 変な強がりを見せない事に、少し違和感を覚えたが、鏡の怪人は特に気にせずに、鏡の刃をおろした。

 

 楓めがけて、確実な死を届けようとした。

 

 「誰が誰の記憶を壊すって・・・」

 

 

 「誰が誰の世界を終わらせるって・・・」

 

 『言った!』

 

 鏡の怪人が刃を振り下ろすと同時に、突破られた天井を砕いて、新たな侵入者が現れた。

 

 「なっ・・・」

 

 天井を上から砕きぬいて姿を表したのは、金髪のオールバックに、ツーブロックの髪型をした青年。

 

 そして奇妙な赤い瞳に黒い眼球。

 

 この心の世界において、誰よりもその姿があることを誰も信じて居なかった男の姿。

 

 「そいつにも・・・」

 

 右手を固く握りしめて、落下の勢いを持たせて拳を振り下ろした。

 

 「ドクターにも!」

 

 身体の重さを利用した急降下の一撃が鏡の怪人の顔面に炸裂する。

 

 「なっ・・・佐久間君・・・じゃない?」

 

 鏡の怪人のぶん殴ったその男は、楓の知っているようで、よく似た他人であると理解する。

 

 見た目の厳つさ以上に、楓の知っている銀治と言う男は、女性に手を上げたりはしない。

 

 その誠実さが好きで彼を自分の直属の部下にしたぐらいだ。

 

 銀治の良さは楓がよく知っている。

 

 「貴様・・・進化の怪人・・・」

 「おう!よくもべらべらと余計な事喋ってんなコラ。こうして会うのは始めましてだがな。俺はお前が何度も呼んでいた・・・」

 

 黒い靴、黒いシャツ、黒いパンツ。

 

 全てが黒に統一された服装で、男は名乗りを上げた。

 

 「俺こそが進化の怪人だ!」

 

 ギンジの心に眠っていた、進化の怪人のあるべき姿。

 

 それが銀治と同じ顔でここに現れた。

 

 「何を言っている・・・お前は、既に進化の怪人だろうが」

 「いいか教えておいてやる!俺イコール佐久間ギンジ!佐久間ギンジイコール俺だ!」

 「つまり貴様も裏切り者か!」

 

 ギンジと進化の怪人の複雑な関係を知らない鏡の怪人が、鏡を召喚して進化の怪人に襲いかかるが、攻撃の間も一切無く、進化の怪人によって思い切り蹴り飛ばされた。

 

 「俺はドクターのお婿さんだ!!」

 「ぐっはぁあ!!?」

 

 首がイカれてしまいそうな蹴りの威力に、鏡の怪人は血と肉片を吸い込んだカーペットにその身体を転げさせていく。

 

 「いいかよく覚えとけよ!俺イコールドクターの婿!ドクターの婿イコール佐久間ギンジだ!」

 「つ、つまり貴様は・・・一体何者なんだ・・・」

 「ヘヴンホワイティネスに決まってんだろうがあああ!!」 

 「ぎゃあああ!!!」

 

 今度は炎の拳が打ち上げられて、火柱が生じた。

 

 その火柱に飲み込まれた鏡の怪人は、苦悶の悲鳴を上げざるを得なかった。

 

 「ほ、本当に、なんなんだ貴様は・・・」

 

 火柱から開放された鏡の怪人は、膝から崩れ落ち、まっ黒焦げに焼かれていた。

 

 (なんなのだ・・・あいつはどう見ても現実世界で動きを封じる事に成功した進化の怪人ではないか!どうして・・・あいつが意味のわからない事を言っているのだ!ドクターの婿?奴が佐久間ギンジ?)

 

 押し寄せる理解不能の連続に、鏡の怪人はどんどん困惑していく。

 

 同じ様に楓も困惑している。

 

 「だいたいお前勘違いしてるぜ・・・」

 

 進化の怪人の両足には紫電がまとわりつく。

 

 体内から放電される様な電撃を見た瞬間、鏡の怪人は次なる攻撃に備え始めた。

 

 「お前が思っている以上に・・・佐久間ギンジは【強い】ぜ」

 「・・・っ!?」

 

 次の瞬間、進化の怪人は両足に走る紫電を巻きつけた高速の蹴りを繰り出して、鏡の怪人の顔面から思い切り蹴り飛ばした。

 

 戦術も戦略も何も無い、ただの暴力。

 

 この一撃が決め手となって、鏡の怪人は壁を貫通しながらその勢いはとどまる事が無いまま、クアッドタワーの外へと飛ばされたのだ。

 

 「・・・ま、まだだ!!」

 

 落下しながらも、鏡の怪人は両腕を交差させて、鏡を召喚する。

 

 その鏡は自分の周囲ではなく、先程の血と死体が広がる広間にだ。

 

 「えっ・・・」

 

 鏡によるターゲットは進化の怪人ではなく、楓に向けられたモノだった。

 

 「あ、やべ」

 

 進化の怪人が少し抜けた表情で、楓の方に腕を伸ばしたが、鏡は楓を取り込んでその姿を消してしまった。

 

 「くそっ!やっちまった!」

 

 進化の怪人が悪態をつくが、起こってしまった事はもうしょうがない。

 

 おそらくまだあの鏡の怪人は倒せていない。

 

 「ったくしぶといな・・・」

 

 自分の蹴りで出来た大穴に向かって駆け出して、進化の怪人はコウモリの羽を出現させた。

 

 小さな屋内を滑空しながら突き進み、鏡の怪人を追いかける事にしたのだ。

 

 「アイツの心の中なんだ。守らせてもらうぜ。どんなヤツでもな」

 

 もう色々と死なせてしまった人々は多いが、それでも進化の怪人はギンジの心の中に眠る怪人の一人。

 

 なによりも持ち主が記憶を取り戻した時に、辛い思いにはさせたくない。

 

 持ち主が辛い思いをすると言う事は、進化の怪人が愛するドクターミヤコが悲しむということ。

 

 「ぜってぇ成功させるぜ!」

 

 進化の怪人はギンジとまったく同じ顔、まったく同じ声で屋内から、クアッドタワーの外周へと飛行機の如く飛び出した。

 

 惨劇の広がった屋内では、吹き抜けた穴が出来た事で風が舞い上がる。

 

 その血液の匂いが充満している屋内では、もう二人の人影が新たにあらわれていた。

 

 「アレは・・・ギンジ?」

 「兄貴にしては・・・荒々しさが足りてねぇな。ありゃ、兄貴に似てるが・・・なんとなーく違う様な」

 

 二人の人影はギンジの事を話しながら、ギンジに似ている者の正体を考える。

 

 「ま、鏡の奴をあんなにボコれるなら、味方って事で間違いは無いでしょうがな」

 「・・・カエデが居ない。鏡の怪人も気になるけど、どうする?」

 「勿論、追いかける!」

 「なら、同意。私達も、アレを追いかけよう」

 

 レンと赤鬼はカエデとギンジも探さないと行けないが、一先ずは手がかりとなるであろう、鏡の怪人とギンジによく似た存在の跡を追おうと、吹き抜けた穴に駆け出した。

 

 「でぇあああーーー!?外じゃねぇか!」

 「見たら分かる」

 「流石にこの高さはやべぇって!!」

 

 勢いが強すぎた結果、二人は穴から飛び出した。

 

 景色の綺麗な繁華街エリアの街並みを見下ろしながら、二人は豪速球よろしくの速度でクアッドタワーの下へと落ちていくのであった。

 

・・・・・・・・・・・・

 

 銀治をかつぎながらも、コンクリートに着地したカエデは、クアッドタワーを見上げた。

 

 銀治をおろしてあげると同時に、自分自信の成長した姿に追いかけられない事を安堵して、カエデは銀治に向き治る。

 

 「し、死ぬかと思った・・・」

 「何よ情けないわね」

 

 そうは言っても銀治はただの人間だ。

 

 高層ビルから落下するなんて経験は生きている一生の内で、もう今後一切ない事だろう。

 

 「あら、何か落としたわよ」

 

 銀治のスーツからなにかがポロッと落ちた事を見逃さなかったカエデは、それを拾ってあげる。

 

 「あ、それは・・・」

 

 銀治が取り返す事も出来ずに、カエデはその拾ってあげたモノを見て、眼を見開いた。

 

 それはスマートフォン。

 

 拾ったソレを見て、カエデは何か忘れている事を今この瞬間に、全てが繋がった気がした。

 

 それは、湾岸エリアの激戦を終えた時にギンジが言っていた、カエデ達の元々あった世界に転生していたお話。

 

 (あれ・・・)

 

 そこでギンジはいずれ機会が来れば、全部話すと言っていたのだが、そのチャンスは結局来ないまま、今この瞬間まで来てしまった。

 

 何か見落としている(・・・・・・・・・)モノの正体が、このスマートフォンにあると確信したカエデは、電源ボタンを入れる。

 

 「あ、駄目だって!点けるな」

 

 銀治が恥ずかしそうに、慌てながらカエデからスマホを取り返そうとするが、カエデが左腕で銀治の頭を抑えて、画面を起動する。

 

 『正義のヒーロー・ヘヴンホワイティネス!』

 

 するとスマホから流れて来た音声が、耳を疑う声だった。

 

 自分の声で極限まで媚びる様な猫なで声で、きゃぴきゃぴした様なわざとらしい喋り方をしたら出てくる様な声が、カエデの背筋をぞわぞわさせる。

 

 なんとなく自分の声にも似ている様な声が、カエデの恐怖心と、少しの好奇心でロードゲームと書かれたタッチパネルを触ってみる。

 

 初対面のコスプレ女に、自分が趣味でやっているゲームを・・・それもただのスマホゲームではなく、エロゲーを見られたとあっては、銀治も黙っていない。

 

 なんとかして取り返そうとするが、カエデの力は凄まじく、銀治を奥に転がしていく。

 

 軽く押した程度だが、銀治は大げさに転がっていく。

 

 『んおおっ♡そこらめぇ♡♡』

 「何よこれ・・・」

 

 一枚目の画像からいきなり怖気のする内容に、カエデは顔を青くさせる。

 

 その画像は見慣れた自分の顔がアニメ調に書き変わって、身体を触手に絡め取られている。

 

 スーツのいち部分、それも身体の局部に限って都合よくくり抜かれて、露わになった自分の身体が、戦闘員や触手の怪人によって、強姦まがいの壮絶な展開になっている。

 

 その画像、次の差分へとページをめくると、今度はスカイブルーの髪をした少女が・・・レンと思わしきアニメ調の少女が、スライムの怪人によってスーツを溶かされて、これまたひどい目に合わされている。

 

 「こ、これって・・・チン・・・」

 

 言葉にするのも憚れる。

 

 レンと思わしき少女は、身体と下はスライムの怪人によって揉まれ、舐められ、たまに締め付けられたり叩かれたりしている。

 

 むき出しになった顔には、戦闘員達がよってたかって、下卑た笑いを聞かせながら、腰を押し付けている。

 

 更に次のページへと進むと、今度はスーツ姿の女性。

 

 ふんわりと巻いたポニーテールと、むっちりした足には黒いストッキング。

 

 気高く強そうな女性であり、その手に持つのは二丁のハンドガン。

 

 間違いなくこのキャラクターはミドリコだろう。

 

 「・・・うっ」

 

 気持ち悪さが限界を超えて、カエデの胃が激しく動き出した。

 

 もうこれ以上見なくても良いだろう。

 

 「あ、あの・・・大丈夫、です、か・・・?」

 

 銀治は最早抵抗を諦めていたのか、横からカエデにすり寄る。

 

 (何よコレ・・・こんなのが男の人には人気なの!?キモイキモイキモイ!)

 

 ──キモいキモいキモいキモいキモいキモい!!!

 

 何度も心の中で唱えては、眼に焼き付いた映像を思い出す。

 

 もしかしてこんなゲームにあった姿が、ギンジの心の中に根強く残っているのだとしたら・・・。

 

 ギンジから聴いた物語の世界というのは・・・。

 

 「このゲームなのね・・・」

 

 苦しそうに、それでもカエデは体内からこみ上げて来るモノを、喉まで出かかったソレを飲下す。

 

 「ハァ・・・ねぇ、このゲームって最後にどうなるの?」

 「え・・・?」

 「ラストは、どうなるの!?」

 

 カエデはこのゲームに興味があって聴いているのでは断じて無い。

 

 ギンジが言っていたハッピーエンドと、このゲームが紐つけられるのであれば・・・いや、まだ信じたくない。

 

 「えーと・・・最後は、この金髪の女の子と、スカイブルーの女の子が、ヘルブラックロスに洗脳を施されてその・・・君みたいなかわいい女の子の他にも、色々あるんだけど、最終的には世界を暴力で手中におさめて、ヘルブラックロスっていう一大国家を創るんだよ・・・」

 「何よソレ・・・つまり、何?このキャラクター達は、皆バッドエンドになるって事?」

 

 それらしい言葉で並べて見た。

 

 「あ、ああそうだな。でもそれが、だいたいのエロゲーではセオリーと言うか・・・」

 「・・・ビンゴね・・・」

 

 もしこのゲーム通りの展開ならば、ギンジが加入してから6月まで色々と奇妙な事を言っていた事と、本当に辻褄が合う。

 

 【俺は未来人じゃないが、未来を知っている】

 

 その言葉を思い出して、カエデはスマホを銀治に手渡した。

 

 もしも・・・。

 

 もしも、ギンジと出会わなければ、今頃自分達はどうなっていたのか。

 

 最高潮に気持ち悪いモノを見せられたが、あのアニメ調の絵でもキモいのだ。

 

 リアルで見せられた事を考えると、頭がクラクラして来そうだった。

 

 カエデとてその辺の知識がないわけでもないし、興味だってある。

 

 願わくばギンジと・・・なんて考えながら眠りに付いた事だってある。

 

 だからこそ・・・ギンジが自分達を守り通して、今日まで身体が無事なのは、全部彼のおかげだ。

 

 だからこそ、ギンジをもっと好きになった。

 

 (いつか話してって言ったけど・・・これじゃあ話せないわね)

 

 内心苦笑しながらも、ギンジが見ていた世界に心からの憧れがあった事、ギンジが自分達をファンだと言って近づいた事も、カエデ達の事を知っていた事も・・・。

 

 あの自分だけが鮮明に映る暗闇の空間で、ギンジの精神が、カエデ達をずっと見ていたと言うのも全部納得した。

 

 ギンジがカエデ達の世界に来た事。

 

 ギンジがショッピングモール・アモーレで共闘を願い出た事。

 

 ギンジが6月に捕まった事によって、壊滅を免れた事も。

 

 全部、彼がこの世界に転生してこなければ、こうして強くなる事も、誰かを守る為に戦う事も出来なかったのだ。

 

 「ふふっ・・・ギンジ!」

 「え?あ、はいっ」

 「いい?あんたがこんなキモい事を趣味にしてるなんて知らなかったけど、それでも良いわよ。あんたはあんた、どんな人でも、どんな怪人でも、佐久間ギンジはずっと・・・」

 

 カエデは満面の笑みで、自分の愛する怪人人間をまっすぐ見つめた。

 

 「あたしの下僕よ!」 

 「下僕ってなんだよ!せめて秘書ぐらいに・・・あれ?」

 

 なんだか勢いで返してしまったのだが、銀治は何故自分でこんな事を口走ったのかは分からないと言った表情をしている。

 

 「今一瞬、なんか俺じゃない何かが・・・!」

 「早く思い出しなさいよ!」

 

 今度は理不尽に殴ってみる。

 

 「痛い!なんで殴るんだお前・・・は・・・」

 

 もう一回ギンジみたいな顔と口調になったのだが、またもや銀治の口調に戻ってしまった。

 

 「もう一回!」

 

 ガントレットで拳を作りながら、カエデはなんだか楽しそうに銀治を殴ろうとする。

 

 しかし・・・ちょっと和める様なその雰囲気から一変、急に空気が張り詰めた事に気づいたカエデは、すぐに後ろを振り向いた。

 

 「なんだ?どうしたんだ?」

 

 二人が向いた先には、先程カエデが完璧に叩き潰した筈の、鏡の怪人が、ある一人の女性の首を掴んでカエデと銀治の前に現れたのだ。

 

 「っ!神宮さん!」

 

 鏡の怪人がどうしてまたここに居るのかはカエデには分からないが、今この状況で一番問題視出来るのは、楓を連れている事だ。

 

 「探したわよ・・・ヘヴンホワイティネス・・・」

 「随分と苦しそうね。性懲りもなくまた現れて、何のつもりかしら」

 

 ヘルブラックロスが何をしようとしていたのか。

 

 ソレをゲーム内で見たカエデは心底ゴミを見る様な目つきで、鏡の怪人に声をかけた。

 

 「・・・お前は用済みだ・・・死ね」

 「えっ!?」

 

 首を掴まれた楓は、鏡の怪人の手によって、背中から鏡の刃が貫通していた。

 

 本物のヘヴンホワイティネスを発見した事で、鏡の怪人は楓に興味を無くして、しかも自分が偽物を見つけていた事に落胆したから、軽い気持ちで、深々と重く突き刺した。

 

 あまりにも素早い一瞬の出来事で、銀治はショックを受けた表情にみるみる変わっていく。

 

 人が殺される瞬間・・・子供の時から漫画やアニメでしか見たことのなかったその瞬間を初めて見て、銀治は身体が一気に震えて、しかし怒りがこみ上げて来て、鏡の怪人に向かって走り出した。

 

 なんでそうしたのかは分からない。

 

 分からないけど、そうしろって・・・誰かに言われた気がしたから。

 

 「進化の怪人・・・そっちから来るなんて嬉しいわ!殺してやる!」

 「うああああ!!」

 

 銀治の絶叫しながらのダッシュで、カエデも同時に駆け出した。

 

 このまま銀治が死んでしまったら、ここまでの労力が全部無くなってしまう。

 

 「ギンジ!あんたは、あの人の側に居なさい!コイツは、あたしが・・・倒す!」

 

 鏡の怪人も相当疲弊しているのか、カエデには反応出来ず、横から衝撃で吹き飛ばされる。

 

 「例え驚異に思われてても、自分があんな風に扱われるなんて気分が悪いわ」

 「ぐっ・・・ぬぅぅぅ!!」

 

 白昼の未鏡市の最後の戦いが始まった・・・。

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

 「神宮さん!神宮さん!」

 

 銀治は車道の真ん中で激戦が繰り広げられる中、楓の身体を抱き寄せた。

 

 止まる事なくどろどろと流れる血液が腕を滑らせるが、そんな事気にせずに思い切り自分の胸に抱き寄せる。

 

 肌は体温を無くして冷たくなっていくのに、溢れてくる血液は熱がこもって温かい。

 

 銀治にはこの感触が初めてなのに、この気持ちが初めてじゃない何かを感じていた。

 

 「あ・・・さ、くま・・・君・・・」

 

 瞳にその光が失われる一方で、楓は自分の大好きな人が最期の瞬間に自分を抱きしめてくれている事を、嬉しく思っていた。

 

 でも、上手く言葉が出せない。

 

 喉にも血液が流れているからだ。

 

 吐き出す様に血液が口から溢れて、呼吸もできなくなっていく。

 

 上手く呼吸が出来ない。

 

 喋れない。

 

 辛い。

 

 痛い。

 

 苦しい。

 

 自分が死ぬと分かっているこの瞬間が、とてつもなく悲しい。

 

 「なんで・・・どうしてなんだ!」

 

 いつも通りの日常で、いつもどおりの仕事をして、いつもどおり布団にくるまってエロゲーをする。

 

 そんな生活をあと五年ほど続けていれば、いつかは誰かと結婚出来ると思っていたのに。

 

 今はこの人を・・・神宮楓を守れなかった事が、なによりも悔しくなっていた。

 

 良い大人がだらしないほどに涙を流して、銀治はあっけなく散りそうな命を必死に抱き寄せる。

 

 「・・・あん、たが──守って・・・あげ─て」

 

 最期を理解したからこそ、楓もこの世界において全てを知った。

 

 消えゆく心の世界では、最早街の住人なんて消え失せている。

 

 まだかろうじて残っているのかもしれないが、それらは全部顔に黒いモヤがかかっていた。

 

 そして消えて行くと言う事は・・・。

 

 「ひと─の───心だけ、じゃな─くて──じ、じぶんの・・・」

 

 心も。

 

 「だ・・・い・・・す──」

 

 ほとんど声も聞こえない、喉は潤っていても、最早かすれて声が出ない。

 

 だけどその言葉はちゃんと聞こえた。

 

 銀治の心に・・・ちゃんと聞こえた。

 

 「うわああああっ!!」

 

 ここまで来て、ようやく銀治は(カエデ)と言う人物に、守れなかった申し訳なさをかぶせた。

 

 かぶせた結果が、血の滲んだ顔で泣き叫ぶ男の顔。

 

 「・・・っ─っ」

 

 最後の最期で、何を伝えたのか。

 

 それはきっと楓にしか分からない。

 

 だけど、これで銀治は・・・。

 

 「っ・・・ぐああああああ!!!」

 

 空を揺るがすほどの咆哮が、未鏡市に解き放たれた。

 

 人の心を踏みにじる悪の存在を思い出した。

 

 自分が何をする為にここに居るのか。

 

 そして自分がここではなく、本当の居場所を思い出した。

 

 生きた屍だった男は、今この時を持って全てを取り戻した。

 

 滅ぼさないと行けないのは、強大な悪。

 

 壁のようにも思える超巨大な悪の組織。

 

 自分は持っていた。

 

 自分だけが転生出来た全ての世界で、銀治(ギンジ)は、今何をしないと行けないのかを思い出した。

 

 楓と言う守らないと行けない〈大好きな人達〉を失った事で・・・。

 

 この世界にたった一人の男は、正義をその手に、記憶をその心に戻して、黒いモヤとなって消えゆく楓を最期まで大事に手に抱きしめた。

 

 その黒いモヤだけになってしまった死体は、銀治の身体にまとわりついて行く。

 

 『今度は・・・あんたの番よ。さぁ』

 「ああ・・・必ず・・・必ずやり遂げるから・・・だから、ゆっくり休んでくれ・・・」

 

 黒いモヤは銀治から血液を取り除き、血の匂いも無くしていく。

 

 モヤが晴れる瞬間、銀治のスマホが光出して、一枚の画面が銀治の顔の眼の前に浮かび始めたのだ。

 

 『正義のヒーロー・ヘヴンホワイティネス!』

 

 可愛らしい音声が聞こえてきた。

 

 こんな状況でエロゲーをする訳ではなない。

 

 この記憶に眠る、この心に眠る、佐久間ギンジの力が・・・。

 

 生きた屍の大いなる原動力が、今この身体に入り込む。

 

 『あたし達の未来を・・・守ってね、ギンジ』

 

 スマホは黒いモヤとなって、一枚の画像からリングが解き放たれる。

 

 消える瞬間までギンジを大事に思った、ゲームの中のカエデとこの記憶に眠る楓が二人して紡いだ命の結晶が、真っ黒に輝くリングとなってギンジの心の中に根を張った。

 

 「もう・・・迷わねぇから・・・もう、二度と失ってたまるか!!」

 

 悲しみと絶望を乗り越えた男は、今度こそ正義の志そのモノを手にした。

 

 「変・身!」

 

 黒いリングの力を解き放ち、佐久間ギンジは復活の産声を上げた。

 

・・・・・・・・・・・・・・ 

  

 黒いモヤが一斉に切払われて、変わりに中からは黒を基調としたボディスーツに、赤いガントレット、青白く光り輝くビームのブーツ、マントは実体を持たない2丁拳銃を封じ込めた、ギンジ専用のバトルスーツに身を包んでいた。

 

 禍々しい紫色のヘルメットの奥では、人間の瞳から、不気味だが何よりも見慣れた怪人の瞳が紅い眼光を輝かせていた。

 

 ゲームの未来はもう関係無い。

 

 ここから先の未来こそが、ギンジの守りたい未来なのだから。

 

 「なんだ・・・その姿は・・・」

 

 鏡の怪人が荒い呼吸のまま、カエデとの鍔迫り合いに距離を置く。

 

 カエデも飛びながらギンジの下へと下がり、その姿に驚いている。

 

 「ようやく戻ったかい」

 

 さらにその上空ではギンジの顔した、あの怪人も現れた。

 

 「やはり、戻ってきたのだな、ギンジ」

 「キキキ、そうじゃなくちゃ面白くないさ」

 

 鏡の怪人の背後からは、バーナーの怪人とコウモリの怪人が現れて、しかも鏡の怪人とカエデにはまるで興味そ示していない。

 

 「ああ、ほら、忘れモンだぜ」

 

 進化の怪人が右手にムーン・フォース改を、左手に王騎士の黒い細胞。

 

 そして口からヌルリと、魔法の霊石を出しては飲み込む。

 

 「もう・・・忘れてくれるなよ」

 「キキキ、信じてるよ、ギンジ」

 「悔しいが、お前が死んじまったら、もう俺たちは生きていけないからなぁ・・・」

 

 皆思い思いにギンジに言葉を投げては、光となってギンジに飲み込まれていく。

 

 光の粒の一つまで残さず、ギンジの身体に吸収された事で、ギンジは怪人としての全てを取り戻したのだ。

 

 「ギンジ・・・」

 「悪かったな・・・もう、全部元通りだからさ。ここからは俺がやる」

 「でも、相手は女の怪人よ・・・?」

 

 心配そうにカエデがギンジの新たな姿に興味を持ちながらも、ギンジからは信じられないような言葉が帰ってきた。

 

 「あいつは・・・リコニス以上に、ムカつく奴だからよ。人の命を平気で奪って、それでへらへら笑って、人の心を踏みにじる奴は俺が許さねぇ」

 

 人の心と言うのは、自分の心の中の事じゃない。

 

 「カエデ、お前の心をあいつは踏みにじったんだ。俺があいつをぶっ飛ばして来るからさ、信じて待っててくれよ」

 「・・・っ」

 

 いつもの優しいギンジだ。

 

 その言葉使いに、カエデはついに自分の知るギンジを取り戻したと同時に、肩を震わせて涙を流す。

 

 「ケイタとかぶっちまうけどよ、お前の心を、俺にも守らせてくれないか?」

 「ばか・・・」

 

 いつものカエデの言葉なのだが、泣いている所を見ると相当追い詰められていたに違いない。

 

 「鏡の怪人・・・お前よくもやってくれたな・・・」

 

 もうギンジは鏡の怪人をリコニス以上の危険度として見始めている。

 

 いくら手負いだからと言っても、容赦はしないだろう。

 

 「進化の怪人・・・っ」

 「悪いな、俺、そんな名前じゃないんだわ・・・」

 

 鏡の怪人の顔が青ざめる中でも、ギンジは止まらない。

 

 カエデの肩を軽く叩いて、ギンジは強い一歩を踏み出した。

 

 

 「俺は!」

 

 「ヘヴンホワイティネスの!」

 

 「佐久間ギンジだ!」

 

 「よーく覚えとけ!」

 

 「一撃必殺!!!」

 

 赤いガントレットには衝撃。

 

 青いブーツにはビーム。

 

 右腕には炎。

 

 左腕には電撃。

 

 マントは銃に変わった。

 

 重力を肩に乗せて。

 

 月の光が全身から輝いて。

 

 更に後方に伸ばした腕からは、空気がギンジに向かって操られる様に吸い込まれて。

 

 赤いガントレットの形状も、手のひらに金棒の棘が突き出た形状に変わる。

 

 「ヘル・インパクト!!」

 

 フェーズ4完全形態。

 

 ヘヴンホワイティネスの力の粋を全部詰め込んで、進化の怪人としての能力の限界値。

 

 それがこの姿。

 

 漆黒のヒーロー。

 

 「吹き飛べ、クソ怪人!!!!」

 「ぐっ・・・ぬああああ!!!?」

 

 両腕を前方に突き出してから叩き出された、様々な能力の混ざり合って調和する最大の衝撃は、攻撃なんて生易しいモノでは断じて無い。

 

 悪を根絶やしにしかねない、強力な破壊の一撃。

 

 「俺の記憶から・・・俺の世界から・・・カエデの心から!」

 

 ギンジは自分の身体にも走りだす衝撃に耐えながら、思い切り叫んだ。

 

 この怪人だけは何があっても許さない。

 

 「出ていけェェェぇぇぇーーーっ!!!!」

 (総統・・・申し訳、ありま、せん・・・)

 

 身体中の骨が今度こそ砕けて、全身に力が入らなくなった鏡の怪人はこの記憶の街・未鏡市の遥か空の彼方まで、文字通り吹き飛ばされた。

 

 佐久間ギンジ・・・完全復活!!

 

 

続く

 




お疲れ様です

佐久間ギンジ・・・完全復活!

急ピッチで書いてたりしている時と、そうでない時があるので物語の緩急が少しおかしい所もあるかもしれません(だいたいいつもそんな感じ)

キャラネタ書きます

佐久間ギンジ
この心の世界で手にした力は、転生前にスマホに入れていたゲーム・ヘヴンホワイティネスの中から、専用のバトルスーツ。
カエデの衝撃、レンのビーム、ミドリコの銃(2丁拳銃とランチャーのみ)を受け継いだ、彼専用のスーツ。
他の全ての能力と合わせて使用可能で、この鏡の牢獄の中においてはデメリット無しで使用可能。

神宮楓
銀治がギンジとしても守ろうとしていた大切な人。
それが鏡の怪人によって殺された為に、感情のリミッターが外れて銀治をギンジに戻させた。ギンジの心の中だからか、本来のゲーム世界のカエデとも、この世界におけるカエデとも意識を共有されたコピー体であり、最期の瞬間は一人のカエデとして元の世界に帰ろうとするギンジに全てを託した。
その結果がギンジに最後の力を託す事となる。
これは本来のギンジが記憶の中に宿していた、神宮カエデとしての人間と、ゲームの中でのカエデが合わさった結果、驚異の人物として読み込まれた存在。
都子、莉子も同様。

神宮カエデ
本来の世界の住人。

ギンジを連れて帰る事が出来なかったらどうしようかと、内心本気で焦っていた。
神宮亭の襲撃、父親の負傷、ギンジの心配と、かなり精神面で追い詰められていたからか、ギンジが戻ってきた事でないちゃった。
なお、ゲームのヘヴンホワイティネスには普通に嫌悪感を露わにした。

鏡の怪人
まだ死んでいない。しぶとさはヘルブラックロスの中でも一番かも。
神宮カエデが最後に戦う敵(大事な事なので2度お伝えしてます)

・・・

次回は鏡の怪人編最終回。
そしてその次は新章スタート!

あと主要な章は書き直しやプロット編成、思いつきで入れ込んだりしなければ、3つ!

そしてその3つの章を終えると・・・最終章!

先はまだまだ長いですが、どうか最後までお付き合いいただければと思います。

それではまた次回!
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